新小児科医のつぶやき

2012-02-10 決めセリフの検証

2/6付週間ダイヤモンドより、

内容全体は「もう」どうでも良いのですが、

本来、医師は高い志やコミュニケーション能力が要求される職業だ。だが、偏差値偏重の今の制度では、協調性や思いやりに欠ける生徒も入学してくる。

定番の決めセリフですが、たまにはじっくり取り組んでみます。


偏差値とは何ぞや

今回記事になっている場合の偏差値とは学力の指標です。もっとあからさまに言えば、高校生が大学入試に求められる学力の指標であり、そこには人格的要素も身体的要素も一片も含まれていません。

では具体的に偏差値は何を示しているかです。おおよそ2つの指標を示していると考えられます。

  1. 忍耐力
  2. 応用力

学力としてまず求められるのは基礎知識の習得です。英語なんかがわかりやすいかも知れませんが、とにかく単語、文法、慣用句を覚えなければなりません。歴史もそうで史実をとにかく覚えないといけません。いかなる教科であっても求められる基礎知識があり、これを覚えなければ次の段階に進めません。これを覚える能力が忍耐力です。スポーツなら基礎体力作りにあたります。

これが一般的には実に面白くありません。多感な時代ですから、他への誘惑を我慢しながら覚えこむことが必要であり、さらに長期間の継続が求められます。一夜漬で済ませられる量ではないのは皆様良く御存知の通りです。さらに覚えるときには集中力も必要です。漫然とやっていたら時間ばかりがかかって、成果が上がりません。

そうやって基礎知識を習得したら次に試されるのは応用力です。応用力と言っても、習得した基礎知識の組み合わせ能力と言ったほうが良いかもしれません。もう少し言えば、基礎知識の習得は往々にして断片的な習得になります。これを横断的に使いこなす能力と言っても良いかもしれません。さらにもう一面で言えば、基礎知識の習得の深さを見ているとも言えます。

たとえば解けなかった問題があるとします。解答を見た時の反応として、

  • 「なるほど、そうやって考えるんだ」
  • 「そこまで知ってなければならないのか」

「なるほど」の反応は応用力の不足です。「そこまで」は基礎知識の不足です。これらを現す指標が偏差値です。


偏差値的学力と偏差値的能力

偏差値的学力はあくまでも高校までの学力の指標に過ぎません。だから偏差値と本人の真の能力・適性は無関係であるの主張はあります。一面は真実であり、一面は違うと考えています。偏差値的能力と言う指標です。偏差値とは見方を変えれば、高校までの教科を材料にしての基礎知識の習得力と、それを使っての応用力を測っている指標と見ることもできます。もっとピュアに見れば、いかなる題材に対する知識習得力と応用力があるかを計る指標と考える事も可能です。

ここもあえて定義しておくと、

    偏差値的学力・・・大学入試のための学力
    偏差値的能力・・・あらゆる題材に対する基礎知識習得力とその応用力

違いがわかりますか。学部によって差はありますが、高校までの授業の延長線上に大学の教育があるわけでは必ずしもありません。もちろんまったく無縁ではありませんし、学部教育の基礎学力として必要ですが、大学では高校までとまったく違う体系の学問を習得する場であるとも言えると思います。

学生として求められるのは、新しい学問体系を実質ととしてイチから学習する事が出来る能力の有無です。そういう能力は、偏差値が要求する基礎知識習得力と応用力がニア・イコールになるとも言えます。あくまでも見方ですが、高校時代までに学校の教材で能力の壮大なテストをやっていたとも言えます。つまり英語なり数学が学力として優れているというより、英語なり数学と言う題材を身につける能力をより高くと言うか同時に評価していると言う事です。

高校の教材で偏差値的学力が発揮できるのであれば、大学での新たな体系の学問の習得でも同じような能力を発揮できるはずだの見方です。一番良いのは大学の教育で試すのが良いのでしょうが、そんな事は全員に出来ないので高校までの偏差値で代用です。

こう書くと何か偏差値至上主義者みたいになっちゃいますが、偏差値と言う物指しも欠点は多々あります。偏差値的能力評価にしても結局のところ「サッカーが上手ければスポーツは万能のはず」式のものであり、共通項としての運動能力を一つの競技の実績から類推しているものに過ぎません。ですから当然ハズレも出てくるわけです。

ただ他の指標を用いるより近似値としてまだマシであり、これに取って代わる指標が現在のところないので使われているだけだと思っています。


私は医学部しか経験が無いので経験値が狭いですが、医学部では偏差値的能力の物指しはある程度有用と考えています。医学部教育はとりあえず膨大な基礎知識を習得しなければなりません。基礎知識が膨大ならその応用もまた大変と言う事です。これも偏りすぎた見解かもしれませんが、医学部で求められる能力は創造力ではありません。むしろ偏差値的能力に基づく高い情報処理能力とした方が相応しいと思っています。

正直なところ、あの陰気な暗記はかなりの忍耐力が必要と今でも思っています。今でもそんなに変わっていないと思いますが、医学部レベルの医学知識なんて殆んどは理屈でなく、単に存在する現象の暗記ですから結構大変なもので、なおかつそんな事を6年も続けるわけです。


偏差値的能力の限界

偏差値的能力には冒頭の方で記した通り、人格的要素は一切含まれません。人格的要素と偏差値的能力は別個の指標になるかと考えています。世の中には残念ながら人格的に問題のある人間は一定の比率で存在します。ただし偏差値的能力と連動しているとは思えません。偏差値的能力の高い群にも、中ぐらいの群にも、低い群にも分布しています。

私の知る限り、どの群にどれほどの分布がある、つまり濃淡があるとの明確な研究データはなかったかと存じます。基本的に独立した指標ですから、相関性を論じる事にはあまり意味はないとさせて頂きます。

偏差値的能力の高い者は、医学教育を習得する点については、医学部教育の特性からして適性が高いと今日はしています。しかし医師になれる(国家試験に合格する)のには適性が高くとも、医師として人格的適性があるかどうかは偏差値では計れないの指摘は間違っていません。これは偏差値が計っているものがまったく別の能力であるので必然として生じます。


人格の指標は作れるか

問題医師の出現を極力抑制し出来ればゼロにするべきだは、論だけでは天下無敵の正論です。ただ正論を唱えるだけで何事も解決するのなら世の中苦労しません。問題医師をたとえば医学部入学時点で排除するとなればどういう指標が必要かです。医学部学習に求められる能力は偏差値的能力が指標となると今日はしています。しかしこの指標だけでは人格評価は不可能です。

そうなると人格を評価する指標が必要になります。具体的な手法論は今日は控えたいと思いますが、人格的能力をなんらかの方法で評価することの空恐ろしさをご存知なのだろうか思っています。記事ではさも当然のように、

    協調性や思いやりに欠ける生徒

こういう人物を排除すべしと唱えていますが、少しでも考えれば、こういう人物は医師だけでなく、かなり広範囲の職業で失格の烙印を押されます。それも高校生の時点で押されるわけです。そういう人格評価を高校時代に刻み付けろと記事は主張されているのでしょうか。医学部在学中でも同じようなものです。言ったら悪いですが、そういう指標を高校生(大学生、いや社会人でも)の評価に導入するなんて事の実現性はゼロに近い様な気がしています。

ま、偏差値は必要条件であり、人格的要素は十分条件とは言えますが、この2つの条件は独立しており、なおかつ人格的評価をとくに大学入試レベルで行うのは不可能に近く、入学後であっても余程の外れ値に間接的に対応するのが「やっと」として良いでしょう。これは医学部だけでなく普遍的にほぼすべての学部にある程度共通しています。


これも社会かも

問題人物はあらゆる職種に存在します。もし存在しない職種があれば教えて頂きたいと思います。もっとも問題人物と言っても濃淡はそれこそ様々であり、言い様によっては、私も含めてほぼすべての人間はなにがしらかの問題を持っています。

