鈴木さんちの球日記

撞球愚痴日記。2006年から書き続けているので、昔と今とでは持論が変わっていることが多いです。1プレイヤーの成長記として、生暖かい目で見守ってください。

地元の有名人

しょーもない3本立て



1本目


JPAは勝って勝って勝ち進むと、最後はラスベガス大会に参加出来るわけでございます。


意識の高いチームは本気でラスベガスを目指しているのでしょうが、一般的なチームは「行けたらラッキー」くらいの感じでしょう。「行けるわけがない」と思っているところも少なくないんじゃないでしょうかね。


中には「タダでラスベガスに旅行できる」と勘違いしている人もいますよね。試合に行くんですよ、試合に。


たまに、ラスベガスに行くということすら把握してない人もいますね(笑)



そんでまぁ、私は意識低いJPAプレイヤーの代表でしたので目標は常に一歩一歩。「ラスベガスへ行きたいかー!」なんて高い目標は掲げていなかったわけでして、意識高い人とは温度差が生まれます。


ある時にあるJPAプレイヤーからラスベガス行きへの熱い思いを語られて、軽く引いていたことがありました。


その方曰く「ラスベガスへ行くということは、日本代表になるということ!」「国の代表!」「日の丸を背負う!!」「名誉じゃないですか!!!!」とな。


はぁ。そんなこと考えたこともなかったなーと。


そう言われてみて思いを巡らせてみたんです。名誉とはなんぞやって。


そんでまぁ「ビリヤードはマイナーだし、何やったって大した名誉にはならないよなー」「そもそも名誉のために球を撞くってのが不純だしなー」なんて思いましたとさ。





2本目



ハロウィンの時期、浮かれた外国人(たぶんアメリカ人)が浮かれた日本人に「どこに帰るの?」って聞いてて。「千葉」って返してて。


「千葉?知らん。東京と横浜と鎌倉と広島しか知らん」って言っててww


それしか知らないなら始めから聞くなっていう雰囲気がその場には流れておりましたとさ。




母の昔話として、こんなことを聞かされたことがありました。


留学をしていた際に、向こうで知り合った日本人たちと居住地の話になって。


うち一人が「東京ですー!」と物凄く自慢気に話していたらしい。


今は東京のステータスなんてさほど無い気がしますが、母の時代には結構なステータスだったんでしょうか。


しかし、その自慢をする人は府中市。母は渋谷区。場の空気的に自分の話はとても出来ないなと思って、自分に話が回ってこないようにコソコソしてたんだとな。


他の地方の方は恐らく「渋谷」は分かっても府中にピンと来ないんじゃないでしょうかね。だからこの話も非常にローカルな話になってしまうと思われますが(笑)


普段は行かないような場所に行った時に「どちらから?」「お住まいはどちらで?」とか聞かれることが良くあります。


そういう時、皆様はどう答えますでしょうか?


海外に行った時は「日本から」って答えますよね。


関東圏外に出た時は「東京です」って答えます。


都内及び近県の場合は「新宿です」って私は答えます。


けっして新宿駅が最寄りなわけじゃないですが、新宿区なのは間違いないですし、新宿なら全国的に通りの良い地名でしょうから。


最寄りの駅名だとか町名だとか、もっと細かい話も出せますが、そうなると同じ都内の人相手であっても通じない可能性があるし、そんな細かいことまでは相手も聞いてないだろうから、アバウトに。


逆の立場になった時に「越谷市ですー」とか言ってもらえれば分かりますが、「せんげん台です」って言われても「はっ、、、はぁ。。(どこだ?)」ってなっちゃうw(今は分かりますけど、昔言われた時には分からんかった)


関東圏外となると、よほど有名な地名・駅名か実際に行ったことがある場所じゃないと分かりません。



普段は行かない球屋に行った時。特に都外に出た時。


東京の球屋の名前がどれくらい知れ渡っているんだろうなー?と思いながら話をすることがあります。


「やっぱあの店は他県でも有名なんだな」「意外と、あの店も知られてるんだな」などなど、色々と調査を。


私が関東圏外の球屋で知っている店は、指折り数えられるほどしかありません。関東圏外というか、関東でも東京以外は特定の店しか知らないな。



しばしば、「知ってて当然」という感じで会話の中に他地方の球屋の名前を出されることがあるんですが、どこの話をされてるのか分からないし、「知ってて当然」という感じに話すもんだから「どこの球屋ですか?」とも聞きづらいし。



同じことを、人名に関しても思わされることがあります。




特定の球屋、特定のコミュニティにいる間は頻繁に聞く名前を、ちょっと外に出たら全く聞かなくなるってことが多いですよね。



実力面での良い意味か、悪評高いという悪い意味かはおいといて、特定地域で有名なプレイヤーってのはいる。


その地域では知らない人はいない有名人だけども、一歩外に出れば名前は全く耳にしないってのが普通だと思います。


JPAなんかでもその傾向はあって、そのディビジョンでは誰もが知るプレイヤーだけど、一歩外に出たらほとんど誰も知らないようなプレイヤーってのがいる。


そのディビジョンの人から「知らないんですかー?」「超有名!」とか言われても知らねーよとしか言いようがなく。



他県の出身者と会話している時も、話がかみ合わないことが多いです。


少し田舎の方に出ますと、東京と違って球屋が少ないので、とある店の有名プレイヤーが全県に渡って名を轟かせているということが良くあるみたい。「○○県では知らない人はいないプレイヤー」って感じ。


