効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ホンダジェットの嬉しい話

この日記で何回か書いたことがあるホンダの小型ビジネスジェットがいまよく世界で売れているらしい。ホンダが7日に発表したところによれば、小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」の2018年上半期(1〜6月)における納入機数が17機となり、小型ジェットで世界最多となった。全米航空機製造者協会(GAMA)の集計で、競合する米セスナの「サイテーションM2」の16機をわずかに上回っている。17年上半期、17年通年に続いてトップを維持している。ホンダは5月に燃料タンクを大きくするなどして航続距離を延ばした新型機「ホンダジェット エリート」を開発。今月から米国で新型機の納入を開始し、今後は欧州や中南米、アジアなどにも広げていくとのこと。日本でも6月にホンダジェットの受注を始めると発表。2カ月で10機を超える受注を獲得したという。19年前半に型式証明を取得した後、日本でホンダジェット エリートの納入を始める予定。7人乗りのホンダジェットの最大の特長はエンジンを主翼の上に置く独特の設計にあり、航空機開発事業者の常識を破ったものだったが、そのお陰で効率も上がり、客室の余裕も出来たのだから、発想の良さが事業の成功に結びついた典型だと言える。世界の航空機メーカーでは唯一、ジェットエンジンを自社で供給し、燃費性能が競合機より最大2割、最高速度も1割ほど高いのが強みだとされるが、航空機用のエンジンを開発する時には社内でも軋轢はあっただろう。日本独自の製品として空を飛び回ることをさらに期待している。製造は米国で行っているから、いまのトランプ大統領の主張とは抵触しない。