問題人物でも極端なものは、それこそ犯罪行為まで手を染め、然るべき処分を受けます。しかしそれ未満の者は確実に存在し続けます。そういう人物は迷惑がられながらも、周囲がカバーしながら、また激しい摩擦を起こしながらも「なんとか」社会の一員として組み込みながら暮らしているのが実相だと思っています。

存在理由としてはたとえば「協調性」や「思いやり」が乏しくても、持っている技術・能力への評価とか、違った角度からの発想力を評価されたりがあったりします。場合によっては員数合わせ、猫の手扱いでも価値が認められるも時に認められます。さらには「協調性」や「思いやり」があまり必要としない分野の仕事も少ないですがきっとあると思います。

かなり弩級の問題人物と付き合うのは本音では嫌です。そりゃ排除したいと思ってしまうのは自然な感情です。私もウンザリするような経験をした事があります。それでも全部排除は無理じゃないかと思っています。否応無しで存在は厳然としてあるわけですから、自分が出来る範囲でどう対応するかを考えるのもまた社会かと思っています。

JSJJSJ 2012/02/10 08:56 偏差値の高い集団ほど、アスペルガーの比率が高い、という説がありますね。
あれって、都市伝説ですかね?
現実にそういうことを言う専門家を一人(=私の妻です)知ってます。
同時に、人口の半分は自閉症スペクトラムに入るんだ、とも言ってましたが。 
(雑談の途中で出てきた話題なので、私の記憶が正確ではないかもしれません。)

ちなみに私は妻からアスペルガーの疑いをかけられています。

BugsyBugsy 2012/02/10 09:15 >偏差値偏重の今の制度では、協調性や思いやりに欠ける生徒も入学してくる。

どこの学部でも そんな学生はいます。ただ就職や大学院の進学の際、面接は大変重視されます。本人の協調性の無さ、社会的常識の無さなぞ一発で見破られます。面接とは本来「将来この人間と一緒に仕事がしたいか、指導する気をおこさせるか。」という点に尽きます。
医師不足だからといって 問題人間を入れたらその組織は内部崩壊です。面接のときの変な予感は殆ど的中しています。だから容赦しません。

しかし上級公務員試験を合格したり有名大学を出てマスコミに入って得意満面の人間にも そんな思いやりの無い奴はたくさんいると吐露してるんですな(笑)。

元ライダー元ライダー 2012/02/10 09:17 今日のエントリーは、まったくもって同感です。
ひとつコメントすれば、他職よりも協調性や思いやり、責任感にあふれる人間が相対的に多かったことが、現状タイプの医療崩壊の一因になっていると思います。「協調性や思いやり」も100%の善ではないということです。

>妻からアスペルガーの疑いをかけられています。

女から見れば、男は皆アスペルガー。
自分の期待どおりに動かん男は空気読めないのレッテル。

Med_LawMed_Law 2012/02/10 09:19 医師として必要な最低限の情報処理能力が無ければ、人格も何もないだろうと私は思います

薬で言えば、まず”薬効”、その次に”副作用”です
副作用が無かったというだけでは、薬にはなりません。水でも代用できます
(ホメオパシーのようなインチキが悪用してます)
もちろん、検証作業は”副作用”から入りますが、それは”薬効が期待できる”時に限られます

医学部入試で言えば、試験科目を増やすのが適当だろうと思ってます
国語・社会・体育まで入れれば、そこまで処理できる人だけが医学部に入れます
更に音楽・技術・倫理まで入れれば更に良いでしょう

人を並べれば偏差値で評価できますが、偏差値の否定は序列を決めないということと同義で、入学試験という制度そのものを否定することになります
その先は、全入にして、内部で落第させたり、国家試験で落第させることになりますが、無駄に青春を浪費する人を減らす点で、入試は機能させるべきだと思います

必要な例外処理と、基本的な専門家要請事項とを混同するような批評家は、自らが厳しい非難を受けることになることでしょう

一産科医一産科医 2012/02/10 09:59 かつてはそういう医師を排除するシステムとして医局制度が機能していたわけですが。

>協調性や思いやりに欠ける医師
こういう医師はたいてい他の医師や医療職とトラブることが多く、関連病院に赴任して半年もするとその病院の院長が
「○○先生をそろそろ他の病院へ異動を・・・。」
なんて教授や医局長に相談に来る、なんてことが結構ありました。
(自分はそうなっていない・・・と信じたいですが)

医局人事でもそういうことを繰り返す医師は、大学に封印したり、比較的摩擦が少なくて済みそうな閑職につけたりなどしていましたが、「医局制度=悪」というのが大勢ですから、今後は各病院が自己責任で採用するしかないんでしょうね。

まあ、医師の仕事も色々あるので、協調性やコミュニケーション能力がさほど要求されない仕事もあるといえばありますよね。

個人的には、偏差値は確かに人間のある一面しか評価していないことは確かですが、人間の人格を形成する要素のうち、知識量・知的好奇心・論理的な思考力・想像力などをある程度反映しているとは思います。

SeisanSeisan 2012/02/10 10:10 確かに、記者会見の場で罵倒するようなセリフを浴びせかけたり、被害者様の立場に立って加害者を攻撃し、全国にさらしものにし、必要ならマッチポンプすら平然とするマスゴミ様にとっては、医師は「優れて高潔な人物」でなければならないんでしょう。

確かに、コミュニケーション能力だけを考えれば、吉本の芸人なんて相応のものを持ってるでしょうが、だからと言って彼らが医療者となりうるのかは全く別の話です。

でも、医師にアスペルガーの傾向が強いというのは、医師にとって世間的には決してマイナスにはならないんじゃないでしょうか。なにより、夢中になって時間外だろうが休日だろうが働いてくれそうですし(笑)。
ま、私はむしろADHDの方ですが・・・Orz

一般的内科医一般的内科医 2012/02/10 10:57 これは、週刊ダイアモンドの特集「医師の秘密」の冒頭にでてきたフレーズですね。
まぁ、ステレオタイプの発想なので、当たっている面もあれば外れている面もあり、ということで。

内容に関して言えば、医師のやりがい、医師のキャリアパス、女医さんの労働条件と復職、医療訴訟問題、研修医制度と地域の医師不足、医学部偏差値ランキング、医学部進学率の多い高校ランキング、と多岐にわたっていました。

記事の内容は臨床医なら、だいたいは知っていることばかりでしょうし、事実の再認識程度でしかないのでしが、医学部受験性や保護者、現役医学生なら、関心のあることばかりかもしれません。

いっくら偏差値がどうのこうのと言われてても、理系の高偏差値受験生がおもに国公立医学部医学科を目指す状況に変化がないのは、医師としてのやりがいだけでなく、同じく理系である理工系学部と比べた場合に、学力上位層にとって生活者としての条件を満たすものが医学部にあるからでしょう。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20120210

2012-02-09 今日は休載

朝まで粘っていたのですが、遺憾ながらエントリーとしてどうしてもまとめ切れませんでした。申し訳ありませんが、今日は休載にさせて頂きます。

なんでも内科なんでも内科 2012/02/09 12:07 クリニックもお忙しいことと存じます。お疲れ様です。

YosyanYosyan 2012/02/09 18:50 なんでも内科様

今日まで練っていたネタのまとまりが悪くて、間に合う予定だったのですが結局ボツです。どうにも論旨が上手にまとまらなくて申し訳ありません。明日は別の奴をなんとか上げれる予定です。これもネタがもう一つで難儀しています。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20120209

2012-02-08 小さな停電対策

昨日の話の続きですが、もっとスケールを小さくして診療所で出来る範囲のお話です。まずはhiro様のコメントですが、

こちらは中国電力の管内なので停電の可能性は少ないのですが、それでも心配でいろいろ対策はしています。

かなり前に台風の塩害で長期間停電した時に今後のためにと購入していた発電機を引っ張り出してきたのですが、メンテなんてしてないので動かなくなっていました。しかたないので震災需要がなくなった秋に3000Wの発電機を購入したのですが医薬品用の冷蔵庫とレセコン2台、分包機これだけでいっぱいになります。実際は同時に負荷をかけなければまだつなげられるのでしょうが定格電力の合計だとこれぐらいで一杯です。レーザープリンターは結構電気を食うのがわかりましたが、プリンター買い換えるのももったいないし。

