近況

というわけで、(前回もちょろっと書きましたが)最近の何某とか。
昨日は猛烈な倦怠感で会社を休み、暫くすると猛烈な腹痛が! そのまま暫く便所に篭る羽目に。 ダルい原因はコレだったのね…(T_T) というわけで、大絶賛ゲッソリ中の今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。(挨拶) あと、喉が痛い件ですが、こちらは痛みがひいて治った?んですけど…からんだ痰を出した時に血が混ざってて一瞬血の気がひいたよ…結局、それ以降はなんともないので、勢いよく咳をした時にどこか切れてしまっただけ…だと思いたい。(^^;)

で、M3が終わってやっと暇…かと思えばそうではなく、暫くは色々なイベントがめじろおしな感じで。 まず、今度の日曜は情報処理技術者試験っす。 前回やっとエンベデッドシステムスペシャリストが取れたんですが、一旦午前Iをパスすると暫くは午前I免除なので、受けないのは勿体無い!と思い、久々に秋の試験を受けてみることにしました。 …っても、専門はエンベデッドなので、他の試験はさっぱりワカランのです。(T_T) 申込締切日にざっと過去問を眺めた結果、消去法で「コレだったらもしかしたら…」という直感でピンと来た「情報セキュリティスペシャリスト」を受けてみることに。 本当は会社からは「ネットワークスペシャリスト」を推奨されてるんですが、問題を見た瞬間「むり無理ムリ!!」って感じだったので今回はパス。(^^;) 一応、以前の仕事でネットワーク関連機器を作ってはいたんですが、組み込みベッタリの開発だったので、ネットワークプロトコルには疎いんですよ…(T_T) っても、情セキュだって一発で受かるなんて思っちゃぁいませんが、万が一ってこともあるので、土曜日は家に篭って過去問とニラメッコしてみようかな…と。
ちなみに、資格資格と書くと、よく社内に数人はいる資格マニアみたいに思われるかもしれませんが、決してそうじゃありません。 むしろ、本当は受けるのメンドクサイので嫌なんですよ。(^^;) 中には本当にオールマイティで仕事が出来て資格もバンバン取っている人ってのもいるんです。 …が、一夜漬けで試験受けて資格取りまくってるのに、実務では意外とダメな人ってのも結構いるんですよ。 そんなのと一緒にされるのはヤなので、今まで積極的に資格試験を受けるようなことはしてなかったんですけど…結局、自分の能力を客観的に証明出来るのも資格でしか無いということに今更気づきまして。
以前部下だった人(私より10歳年上)がまさにそうで、破綻した主張をして仕事が出来ないのを正当化しようとするちょっと問題のある人でした。 ある時、過剰な自己評価と現実とのギャップに気づかせようと、いくつか資格試験を受けさせてみました。 当然、受けた試験はどれも惨敗。 その上で、「自分のスキルはどの程度か具体的に述べよ」というお題を出したところ、落ちたはずの資格試験について「最低限のスキルはあります」と。 「スキルはあるって…試験落ちてんじゃん??」とツッコミを入れると、驚くべき回答が! 「試験には落ちましたが、本当はスキルがあるんです」と。 聴いた瞬間、ゲンナリして腰から崩れ落ちそうになりましたよ… 逆に、コレを聞いて「試験に落ちた状態で何を云っても説得力が無いな」と。 そんなわけで、暫くは情報処理試験系で色々受けてみたいと思います。

