MBA留学日記:Takeaway from Cornell RSSフィード

2006-03-06

[] 徹夜はさすがにしないけど、面白かったビジネス書

はてな「徹夜するほど面白かった小説を教えてください」という質問が注目を集めている。文学部出身の本フェチの僕としては、小説やノンフィクションで徹夜本を挙げだしたらキリが無いし、第一このブログの趣旨に沿っていないので、やめておく。かわりにビジネス書はどうかな?と思って、リストアップしてみた。さすがに徹夜するほど面白いビジネス書って殆どないので、「徹夜はさすがにしないけど、面白かった」程度だという前提で。


#以下、あくまで「面白かった」ビジネス書であって、「役に立った」のとはまた違います。結局、役に立つビジネス書って、個人及びシチュエーションによってまるで違いますし。個人的には、必要に迫られて読むときに読むものが一番役に立つのでは、と思っています。なので、下記はエンターテインメントとしてのビジネス書、くらいにとらえてください。


・「企業参謀」大前研一

もはやクラシックと言えるのでは。読んでるだけで頭がよくなっていく錯覚を起こさせてくれる本(当然、錯覚に過ぎない)。事例をもとに思考を掘り下げて言ってくれるので、面白く読める。ものごとを考えるということは、ここまで考えることなのか、と唸らせる。繰り返し読む価値あり。


・「マーケティング22の法則」アル・リース、ジャック・トラウト

最初から最後まで、メッセージが一貫している。すぐ読める。強引な例もあるけど、だいたいマーケティングの原理に合った内容。なんだかんだで、未だにこの本が僕のマーケティングの考え方のベースになっている気がする。


・「戦略プロフェッショナル」三枝匡

三枝さんカッコよすぎます。単なる理論屋ではなく、戦略をつくり、チームを動かし、Executionする熱い心と実行力。小説風で、一気に読める。


・「失敗の本質」

第二次大戦日本軍はなぜ負けたのか。組織論的アプローチからそれを探る。ビジネスの例ではないけれど、組織の問題って普遍的なのでは。日本の元気のない大企業の中ってどんな感じなのか、知りたい人はこの本をどうぞ。だいたいこんな感じです。


・「エスキモーに氷を売る」ジョン・スポールストラ

スポーツ・マーケティングが舞台ですが、すべてのマーケティングに通用する考えが学べる。弱小チームなのに、観客は満員。映画のストーリーのようなことを、この人は実際に起こす。こんなマーケターになりたい。


・「60分間・企業ダントツ化プロジェクト」神田昌典

ちょっとあざとい感じもしますが、この人の本はだいたい面白いです。細かい理屈じゃなく、とことん顧客のことを考えて商売をすることの重要さを思い知らせてくれます。


・「プロフェッショナルの条件」ピーター・ドラッカー

大御所の本。これは読みやすい。シュムペーターなどの逸話が心に響く。なんというか、俺もやってやるぜという心構えに。


・「発想する会社!」

ビジネススクールのケースでもよく取り上げられる、カリフォルニアのデザインファームIDEOの話。面白い会社とは、面白い組織とは、イノベーションの起こし方とは。読んでて楽しい。こんな会社につとめたい/こんな会社を作りたい。


・「ザ・ゴール」エリヤフ・ゴールドラット

ベストセラーで定番過ぎますが、馬鹿にできない。イッキ読みの面白さ。これだけは本当に徹夜可能本かも。多くのビジネススクールでも副読本で、オペレーションの授業で学ぶエッセンスが凝縮されている。オペレーションを学んでからまた読むと、その凄さが分かる。


なんかリストアップしてみると、定番本が揃ってしまいました。すいません。

e-angeluse-angelus 2006/03/07 13:04 こんにちは!ビジネス畑外なので、おもしろく読めるものをさがしているところでした。「失敗の本質」はあちこちで耳にするので、是非読んでみたいと思います。その他にも惹かれるものがたくさんありました!!楽しみです。

YodaYoda 2006/03/07 18:00 HRにご興味おありのe-angelusさんなら、「失敗の本質」はうってつけだと思います。「発想する会社!」とあわせて読むと、とても対照的です。

e-angeluse-angelus 2006/03/12 23:00 なるほど、次は是非そちらを!「失敗の本質」、現在の行政組織にも共通するものがあり、日本人のメンタリティってそうそう変わってないのかなあと、しみじみしてしまいました。