6000wの太陽光発電もあるのですが、15Aまでしか出力ないんですね。非常用コンセント1個だけですから、長い長い延長コードが必要になって実用的ではありません。高い買い物のくせに役立たずです。売電もびびたるもので元も取れそうではありません。

診療所レベルでは冷暖房を無視しても、まともな診療するための電力を自力で確保するのは非現実的なようです。有床診療所や病院も非常用発電でどれだけカバーできるのでしょうか。

発電機安心料としては少し高いですが、ワクチンが夏場におじゃんになるのリスクを考えると仕方がないかと考えています。ヒブ・プレベナー・サーバリックス・ロタすべて合計するとけっこうな金額になりますので。

とりあえず3000Wの自家発電機がどんなものか探してみたのですが、自家発電機にも2種類あるようでインバーター搭載と非搭載があるようです。でもって精密機器にはインバーター搭載の方が良いらしく、レセコンにも使うとなればインバーター搭載の方が良さそうです。でもってhiro様が購入されたものと同じかどうかわかりませんが、2800Wで24万円ぐらいします。

連続運転時間は条件にも依りますが20時間は可能となっていますので、診察時間ぐらいはカバーしてくれそうです。ただ問題は購入価格とか、収納場所もありますが、

    今後のためにと購入していた発電機を引っ張り出してきたのですが、メンテなんてしてないので動かなくなっていました

そうなんですよねぇ。機械物はある程度定期的に使っておかないと動かなくなります。この定期的に使うと言うのが実際にはかなり面倒で、いざと言う時に動かないはありえてしまいます。そう言えばAEDでもそんな話はありました。

hiro様のところが凄いのは、

    6000wの太陽光発電もあるのですが

これも前にチョット気になって調べた事があるのですが、hiro様もお書きになっている様に、基本的に売電用の装置であって、自家用の非常電源に使おうとすればコンセントは1個しかありません。これを非常用に活用しようと思ったら、長い延長コードとそこからのタコ足配線が必要になります。それと日が暮れると無力ですし、天候でも発電量はかなり左右されます。

他にもポータブル蓄電池みたいなものもありますが、これもまた発電機同様にメインテナンスの問題が付いて回ります。当たり前ですが停電前に充電しておかないと役に立ちませんから、自然放電していたら本番では役に立たないです。結論的には、

    診療所レベルでは冷暖房を無視しても、まともな診療するための電力を自力で確保するのは非現実的なようです。

hiro様のところはどうも自己所有の診療所みたいですから、自家発電機や太陽光発電装置を備え付けられましたが、うちのようなビル診ではそもそも難しいところです。また備え付けても「これで診療もバッチリ」にはいかないようです。

それに冷暖房の問題も大停電なら無視できません。停電も非常事態ですが、それこそ地震とは様相が異なります。とくに昼間ならかなり平穏な状態ですから、真夏の冷房、真冬の冷暖房の停止が長時間化すればたまりません。たまらないのは職員もそうですが、患者もたまらんと言うところです。言うても診療所レベルの患者ですから、「それでも」の需要は多いとは言えません。

停電時でも普段どおりにフル稼働は余程のコストと手間をかけないと現実的ではないとして良さそうです。それに院内調剤ならともかく、院外調剤なら薬局の問題もあります。薬局も同様の自家電源で武装してくれないと診療所だけでは実質として機能しません。薬品だって大停電で1日単位で続けば、問屋からの配送が期待しにくくなりますから、無い物はないになります。またモーター揚水式の水道方式なら断水もありえますから、そこまでの備えは個人の限界を越えるとして良さそうです。


そうなると停電、とくに大停電時の対策は発生時にどうするかを考えるのが現実的になります。診療開始のかなり前、たとえば前夜からなら素直に休診です。だいたい職員が出勤できるかどうかさえ怪しい話になるからです。連絡を取るにも電話回線が生きているかもありますし、生きていてもパンクする可能性は大です。つまり連絡を取れるかどうかは運次第と言う事です。

それでは診療時間中に発生すれば、その場に居合わせた患者をどうするかになります。ここも結構悩ましい問題で、懐中電灯程度でも小児科診療所レベルなら99%ぐらいは対応可能です。重症患者が「たまたま」の話は今日は置いといて、患者が帰れるかです。停電状態では電車はもちろんですが、バスも信号の問題もあって運行されるかどうかは疑問です。

自家用車であっても、立体駐車場だとか、コインパーキングなんて利用していたら動かせない可能性があります。道路事情もどうなるかも未知数です。要するに「帰れない」と言われたら少々困るです。ちょっとこれには適当な対策が見つかりません。置いておくとした重症患者問題も、もし起これば難題で、これも適当な対策が思い浮かびません。


それとこういう時に一番困るのが情報不足です。どの程度の範囲が停電を起こし、どのぐらいで復旧するかの情報の入手をどうするかです。情報は重要で、診察中の停電なら、復旧を待つのか休診にするのかの大きな判断材料になります。停電の規模、復旧見通しで対応が変わってきます。普段の情報入手経路であるネット、テレビ、さらに電話が使えないと想定すると・・・ラジオが生き残りそうです。

テレビも生き残るとは思うのですが、電池式のテレビをわざわざ買うよりラジオの方が安価ですし常備するのにかさばりません。あれこれ考えたのですが、昨日の院外薬局の話と合わせて、停電対策として最低限として備えて置くのは、

  1. 情報入手のためのラジオ
  2. 散薬処方のための電源のいらない秤
  3. できれば照明としてのランタン
  4. 電池

うちの診療所的には院外薬局との秘密会談で秤を停電時用に購入を検討(持ってませんでした)してくれるそうですから、ラジオをとりあえず買ってくる事にします。ついでにランタンも買っておこうと思います。ささやかですが、それだけあれば最低限はしのげそうです。もう少し広げるのならhiro様のコメントにある、

    ワクチンが夏場におじゃんになるのリスク

これへの対策です。自家発電機以外で良い手はないかと考えたのですが、お手軽にはクーラーボックスはどうだろうかと思います。冷蔵庫に保冷剤を冷やしておいて、停電時にクーラーボックスに移しワクチンを冷やしておくです。これについては保冷時間と保冷力がどれぐらいになるか良く分からないのですが、それぐらいなら対策出来る範囲です。

最後は出たとこ勝負としか言い様がないところです。やっぱり大停電は起こって欲しくないですねぇ。

麻酔科医麻酔科医 2012/02/08 08:40 冷蔵庫、冷凍庫の問題は、去年の夏大変でした。とりあえず、家庭内冷蔵庫では、冷凍庫でペットボトルに水をいれて冷凍し、計画停電のある日は、その冷凍ペットボトルを冷蔵庫の一番上に4本くらいつっこんで出勤しました。帰宅しても氷が残っていたので、氷冷式冷蔵庫にはなっていたみたいです。業務用冷凍庫の場合、3時間程度なら開け閉めしなければ、大丈夫だった飲食店の人が言っていましたね(30分置きに温度計をチェックしてグラフにしたそうです)。だから停電中は、ひたすら開けない。冷蔵庫は、いわば、巨大なクーラーボックスみたいなものですから。冷蔵庫の温度計を外から見られるのでしたら、試しに冷凍ペットボトルをいれて電源を切って実験してみる、、というのも1つの方法です。
クーラーボックス+保冷剤との比較も必要ですね。

