2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

戦後知識人の系譜

戦後知識人の系譜 (発言者双書)作者: 高澤秀次出版社/メーカー: 秀明出版会発売日: 1998/04メディア: 単行本この商品を含むブログを見る高澤秀次は柄谷行人のインタヴュワー(『文學界』2001年1月号・2月号では鎌田哲哉と共にロング・インタヴューを行ってい…

週刊誌メモ

『週刊新潮』12月06日号「福田和也の闘う時評」/「資産家「丁家」の文雅」 丁如霞・〈聞き書き〉和多田進『丁家の人びと』の書評。 『週刊文春』12月06日号「文庫本を狙え!」/本田靖春『我、拗ね者として生涯を閉ず(上・下)』(講談社文庫) この本は福…

週刊誌メモ

『SPA!』12月4日号「文壇アウトローズの世相放談「これでいいのだ!」」/「NOVA報道でも思うけれど、20代は海外への憧れってないね」 ローマ法王庁枢機卿であった濱尾文郎の父濱尾四郎は古川ロッパの実兄なんだという。福田は高校三年生の時、ルイ-…

『古くさいぞ私は』その2

「カルトを超えたウルトラ・マイナーは偉大なニッポン文学」(P122〜127、初出『クレア』1993年11月号) これをミニマリズムと呼べ 小沼丹(「白孔雀のゐるホテル」) 上林暁(「お竹さんのこと」) 小山清(「落穂拾い」) 木山捷平(「去年今年」) 「ニュ…

『シブい本』その2

「雑文集で選ぶちくま文庫ベスト10」(P52〜56、初出『ちくま』95・11) 種村季弘編『東京百話』(天の巻・地の巻・人の巻) 中野翠編・森茉莉『ベスト・オブ・ドッキリチャンネル』 三島由紀夫『私の遍歴時代』 藤森照信編・今和次郎『考現学入門』 赤瀬川原平…

古くさいぞ私は

古くさいぞ私は作者: 坪内祐三出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2000/02/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (19件) を見る 「一冊の本『精神現象学』」(P40〜43、初出『一冊の本』98年5月号)は、『シブい本』所収の「精神の現…

週刊誌メモ

『週刊新潮』11月29日号「福田和也の闘う時評」/「普通の家族が一番怖い」 岩村暢子『普通の家族がいちばん怖い―徹底調査!破滅する日本の食卓』(新潮社)の書評。 『週刊文春』11月29日号「文庫本を狙え!」/野村麻里編『作家の別腹』(知恵の森文庫) …

シブい本

シブい本作者: 坪内祐三出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1997/06メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (18件) を見る 担当編集者は萬玉邦夫。いずれ『完本 文庫本を狙え!』が刊行されると思うが、『シブい本』に収録されている「…

週刊誌メモ

『SPA!』11月27日号「文壇アウトローズの世相放談「これでいいのだ!」」/「小沢は民主党が歯痒いんだろう、「子供の政治ごっこかよ」と」 ゴルフと小沢一郎と渡邉恒雄について。福田曰く、小沢は自分中心主義で、他者性が欠けているらしい、また、福田…

週刊誌メモ

『週刊新潮』11月22日号「福田和也の闘う時評」/「新訳『幼年期の終わり』 」 改稿版は冷戦崩壊による影響が大きい。 『週刊文春』11月22日号「文庫本を狙え!」/田中小実昌『新編 かぶりつき人生』(河出文庫) 小実昌本は八割方所有している坪内も持って…

週刊誌メモ

『SPA!』11月20日号「文壇アウトローズの世相放談「これでいいのだ!」」/「巨大化、高級化、ご当地もの−ハンバーガーブームはどこへゆく」 ハンバーガーと大盛りとガイド本についてのお話。 『週刊ポスト』11月23日号「この人に訊け!」/坪内祐三「当…

四方田犬彦『先生とわたし』

先生とわたし作者: 四方田犬彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/06メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 67回この商品を含むブログ (88件) を見る四方田犬彦『先生とわたし』読了。 加藤典洋(朝日新聞の文芸時評)や鈴木晶(『論座』での書評)は著者が…

ペイパーバックの中野重治

中野重治評論集 (平凡社ライブラリー)作者: 中野重治,林淑美出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1996/05/01メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る 平凡社ライブラリーの『中野重治評論集』が品切れになっている。 中野重治の廉価版の…

現代日本の思想地図

2005年に刊行された『大航海 No.55』(新書館)の特集は「現代日本の思想地図」であるが、特集の執筆者の中で年若い五名。姜尚中を担当している黒宮一太(1972-)、斎藤環を担当している鵜飼大介(1975-)、福田和也を担当している藤本龍児(1976-)、佐伯啓…

週刊誌メモ

『週刊新潮』11月15日号「福田和也の闘う時評」/「一つの味を喪った日」 行きつけの中華料理店「聚寶園」が道路拡幅のため閉店したとのお話。料理と記憶の関係を語ってます。 『週刊文春』11月15日号「文庫本を狙え!」/黒川鍾信『神楽坂ホン書き旅館』(…

週刊誌メモ

『SPA!』11月13日号「文壇アウトローズの世相放談「これでいいのだ!」」/「祝ノーベル平和賞。地球環境よりゴアの体内環境は大丈夫か?」 ドリス・レッシング、ジャック・バーザン、馮友蘭、荒畑寒村という長命な人物について話している。福田、学生に…

現代落語論

現代落語論 (三一新書 507)作者: 立川談志出版社/メーカー: 三一書房発売日: 1965/12/10メディア: 新書購入: 7人 クリック: 67回この商品を含むブログ (36件) を見る 長らく品切れであった三一新書の『現代落語論』が「2007年9月10日 第1版第32刷発行」と増…

小沢信男『通り過ぎた人々』

通り過ぎた人々作者: 小沢信男出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2007/04/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (15件) を見る 小沢信男『通り過ぎた人々』読了。小嵐九八郎『蜂起には至らずが』が列伝による新左翼活動家への…