2012文字
1本目
アドレスの際、頭の位置を下げていくにあたって顔の位置が左右にズレてしまう癖がある人って多いと思います。
ビリヤードのフォームって半身になって構えるもんだから、体を折って頭の位置を下げようとするとどうしてもズレてしまいがちなんですよね。
慣れたテーブルだと思いっきり左右にズレながらも最終的にピッタリはまり込むわけですけども、不慣れなテーブル(高さが異なるテーブル)で撞くと顔の位置がズレるズレる。フォームがぐちゃぐちゃになります。
色んな店の色んなテーブルで撞いて、対応できずにグッチャグチャになる経験をしまくった先で私が意識したのが「頭の位置を真下に下ろすアドレス」でした。頭を真下に下ろしていけば、テーブルが高かろうが低かろうが顔の位置は厚みのラインからズレない。厚みに正対したままです。
某トッププロは「(アドレス前後の)立っている時と構えた時とで、視界に変化が出ないようにする」と仰っていましたが、私が意識しているのはそれと同じことだと思います。
最近アドレスがカチッと決まらずモゾモゾしてしまうので、過去の自分にヒントを求めようと思ったら、8年前にこんなことゆーてた。
— 鈴木さんち@鈴木 (@billiblo) 2024年4月5日
何がプロ級や。 https://t.co/1IGyyblmnc
フォーム解析を受けた時は、恐らく「顔を真下に」という意識が強かったんだと思います。なので良いアドレスが出来ていた。今は練習不足でジタバタしとる。
プレイに関しては練習不足がゆえにアドレスでジタバタしてしまうことがあるという程度ですが、ブレイクに関してはそもそもアドレスをちゃんと考えたことがなかった疑惑があるという話で2本目へ。
2本目
「alvisのダイアモンド台が物凄く高くてブレイクで対応できなかった。対応練習しに行こうかなー」とかなんとかブログで書いた後、実際に行ってきました。
前回(初めて使った時)は相撞きにて10ボール6先を1回やっただけなので、ブレイクの回数は5回だか6回だか。その間には全く対応できませんでした。
私はブレイクの撞き始めは30km狙いで行きます。「当たれば30km出る」という力加減です。その力加減でちゃんと当たったら1km上げて、それが当たったらまた1km上げて、、、、という感じ。
初めての時は結局「当たれば30km」から力加減を上げることができませんでした。当たれば30kmが当たらなかったから。当たれば30kmの力加減で当たらず27kmとか。そんなブレイクを5〜6回撞いて終了。
今回は一人練習です。「一人練習であればプレッシャーもないし、高いテーブルにも程なく対応できるんじゃないか」と事前には思っていたんですが、全くでしたw 前回と同じく「当たれば30km」の力加減でも全く当たらない。
で、あれやこれやとのんびりと原因考察をした結果、プレイのアドレスでは意識している「頭を真下に下ろす」をブレイクでは全く意識しておらず、頭の位置を横にスライドさせながら構えてしまっていることが原因だと気づきました。
慣れた高さのテーブルであればスライドした頭がちょうど良い位置で止まってくれるのだけれど、高いテーブルだとスライドが途中で止まってしまうためフォームが狂ってしまうもよう。
(「逆に、低いテーブルだとスライドしすぎて狂っているんだな」という知見を得ました)
付け焼き刃対策として「本来スライドしていくべき位置まで頭をズラす」を実行したら「35kmを狙って、35kmを出す」というくらいにまではブレイクが当たるようになりました。ただこれは応急処置でしか無い気がする。ブレイクでもプレイと同じく「頭を真下に下ろす」を意識した方が良さそう。やらなきゃいけないことが増えてしまった。。。
さて。なぜプレイでは意識していることをブレイクで全く意識していなかったかと考えると、「フォームが定まっているか否か」が大きいと思います。
プレイはある程度フォームが定まっている。「いつも通り」のフォームがある。なので考えるべきは、いかに不慣れなテーブルでもいつも通りに構えられるかというコンディション対応。その一貫として「頭を真下に下ろす」を意識していた。
一方のブレイクは、そもそもフォームが定まっていない。「いつも通り」が無い。いつも通りが無いんだったら、コンディション対応だってしようがない。基準となるものがないから。
まずは自分なりの「いつも通り」を構築することばかり考えているからコンディション対応なんて考えておらず、いざ不慣れなコンディションに出会ったら「嘆きつつ諦める」というだけだったのですなw
笑っている場合じゃねぇ!!
いや、でも今回の出来事があってからも「正直、ブレイクはまだコンディション対応を考えられる段階にない」と思っています。慣れたコンディションですら満足できるブレイクができないのだから。
先が長いなぁ。