ふぃっしゅふぃっしゅ 2012/02/08 08:42 Yosyan先生、こんにちは。
琴子ちゃんのお母さんのところで、被災された医師Xさんが車のバッテリーを使って診療・分娩を続けられたとおっしゃっていました。
あの震災以降、私の勤務先でも発電機か大型のバッテリーを購入して供え用という話が浮上していましたが、その他の院内の医療機器が次々に寿命になる時期と重なってしまい資金の目処がたたないままです。
とりあえず、手回し式のラジオを懐中電灯が一体になったものは購入。これも震災直後は品切れでなかなか手に入りませんでした。購入できるときに確保する方がいいですね。
また最近の電話はほとんど電気を必要としますが、昔式の電話機も万が一のために確保して切り替えられるようにしました。
昨年の震災で被災地で長期の停電下や計画停電下で診療を続けた方々の経験やノウハウは、どこかでまとめられていないのでしょうか。
のどから手がでるほど欲しいです。
また、電力が安定供給されることは「ぜいたく」とは違う次元で社会の安定に必要なことだということを、身を持って感じさせられた昨年でした。

読み人知らず読み人知らず 2012/02/08 09:22 関電の節電情報をみると、温水式便座は1200Wの電力を使用するそうです。冷蔵庫はたかだか300W程度なのに。現状、電気はゼロではないのですから、個々が発電する前に、全体で節電できる余地はもっとあるように思います。

浪速の勤務医浪速の勤務医 2012/02/08 11:02 こういう時こそ、節電のためにデレビの放送時間の短縮とかすればいいのにと
思いますね。

卵の名無し卵の名無し 2012/02/08 11:54 うちは去年の夏からテレビを捨ててNHKも解約しましたが、なんの不便もないどころか短時間で大量の情報が一覧できる文字情報のお陰でかえって集められる総情報量は飛躍的に増えましたね。
総白痴化洗脳テレビ放送視聴は節電のために止めるより、オウム真理教式サブリミナル効果の弊害を避けるために止めるのがよろしいでしょう。その結果節電にもなりますし。

YosyanYosyan 2012/02/08 12:01 麻酔科医様

冷蔵庫を開けずにクーラーボックス化で3時間ですか・・・24時間ぐらいは対策を考えたいところですが、夏場は厳しいかもしれません。とはいえ小手先では何をしても限界がありますから、最後はあきらめざるを得ないでしょう。一度ぐらいなら「痛いなぁ」ですがトビトビでも起こるようなら困るなぁ。

お弟子お弟子 2012/02/08 12:42 ときたま台風で停電があるという噂の沖縄情報を聞いてみたいところですね。

BugsyBugsy 2012/02/08 12:47 たった今から節電しても いつおこるか分からない停電や計画節電には役に立たないでしょう。
蓄電ってそんなに可能でしたっけ。震災からしばらく都内は街灯も店の電灯も暗くなって 実にわびしいです。
人も出歩かず 商売の種類によっては相当打撃を受けたようです。暗いデパートじゃ買う気もおきませんよ。
世の中或る程度人が出歩いて お金が回らないとイケませんな。

節電のさなか思ったのは発電機を軽油でしたっけ、回せというなら、自宅にる自家用車を空ぶかしさせてそこから電気を家屋に回すって出来ませんかね。ただ空気汚染は もとひどくなりますね。
先日までエコポイントなんていうのがあって 家電関係は良く売れていました。
自家用太陽発電器も そうすればいいのにと思います。やはり油を燃やすより環境には良いんじゃないですか。

luckdragon2009luckdragon2009 2012/02/08 13:17 どっかに節電のこつの説明資料があったんだけど、ちょっと場所がわかんなくなりました。
要はピーク電力が問題なので、上限に達しないように上手に節電すれば良いです。計画停電時にはよくみてた資料なんですが、今は見つからず。

かわりに、東京電力がスマートグリッドの実証実験やるよ、ってニュースがひっかかりました。
> http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1202/02/news011.html

ちなみに、これは福島での地熱発電所の実証実験。
> http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1202/01/news019.html

釈浄圓釈浄圓 2012/02/08 16:34 お金に糸目を付けなければ、これもありかと思いました。
家庭用燃料電池「エネファーム」用の「停電対応システム」
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20111102-01.html

停電と同時にガスも止まると使えませんが…

hirohiro 2012/02/08 17:45 コメントを取り上げていただきありがとうございます。Yosyan先生のご想像どおり自宅併設の診療所ですので、いろいろと対策は取りやすいのですが、それでもいざ調べてみると院内の設備がいかに停電に弱いかがわかりました。光電話だと停電すると通話もできなくなります。レセコン本体だけでなく院内LANのハブにも電気を供給しないとレセコンは動かないなど意外な盲点もありました。
実際に停電したとして、発電機動かして、電源コードを引いて、コンセント付け替えるなど下手すると1時間ぐらいかかります。停電しても復旧の見込みがないという情報がなければじっと待っていると思います。
ラジオなどで停電が長期になりそうと放送されたら患者はどう行動するんでしょうか。自家発電がありそうな大病院へ殺到するんでしょうか。個々の診療所だけでなく医療体制全体もでたとこ勝負になりそうですね。

京都の小児科医京都の小児科医 2012/02/08 20:10 >琴子ちゃんのお母さんのところで、被災された医師Xさんが車のバッテリーを使って診療・分娩を続けられたとおっしゃっていました。
>節電のさなか思ったのは発電機を軽油でしたっけ、回せというなら、自宅にる自家用車を空ぶかしさせてそこから電気を家屋に回すって出来ませんかね。ただ空気汚染は もとひどくなりますね。

自家用車を発電機にという考えは合理的な考えと思いました。
一部に電子カルテ以外はさわったことがないかたも出てきているようです。
(紙カルテは見たことがない)

京都の小児科医京都の小児科医 2012/02/08 20:18 さらに、色々さぐってみると
自転車を発電機にいう考えもあるようです。これだとガソリンもいらない。

moto-tclinicmoto-tclinic 2012/02/08 20:27 効率悪いと思うよ(^^;>自家用車で発電
交流正弦波に変えるのにコンバーター要るだろうし。

レセコンに限って言うなら、AEDを標準装備しとけばいいんですよ。
あれは蓄電池だから。
いざというとき、停電時にはバックアップ電源にもなるAED付きのレセコン!
新規開業のあなたに絶対オススメ!
問題は、停電中はAEDが使えなくなることだけど(^^;。

moto-tclinicmoto-tclinic 2012/02/08 20:34 メタボ対策になるし、自転車こぎの献血ルームならぬ、献エネルギールームを各地に作ってもいい。
「おねがいしまーす。エネルギーが不足していまーす。自転車30分こいでって下さい」
いや、これは、あってもよい。スポーツジム行くたび、人間はなんて無駄な汗を流してるんだろう?と疑問になる(って自分もだけど)。
メタボ検診なんか受けたって、体重減らないじゃんか。そんなもんに予算付けるくらいなら、各地に献エネルギールームつくろうよ(^^;。
・・競技にしてもいいな。一時間に何ワット発電できるか。
で、年末には、発電王対決やって、それを皆がテレビで見て、電力消費すると(^^;。

京都の小児科医京都の小児科医 2012/02/08 21:04 あまり発電にはならなそうでしたが・・・
http://www2s.biglobe.ne.jp/~y_suzuki/trendy/bicycle/denryoku.htm

moto-tclinicmoto-tclinic 2012/02/08 21:52 いかしダイエットにはなるからいいんじゃないかな?

