効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ビッグベン

老朽化が指摘されていた、英国随一の観光名所である英国議会の時計台ビッグ・ベンの大規模修理が ついに始まることになった。今月21日正午の鐘を最後に2021年まで4年間の休養期間に入る。老朽化で修繕作業が必要となったためで、1859年に完成して以来157年間ほとんど休まずに時を知らせてきた鐘の音がしばらく中断する。ロンドンには4年間駐在していたのだが、その鐘の音がどのようなものだったか、残念なことに思い出せない。日本の寺院の除夜の鐘で聞く音とはまったく違ったものであったことは確かだが。最近では2007年に修繕で6週間中断したらしいが、多分この時には時計の機構に手入れをしたのだろう。今回は鐘も含めての大修理のようだ。政府は、工事中でもビッグ・ベンの4面ある文字盤のうちどれか1面は常に見えているようにすることと、大晦日戦没者追悼記念日などには鐘が鳴らせるよう修理を進めると説明している。ロンドンの一つの看板名所であるだけに、目に見えない損失も大きくなるだろう。これは一種の見えないエネルギー損失だろう。