まだここを読んでいる人がいるのだろうか。私はそれが少しだけ気になっている。だけど、このネットの片隅で少しだけお知らせをしてみようと思います。ということで


写真集「吹雪の日/凪の海」

2014年9月発売予定

3,780円(税込)|189×263?|80ページ|ハードカバー
アートディレクション 加藤勝也

本 文:テイクGA-FS 四六判110kg
見返し:エコジャパンR(きぬ) 四六判100kg
表 紙:ミセスB-F(ホワイト) 四六判110kg
スリップ:上質紙 花布:伊藤6(黄色) 表面加工:マットPP

ステートメント
 北海道後志地方の岩内町に私は生まれ、高校卒業までの18年間を過ごした。右を見れば羊蹄山を初めとした山々が広がり、左を見れば日本海が広がっている。そんな風光明媚な場所に私は生まれた。そして、私が生まれた1984年に隣の泊村では原子力発電施設の着工が始まった。
 ルスツにはスキー場がある。共和町では畑作の風景が広がっている。寿都村の海沿いには沢山の風力発電施設がある。原発はそれらと何の変わりもない当たり前の風景だった。

 私が故郷を見る時にはどうしても二人の事を考えずにはいられない。

 故郷に根ざし、漁師として生計を立てながらも懸命に自然の美しさと厳しさ、そしてそこに生きる人達の息づかいを丹念に描き、自身の画業を積み重ねてきた画家の木田金次郎。
 そして、自身の信念に嘘をつく事なく鋭い眼差しで原発問題にしがみつく様に仕事を続け、社会的な立場においての責任の取り方を体現している写真家の樋口健二

二人の目を通して私は故郷を見ている。それは原発問題を考える時に重要な事なのではないのかと考えている。

予約販売を受け付けています。

通常版3,240円(送料込み、ZINE付き)
http://www.libroarte.jp/
特別版15,000円(送料込み、ZINE付き、オリジナルプリント一枚、もしかしたらスリップケース仕様)
http://takahiro-yamashita.co.uk/books/bc_book/bc_special.html


写真展「心の温度」

会場 ニコンサロン(新宿〒163-1528東京都新宿区西新宿1-6-1新宿エルタワー28階大阪〒530-0001大阪市北区梅田2-2-2ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階)

会期
東京 2014/5/20 (火) 〜5/26 (月)10:30~18:30(最終日は15時まで)会期中無休
   5月24日(土)13:00〜14:00 ギャラリートーク開催
大阪 2014/7/31(木)〜8/6(水)10:30-18:30(最終日は15:00まで)会期中無休
http://www.nikon-image.com/activity/salon/

展示説明
 北海道後志地方。ここには原子力発電施設を3基抱える泊発電所がある。そして、ここは私の生まれ故郷でもある。
 この場所で起きている事は別の場所で起きている事とさして変わらないだろう。けれど、原発のある場所として認識された時に人々は様々な事を思うだろう。

 2011年以降人々の原発に対する認識は大きく変わったはずだ。反対や賛成というだけではなく、意識をしていなかった人達にも意識を向けさせたという事では福島第一原発事故は大きな切っ掛けになった事は明白だ。
 しかし、私が以前から抱いていた立地地域に住んでいる人達の考えとそれ以外の、特に都市部に住んでいる人達の間にある温度差の様なものは一層強まっていった様な気がしてならない。

http://www.nikon-image.com/activity/salon/


企画展「リフレクション」2014

会場 Place M.M2 gallery(〒160-0022 東京都新宿区新宿1-2-11 近代ビル3F)

会期 2014年5月13日(火)-25日(日)12:00-19:00(最終日18:00終了)

ギャラリートーク(参加費\500、ワンドリンク付き)
2014年5月17日(土)16:00〜
村越としや、山下隆博 × 藤村里見(東京都写真美術館学芸員
2014年5月24日(土)16:00〜
金子泰久、森下大輔、横澤進一 × 深川雅文(キュレーター)

企画展「リフレクション」 2014 について

今回で7回目の開催となります「風景に係わる写真家のあらたな表現と可能性に向けて」の写真展が5月13日よりPlace M & M2 galleryで開催されます。
この展は自己と世界との境界を形づくる方法論としての風景にたち向かう写真が、お互いに交錯させて生じる何ものかを表出させることで、作家が直面している問題系を明らかにする場として存在します。
今回の展示では各作家が対象との関係をどのように成り立たせて作品を造り出しているかを考察するべく展示室別にキーワードを設定しました。

DIVISION-1 / Abstraction
DIVISION-2 / Interference

参加する多彩な作家達が、自らの風景に立ち向かうまなざしの意味を問い続けることで、あらたな表現を生み出し、風景に係わる写真の現在と可能性を表現する展示空間を創りだします。

Place Mで開催する企画展について

企画展「リフレクション」
Place M で2013年より開催している企画展「リフレクション」は、私がディレクターとして2007年から2011年まで継続してきました、企画展「風景に係わる写真の表現について」の考え方を踏まえて、新たな方向性を導く為に開催しています。
タイトルの「リフレクション」とは、選ばれた作家が集まり何度もやり取りを行いながら展示を作っていく作家同士のリフレクションであり、また展示された作品同士や各展示室が各々反映しあって、新たなイメージを表象させる事を意味しています。それゆえにカメラや視覚の隠喩とも言えると思います。
ディレクター湊雅博

http://reflection.mmproj.com/

色々宜しくお願いします。