自転車発電のススメ(動画)
http://www.youtube.com/watch?v=G1DjFJxZ3Pw&feature=related

これは面白い>人力発電教
http://www2s.biglobe.ne.jp/~y_suzuki/jinriki/index.htm

卵の名無し卵の名無し 2012/02/08 22:32 >献血ルームならぬ、献エネルギールーム

むぐぐ、素晴らしい。こりゃあ今は亡き銭湯に代わる都会の新情緒誕生かもしれん。

献エネルームとかにすれば名前もかわゆいしw

moto-tclinicさまに脱帽して一票。

あ、あと線量測定装置だきゃ忘れないで常時設置してねw

e10goe10go 2012/02/09 00:09  自家用車の空ぶかし発電は難しいでしょうね。
 エンジンを1,500回転くらいまで上げれば車の最大発電量を取り出せますが、どうやって空ぶかし状態を維持させるかが問題ですね。
 なお、アイドリングでも最大発電量の半分くらいは出力を出せます。2000ccクラスなら500W程度です。
 コンバーターも効率の良い物なら95%程になりますが、普通タイプでも9割程度の出力ですね。ただし、普通タイプのコンバーターをIT機器に使用するとトラブルが起きやすいです。プリンターのヒューズ切れとか。パソコンは案外トラぶり難いです。

 エンジンで発電させるなら、専用のエンジン発電機を使った方が効率が良いでしょう。
http://www.denyo.co.jp/products/products_1e.html

 非常用発電機を長い事使っていなくてイザ使おうとして動かない、というトラブルは結構多いです。
 非常用発電機には大抵バッテリーが内蔵されていますが、長期間メンテナンスしていないとほぼバッテリー上がりを起こしますが、バッテリーが上がっていると発電機を動かせません。
 ちゃんとメンテナンスしていないと「非常用発電機なのに電気がないから動かない」というシャレにならない事になります。

先日はどうも先日はどうも 2012/02/09 00:30 原発の話では結局,自分でも思わぬ長文を連発してしまい失礼しました。
hiro先生とYosan先生の話で一点、気になったのが「UPS」(無停電電源装置)が出てこないことです。
PC等の各機器はUPSにつないで,発電機の出力もUPSにつなぐのが基本です。
停電開始時には,UPSの蓄電池(バッテリー)から電力が供給できている間に,
・不可欠な機器以外はシャットダウンして,全体としての縮退モード(構成)にする。
・非常用発電機を稼働させて,出力をUPSに供給する。
⇒ 発電機の電力が各機器とバッテリーに供給される。
のを確認して,まずは一安心です。
 必ずUPSを介在させるのは,発電機をすぐには立ち上げられないという事の他に,思わぬ突発電流が流れて各機器を壊す恐れがあることと,「非常用発電機」というのは故障しやすい機器である,という事実です。
定期的なメンテナンスについてはお二人のお話にも出てきましたが,ちゃんとメンテナンスをしていても,想定連続稼働時間をフルに運転させようとすると所有者の想定以上に故障しやすい機器なのです。
データセンターや通信機器のビルの保全・運用部隊においては,24時間365日稼働を目標に信頼性設計するのでこれは「常識」なんですが,それ以外の業種のオーナーは意外に認識されていないことが多い。「我が社(病院)には5時間稼働の非常用発電機があるから3時間の停電には準備OK」なんて思っておられても,メンテナンス費をケチっていればそもそも動かないかもしれないし,動き出しても「5時間」持つのが当たり前,と思っちゃいけません。
※ 現実的な想定運用シナリオを納入業者と良く相談して下さい。

はじめまして\(^o^)/はじめまして\(^o^)/ 2012/02/09 01:56 現在、女医さん目指して浪人してます!

小児科と産婦人科で迷ってるんですが小児科医になってよかったことと、なぜ小児科医になったのか教えて頂けると嬉しいです!

詠み人知らず詠み人知らず 2012/02/09 09:30 EV車日産リーフをフル充電しておけば、停電時は標準的な家庭の2日分の電気を逆供給できるそうですよ。パンフレットにそう書いてありました。夜間の往診も静かだから、医者はリーフがお勧めとも書いてありましたけど。夜間の往診は余計です。

ふぃっしゅふぃっしゅ 2012/02/09 10:04 蓄電池などについての情報をありがとうございました。勉強になります。
あわてて購入しなくって良かったです。
太陽電池はどうでしょうか?最近、公共の施設や信号機とかに小さい太陽電池が設置されていますね。
非常用に、診療所レベルの施設には国や電力会社が補助金を出して設置を推進していくとかは、現実的にいかがでしょうか?

YosyanYosyan 2012/02/09 10:47 リーフに関しては実用走行距離が80km程度(実用半径40km)と聞いています。そいでもって充電が100Vで16時間、200Vでも8時間だそうで、昼間にそこそこ使ったら夜間の使用は難しいかもしれません。もちろん充電のための自宅車庫は必須になります。そいでもって価格は300万ぐらいだそうですから、セカンドカーとしてどう位置付けるか、非常用電源としてどう評価するかはそれぞれでしょう。クルマとしても使える非常用電源ぐらいに考えられるかどうかです。

太陽光発電に関してはエントリーでも触れましたが、現在の基本システムは売電用です。自家用に使うにはコンセント一つですから、非常用電源としての実用性はあまり高くありません。これを改良して自家用電源にするのはアイデアですが、ここも価格が半端ではありません。また天候や日照で左右される部分も軽視できません。それでも、真夏のピーク時の需要の軽減には役に立つとは思います。

塾の先生塾の先生 2012/02/09 13:54 moto先生ナイスです。中高生の運動クラブも参加すればいいですね。うちの塾も去年の夏は節電対策として、夏期講座は朝と夜だけにして、昼は止めました。
朝夕なら、扇風機も有りかと思いまして、事前アンケートを行いましたところ、何と朝の6時からやって欲しいという希望が結構ありました。

学校の運動クラブの朝練の前に 塾に来たいという希望です。
それだけ元気なら、自転車こぎもいいんじゃないですか。

BugsyBugsy 2012/02/09 16:20 小松左京の小説を思い出しました。
小説の中の政府の話ではなく 電力会社が地域の電力供給を独占するから悪いんですよ。行政サービスも含めて、競合する会社を認可すればよいのです。東京電力のサービスが悪ければ他の地域の電力会社と契約なんてね。地方税も東京都庁のサービスが気に食わねば大阪府へとか、札幌市とか。当然節電とうるさく言いやがれば 東北電力のほうが魅力的..そっちと来年からは契約..とかね。あそこの電力会社から契約してくれれば、最初の3ヶ月は基本料ただとか。当然配線だけ借りて 電気代を安くする発電会社もあってもよさそうです。もっとも自家発電で結構自前の電力を賄ってる湾岸地域の会社は多いし、そこと契約でもしてやろうかしら。

そうなれば必死にコストダウンをして、顧客を逃すまいと停電に備えるでしょう。事前の通報も細かくするでしょう。
ネットのプロバイダーは年々安くなっていますよね。電話料金の支払いも工夫されてきました。競合他社と競争するからです。電力会社もやればいいのに。電電公社と呼ばれていた時代とおおきく変わり 随分低姿勢になりました。オイラは日本鉄道の時代をかすかに覚えています。民営化されて確かにサービスは良くなりました。

それでも節電なんていうんだったら 華厳の瀧に水力発電所を作ってもらいましょう。那智の瀧もいいな。

京都の小児科医京都の小児科医 2012/02/09 22:42 前日にも同様のコメントをしましたが
電気料金に官僚の天下り料・行政指導料といったみかじめ料金が上乗せしてあるのが
問題点のひとつと考えます。

moto-tclinicmoto-tclinic 2012/02/09 23:19 昔、シベリア行ったときに、車の外に見える大きな送電設備の話になって、現地のひとが、役人があれを作って発電した電気を遠くまで送っている。そんなことしなくても、ここにアルミの精錬工場を作ればいいのに、と言ってました。

企業、とくに大きな工場が、発電所のあるとこに、移転すればいいんですよ。
電気がなければ、日本の経済成長が望めない、っていうなら、そんなに大切な発電所なら、電気をたくさん使う会社や個人が、そのそばに城下町みたいに集まって、みなで発電所や発電所のある町を守ればいい。

もっとも、個人的には、トヨタが愛知県から出て行くのは、うちのお客さんが減りそうだから困るな(^^;。
なんて私みたいなのばかりだから、日本は変わらないね。

moto-tclinicmoto-tclinic 2012/02/10 00:36 日本の経済成長がダウンしたら、うちの美容クリニックはどうなるか?
大丈夫、あんな荒野のようなシベリアの街、イルクーツクにさえ、美容外科はゴロゴロとあった。
美容と風俗だけは、どんなに景気が悪くなろうが良くなろうが、左右されない。
たとえ大停電になろうとも、若い男は風俗に行く。
景気が悪くなっても日本は終わらないけど、若いお兄ちゃんの性欲が無くなって女の子買わなくなったら日本は終わりだね。
最近、若者はクルマ買わなくなったらしいけど、大丈夫だろうか?
錦なんか夜歩いてると「熟女ヘルス」とか「人妻さんの散歩道」とか、高年層相手の店ばっかり。
停電より、若者の性欲のほうが私は心配だ。

