凄く良く球を入れられていた、とある日のこと。
プロに「シュート力って、どう鍛えたらいいんですかね」って聞かれるという。
その時は、話す時間がほとんどなかったので「渋台で撞く」とだけ言いました。
それはあくまでも方法の1つでしかなく、シュート力に関しては色んな考え方、鍛え方があると思います。
別ネタとしてシュート力のことを少しずつ長々と下書き中でありますが、今日は「渋台で撞く」に関してだけ。
過日行われたJPAの大会にて、敗者側の1回戦と2回戦が渋台に割り振られました。
そこで何名かのチームメイトを見ていて「渋台の撞き方を知らないな」と感じさせられたのであります。
チームメイトのほぼ全員が、日頃甘台でしか撞いておりません。
チームのホームであるサンビリは、2台ほど若干絞ってあるテーブルもあるのですが、ほぼ全てが甘台であります。
チームメイトはサンビリで練習していますし、足を運ぶ機会のある他の店も渋いテーブルは少ない。
渋台が「特殊」なのであり、渋台で撞かなければ良いだけ。
そういう思考なんでしょう。
これは他人事ではなく、私自身がそうでした。
C級の頃はほぼ甘台でしか撞いておらず、たまに渋台で撞く機会があって球が入らないと「甘台で入ればいい。渋台で撞かなければ良いだけ」とか言っていた覚えがあります。
B級になってからは渋台で撞くことの大切さが分かってきて、A級になってからは「渋台で練習しないと駄目」とまで思うようになりました。
とはいえ、日頃足を運ぶ店に渋台が無いとなると。
撞き込んでいた頃は、わざわざ渋台のある店を選んで行っていましたし、甘台しかない店に行く場合はポケットリデューサーを使って練習もしました。
が、今はそこまでの情熱が無いので、あんまり渋台で撞いていません。「渋台で撞かなきゃなー」と思わされることが多々あります。
そんな私ですが、いざ渋台で撞くとなったら、一応は過去に渋台での対応を考えてきた経験がありますので、精度は別としても、やるべきことは分かるのであります。
他方でチームメイト達は、渋台での対応を考えたことが無いので、渋台でどうすべきかが分からない。
甘台で撞いている時と同じように撞いて外すことの繰り返し。
「渋台だ」と意識することの結果がチビリにしか繋がらず、余計に入らないっていう。
何をすればいいのか分からない、未知のテーブルなわけです。
どうすればいいのか分からない時ってのが、一番どうしようもないですよね。
つづく