効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

医療廃棄物を院内で油化処理、ボイラー燃料に

月に一回ペースで心筋梗塞の予後検診を受けに病院へ行く。必ず採血されるのだが、担当の看護師の方は、患者が変わる毎にゴム手袋を取り換え、ガーゼなども定められてところに集めて捨てておられる。これはまだほんの一端で、入院患者の場合など、いろいろな汚物も出てくるから、それを一般のごみとして出すことは出来ない。その管理には大きな負担がかかるし、その廃棄処理にも専門業者へ依頼するのだからコストも大きいと聞く。それについて、このような医療廃棄物を院内で油化処理し、ボイラー燃料にするというプロジェクトが始まっているそうだ。ある程度の分別は必要だろうが、油化処理できるものを集めることがルール化されれば、病院側の処理に必要な負担は大きく軽減されるだろうし、医療ごみとしての取扱をしなければならないものの量も大幅に少なくなるだろう。このようなことがどこの病院でも可能だとは言えないが、大病院の場合には採用するところも出ることは確かだ。そうすると、ボイラー燃料に使っただけ、これまでに必要だった燃料コストが不要になる。それと油化処理コストとの対比になるが、油化して燃料化する方のコストが少ないのは多分確かなことだと思う。広く採用できるようなシステムが開発されることを期待している。