京都の小児科医京都の小児科医 2012/02/10 04:40 >企業、とくに大きな工場が、発電所のあるとこに、移転すればいいんですよ。
>電気がなければ、日本の経済成長が望めない、っていうなら、そんなに大切な発電所なら、電気をたくさん使う会社や個人が、そのそばに城下町みたいに集まって、みなで発電所や発電所のある町を守ればいい。

これは逆で、企業、とくに大きな工場に発電所を移転する(もしくは作る)、つまり自家発電所を作るとなると思います。
あと、電力会社や通産省(官僚)がなければ、日本の経済成長が望めない というわけではない ということと思います。 必要なのは安定した安い電力です。

京都の小児科医京都の小児科医 2012/02/10 06:57 あと、爆発しない発電所も必要と考えます。

http://rocketnews24.com/2012/02/08/180282/

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20120208

2012-02-07 大停電への懸念

電力会社からの電気の供給は水の流れに喩えるとわかりやすいとされます。上流(発電所)から下流の末端(使用者)に滔々と水が流れる様に電気が流れているイメージです。流す電気の量は当然ですが末端の消費量を常に上回る必要があります。上流の発電量が末端の消費量を下回ると、電気が足りなくなるので停電が生じます。

ここらあたりはあんまり詳しくないのですが、供給量が需要量を下回るとまず電圧が不安定になるそうで、続いて広い地域の停電が発生する事になるそうです。水であれば末端からジワジワと水圧不足による断水になりそうですが、電気の場合はそうならずにある時点でドカンと止まってしまうそうです。

私の子供の頃はまだ停電がしばしばあった時代なのでイメージだけはできるのですが、電灯がチカチカし始めたら、ストンと停電になってしまう感じです。夜なら真っ暗になりますが、当時の人間は慣れていましたから、おもむろにローソクがお出ましになりました。

大停電で有名なのは1965年のニューヨーク大停電があり、2003年にも北アメリカ大停電が起こっています。アメリカと日本が同じかどうかの技術的な差は私にもわかりませんが、少なくとも日本で起こらないとは思えません。去年の春に計画停電が行なわれたのは、供給量の不足による大停電を懸念したものだったはずです。


今の日本が供給量の不足による大停電が起こる可能性がある状態にあるのは、誰もが知っていると思います。大停電を避けるために供給側は供給電力の増加、需要側は節電対策を取っていますが、それでも安定した状態になっていないのは御存知の通りです。

供給側は休止中であった火力発電所を再起動させたり、ガスタービンの増設による供給増に努めていますが、原発問題からの供給減少を埋めるにはまだまだ遠いのが現状です。節電対策は粘り強く続けられているとは言え、これもまた限界があるのと、結局のところ何とか保っていると節電意識はだんだん緩むものです。

ここまで大きな破綻なく保ったのは事実ですが、供給量に余裕が無い状態はさほど改善されていません。日によっては、どこか1ヶ所の発電所トラブルがあれば、綱から転げ落ちる地域も現実にあります。

どう見ても電力供給量に余裕が乏しいので、なんらかの供給側のトラブル、需要側の思わぬ消費などの要因が重なれば、いつでもこの日本で大停電が起こる危険性が高い状態にあるとして良いかと考えています。


誤解ないように言っておきますが、私だって大停電が起こって欲しいわけではありません。可能な限り回避して欲しいと祈っていますが、危険性だけは認識しておかなければならないと思っています。

大停電は時に予告無しで突然に起こるとされます。そうなった時にまずうちの診療所ではどうだろうです。幸か不幸か小児科診療所ですから、懐中電灯があれば、その時に診療所に居合わせた患者ぐらいはなんとかなると思います。これも診察と処方箋レベル程度のものですが、懸念されるのは調剤薬局になります。

自動分包機はともかく、秤が動くだろうかの懸念です。小児のクスリはほぼすべて計量しないと調剤できません。電池式ないし、併用方式なら停電時でもまだ対応可能ですが、そうでなければ上皿天秤が必要な世界になります。あるのかな?今度聞いておく事にします。


うちの診療所の事はともかくですが、大停電がもし起こってしまったらどうなるんだろうです。直接の社会的混乱とか社会的損失は今日は置いておきます。関心があるのは大停電後の世論の反応です。停電が起こって「困った」「迷惑した」は共通の感情になるとは思います。ここまでは同じとして次に何を考えるかです。これはあくまでも想像の世界になりますが、

  1. どんな理由があろうと単純に電力会社を攻撃
  2. 自分以外の「無駄な電気」を使っている人間を攻撃
  3. わざと停電させた原発再開の呼び水だとの陰謀論

とりあえずはこれぐらいが思い浮かびます。これ以外に当然の様に起こってくると予想されるのは、

    次の大停電を防止せよ

当たり前の反応で実際に経験したらそうなりますし、幸いにも大停電地域にいなくても経験したいものではありません。ここで考えて欲しいのは、大停電防止は起こった後ではなく、起こる前に予防する方がベターと言うよりベストです。綱渡り状態でもなんとか保っているから「大丈夫」ではなく、綱渡り状態だから、そういう状態を脱するように早急に対策をすべきと言う事です。

早急の対策は言われなくとも関係者は常に考えているはずです。早急の対策で有効性があり即効性があるのが原発稼動です。しかし原発稼動はここで書くだけでも火を吹く議論を呼びかねないものです。当面の停電危機の回避のためであり、大筋として脱原発の基本は変わらない提案としても、袋叩きにされかねないところがあり、現時点では禁じ手に近い状態になっている面があります。

原発稼動が禁じ手となると現実的には早急な対策は事実上無い事になります。そうなれば、早急以外の対策が効果を現すまで、綱から落ちない事を祈るぐらいしか手が無い事になります。個人で出来る範囲として、もうちょっと診療所の停電対策を真剣に考えておくべきかもしれません。ランタンでも買い足そうかな・・・。

luckdragon2009luckdragon2009 2012/02/07 08:55 参考
> 2012年2月2日 全国的な電力不足 - Togetter
> http://togetter.com/li/251344

kittenkitten 2012/02/07 09:11 >調剤薬局では

 最低限の秤と薬包紙等はあるはずですが、時間的に効率が悪すぎて、話になりません。
先生方にお願いするとすれば、出来る限り散剤は避けていただくことです。
(水剤であれば問題なく作れますし。)

 とはいえ、抗生剤やタミフルなんぞは粉でなきゃ無理でしょうから、
現実問題としては、電気が復旧してから調剤して、一軒一軒配達に回るのが
一番ありそうな答えです。

 そもそもレセコンがストップして計算できないという所は多そうですが。
まぁ、小児であれば「お薬代無料」の地域が多いですから、
そこはなんとでもなりますね。

SeisanSeisan 2012/02/07 09:41 うちみたいな電子カルテ化してると、電気が来ないと処方箋すら出力できません。
白紙の手書き処方箋も準備しておくかな…

ところで、さすがに「地球温暖化CO2削減!」最近言いませんねぇ。
これだけ火力発電を増やすと、相当なCO2増加につながると思いますが。

ハーフドロッポハーフドロッポ 2012/02/07 10:22 零細内科診療所ですので紙カルテ+レセコンです。
田舎で子供も来るのでタミフルDSも常備してます。
電気が来なくても診療はなんとか出来ますが、院内処方なので粉薬は自動分包器が使えないのはつらいですね。元々上皿天秤しかありませんので問題なく計れます。ただ、大昔のように一服ずつ手で包んでいくのはさすがに難しいです。1日分だけ渡して残りは後日という対応になりそうです。
会計も後日ですね。一見さんはほとんどいない地域なので後日会計でもなんとかなりそうですが。

