大槌ぶんぶん

2012-05-23

『ヒーローズ・オヴ・ザ・フォーゴトン・キングダムズ』!

| 23:46

 今回は前回の『ヒーローズ・オヴ・ザ・フォールン・ランズ』(以下『HoFL』)に引き続き、今月発売された『ヒーローズ・オヴ・ザ・フォーゴトン・キングダムズ』(以下『HoFK』)の話です。今回も付録つきでウォーロックとウォーロードの最新版データとコンバートルールが掲載されています!



 本書はエッセンシャル版『PHB』の扱いで、前回の『HoFL』の別バージョンという形です。つまり追加データ集ではなくて、基本的なルールも記載されています。同じ卓の友達が『HoFL』を購入していたら、自分はこっちを買ってルールブックとして使用。データを見せあいっこして利用するとかもできますね。

 『HoFL』は種族もクラスも、エルフドワーフ、ナイトにシーフとストレートな路線でした。これに対して『HoFK』は変化球的なものが多くなっています。

 種族はヒューマン以外に、ティーフリングとドラウ、ドラゴンボーン、ハーフエルフ、ハーフオークです。悪魔人間やダーク・エルフ、竜人間などの癖のあるタイプで揃えているわけです。


 クラスも癖のあるものが多く、本書には5種類掲載されています。

 まず防衛役としてキャヴァリアー。これはパラディンのバリアントで、エッセンシャル版パラディンという感じです。ナイトと同じくディフェンダー・オーラで防衛役の仕事をしますが、ナイトのように基礎攻撃メインでは戦わず、クラス特有の無限回パワーを持っています。後、「自己犠牲の徳」と「勇気の徳」の2コースがあって、これによって能力や習得可能なパワーが決まったりします。前者が治癒寄り、後者が攻撃寄りですね。指揮役が少ない場合には、「自己犠牲の徳」のキャヴァリアーの治癒能力はありがたいと思いますよ。


 指揮役はセンティネル。これはドルイドのバリアントです。随分ユニークな指揮役で熊か狼を連れています。これは動物の相棒で、シャーマン精霊の相棒というよりは野獣レンジャーのものに近いです。アクションを共用しながら2体を動かすという感じ。ウォープリーストのようなシンプルな強さというわけではなさそうですが、運用次第で色々化けそうですね。


 制御役はハンター。レンジャーのバリアントで武勇兼原始のクラスです。弓レンジャーにシーカー要素を足した感じでしょうか? 弓の基礎攻撃に色々な効果を付加させる感じです。面の制御面はメイジに劣りますが、単体の制御面およびダメージはこちらが勝っているでしょう。


 撃破役はスカウトとヘクスブレードの2クラスが用意されています。

 スカウトは2刀レンジャーのバリアントで、「どんだけ〜〜」という感じ。シーフと同じく【敏捷力】による近接基礎攻撃がメインであり、スレイヤーの様に構えで様々な効果を得ることができます。そしてダメージの底上げ手段としてデュアル・ウェポン・アタックという無限回パワーがあり、これが強力です。これは、近接基礎攻撃がヒットしたら、1ラウンドに1回の制限があるもののもう一方の武器で攻撃できるというものです。従来この手のパワーは遭遇毎だったり、ダメージに能力値ボーナスが加わらなかったりしますが、そういうことはありません。突撃攻撃をヒットさせたら相手を転倒させる構えがあり、これと《断頭の一撃》とアクション・ポイントを併用させてヒットすれば相当えぐいですね。1レベルでも自前で45点程度、どんだけ〜〜〜!

