[ 悠 々 日 記 ]

(お知らせ)twitter始めました。

個々の記事へリンクには それぞれの[Permalink]を指定してください

 | 

2008年 07月 28日 (月)

押井守監督「アニメーションを見るだけが生きがいって、それで本当にいいのか」

またまた押井守監督についての話です。

 

読売新聞を購読していると届けられる(のだと思う)

広報誌「Yomy」8月号の特集に「夏の2大アニメを見逃すな!」と

題した記事がありました。

2大アニメというのは、読売新聞の記事ですので

当然「崖の上のポニョ」「スカイ・クロラ」の2作品のことです。

記事では、「ポニョ」について鈴木俊夫プロデューサーに、

「スカイ・クロラ」について押井守映画監督

それぞれインタビューした内容が載っていました。

 

ポニョの話は他の媒体でも多数載っていると思うので、

ここでは押井守監督のインタビューについてとりあげてみます。

f:id:YUYUKOALA:20080728003224j:image

 

(以下「」内が押井守監督のお話の内容)

「今、若い人たちに伝えたいことがある」

「これが若い人たちに何かを伝える最後のチャンスかもしれない」

 

「小学生でも、40歳ぐらいの人間でも、日本の今の現実を生きるのはしんどいな、というのはあるはず。何となく先が見えない、これからどう生きたらいいんだろうと考えている人がいっぱいいると思うんです」

 

そんな中、「これから世の中に出て行こうとしている人たち」に向けて作品を作った。その最たる理由は、自身の人生が転機を迎えている、と感じたことだという。 「人生一巡りしたというか、結婚もしたし、こどもも作ったし、離婚もしたし、娘も嫁に言ったし、世の中で一番愛した犬も死んじゃったし、いろいろ考えると、ああ1周しちゃったんだなって」

「これから僕が責任を持つとしたら、奥さんにだけなので、これからは好きに生きようと思った。そして、そうなったときに初めて、これから1周始めようと思っている人間に対して、何かささやいてもいいのかな、と思ったんですよ。『多分、何もないぜ。何もないけど、走ってれば気がつくことがある。おれはこれから2周目だけど、がんばって走れば』、って」

 

実は、前作『イノセンス』が終わったとき、 「これ以上やることない、これ以上のものが作れる気もしない」と思ったことがあるという

それが変わったのは、やはり2周目に入ったから。 「結局、監督って、これが最高というものを作って終わる仕事じゃないんですよね。これからも先も延々と作るんだっていうことですよ

そして、自分にとって何が一番楽しいのかを、素直に試し始めた。 「今まで自分は頭で作ってきたけれど、これからは身体にしたがって作ろうと」

 

映画の中の女性というのは、おおむね男にとってそうあって欲しいという願望になってしまう。特にアニメーションはそういう傾向が激しいんですよ。顔まで全部描いちゃうから。でも、今の気分で言えば、そういう幽霊みたいな存在を相手にするのではなくて、やっぱり現実にかかわるほうがはるかに面白いし、そこから出てくる映画も、きっとあるはずだと」

「恋愛は、生きることの本質があからさまに出てくる。だから、それをモチーフとして描いた。しんどいことのほうが多いのだけれど、だからといって恋愛をさけて情熱のかけらもない人生をおくるのか。うちに帰って一人でハードディスクにため込んだアニメーションを見るだけが生きがいって、それで本当にいいのかって

 

アニメーションとしての進化も見どころの一つだ 「かなり大変なことをしました。自己評価でいえば、かなりやれたなっていう気はしているし、ここまでやった作品ってないだろうって自負もある」

「表現というのは技術に左右されず、本質的にあるものだと思いたい気持ちもよくわかる。でも、今、可能な表現を基本にものを考えていくということをしなくなっちゃったら、たぶん僕らの仕事は成立しないし、エンターテインメントであり続けることは出来ないと思う」

 

「理想を言えば、1周目からですけれどね。要は、どれだけめいっぱいのところで生きたか、情熱を持って何を生きられたか、ではないかと」

 

(「Yomy」2008年8月号より抜粋)

 

なんだか、私も含めた我々おたくにとって、

とても耳の痛い内容を押井守監督は仰っていたようです。

 

要は今風で言うといい意味での「リア充」ってことなのかな。

自分は「今」に対して、どれだけ情熱を持って生きているのか

深く考えさせられたインタビューでした。

genzaigenzai 2008/07/28 21:49  情熱が大事っていえるのは、押井監督が裏方的な物を基盤にして作品を
作り続けてきたから言えることなんでしょうね。押井監督が身体が大事だと言ったことと恋愛が人間にとって
意味のあるものといったことを照らしあわせれば、今回作品に声優の方を使わなかった理由ていうのは見当がつき
ますね、家にいて予定調和的なものを楽しむよりも外に出て体動かして、一生懸命働いて、恋愛して色んな
ハプニング的なことで傷ついたり、楽しんだりした方が人生にとって意味があるよ、その上で今の社会に上昇志向の
ような変化は起きないよという作品にしたならば、確かに音に存在感を出したほうがいいでしょうね、そういう場合
心に引っかかったほうが良いでしょうから。声優の方を使ったまとまりのあるきもちのいい作品より俳優の方を使ったズレ
はあるけれども存在感のある作品にと。
う〜ん深いと感じると同時にかつてのアニメファンが望んだ絵の上手さや文学性のある作品、ギミック的な趣味性のあるもの
声優の方の特徴的な声や独特の台詞回しものに喜ぶ作品が無くなりつつあるのかということ
同時に僕らにも責任があるんだろうなと、少なくとも同じような役を声優の方に求めてしまっているのは視聴者自身でもあり
ますからね。それに芸のある声というのは劇団を踏んだ役者上がりの人の方がもっているという話もありますし同時にそれを
求める演出家の人がいないと発揮できない。こうなるとますますスカイ・クロラに見に行きたく
なってきますよ

nnanna 2008/07/29 01:06 そうは言っても
押井さんやプロダクションIGはアニメを見るのが生きがいの人たちを
相手に商売してるわけだからなぁ…プリキュアみたいなアニメを作ってたら
見方も変わりますけど…