うらぶれ内科うらぶれ内科 2012/02/07 10:38 まだ子供だった頃突然、夜に停電がやってきたもんでした。すると親父がろうそくに火をつけて、その明かりがとても幻想的でした。当時はどの家にもろうそくがあったものです。数分立つと電気が復旧し、電灯がついて明かりが戻るとほっとしたもんでした。西岸良平の世界ですな。

YosyanYosyan 2012/02/07 11:25 大停電状態とは広範囲の長時間の停電を意味します。診療所レベルでの対応となると、大停電状態で通常診療をやり抜くのは基本的に難しいと思っています。懐中電灯だって時間制限はありますし、冬場なら暖房の問題も出てきます。会計は後回しと考えても、せいぜい停電時に居合わせた患者への対応が現実的には目一杯じゃないかと思っています。

患者にしても大停電状態なら受診さえ難しくなります。交通手段も困難になりますし、通信手段もどうなるかわかりません。日が傾けば照明もない状態です。職員(うちはすべて子持ち)にしても家族、とくに子供の安否が気になりますし、自分の家での停電サバイバルのための準備も気になると思います。いつ停電状態から復旧するかの情報さえはっきりしないのが大停電状態だからです。

本当に起こって欲しくないと思っています。

BugsyBugsy 2012/02/07 11:38 オイラも西岸良平のような田舎町で育ちました。台風のシーズンには必ず停電はありました。だけど断水しなけりゃ風呂も薪で沸かせるし 水も飲めたし井戸もあったんです。
子ども心に停電を楽しんでいたようです。

しかし数年前 田舎がひさかたぶりに停電したのですが、あれは参ったようです。
電気がなければ風呂の湯を沸かそうにも着火できせん。トイレのウォシュレッとも動きません。果てはビルだと給水ポンプは動かないので結局断水です。当然エアコンも止まります。
真夏に 風呂も入れず、エアコンは効かず 年寄りは体調を崩して皆が音を上げたそうです。

昨年の大震災の折 電池や充電器や懐中電灯が売り切れました。自宅にも置いてあります。
多分気づいていない家内に 実は停電になったら風呂も水道も結局は止まるんだなんて言っていいものですかね。電車が動かなきゃ逃げ出すこともままなりませんよ。新幹線も無理でしょうね。

luckdragon2009luckdragon2009 2012/02/07 12:50 東電の去年の夏対策。
> http://www.tepco.co.jp/torikumi/thermal/popup_03-j.html

気がついたのだけど、韓国からもタービン来てたのね...。

luckdragon2009luckdragon2009 2012/02/07 12:57 今年の夏予定。
だが、予定は未定だ。

> <緊急設置電源>
> http://www.tepco.co.jp/cc/press/11072903-j.html
> 鹿島火力発電所。2012.7月予定。26.8万w× 3
> http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110729d.pdf

YosyanYosyan 2012/02/07 13:05 Bugsy様

お互いトシがバレバレになりますが、西岸良平的な世界の電気の主要な役割は照明です。とくに家庭用途ではそうで、停電になってもローソクで事足りたのは、他に主要な役割が乏しかったからだと考えています。後はせいぜいテレビが見れないとか、長引けば冷蔵庫が心配ぐらいです。

医療でさえそうで、当時でも一線病院はさすがに困ったでしょうが、診療所クラスなら照明さえなんとかなれば、とくに昼間なら不便と思いながらもなんとかなってしまったと思います。

しかし現在は電気はあちこちに入り込んでいます。象徴的なのはオール電化で、あれなんて電気が無ければどうしようもなくなります。高層マンションなんかエレベーターが止まれば、それだけで家に帰るのが登山と化します。

診療所もレセコンはもとより、電子カルテも当たり前の時代ですから、無いとそれだけで立ち往生になりかねません。大停電開始時刻も夜からとかなら、そもそもその日の診療自体が最初から無理になります。停電状態の街を動くだけで危険だからです。

endoascular_DRendoascular_DR 2012/02/07 13:07 原発再稼働はありえません.それは禁じ手ではなく,関西の方はあまりイメージがわかないのかもしれませんが,事実としてご理解してほしいです.

 今回の東電福一原発事故では一号機,三号機とつぎつぎに原子炉建屋が爆発する事態で,あまりの事に東電は政府に撤退すると通告してきたという事.幸いそうならずに済みましたが,もし撤退し原発が制御不能となった場合,一週間以上放射能が排出され首都圏に避難命令が出た可能性すらあったと.朝日新聞が報道しております.
・・・大停電はたしかに恐ろしいですが,どちらかを取れと言われれば回答はあきらかです.いまだに,原発半径20kmの方らは一時金の支払いを受けただけで不動産等に関してはまったくなんの賠償も受けておりません.

endovascular_DRendovascular_DR 2012/02/07 13:14 誤:endoascular_DR
正:endovascular_DR

原発再稼働も選択肢(関東人)原発再稼働も選択肢(関東人) 2012/02/07 14:22 >>原発再稼働はありえません.それは禁じ手ではなく,関西の方はあまりイメージがわかないのかもしれませんが,事実としてご理解してほしいです
原発再稼働は十分検討の余地のある、現実的な選択肢だと思いますが。なにせ大都会で突然の大規模停電が起きれば、多数の方が亡くなりますからね。
病院の中のことはYosan先生も書いておられますが、在宅医療患者さんや、真夏であれば熱射病での高齢者の死亡など、突然の停電では相当な人命被害が発生してしまうでしょう。
「原発停止教」信者が、電力不足によって、命を左右されてしまう人々のことや、廃業を余儀なくされてしまう多数の企業のことに言及するのを寡聞にして聞いたことがありません。「今迄の被害者のことを思えば、突発停電で人が亡くなっても致し方ない」と言っていることに気づかないんでしょうか?
※既存原発の更なる整備・監督や、今後の新設のための条件整備が、今迄と同じで良い、とは言っていません。

moto-tclinicmoto-tclinic 2012/02/07 14:54 これは観た?>原発再稼働も選択肢(関東人)様。
http://www.youtube.com/watch?v=AksrgkxQ7pA
小出先生の言葉は、わたしたち皆が、よーく噛みしめなければ。

nuttycellistnuttycellist 2012/02/07 14:58 昨年春の「計画停電」は、ひどいものでした。計画といいつつ、こちらには停電になるかどうかが、その時点にならないと分からぬ代物でした。あの経験で、停電が怖いという意識が、当該地域、または国民の間に植え付けられたのではないでしょうか。あれは、そうした恐怖心を国民に植え付ける、東電と行政の仕組んだ罠だったように思います。

基本的に、電力総需要は、確か2006年頃にピークを迎え、現在は、総需要が減少しているはずです。なぜ停電が起きるかと言えば、日内変動のピーク需要が、前日電力会社が想定していたレベルを超えるためです。電力会社は、最大供給可能電力量を明かさず、日々余分が出ないように定める電力供給量以内に納めることだけを考えているように思えます。

1970年代から、直線的に原発数を増やしてきたのは日本だけです。この地震の多い国が、地殻活動期に入ったというのに、原発を稼働させるのは、自殺行為です。福島第一は想定を超える津波にやられたというのが、政府・行政の意見ですが(原因も分からずにこう言える神経が分からないのですが)、地震により配管破断が起きた可能性も十分あると言われています。

原発は、元々16年間稼働させることを前提に設計されましたが、稼働期間を長くすればするほど、電力会社にメリットが大きくなるので、現在は40年超の原発が複数でてきています。中性子線による原子炉の脆化が確実に起きていて、何時か稼働中に爆発する可能性があります。もう一つ原発が暴走するなり、爆発したら、日本という国は亡ぶことになります。関西も福井にたくさん原発がありますよね。あそこで一基でもダメになると、将棋倒しに複数が制御不能になり、関西地域全体が汚染されます。

