手元にぜんぜん使う予定のないドコモの回線があったりするじゃない。ああ、解約したいなあと思っても、ファミ割MAX50なんかの囲い込み割引プランに入ってたりすると、2年ごとのピンポイントタイミング以外で解約すると1万円の解約金をとられちゃう。
うーんと思ってたら「電話番号保管」っていうサービスがあって、それだと最悪でも（2年縛りスタート直後で起算しても）違約金を払うより1300円くらいはお得なんだね。
- 電話番号保管：420円/月
- eビリング：-105円/月（利用明細の郵送を止めてネットで確認するサービス。唯一「電話番号保管」時に適用できる割引）
- 計：315円/月 ×2年（24ヶ月）=7,560円
- 手数料：1,050円
- 総計：8,610円
※その後eビリングの割引料金が改定されたり何だりで毎月413円になっています。
となって、「ファミ割MAX50」や「ひとりでも割50」の解約金9,975円と差し引くと1,365円のお得ということになるとおもう。もちろん通常の料金プランの一番安いやつと比較してもさらに安い。（そりゃ電話できなくなるんだから、あたりまえだよね。）
しかもこれのいいとこは、2年縛りの切れる月を多少忘れててもダメージが小さいってことなんだ。
2年縛りって、2年たつとアナウンスもなしに自動的に次の2年縛りがスタートするのがいやんいやんなところじゃない。契約が切れるピンポイントの月に解約しないとまた2年縛りがスタートしちゃう。でも電話番号保管だと
- 「電話番号保管」契約時に「ファミ割MAX50」や「ひとりでも割50」の契約は廃止になる。
- このとき解約金の請求は保留される。
- 解約金が請求されるのは、もともとの2年縛りの期限前に、(1)その回線を解約する場合、(2)「電話番号保管」を解除したタイミングで新たに2年縛り系の契約をしない場合。
というルールだから、最初の2年縛りが過ぎればあとはいつ解約しても1万円のあれは払わなくていいみたい。解約OKになった月を逃しても315円/月のダメージですむのはありがたいね。
（くわしいことはドコモのサイトを読んでね。）
なんでこんなクソみたいなことを調べたのかっていうと、このまえ家電量販店で機種変更したときに、いらないのにもう1回線契約しちゃったの。
ぼくは純粋なきもちでBlackBerryを買いにいったのに、お兄さんが「ところでね」って。「ドコモの家族セット割」っていうキャンペーンがあって、ファミリー内で2台以上一緒に買うと1台あたり1万500円割引になる。つまりあなたがこの場で1円ケータイで新規回線を契約してくれれば、2万1千円このBlackBerryから割引けるんですよ、しかもこのとき1円ケータイにはうちのポイントを5千つけられるんで、合計で2万6千円割引けるんですよ。みたいなこと言いだした。
さいしょはいっしょうけんめい、ドコモの損得、量販店の損得、契約者の損得がどこにあるのかを考えて、あれこれお兄さんに質問したり計算してもらったりしたんだけど、お兄さんはずっと「まあ、損するってことはないですし、最悪でもトントンくらいだし」みたいなことしきりに言っててだんだん（もういい加減はやくしてくれよ）みたいな雰囲気をかもしだしはじめたし、それまでの道のりもずいぶん長かったので、ぼくはつかれはてました。もうBlackBerryの夢だけをみて、むつかしいことはわすれたの。で、けいやくしてたの。よってたかってみんなキュゥべえ。
あきらめて家に帰ってからせっせと計算してみたら、トントンどころかやっぱりどうがんばっても損なのよね。
iモードはじめ全ての付加機能を解約して、いっちばん安い料金プランを選んでも2年までで2万7千円くらいかかっちゃう。（「タイプSS バリュー」（ファミ割MAX50適用で半額）980円/月×24ヶ月＝23,520円で、プラス契約事務手数料：3,150円その他）ぜんぜんトントンじゃないじゃない。ほぅーら。ほぅーら。
新品の本体を売れば、なんとか損しない……
即解約なら計1万4千円くらい、でも契約→即解約するとドコモに目をつけられるとかいううわさもあり、1本目は大丈夫で2本目で目をつけられるとかいううわさもありでよくわからない。
うーんどうしようと思ってあれこれ探しててようやく「電話番号保管」にたどりついたの。これなら合計で1万2千円くらい。本体を売っ払う分を控除すれば5千円くらいで「家族セット割」の恩恵は受けられた計算……
じつに不毛だ！
この金勘定とドコモの制度あれこれを理解することの果てしない不毛さを記念に記録しておこう。