けど、お隣の県に行ったら知る人ぞ知るプレイヤーになるっていう。


この間も某県の有名人だというプレイヤーの名前を出されて「知ってるでしょ?」「知らないわけがない」とか言われたんですけど、知らんがな。聞いたこともない。


別にその人を馬鹿にするわけじゃなく、他県のプレイヤーなんてよっぽどじゃない限りは知らないのが普通でありましょう。


内での常識を外の人にまで求めるなっていう話でありまして。


「○○さんっていう、×県では有名な人がいるんですけど」くらいの話し口が良くないですか?それだったら「知らないけど、そういう上手い人がいるんだなー」という印象になる。



「は?知らないんですか」「常識でしょう」みたいに相手を見下すような話し方はねぇ。そのご本人の名を汚すだけだと思うんですよ。「そんな奴知るか!」ってなっちゃいますもの。



本人が「俺のことは当然知ってるだろう!?」みたいな態度で来たら、ただの痛い人なので勝手に火傷していて構いませんけど、取り巻きが「あの人はすげーんだぜ!」みたいに言って評判を落とすって場面、良く見かけます。本人が可哀想。


面識のある身近な上級者をリスペクトしたい気持ちは分かりますけど、評判を落とすような振る舞いはしない方が良いですぞっと。





3本目




2つでも例が挙がれば「多い」と言い出す人。皆様の周りにもいるんじゃないでしょうか。


「最近、こういう例多くない!?」とか「こんな人が多くない?」とか言うから「具体的には?」と聞いてみると2例しか挙がらない、みたいな。


例が思い出せないってんじゃなくて、実際に2例しかないという。



たまに、一例だけで「多い」と言い出す人もいます。単に「最近そういう人を見た」ってだけじゃないか、、、


きっと何かしらの先入観があって、その先入観に合致した例を見かけると、たとえそれが1例だけであっても「多い」っていう気になっちゃうんでしょうね。


私的には、多いというからには少なくとも3例は挙げて欲しいところですが、3例でも多いと言えるのかどうかは謎だ。



さて。この間とあるプロ選手達と割合と絶対数の話をしておりました。


上級者からすると「なんかこんな初級者が多い」と思うことがあり、初級者からすると「こんな上級者が多い」と思うことがあり、自分とは異なった属性を持った人の言動を否定したくなることはあると思います。


あの国の人は、、、、あの県の人は、、、、こういうビリヤードへの接し方をしている人は、、、、


私でしたら、過去の種々の恨みから「こんなB級が多い!」っていう恨み節を綴ることが良くあるわけですが、2例3例じゃないです。少なくとも10例は挙げられる。


「こんなB級はムカつく!」っていう話をしていて、そういうB級を10人挙げられたとして。


私が今までに出会ったB級プレイヤーは何十何百といるわけです。


仮に100人だとしても、10人なんてたかだか1割。それって「多い」って言うの??


歴の中で、同じムカつく特徴を持ったB級に10人も会ってたら、絶対数としては「多い」ですよ。


けど「B級はこんなムカつく奴が多い!」なんて言ったら、9割以上のその他大勢のB級さん達に失礼なわけじゃないですか。「多い」なんて言われたら、「概して」「ほとんど全員」っていう気持ちで取っちゃいますよね。



桁が上がったらもっとなわけで、1000人中100人だったら、所詮は1割、されど100人。


100人も面倒くさい人に会ってたら「こんなやつばっかりか!」って思っちゃうけど、残りの900人はそうじゃない。


やはり割合の方で言うべきなんでしょうねぇ。10例は多い。けれどたかが10例。


たった10例くらいのために、残りの何十何百っていう方々を不快にさせたり喧嘩売ったりするのもバカバカしいからな。。。


(分かりやすく100人と10例にしましたけど、実際には数百人と30例くらいだと思いますw)



「割合」繋がりで全くの余談なんですが、先日「こんな大企業まで、そんなセコイ手を使うのか」と思った広告がありました。


「たくさん購入するほど、割引額がアップ!!」って書いてあるんです。


でもよーく見ると、5000円買えば500円割引。1万円買えば1000円割引。1万5千円買えば1500円割引。


全部1割じゃねーかよっ!


確かに「割引額」はアップしてますけどね。1割なのは変わらず。


せっこいなぁ。あれほどの会社でもそんなことしなきゃいけないくらい厳しい世の中なのかなぁ。


というか、騙される人いるんだろうか。ツッコミ待ちの広告にしか思えんかった。。。