借りといて、怒るなよな

　最近、サプリまで売っているのだろうか？深夜ＴＶの【衝動買い誘導ショッピング】の商品は、大抵、主婦や中年男性向けなんて思っていたが、時間帯から考えて、やっぱりＯＬや若年男性向けなのかもしれない。なんか楽しくシェイプアップができるらしい商品は、毎日のように紹介されているが、少し前に目にした商品には驚いた。『プレイボーイ写真集』数年分を販売していたのだ。何か辞書みたいなブ厚い写真集に、プレイメイトがわんさかと…。「きれいですねえ〜」などと、タレントがいつもの調子で褒め称えていたけど、ただのエロ本です。絵画と一緒に並べて貼ることなんか決してなくて、用途は一つです。詳細は控えます。

アンリミテッド:サガ UNLIMITED:SaGa

　さて、この『アンリミテッド：サガ』というゲームだが、今となっては購入した理由を、「衝動買いです…」とか「つい、出来心で…」なんて言葉で濁したくなるほど、つまらないゲームだ。つまらないっていうか、ここ数年で有数のクソゲーだと、僕は確信している。
　まあ、「つまらな過ぎるんで、売るの止めましょう！」とかテストプレイヤーに指摘されそうなぐらいつまらないゲームでも、「マジで持ってんの？いやー、俺、サガシリーズ大好きなんだよね。貸してくれんの？マジ、サンキュー！」なんて、後で自身が後悔するであろう言葉を向けてくれる知人がいる。
　実際、メーカーは『スクウェア』だし、１５年以上もの間シリーズ化されているゲームだから、知名度は高い。このシリーズは、ゲームボーイでは『名作』として人気を呼び、スーパーファミコンで『変り種』としてそこそこの地位を築き、プレステでは『いいんじゃない？』と賛否両論だったと思うが、プレステ２においては『これ何ですか？』と言われるゲームにまで変貌を遂げた、と感じる。もちろん、最新作を貸してあげた知人から、怒りの入電を先ほど受けた…。
　「マジ勘弁してよ！何これ？こんなつまんないの貸されても困るよっ」とか、言われちった…。困る、って…。少数ながら、「斬新で面白い！」なんてレビューをしてくださる人もいるようだけど、ただただ斬新なだけのゲームっていうか、【斬新な何か】に仕上がっている。ＲＰＧらしいんだけど、『サガシリーズ』らしく経験値なし。移動は、スゴロク？チェス？って感じ。シリーズならではの戦闘中に必殺技を編み出す『閃きシステム』は継承されているものの、必殺技を出す為には『リール』とかいうルーレットをタイミング良く止めねばならない。特に『リール』ウザ過ぎ…。閃いた技が、大事な所で出せません…。あと、一発殴られただけなのに、命の源であるライフポイントが突然減点される理由もわかりません。
　もちろん、他にもウザイ点が多々ありますが、思い出すだけでヤになるんで止めときます。そういや、このゲームって、発売から１月くらいで、ソフマップだかヨドバシだかで、９８０円で売られてたな。僕は、６０００円ちょっとで買いましたよ。マジFuckです、スクウェア様。いい大人だから５０２０円くらいの差額は良しとするけど、小遣い貯めて買った子供は、ホントに可哀想だよね。中古屋に駆け込んだ所で、５００円で売れれば良い方だったろうしさ。斬新なのはいいんだけど、もう少し、しっかりとしたマーケティングをやってもらたかったよ。映画の大コケっぷりは伝説だけど、お痛が過ぎるソフトの販売を止められなかったから、エニックスと合併しなきゃならなくなったんだしね。それでも『FF』頼みの商法じゃ、また合併しなきゃいけなくなるんだろうけど…。