 ヘクスブレードも別の意味で「どんだけ〜〜」なクラスです。こちらはウォーロックのバリアント。ヘクスブレードのHexはまじないや呪術の意味、Bladeは刃で、「妖剣使い」や「呪いの刃の戦士」という感じ。内容は遠近両用の撃破役。ウォーロックと同じく怪光線をビビビと撃ちまくるのは同じですが、名前の通り剣士でもあります。契約の内容に沿った剣を召喚してそれで攻撃するのですね。契約は「フェイの契約」と「地獄の契約」に2つが用意されています。「フェイの契約」ですがフェイ・ワイルドの妖精との契約になるわけですが、友好的なフェイとではないです。人類に無関心、または程度の差あれ敵意を持っている謎めいた冬のフェイとの契約になります。「地獄の契約」は言わずもがなな人類に対する悪意の塊であるデヴィルとの契約になります。要は邪悪な力を使うダーク・ヒーロー。力に酔いしれ高笑いしながら敵を圧倒してもよし、邪悪な力を恥じる故に正義を貫こうとしてもよし。まあ、あれですね。目に殺気を宿した敵に接近を許してしまったらおもむろに利き腕を押さえて「クッ!」ってやるわけです。「ま、またあの力を……いや、俺は、俺は呪われた道とて栄光に続くと信じている!」とかいって手を天にかざすのです。「九層地獄に渦巻く怨嗟の念、亡者を苛む業火よ。我の求めに応じ、敵を屠る刃となれ! 来たれ呪炎剣“真愚魔(マグマ)”ァァ!」とかやるのが、デフォルトなんすよ、たぶん恐らくもしくは。どんだけ〜〜〜!


 で、D&D4版の今後の展開ですが、次に『モルデンカイネンの魔法大百貨(仮)』が予定されています。これはエッセンシャル・クラスにも対応した新しい『冒険者の宝物庫』、魔法のアイテム本になります。『HoFL』にも『HoFK』にも魔法のアイテムは掲載されていますが、流石に数は少ないです。これらの1冊の次にプレイヤーにお勧めなのが、この『モルデンカイネンの魔法大百貨(仮)』です。魔法のアイテム以外にも新しい武器や鎧が追加されていますよ。小型種族好きな自分にとっては「小型」特性の武器が増えたのがグッド! 夏発売予定ということですが、できるだけ早く欲しいですね。

2012-04-15

『ヒーローズ・オヴ・ザ・フォールン・ランズ』!

| 01:29

 今回は『ヒーローズ・オヴ・ザ・フォールン・ランズ』(以下『HoFL』)の話。とうとう発売になりましたね! しかも、160ページ近くの付録付き! アップデート適用済みの『PHB』収録クラスのデータとそれと『HoFL』コンバートルールも載っているのですよ。これは、本当にごっついです。桂さんたちほんまに凄いっ!



 まあ、本書はブログで何回か取り上げていますが、簡単な説明をば。D&D4版のサプリメントになりますが、エッセンシャル・ライン、つまり4版のプレイアビリティをより向上させたバージョンのプレイヤーのスタート本になります。『プレイヤーズ・ハンドブック』(以下『PHB』)のエッセンシャル版みたいなもので、プレイヤーはこれ一冊でD&D4版を楽しむことができますよ!


 収録クラスは防衛役のナイト、指揮役のウォープリースト、撃破役のシーフとスレイヤー、制御役のメイジになります。これらは『PHB』収録クラスの別バージョンになります。例えば、ウォープリーストクレリックの別バージョンって形。これらの収録クラスの特徴ですが、全体的にタフでシンプルになっています。PHBのクラスと比較して行動の選択肢が減っていたり、複雑な作用をする能力は無くなっていたりしますが、自分の専門能力が判り易くかつ強力なのです。4版はマス目戦闘です。自分の立ち位置、敵の倒す順番だけでも充分戦略性が高いのですね。エッセンシャル版のクラスがシンプルだからといって、戦闘がシンプルになるってわけでもありません。


 初心者にD&Dを紹介するために出来合いキャラを作ってDMすることが多いのですが、去年から主にこちらのエッセンシャル版のクラスを使用しています。やはりセッションが上手く機能しやすいですね。例えば、防衛役のマーク能力を最初からバリバリ使用できる初心者は少なかったのですが、ナイトならそれなりに的確な運用ができるとか。


