徘徊する魂   Traveling Alone ! 

四国と周辺地方をYBR125Kと徘徊中

土小屋〜長澤堰堤その2

クルマだと離合に神経を使いそうな県道40号の狭路を快適に下ると、右手に氷室の大滝(地元ではおおたびと呼称)が見えてくる。

字が消えかかっているがおおたびと墨書されている。

「氷室の里」の石碑。橋本大二郎高知県知事の名が読める。

以下碑文より

江戸時代中期、御留山の山番人として寺川村に赴任し
た春木次郎八繁則著の「寺川郷談」(1752年)に
「手箱山と云御留山大山也。此山に雪屋と云所あり。
いわゆる氷室也。むかしは毎年雪を詰し所也。忠義君の御代迄毎年六月朔日に此雪屋の雪を取て早飛脚にて雪を献しけるとかや。ーーーーーー」
との記述に基づき、平成三年、氷室番所跡近くの原生林
内に「現在の氷室」を造った。
厳冬二月の氷詰めし、七月に
出して「氷室まつり」を実
施し本年で十周年を迎えた。
これを記念して、ゆかりの深
いこの地に記念碑を建立する。

ニ〇〇〇年七月吉日
氷室まつり実行委員会

山内忠義は、第ニ代土佐藩主。山内康豊の長男で伯父の山内一豊の養嗣子(ようしし。跡継ぎのこと)。

大滝展望ベンチのかたわらに咲くツユクサ