1本目
ボーニングは生まれつき耳が悪くて補聴器を使っているわけですが、本人が「アドバンテージだ」「試合の時は音をシャットダウンできる」「USオープン初優勝の時は(補聴器を)完全に切っていた」と言っていた話はしたことありましたっけ?
私達が耳栓をするようなものでしょう。その状態でボーニングは試合に臨んでいるらしい。
この話で私が思うのは
- 音がよく聞こえなくても、ボーニングレベルの球を撞ける
- ボーニングでも、音のせいで集中を乱すことはある
この2つです。
耳栓やイヤホンをしながら球を撞くことについての話が出た時に、「(一般論として)音を聞いてなきゃいい球は撞けない」と言い出す人がいる。それについて否定することができますね。さすがにボーニングにケチをつけたりはしないでしょう。
「上手い人は周りの音なんか耳にも入れない」と宣う人も腐るほどいますよね。んなわけあるかい。
2本目
「この人は合いの手をいれるのが上手いな」と感じる人は、今までに1人しか会ったことがありません。Mさんです。
私の試合中、観戦しているMさんは私が「今のは良いショットだったぞ」と思った時に「ナイス!」と言ってくれるし、「やらかしたなぁ」と思った時には「今のは難しかった!」と言ってくれるし、ちょっとしたトリッキーなショットをした時には「ほぉ!」と驚いてくれる。とてもいい反応をしてくれるので、私のやる気が出る(私にだけではなく対戦相手にも同じ反応をするので、対戦相手の方も同じなんじゃないかな)
Mさん以外の「感想を逐一口に出す人」となると、悪いイメージしかないです。見当違いなコメントをしてくる人ばっかりで、士気が下がる。
一番嫌なのが、完全に特定の人物を頭に浮かべてますけど、私が「やらかしたー!」と思ってる時に「ないすぅ!!」と言ってくる人。馬鹿にしているんじゃなくて、応援しているつもりらしい。何も見てないし何も分かっておらず、脊髄反射で「ないす!」と言ってくるような人。しんどい。
この話をキッケー氏相手に何度か愚痴っていたせいか、最近のきっけー氏は、私がミスをした時にふざけて「ないすぅ!」って言い出しますw こういう親しい間柄での冗談だったら全然構わないんですけどね。真剣な場面でミスした時に、悪気がなかったとしても「ないすぅ!」なんて親しいわけでもない人から連呼されたらメンタルが死亡です。
最近もそういうタイプの人を見かけました。自分の対戦相手だけではなく他テーブルの人の球に対しても逐一「ナイス」「惜しい!」などと声をかけるのだけれど、そのショットのどれもナイスじゃないし惜しくもない。
言われた人たちは「ナイスじゃないよ」「今のどこが惜しいの」と言い返しているんですけど、全く意に介さず「ナイス」「惜しい!」を言い続ける。
私はその人のことをガン見し続けてしまいました。「一体この人は何を見て何を考えているのだろうか?」と。
観察の結果、なんも分かりませんでしたw 「何も考えていない」が正解だとは思う。
なんにせよ、真面目に撞いている人たちに対しておざなりな感想を口にするのはやめましょう。「ナイス!」だとか「上手い!」「惜しい!」などといったポジティブな言葉であっても、撞き手の意にそぐわない内容だと集中の妨げになるぞい。
ナイスって思ったのなら、口に出さずに手や膝を叩くとか指を鳴らすとか、その程度で良いと思うし、その程度が良いとも思います。
ミスショットした時に「ナイス!」って言葉に出されると物凄く気になりますけど、膝を叩かれるくらいなら大して気になりはしない。無難なのです。