 ただ、エッセンシャルについて気になっていたことがありました。高レベルのセッションはどうなるのかという点です。現在、伝説級のキャンペーン『シルヴァー・クロース戦記』にプレイヤーとして参加中です。全員がデータを駆使したキャラ(従来のルールを使用しています)を作り、手数を増やすビルドでもって数ターンで敵を殲滅させる短期決戦パーティを形成しています。遭遇の初めのラウンドに先手を取った撃破役が敵に接敵、マイナー・アクションも駆使をして数回殴ってヒット・ポイントを200以上削って倒す。だいたいこんな感じでやっていますので、基本1発しか殴れないエッセンシャル版のクラスでどれだけの火力が期待できるのかってのが今一イメージできなかったのです。後、こちらのクラスの運用は簡単なのですが、伝説級になりデータが増えたとしてもそれは変わらないか? これらを試してみたいなと思っていました。


 で、ちょうど『HoFL』を入手して遊びたい、できれば伝説級をプレイしたという仲間がいたので、「どどんとふ」とスカイプを使用したオンラインセッションをやってみました。


 シナリオは『ダンジョン・デルヴ』を改造したもの。戦闘遭遇2回、技能チャレンジ1回とし、マップはそのままで敵のデータなどは大幅に変更しました。プレイヤーは5名。2名のベテランがウォープリーストメイジを担当、ナイト、シーフ、スレイヤーはプレイ経験が少なく伝説級は初めてのプレイヤーが担当しました。後者の3クラスは運用が前者に対して簡単なので初心者にお勧めです。シーフとスレイヤーは自分が出来合いキャラを作成しました。


 まあ、4版プレイするのは1年ぶりってプレイヤーが大半で「1W増えたら固定ダメージも倍やっけ?」とか「斜めのマスも1歩で動けましたよね?」こんな感じでスタート。スレイヤーのプレイヤーはセッション30分前に出来合いキャラのデータをチェックとかもw でも、プレイし始めるとすぐにパーティとして機能し始めました!


 思ったよりも高ダメージがコンスタントに出力されるという感じで、百点以上のヒット・ポイントを持つ敵がばんばん倒される。ラストバトルはPCのほとんどが重傷になりましたが、だれも気絶することなくボスを撃破。みごとな勝利を飾りました。まあ、指揮役が実は撃破役だったり、制御役が実は指揮役だったり、撃破役が実は扇風機(素振りがお仕事)だったり、PC1番枠が実は引き立て役だったり、引き立て役のおっちゃんPCが実は主役だったりと番狂わせは多々ありましたが。まあ、こういう予測外のことも楽しいもんです!


 エッセンシャルの伝説級も面白いということを確信しました。後、重要なのが伝説級でも比較的ハードルが低い。後、デルヴ形式で短時間のオンラインセッションをプレイするのなどのプレイスタイルならば、エッセンシャルのクラスの方が適しているのかも知れません。もう来月にはもう一冊目の基本ルールである『ヒーローズ・オヴ・ザ・フォーゴトン・キングダムズ』も出ますし。こちらにも5種類のクラスが掲載されており、これ単独でも遊べるような作りになっています。この調子でどんどん充実していって欲しいものです。


 後、拙作にはなりますが『HoFL』のデータを使用した2レベル・アドベンチャーがホビージャパンの公式サイトで無料公開されました。


http://www.hobbyjapan.co.jp/dd/support/files/4e_mountain_of_red_boar.pdf


 こちらには『HoFL』収録クラスの5種類の出来合いキャラクターをつけています。こちらには詳しいデータも記載しましたので、公開済みの「D&D第4版 クイックスタート・ルール」と併せることでお試しプレイが可能ですよ。だいたいルール説明も含めてプレイ時間が半日で収まるように、短めのシナリオにしています。4人以上のプレイを前提にしていますが、敵の数を調整するなどで3人でもプレイ可能です。この場合、出来合いキャラを使用するのならナイト、ウォープリースト、シーフがお勧めです。後、蛇足ですが、敵は若干弱めにしています。D&Dエンカウンターズ並みの歯応えが希望のDMは、敵の数を増やすなり、PCを1レベルにするなり、調整をお願いします。


 まあ、D&D4版の初めてプレイする方々にお勧めなエッセンシャル。4版は興味はあるけどちょっとなと思われていた方も、この機会にどうでしょうか?