あと、音楽系ですが、直近は11/1(日)開催のゲームレジェンドです。 少なくとも、PulseTherapy名義のアルバムに1曲は出したいな、と。 今回のお題はスクウェア縛り」(※スクエニじゃないので「エニ」は不可)ということで、FFの曲は大好き…だけど、多分誰か(というかshun._せんせ)がやるだろう、と。 逆に、すんげー昔のアルファとかどうだろう?と思ったものの、パルセラならコレも多分誰かやるだろう、と。 じゃぁ何にしよう…と考えて、名曲だけど微妙にマイナーなところでとりあえず「聖剣2」を作ることに。 実はゲーム自体は未プレイなんですが、以前たまたま聴いたFMPでどなたかが打ち込んだバージョンに心を奪われまして、サントラを買ってよく聴いてました。 んで、アレンジ(remix)の方向性をどうしよう?と。 しかし、原曲がかなり個性的かつ洗練されているので、普通に作るとどうやっても原曲を超える自信が無い…(T_T) じゃぁ、賛否両論覚悟でブッ壊しに行きますか?? という感じで、あんまり考えずにダラダラと作ってみることに。 最初はベアナックルIII並みにブッ壊れたのをやろうと思ったものの、ミドルテンポな原曲の心地よさに気づいてこの線はとりあえず保留。 次に、原曲を壊しつつもソレっぽさを認識させ、かつゆる〜い心地よさを出すにはどうすれば??という感じで考えてみて、おぼろげにエレクトロニカとミニマルの中間くらい」というイメージを漠然と抱きつつ、試しに試行錯誤している最中です。(とりあえずこんな感じ) もしかしたら、今まで作ったremixの中で(良くも悪くも)一番「remix」してる曲になる…かも? いつもは脳内イメージをある程度確定させてから作り始めるんですが、今回はほぼノープランで作ってます。 なので、もしかしたら現状とは全く違ったアレンジで収録されるかも…(何

んで、ゲームレジェンドの楽曲を出したら、今度は「FMP Music Disk Vol.9」の曲ですかね。 とりあえず、10末に某な曲の締め切りがあるので、これまでに某管理曲のデータコンバート(V9用PVIへの対応)をやって投稿、その後は最終締め切り(11末)までに残りの曲+新曲が出せればイイな、という感じで。 あと、(現時点では開催日未定ですが)その次はFamicompo miniの楽曲作成になるのかなぁ… ただ、その前に「ふぁミク」のバージョンアップをしないとなぁ。 実は、作る曲も既に決めてるんですが、ソレを実現するにはバージョンアップ必須な感じなので…今よりももう少し微妙な発音ができるよう、ちょっとした仕掛けを入れる予定ですので、しばしお待ち戴ければと。

