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アジアで働くマーケティングプランナーからの手紙 RSSフィード

2010-10-31

ハッチバックの勢いに見るタイの若者の価値感

僕がタイで仕事を始めた2006年時点では、車は「セダン」という傾向が非常に強かったと思います。しかし、その後のHonda JazzToyota Yarisに見るハッチバックタイプの売行の伸張、2009年に発売されたMazda 2のハッチバックタイプのヒットを見るとこの「セダン」一辺倒の傾向が少しずつ変わってきていることが顕著です。

JazzYarisやMazda2は安いから買いやすい、だから売れているのでは?という反論もあるかと思いますが、同じ価格帯にHondaのcityやToyotaのAltisといったセダンがあり、Mazda 2にはセダンタイプもあるけれども、セダンよりハッチバックの伸張率がより高いことを考えると非セダンの勢いが増しているのは確か。

これまで、タイ人は「人気があること=多くの人が使っている」ことが重要な指標だったけれども、「uniqueであること」の重要性が増していることを象徴する事例だと考えています。

2010-10-24

ブランド服はいらない。

以前に書いたこともありますが、タイは見えないカースト制度があります。よって、同じカテゴリーでもその階層に適したブランドラインナップが揃っています。例えば、シャンプーマーケットにおけるユニリーバのブランドラインナップは、高価格帯のDOVE、普及価格帯のサンシルクと明確にブランドをわけています。タイの多少裕福な人たちは、基本的に普及価格帯のシャンプーは眼中にありません。

ここからも読み取れるように、「高ければいいものだ」「ブランドものはいいものだ」という気持ちが結構あることは確かです。

ただ、この感覚が通じないカテゴリーがあります。それが、「洋服」です。タイにもSODAやグレイハウンドといったmade in THのタイブランドがあるのですが、うちの会社の裕福なスタッフ達でもこういうブランド服はあまり買いません。その代わり、昼ごはんの時の屋台外に連なっている洋服屋台だったり、チャトチャックマーケット(weekend marketとも呼ばれています)で、ノーネームの服を購入して着まわしています。

なんでだろう?と思って、「なぜブランド服を着ないの?」って聞くと、「高いから」と普通の回答。でも、君達、高いシャンプーとか買ってるじゃん。。。すると他の子が、「服は質より数です」と一言。なるほど、確かに、一理あり。そういえば、うちの会社の裕福でおしゃれな社員達は同じ服を着ていることがあまりないなぁ。同じ5,000バーツを支払うなら1枚よりも10枚。わからなくはないな。

2010-10-15

自動販売機という可能性

タイには自動販売機という文化がありません。盗難の危険性・物流の未整備・道端の屋台の多さ・気温の問題などなど、理由は思い浮かびます。しかし、とある日本企業の本社入口で、自動販売機が備え付けられて、日本と同じように缶とペットボトルが売られているのを発見しました。その前で5分くらい観察していると、4人が購入。なるほどー、なかなかの頻度。珍しいのかもしれませんね。

日本の古い地下鉄車両が、南米とかで再利用されているように、コンビニの普及で不必要になった日本の古い自動販売機をタイに持ってくるのは、面白そうだなぁと思いました。道端に置くのは問題があるのでしょうが、オフィスビル内なら、エッジのたったデコレーションになりそうだし。あくまで、商売というよりは、デコレーションのような意味が強いでしょうが。。。

2010-10-08

「急がば回れ」という感覚で仕事ができるか?

タイ人と仕事をしていて、良くも悪くも、「時間をかけずに直感で仕事をする人種だなぁ」と感じることがよくあります。典型的なのがクリエイティブアイディアを話す時。一度考えたアイディアを横において、違う視点で考えてみようということを自らやろうとする人が少ないなぁと思う。

日本人のクリエイティブだと、行ったり来たり、さらに行ったり来たり、ギリギリまでこのアイディアで行こう!って決まらないのが常な気がするけれども。。。

もちろん、これにはいいことがあります。それは労働時間が少なくなること。それから、変に考えすぎて、アイディアが複雑になったり、わかりにくくなったりすることも避けることができます。

ただ、企画案を一度スクラップして、もう一度考えたりしてみると、似たような案であっても深みがあるものができたりするのも確か。(経験上なので、必ずではないと思いますが)タイ人だけだと、どうしても今手持ちにあるアイディアからどうしようという議論になるので、議論が前にしか進みませんが、あえてバックさせて考えてみる、脱線させて議論してみるという視点で見ることが外国人の役割なのではないかなぁと思います。

今日の打ち合わせで、いつも通り、違う視点が無いかどうかという議論をする前に結論に急ごうとする場面に出くわしました。そこで、「急がば回れ」ということわざを辞書で調べて、「The shortest way round is the longest way home」であると知り、早速使ってみました。すると、タイ人的には唖然とした様子。タイ人に、この感覚は無いらしい。タイ語ではこのことわざは無い言い張るタイ人も。。。本当か!?言葉にないなら、この感覚がないことは仕方がない。。。しかし、信じがたい。。。要チェックや。。。

2010-10-03

Thaiにおけるfacebookのポジション

仕事中、タイ人の多くのスタッフのパソコン画面には、見慣れたサイトが立ち上がっています。そのサイトは、今や世界で最も高いアクセス数を誇るfacebook

いったいどれくらいのタイ人がfacebookを利用しているのだろう?と思ったら、ちょうどいい情報がありました。9月時点で、タイのフェイスブック利用者は514万人。人口に対する普及率は7.6%だそうな。ちなみに、日本では100万人超らしいです。日本と比較しても、タイにおけるfacebookの存在感が高いことがよくわかり、「なるほど、みんなが仕事中に楽しんでいる理由もわかるなぁ」と思った瞬間でした。

これだけ生活に密着しているため、タイではfacebookを活用したマーケティングがジワジワと定着しているようで、例えば、化粧品ブランドは必ずといっていいほど、フェイスブックにメーカーグループを持っている模様。

ネット関連広告はまだまだと思われていたタイですが、ここ1,2年は、そんなことは言っていられない状況。そろそろwebに特化したマーケティング会社やwebに強いマーケターが求められる段階に入っているかと思います。

ちなみに、facebookの仕事中の利用は制限しないほうがいいというのが、僕の持論です。制限しても、どうせ、やりますから、みんな。(僕も含めて)