2012-03-20

『中世ヨーロッパの武術』!!

| 12:51

 今回は凄い本の紹介です。その名も『中世ヨーロッパの武術』です。


中世ヨーロッパの武術

中世ヨーロッパの武術


 中世ヨーロッパの戦闘技術とは重たい武器を力任せに振りまわすというイメージを持っていました。しかし、人の生死に直結する戦闘という行為に対して技を磨かないということがあるでしょう? 『否っ!』と著者は謳います。自分も本書を読んで納得しました。


 逆に何故そんな中世の戦闘技術は粗野というイメージが産まれたのか? 著者は19世紀イギリスのヴィクトリア時代からそれは発すると指摘しています。この時代、中世への関心が高まりこの時代の分析が進みましたが、その際あるバイアスがかかっていたということです。そのバイアスとは「時代とともにすべてのことが洗練され発展する」という思想です。それならば、当時のフェンシングに対して中世の戦闘技術は当然野蛮な粗野なものであってしかるべしという捉え方がされたとのこと。凄く説得力があります。


 後、身体の使い方の技術の伝承というものが極めて困難ということがあると思います。文字で表すのは難しく、絵画にしてもほんの上辺しか伝わらない。そして、基礎的な動きの常識が失われると、もうチンプンカンプンみたいな。


 昔観たB級アクション映画で印象深いシーンがありました。題名もどんな話だったかも忘れていますが、そのシーンだけは心に残っています。バスケ選手みたいに長身なアフリカ系アメリカ人ラスボス日本刀を使ったのです。その殺陣がまったくもって『なってねぇ!』。腰を下ろしても背が高すぎて様にならず、摺り足もしない。おまけに刀をサーベルみたいに片手で振りまわすわ。あぁ、何やこれって感じでした。


 この違和感は日本刀を扱う身体動作のデフォルトがインプットされているからです。そして、これは時代劇とか剣道のイメージによって構成されたものです。しかし、武術研究家の甲野善紀氏は日本人の身体動作は明治時代に断絶があると指摘します。従来はなんば歩きに代表される身体をひねらない動作が基本でしたが、それが西洋式に変更。根本のパーツが変更されて多くの精緻な技術が失われたとされています。


 まあ、単純に考えて江戸時代と現在ではライフスタイルがまったく違います。身体を動かす量が圧倒的に減ったということもありますが、そもそも着物を着て畳の上で日常的に生活している人なんて極々わずか。つまり、武術の基本パーツであったであろう「着物を着崩さない身体の動かし方」とか「畳の上での腰の下ろし方」とか、昔なら普通に会得したことも現代人は持ち得ていないということになります。それらの身体操作の常識がない状態で古武術に触れてもちんぷんかんぷんということですね。


 で、本題に戻りまして中世ヨーロッパの武術。体つきも違う、西洋式の身体操作の常識もあるか疑わしい、そもそも向こうの技術も断絶している。これらをどう紹介するかということです。著者の長田氏は実に丁寧で誠意のある紹介していると思います。


 中世武術を伝える当時の書籍の内容を「できるだけ忠実に」紹介されています。また、これらの書籍には解説図がついていますが、これらをリアルな頭身の癖のないイラストにすべて書きなおされています。当然、イラストも原書の方がよいという意見もあると思いますが、自分は著者の姿勢に賛成です。中世武術書のイラストを見たことがありますが、当時の絵画技法は癖があって見づらいのですよ。誤謬が産まれるのは承知でも、現在の遠近法のある絵画技法で描きなおしてもらった方が圧倒的に見やすいと思います。