そんな感じで、色々やっていく予定ですのでよろしくお願い致します。m(_ _)m

俺とChiptuneに関する考察的駄文

というわけで、ここからが本日のテーマ。 前回のPC-Engineのくだりで「書きたかった」と記したことを少し?だけ。
いきなりですが、Chiptuneという言葉に未だに違和感を覚える拙者です。 それは何故か? Chiptuneというのは(私の知る限り)元々は海外のクラブシーンとかで出てきたものだと思ってます。 ゲームボーイとかAMIGAとかそのへんを超絶に使いこなし、SE的に作りこまれた音を4つ打ちのミニマルミュージック的に仕上げて爆音で鳴らす…そんな感じ。(思いっきり勘違いだったらゴメンナサイ) なので、私がやっているのとは出発点が全く違う気がするんですよ。
私は気づけばもう20年以上も趣味でChiptune(と今は呼ばれるもの)をやってますが、そのルーツは間違いなくゲームミュージック」と「ベーマガ。 この2つだと思ってます。 まず前者ですが…当時のゲームミュージックはキャッチーなメロディが曲を引っ張っていくタイプの曲が多く、この時点で海外で生まれた「Chiptune」とは全く別物だと思うのです。 そして「ベーマガ」(マイコンBASICマガジン)。 当時のベーマガには「VGMプログラムコーナー」というのがあり、雑誌掲載のプログラムリストを打ち込むと自分のパソコンでゲームミュージックなどを聴くことができました。 既にこの頃からゲームミュージックのアルバムはいくつか出ていたものの、当時の少ない小遣いではなかなかアルバムが買えません。 そんな中、VGMプログラムは神のような存在でした。 なんせ、雑誌代と打ち込む手間さえかければ、自分のパソコンでゲームミュージックが聴けるわけですから! しかし、いくつか打ち込んでいくうちに作品のデキに不満を感じることも多くなり、自分でいじってみたくなりました。 最初は採譜違いをちょっと直したり、ディレイパートを加えたりといった感じでしたが、そのうち自分で色々と作ってみたくなり、ベーマガやサントラCDの付録についてた楽譜を見て打ち込んだのが最初だったと思います。 その時使っていたのは初代MSXだったので、矩形波3音しか載っていません。 しかし、その制約を打破すべく、マシン語を使ってPSGに変調をかけるルーチンがついたVGMプログラムがいくつかありました。 そのやり方に興味を持った私は、友人にZ80アセンブラの見方を習い、ハンドアセンブルでプログラムを書いて、PSGを色々といじってました。(この頃の知識が思いっきり今の本職とか趣味のアレに役立ってたりするので、一見無駄に見えても何が役立つかわかりませんな)
…ちょっと話が逸れましたが、ここまで書いた時点で既に全く別物ですよね。 あれから20年以上経ちますが、基本的にやってる事は当時とほとんど変わりません。 なのに、気づけば舶来の「Chiptune」がやってきて、その流行に呑みこまれ、気づけば今やってる音楽も「Chiptune」という名前になっていた、と。 以前どこかで書いた気がしますが、時代遅れの先頭を走ってたら、何時の間にか流行の最前線の最後尾に呑みこまれてたって感じ。 自分の中の絶対位置はほとんど変わってないはずなのに…不思議なもんです。(^^;) もちろん、海外の方の超絶テクニックを参考にしたり、チップの限界を超えることも主眼の1つとして最近は作っているので、そういう意味では確かにChiptuneなのかなぁ…?? そんな感じで、個人的にはChiptuneという言葉にちょっと違和感を覚えてたりもしますが、今となってはめんどくさいのでChiptuneやってます」と対外的には云うようにしてます。(^^;)
あと、最近はChiptuneという言葉のほうが浸透しつつありますが、それ以外に「8ビットミュージック」という言い方もあるようです。 この言葉はChiptuneと違い、よりライトな層に向けた言葉という印象があり、昔のゲームミュージック的ニュアンスも含んでいるので、こちらのほうがより私のやっていることに近いのかなぁ…?と思ったり思わなかったり。 ただ、(これも最近知ったんですが)正式名称は「エイトビットミュージック」…なんですか?? えー、「はちビット」じゃダメなの? 変にカッコつけなくていーじゃん! だって、初代メガドライブに燦然と輝いてたアレだって「シックスティーンビット」なんて誰も云わないじゃん。 アレはやっぱり「じゅうろくビット」だよね? それを考えると、「はちビット」のほうが普通なんじゃないの…?と首を傾げたくなる今日この頃です。
ちょっと話が逸れますが、日本語圏の人って横文字っぽい表現に憧れる反面、めんどくさい言い回しになると避けたがる気がします。 例えば、ゴルフの中継。 私自身は興味無いんですが、実家にいた頃は休日に親父がよく見てたので、なんとなく見ていたのですが…解説者がスコアを表現するとき、途中までは英語なんですよ。 「セブンアンダー」「テンアンダー」「トゥエルブアンダー」…で、その後は急にじゅうさんアンダー」とか。 このギャップが可笑しくて未だに印象に残ってます。 しかも、最近では10を超えると日本語になるらしく、「テンアンダー」の次が急に「じゅういちアンダー」になったり。 変なの。 数字表記の件でもう1つ印象に残ってるのが、Nintendo64が出たばかりの頃のCM。 コントローラの真ん中についているアナログ?スティックの事を「3Dスティック」というらしいのですが、当時のCMではその事を「さんでぃースティック」と表現してたんですねー。 これは聞いた瞬間「画期的だ!」と思ったのを覚えてます。 ついでに、その事をネタにして、今や無きベーマガの「読者の闘技場」(雑誌によくある読者の葉書ねたコーナー)に「『さんでぃースティックをグリグリ』と句読点をつけるとエロい。というのを投稿したらウッカリ掲載されてしまった拙者ですw 実は、読者の闘技場に投稿したのはコレ1回きりなので、掲載率100%!とか書くとなんか凄いですが大したことありませんw …更に脱線しますが、昔、秋葉原のとあるお店でご飯を食べた時、そこの大将の注文の数え方が面白かった。 1個頼むと「定食ワンダー!」、2個頼むと「定食ツーダー!」となり、それが3つになると今度は「定食サンダー!!」となったところで豪快に噴いたwww その店自体はまだあるんですが、あの大将はまだいるのかな…??

