1つずれる

本日、大人気ドラマだった「あまちゃん」の総集編がありました。

その中からちょっと疑問点を。
同じことを考えている人がいないかネットで確認したところ、
「感動した」という人が多く、
「感動したんだからそんなことはどうでもいいじゃないか」
という人もいたので、以下のことは
揚げ足取りの言いがかり
と感じる人もいるでしょうがご容赦を。
あと、見ていなかった人も意味がわからないでしょうがご容赦を。

あまちゃんには「潮騒のメモリー」という歌が出てきます。この歌は大女優・鈴鹿ひろ美と
主人公の母・春子の因縁の曲なのですが、それは置いておくとして、
この曲は鈴鹿ひろ美にとって、いや、番組にとって重要な曲です。
ですから鈴鹿ひろ美がライブをやることになったときにはこの曲は、はずせない。

しかし「寄せては返す波のように」「三途の川のマーメイド」という歌詞があり、
東日本大震災の後の復興ライブだったので、「津波を思い出すんじゃないか」と
歌詞を変えようとします。
「波」のほうはどう変わったのかわかりません(録画していればわかったのでしょうが)が、
三途の川のマーメイド」は「三枝の爆笑クリニック」と変えて、いや、その案も
水口さんからあったのですが、鈴鹿ひろ美は「三代前からマーメイド(海女)」と歌いました。
これは主人公のアキ、その母・春子、その母、つまり主人公の祖母の夏ばっぱの
3代のことでしょう(作中では「夏ばっぱのことだ」となっていましたが)。

でもアキの1代前(先代)は春子、2代前は夏ばっぱ。3代前といえばその母の
ふゆ(仮名)さんのことになってしまいます。
だから正しくは「二代前からマーメイド」です。三途の川の言い替えで3にこだわるなら
「三代続いたマーメイド」です。
アキと夏ばっぱは確実に海女ですが、春子は「(アイドルになりたくて)海女が嫌で家出した」と
いうだけで海女をしていたかどうかはっきりしませんが、「三代前からマーメイド」とは
普通に考えれば「三代前からずっとマーメイド」ですから、「三代続いたマーメイド」はたぶん正しいです。

ついでに似たような問題を2問。
(1)あるマラソン大会で6位だった選手がラストスパートをかけ、5位の選手を抜き、4位、3位の選手も抜き、
  そのままゴールしました。この選手は何位でしょう?
(2)あるビルのエレベータは1階から5階まで20秒かかります。同じペースだとして10階までなら
  何秒かかるでしょうか?

かなり前フリしてたので、間違えないとは思いますが、
(1)3位を抜いたので2位
(2)5階までの倍で40秒
ではありません。

(1)3位を抜くと3位にとってかわるので3位
(2)1階から5階までは4階分上がっているだから1階分は20秒÷4=5秒。
  10階までは9階分上がるので5秒×9=45秒。
が正解です。

さて、クイズならば「間違っちゃった、てへっ」ですむのですが、
プログラミングではそうはいきません。間違った答えが出てしまいます。

プログラムを知らない人には「なんのこっちゃ」でしょうが、C言語には配列というものがあり
int c[5];
と宣言すればcという5つの配列が準備されます。しかしそれは
c[0],c[1],c[2],c[3],c[4]
の5つであり、そこにc[5]はありません。
しかしint c[5];と宣言しているのでついc[5]が使えるような勘違いをするときがあります。
もっともこれは有名であり、しかも初歩の初歩なので少し慣れれば問題ないのですが。

あと気をつけないといけないのは境界です。
条件分岐でif(x