 また、武術うんぬんの考察以外にも、本書は中世チャンバラの上質なポーズ集としても大変有用だと思います。片手剣を構えた戦士を描こうとします。当然、足の位置や腰の高さ、肩の角度を決めなくてはなりません。右足と左足、どちらが前? 膝は伸ばすの? 攻撃し易いように初めは曲げておくの? それとも伸ばした状態で素早く攻撃に転じる技法があるの? こういう疑問は本書でかなり解決するのではないかと思います。


 後、蘊蓄ネタの宝庫であることも嬉しかったです。板金鎧を着てどれだけのダメージを防げるとか、どれだけ動けるかとか。30kg以上もある鎧を着用して身軽な動きはできないというイメージがありますが、それを否定しています。現代の兵士の装備重量が約40kg。さらに板金鎧は荷重のかかり方が全身に分散しています。これで走れないということはないとのこと。完全武装して宙返りするということを現在で実証した人もいるそうです。90年代のリアル志向のTPRGシステムには重装鎧に多くの行動ペナルティを与えるというものが多いですが、実際にはリアルではないのかもしれません。ただ、鎧を着用すると熱が籠るのでスタミナ消費が大変激しいとのこと。超人的な体力の持ち主でも5分間以上は動けないとのことです。まあ、以前のシステムでは重装鎧の防御力の高さは行動ペナルティを与えることでバランスをとってましたが、疲労度の高さを代償にするのがリアルなのかもしれませんね。で、魔法の鎧にはガンダムの胸みたいな排気機能がついているとかw


 それと、ダガーを逆手で持つことが多いのは、主武器の片手剣を左側に吊るしているのが原因だそうです。右側につるしたダガーを抜くのは自然と逆手になってしまうのですね。なるほど。


 後、本書で感心したのは700ページ近くもあるのに値段が2,800円と安いということです。本屋で見た時、5千円以上はすると思いましたし。

 このような素晴らしい本を出していただいた長田氏と新紀元社に感謝! TRPGファンはもちろん、中世やファンタジー世界のイラストや小説などをかこうと思う方々にもお勧めですよ。ぼんやりとしたディティールを埋める手助けになるはずです。

marieirumarieiru 2012/03/23 23:49 これわぜひとも購入しないといけませんね。
嗚呼 今月わ出費の嵐だw

YasujirouYasujirou 2012/03/24 00:20 >marieiru様

値段以上の価値はあると思いますよ!

2012-02-21

『ウォーハンマーRPG 体験会』二回目!

| 00:37

 先月、お知らせした『ウォーハンマーRPG 体験会』ですが、二回目が開催されますよ!


http://www.hobbyjapan.co.jp/wh/


 今度は2月26日。今度の日曜日ですね。一回目が好評だったそうで、二回目を開催するとのことです。


 都心で交通の便の良い「Role&Roll Station」で月一回ペースの開催ってのはすごいですよね。定着して欲しいものです。

 近けりゃ自分も押し掛けて行くのですが。大阪からでは遠い……。

marieirumarieiru 2012/02/24 20:07 今 耳の調子が悪いので行けませんが、体調万全ならぜひ行きたかった・・おし 地元で開催w

YasujirouYasujirou 2012/02/25 01:22 >marieiru様

おそらく月一で開催してくれる模様ですよ。
地元で開催されるのなら成功を祈ってます。

2012-01-10

『ウォーハンマーRPG 体験会』開催!

| 00:56

 遅ればせながら明けましておめでとうございます。


 今回はコンベンションの告知です。1月28日に秋葉原のアナログゲーム専門店、「Role&Roll Station」にて『ウォーハンマーRPG 体験会』が開催されるとのこと!