…脱線し過ぎて大変なことになってきたのでそろそろ話を戻します。 もう1つ書きたいのが、Chiptuneとコダワリについて。 恐らくはファミコン20周年のあたりからファミコン時代のサントラが色々と出た関係で、徐々にChiptune的音楽が一般層にも認知されはじめたのですが、それに伴って同人や一般流通のCDでもその手のアレンジを施したアルバムを見かけるようになりました。 それはそれで良いのですが、問題はそのクオリティ。 中にはMIDIモジュール(SC-88とか)のプリセットの矩形波でメロとベースとバッキングをベタ打ちして「ファミコン風」と謳っているものもあったりします。(今でもタマにある) こういう妥協の産物的なのを聴いてると、なんか悲しくなっちゃうんですよ…(T_T) 別に「全く手を抜くな」と云いたいわけじゃありません。 Chiptuneは制限音楽ですので、思い切ってそぎ落とす必要もあるでしょうし、市販のアルバムなんかだと製作期間の問題もあるので、何かを妥協せざるを得ない場合があるのも事実でしょう。 でも、魂の入ってないChiptune(とも呼べない代物)ってのは手抜きをすることが前提として作られている気がするんですよ。 恐らく、製作サイドが「今流行ってるし、普通の音楽よりも簡単に作れるから」という理由で作ってるんじゃないか、というのが悲しいほど透けて見えてしまう作品があるんだよなぁ… しかし、それは全くお門違い。 音数も音色も少ないからこそ、より良く聴かせる為にはセンスやテクニックを総動員しないとイイ物は作れないんですよ! この時代のゲームミュージックコンポーザの方々は、ゲームミュージックをより良く聴かせる為に試行錯誤を繰り返していました。 根本的なアレンジ(パート割)もそうですし、少しでも休符があろうものならそこに音を詰め込むある種パズル的な組み立て方や、ノリを出す為の細かい発音時間の調整もしかり、更には細かい音階切り替え(通称「高速アルペジオ」)を駆使したりなど、とにかく色々なアイデアを惜しみなく詰め込んでいるからこそ、あれだけの制限の中でも素晴らしい音楽が生まれたんです。 それを、音色と発音数も減らした上に、情熱までそぎ落としてしまっては、最後に残るのは魂を抜かれた抜け殻でしかありません。 Chiptuneを手抜き前提で作ってしまう人っていうのは、制限音楽に対する諦めから入っているような気がします。 まずそこが根本的に間違ってる。 単なるノスタルジーと妥協の産物に未来なんてありません。 それに対して、製作者の情熱を詰め込んで限界を超えるべく果敢に挑戦するChiptune…どちらが良いと思いますか? 私は迷わず後者を選びます。 様々なテクニックとセンスを総動員して楽曲を作り、そこで新たな世界が見えてくる…楽しいですよぉ。 そこにはちゃんと未来がある。 まさに男のロマン!!って感じ。(そういえば、Chiptuneやってる女性ってほとんど見かけないんですが…本当は細かい部分に目が行く女性のほうが向いてる気がするのは拙者だけですか?^^;) 私がFMPSGを立ち上げた動機の1つがまさにコレなんです。 私なんかはまだまだ発展途上だと思ってますが、こういうのを示していかないと、Chiptuneとして最後に残るのがスカスカの骸だけになってしまっては悲しいですから… そんなわけで、制限を越える為の手法は未だに研究中です。 最近、FMPSG等で発表する作品は、ほとんどの作品で最低1つは新しいことを試すようにしています。 もちろん、全てがうまくいくことは無く、その手法を使うことで完成度が落ちてしまうこともあるのですが、そこで試したことはいずれ何らかの形で役立つとは思っています。(おかげで最近は徐々に打率が上がって来た気がする)
Chiptuneはまだまだ進化できる! そう信じつつ、曲を打ち込む今日この頃です。

…なんか、思うがままにとっちらかったまま書きなぐってしまいましたが、最近考えていたことは概ねこんな感じということでひとつ。 最後まで駄文につきあってくださった方に感謝します。m(_ _)m