テレパシー少女蘭 第1話「蘭、テレパシー!〜ねらわれた街〜」

なんだか一回では見切れてないような気にさせられる。いろいろと古臭かったり、安っぽかったり、きな臭かったりするが、総じて結構楽しい。まだ1話なのに主人公とライバルが精神世界でバトル、みたいな展開とか。だって、あそこでは周りの人は何が起こってるのか全然わからないのに、あの二人+男の子だけで騒いでいるわけだから、それを通してしまうことのパワーは相当なものだ。ガンダムだったら最終話でしかやらないようなバトルだぜ。あんまりしないような仕方でカメラのピントを意識しているのは何なんだろう。佳奈ちゃん。

紅 第12話「われ存在り」

キャラクターがみんな最終回的なキャラクターに落ちてしまっていて、これまでのように生き生きとしたドラマではなくなってしまっているような気がした。残念。蓮杖だけが魅力的だった。蓮杖はグズグズしていて頼りないオヤジだが、しかし性根は優しい人のようで憎めない。黒田崇矢の剛強なようで優柔な声・芝居は素晴らしいな。
なんでここでデカルトなのか。コギト命題はデカルトがそこから一切を考えようとした、第一の原理だから、まあ、ここから紫も始まる、というような意味だろうか。「デカルトにとっての神」と「紫にとっての九鳳院」との間に類似を見てとることも出来るように思うが、そこまではしないほうが良さそうだ。

D.C.II S.S.〜ダ・カーポII セカンドシーズン〜 第12話「記憶の淵」

とりあえず女の子に好きって言わせて泣かせておけば、話が盛り上がって、しかもなんだか纏まった気がするのだなあ。そういうの大好きだ。つーか、由夢かわいすぎる。
やはりアニメ(に限らず映像一般だが)ってもどかしいメディアだわ。「私がいるから」と言って手を握ってくれる由夢の手の「温もり」が伝わってこない。一応、演出は頑張ってはいて、何かしらを伝える事ができているが、まだ不十分だ。これをいかにして伝えるかが、映像のキモなんじゃないかと思う。義之が感じている手の温かさを伝えることができるなら、本当にドキドキできる作品になるのになあ。

マクロスF 第12話「ファステスト・デリバリー」

この回を支配しているのは転回のイメージだ。灼熱の昼と酷寒の夜の間の適温部分に基地を設置しているために、画面は朝焼けとも夕焼けとも取れる色合いに染められている。そこでは昼にも夜にもならないのだが、しかしそこは確かに昼と夜がせめぎあう場であり、昼夜の逆転が期待される。つまり、シェリルの黄昏とランカの夜明けが示唆されているのである。と思ったのは、おそらく勘違いではない。
今回、俺が圧倒的にシェリル派だということに気づかされた。悲しい。

R.O.D -THE TV-(再) 第13話「続・紙々の黄昏」

すごく映画的な映像だった。OVAでやっていたことと近い気がする。面白かった。
絵コンテ:福田道生、演出:江島泰男作画監督高橋裕一
また福田道生か。
リーさんの死に方がよくある感じだという意見に対しては、何も言えない。