http://kmita.blog66.fc2.com/


 マスターはウォーハンマー翻訳チームで一緒に仕事をした見田航介さんになります。丁寧なマスタリングをされる方で、初心者サポートもばっちりだと思います。


 自分も最近初心者を交えてのセッションのマスターをして、『ウォーハンマー2版』はルール骨子がシンプルだなと再確認しました。初期キャリアの場合は特に覚えなくてはならないデータってそれほど多くないと思います。戦闘時のキャラクター運用も、見習い魔術師などのほんの一部の例外を除いてだいたい同じ感じになります。しかし、シンプルだからといって戦闘が単調になるかと言えば、デッドリーな部分があって気が抜けず色々戦略の練り甲斐もあります。また、できることが少ないと言ってキャラクターがだいたい同じということはなく、多彩なキャリアによって設定で差別化されています。ツボの押さえたシステムで、想像以上にとっつき易いと思います。実際、セッションに参加してくれた初心者の学生プレイヤーの方々も楽しんでくれた模様です。

 参加枠が限られていますので、興味のある方はお早めに!



 また、同じ場所で今年発売予定の『エクリプス・フェイズ』の体験会も開催されます。『エクリプス・フェイズ』はアメリカのSFものTRPGです。自分はSF小説には詳しくないのですが、現在の最先端のSFアイデアがこれでもかってくらいに詰め込まれたゲームです。


 幸いしてサークルの友人がマスターしてくれたことがあり数回プレイしたことがあります。この世界では人格がデータ化していて、それを義体にインストールして動かします。ここまで技術が発達したらPCのアクションの性質が変わっちゃうのですね。PCの一人が潜入工作をしたとします。他のゲームなら情報の入手、それの伝達、その情報の分析は別々に行ないます。盗賊が怪しい儀式書を盗んで、宿屋に忍びかえって仲間に渡す。魔法使いや僧侶がそれを調べるなどですね。しかし、『エクリプス・フェイズ』では、仲間の脳内にリアルタイム中継も可能なんですね。そしてそれを本人が逐次追わなくても、補助脳ってのがあってそれにチェックしてもらうとかも可能。まあ、そうなるとハッキングとかの問題もでてきたりしますね。そもそも、人格がデータみたいなものだし、それが改ざんされることもあるかもしれない。そうなると、そもそも人格ってなんだろなとか……なんかプレイしながらSF的な考察をしてたりみたいな。


 後、このゲームしかできそうにないキャラクターなどもいて楽しめます。サンプル・キャラクターには強烈な個性は放つ奴らが混じっています。蛇型義体の密輸商とか。個人的に一番ビビっときて、初プレイ時に使わせてもらったのはこれ!


f:id:Yasujirou:20120111005544p:image


 蛸型義体? ハッカーのアイコン? いいえ、違うんですね。彼は本物の蛸。Upliftといって人間レベルまで知能を“上げていただいた”蛸なんですね。シナリオにNPCにゴリラのボディガードとかもでてきて、あぁもうって感じでした。サプリメントには衛星軌道を遊泳するクジラのハッカーみたいなキャラクターもあるらしいです。すごいですね。


 こちらも参加枠が限られていますので、興味のある方はお早めに!

marieirumarieiru 2012/01/11 18:42 新作のSF物なのかー と思ったらPCキャラがタコ!
さすがわTRPGの老舗アングロサクソン系。
日本でわ精々が妖怪が出るところを・・・w

EpiktEpikt 2012/01/11 22:18 電脳イルカの昭和は遠くなりにけり、ですか。

YasujirouYasujirou 2012/01/12 00:22 >marieiru様
和製TRPGで動物型PCがプレイできるシステムは、案外多かったと思いますよ。
『ダブルクロス』とか。

>Epikt様
ジョニィのイルカですね。このタコもクジラもあのイルカの系列だと思います。
もっとも『シャドウラン』にはまった時にギブスンとかのサイバーパンクものを読んだくらいで最近のSF界の流れは判らないのですが。
しかし、ジョニィの脳みそが200Mだったことを考えると昭和は遠くなりにけりですね。