なまえなまえ 2008/07/29 08:59 ようするに非モテもヲタも表にでろっつうことなんだろ。

でも彼みたいな頭で写真とか取られたら俺ら死んじまうよ。

てつてつ 2008/07/29 11:21 富野カントクとか押井カントクはオタク相手に商売してることを充分自覚し、オタクの本質も理解してるオトナだからこそ言いたいことがあるわけで、ゆえにその言動がグサリと我々に突き刺さるわけで…
でも、そんなに心配するほど愚かなオタクってすごい少数で、結構一般人らしくフツーに暮らしてるオタクが大半だと思う。

h2labh2lab 2008/07/29 15:58 イイハナシダナー( ;∀;)

谷口谷口 2008/07/29 18:36 そういや記事と関係ないんですけどハルヒのHPで夏休みイベントかなんかやってるんですかね?
見つからないので…

石川石川 2008/07/29 21:50 犬書いてシコシコして素子ネタ延々と引っ張って延々とテンポ悪い人物描写して、うちに帰って一人でハードディスクにため込んだアニメーションを見るだけが生きがいのような人間を相手にしてモノ作ってるのによく言うよなって思う。

はぐきはぐき 2008/07/30 01:22 アニメ見てる人間が全てそれが生きがいなわけじゃない
それ以前に全ての人間が生きがいを持って生きてるわけでもないし
かといって誰もがそれを模索できる状況にあるわけでもないし
生きがいを他人に奪われることだってある
そしてそれを奪う人間が押井監督であることもあったかもしれない

人生2周目にもなる監督ならそんなこととっくにわかってるはず
というのは買いかぶりなんですかね

genzaigenzai 2008/07/31 11:41 押井監督が他の雑誌で答えてましたけど、もう日本に怖い大人がいなくなるとそれで子供ばっかりの国になったからこそ、この映画を作る理由の一つになったと、多分これからの日本では無理矢理にでも外に連れだしてくれたり、コミュニケーションを教えてくれる大人もいないから全部消費者として人を見てしまうこと、子供であることをある部分で社会が容認してしまっている状態だからこそ受動的に生きたのでは今後大人になるチャンスが無くなるからしっかり情熱を持って前に出ようよという事じゃないですかね、じゃないと本当におもしろ生きれないよという意味なのでは、小学生から40までと言っているのは一般の方たちにもそれを伝えるためでしょう。若い人に伝える最後のチャンスといったのは恐らく自分が伝えられる歳になったことと順番がまわってきた事を実感したからだと思います。他の作品でいえば富野監督がVガンダムで似たよな事やってますし。

gangsta .fgangsta .f 2009/02/13 03:14 二十歳くらいまではすごいリア充って感じだったけど、いろいろ失敗もあり世の中も一度脱落したら戻りにくい雰囲気があって、三年近く引きこもり中だよ私。親に金もらってまでこの映画を観て何か変わるのかな?結局映画で味わう感動なんて長続きしないし一過性のモノだから。社会は何も影響ないと思うんだ、だからまったりと何となく好きなものに浸ってればいいと思う。アニメを観れるだけでも幸せなんだから。いちいち人生が何であるかなんて考えさせようなんて本当に現代を生きてれば無駄だって分かるはず。老人はそれがわからないのです。

投稿したコメントは管理者が承認するまで公開されません。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証

 | 
(カウンター) feed meter
この日記のはてなブックマーク数

クリックで救える命がある。
募金サイト イーココロ!
Yahoo!ボランティア クリック募金

カレンダー
<< 2008/07 >>
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31


無料アクセス解析

Amazon.co.jp のロゴ


都内降雨状況[東京アメッシュ]

バイオウェザー・雨レーダ
バイオウェザー・雨レーダ


TOP「悠々と行こう!」

■ 最新コメント ■


■ 私のコメント履歴■

社会不適合サイトリング
=キッズgoo=

涼宮ハルヒの憂鬱 Ring BlogPet ブログペット Ring


amazon.co.jp
[DVD]
[CD]
[COMIC]
[NOVEL]

Google広告

郵便振替・ネット募金で協力できる主な支援先窓口
支援先 募金窓口 郵便振替口座
赤十字 日本赤十字社 00110-2-5606 [URL]
赤い羽根募金 中央共同募金会 00160-4-6170 [URL]
WFP世界食糧計画 国連WFP協会 00290-8-37418 [URL]
国連難民支援 日本UNHCR協会 00140-6-569575 [URL]
国境なき医師団 特定非営利活動法人
国境なき医師団日本
00190-6-566468 [URL]
骨髄移植 (財)骨髄移植推進財団 00130-2-609313 [URL]
臓器移植 (社)日本臓器移植ネットワーク 00180-8-174184 [URL]