効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

自然氷で知る地球温暖化

昨日述べたのは、NASAの発表したデータで、昨年はこれまででもっとも世界の平均気温が高かったということだった。これが身近に具体的な現象としてあることを今日知った。かき氷に使うのには天然氷が最適だそうだ。ゆっくり凍るために内部に空気が閉じ込められず、気泡が少ないために堅くて溶けにくいのだそうだ。天然氷は冬場に専用の池で2週間ほどかけて凍らせる。かつては全国各地で採氷されたが、現在は7カ所のみになっているという。山梨県北杜市の天然氷店「蔵元八義」は「暖冬の影響で200トンの予定だった採氷量は80トンにとどまった」という。暖冬の影響で採氷量が減少しているのだ。天然氷を売りにしてきたかき氷店は工場で作った純氷への切り替えや営業時間の短縮など対応を迫られている。一方、かき氷向けの注文が増えた製氷会社は、フル生産で夏を迎えている。製氷会社ではかき氷向けやコンビニエンスストアのアイスコーヒー向けなど増産が続いている。「ロックアイス」ブランドの小久保製氷冷蔵(千葉県八千代市)は今夏の生産量は当初計画を20%上回る見通し。暖冬は間違いなく進んでいるようだ。天然氷の現象も地球温暖化の証左であることは確かだろう。北極海の氷の面積もこれまででもっとも少なくなっているそうだ。