やしお

ふつうの会社員の日記です。

小松左京『SF魂』

http://book.akahoshitakuya.com/cmt/16417092

「文学」が何かに対して力を有していると素直に信じて始められた時代というのは、自分ははなから経験したことないくせに、なんだか懐かしくてうらやましくなる。(素直に信じたと言っても頭がいい小松左京は普通の純文学の方法じゃダメだってことでSFを見いだす訳で、方法までは素直に信じていないのは当然ですが。)途中、かつての京都大学の先生たちを学際的と言うけれど、評した本人が一番学際的といういいブーメラン。

SF魂 (新潮新書)

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