このポストは、原発稼働の可否そのものを論じるものではないとは存じつつ・・・。

元ライダー元ライダー 2012/02/07 15:51 >このポストは、原発稼働の可否そのものを論じるものではないとは存じつつ・・・。

まあ、そうなんですけど。そうなっちゃいましたね。そうなったからには私もコメントしますが、原発推進派の自然災害に対する原子炉耐久度想定や、事故による被害程度の想定が甘かったのは現時点では事実と考えられます。それと同様に原発否定派の社会情勢(化石燃料の輸入が止まっちゃうとか)に対する想定が甘かったり、大停電による被害に対する想定が甘い可能性があるということは否定できません。どちらの被害がより発生しやすく、発生したら、どちらがより被害甚大かなんて、占い師じゃあるまし、答えは出ないでしょう。
どうしたらよいのでしょうね。強いて言うなら、50Hz帯は原発を再稼働して、その代り電気代は安く、事故が起きても、住民には補償しない地区にし、60Hz帯は原発即時廃止、その代り化石燃料発電(自然エネルギーでもいいけど、自然エネルギーで上手くいくなら50Hz帯も真似て原発廃止)で高い電気代を払うか、大停電のリスクを甘受するってのはどうでしょうか。どちらに住むかはあなたの自由です。なんてね。

もう一つの方法(こちらのほうが現実的かな)は、スマートグリッドの応用で、配電にファーストクラスとかエコノミークラスとか料金別格差をつけて電力需要がひっ迫したら、エコノミークラスから停電にする。そうしたら、クリニックは2系統確保して、IT関連はファーストクラス、エアコン・照明はエコノミーとかできそうですね。

YosyanYosyan 2012/02/07 15:55 エントリーを書いてからちょっと心配になったので、調剤薬局の責任者と秘密会談を行ないました。とりあえず規模は不明にしろ停電が起こる可能性がある事では意見が一致しました。まあ、落雷や台風でも起こる事がありえますから、最低限の停電対策はしておいても損は無いです。

でもって調剤業務を停電状態で行うのにネックになるのはやはり秤になるです。他の業務については、会計については後日精算も可能ですし、分包も停電時点で居合わせた患者だけなら最悪手作業でも対応は出来るです。ここで自家電源の話も出ましたが、高価な上にかさばるので別枠のお話としました。

現在の秤はやはりコード式で停電時には動かないそうです。ですから停電時用に上皿天秤方式の電源不要の秤を一つ備えてくれる事になりました。ついでにランタン式の照明も少し備えておこうと言っていました。構造上昼間でも待合室がかなり暗くなりますから、患者の安心のためにそれぐらいはあっても良いだろうです。

ほんのささやかなものですが、最小限とは言え停電対策に協力してもらえて嬉しかったです。うちもランタンぐらいは買っておきます。

hirohiro 2012/02/07 16:56 こちらは中国電力の管内なので停電の可能性は少ないのですが、それでも心配でいろいろ対策はしています。
かなり前に台風の塩害で長期間停電した時に今後のためにと購入していた発電機を引っ張り出してきたのですが、メンテなんてしてないので動かなくなっていました。しかたないので震災需要がなくなった秋に3000Wの発電機を購入したのですが医薬品用の冷蔵庫とレセコン2台、分包機これだけでいっぱいになります。実際は同時に負荷をかけなければまだつなげられるのでしょうが定格電力の合計だとこれぐらいで一杯です。レーザープリンターは結構電気を食うのがわかりましたが、プリンター買い換えるのももったいないし。
6000wの太陽光発電もあるのですが、15Aまでしか出力ないんですね。非常用コンセント1個だけですから、長い長い延長コードが必要になって実用的ではありません。高い買い物のくせに役立たずです。売電もびびたるもので元も取れそうではありません。
診療所レベルでは冷暖房を無視しても、まともな診療するための電力を自力で確保するのは非現実的なようです。有床診療所や病院も非常用発電でどれだけカバーできるのでしょうか。
発電機安心料としては少し高いですが、ワクチンが夏場におじゃんになるのリスクを考えると仕方がないかと考えています。ヒブ・プレベナー・サーバリックス・ロタすべて合計するとけっこうな金額になりますので。

BugsyBugsy 2012/02/07 17:33 うちの病院の外来玄関は自動ドアです。停電すると閉まりっぱなしです。職員専用入口もカードキーで閉まりっぱなしになるでしょう。ドアをぶち破って入館しても 勤務カードが読めないため、労務管理が出来ません。働いても報われません。
患者がドアをぶち破って外来に押し寄せても外来カードが読めないので 電カルが認識しません。

「これで当直医が入院中の患者の面倒を見さえすれば 外来が混乱することはありませんよ。医者だってナースだって出勤さえできないんだから。」とある偉い医者が がははと笑ってました。

お偉いさんって偉くなるだけの思考力しかないんだなと 窓の外を眺めてしまいました。

麻酔科医麻酔科医 2012/02/07 21:08 311以後、自分の病院が、発電して、東京電力に電気を売っているのを知りました。
病院は、最も電気を使っている時と、使っていない時の差が小さく、節電できない体質だというのも知りました。とりあえず、電気がなくても、酸素ボンベさえあれば、麻酔できます。
昔は、脊椎麻酔+マスク酸素で、開腹手術していたんですから。麻酔器がなくても、アンビューバックと、小児用点滴セット(昔は、これでカテコラミンを投与していました。)とりあえずそんなことを考えた311でした。

Seagul-XSeagul-X 2012/02/08 00:00 うーん、地震直後で各地の発電所や送電線の被害確認・復旧を行いつつ、通常業務だって進めなきゃいけない各部署からリソースを割いてもらって停電計画の策定、日頃の電力需要は参考にはしたでしょうけれど停電で電車も止まるし自宅待機のひとなどが居てその分の修正も見積もらなきゃいけない、その計画に従って準備もしなきゃいけない、技術屋の担当分野以外にも政府や自治体との連絡や大口需要家との交渉、それに計画停電をおこなう決定だってよほどのワンマンでも鶴の一声でできる規模の企業じゃないから意思統一のための会議やその根回し、どの段階で詰まっても数時間単位、下手すりゃ日単位で遅延が生じてもおかしくない状況で、あれだけのことができたのは私から見たらかなり上等な部類だと思うんですけれどねぇ。
ぎりぎりまで停電になるかどうかわからなかった(のもほんの数日だと思いましたが)のは、ブロック分けされた中でもさらに細分化して少しでも停電地区を減らすように頑張っていたからだったみたいですが。そういう努力が評価されず、逆に陰謀扱いされるのがご時世ってやつですかね。
なんか大野病院事件と根っこが共通って感じがします。

luckdragon2009luckdragon2009 2012/02/08 01:25 現状の問題点は、起きてしまった側の論理が、やたらと脆弱なのに強い事。
リスク論は後知恵論理を排除せよ、ってのが肝心なのに、見事に守られてない。

とても典型的に出ている例。
なお、反論側の資料が電力供給の試算にとても参考になります。
> たんぽぽ舎の原田裕史氏に「原発なくても電気が足りる」根拠を聞いてみた。
> http://togetter.com/li/252739


なお、現在、貿易赤字転落
> 貿易赤字転落 日本岐路に〜31年ぶり、円高・燃料費増加で〜
> http://www.n-roof.co.jp/info/kankyo/post3044

> 貿易赤字は原発停止のせい? [▼連載【エネルギーを考える】]
> http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2012-01-29-4


国の力が低下した場合、いかに火力発電を増発しようと、燃料供給側の価格が上昇した場合に、窮地に陥ります。
そもそも、原発に頼ったのは、それが理由でしょ。資源多種選択論。

何故か、安全神話に走って、反対論にもリスク説明対抗せずに、炉の新設もせず現状維持ばっかしたので、古い原子炉のままで発電し続けて。そういう意味では、推進側、反対側、どっちにも責任がある。

停電した場合に、死のリスクを抱えるのは人工心肺装置依存の患者や、集中治療室の患者、いわゆる弱者ですが、停電を心配していないのは、一般的に健康者ですので、そういう意味での、思考の非対称性、ってのも問題だと思います。

原発再稼働も選択肢(関東人) 原発再稼働も選択肢(関東人) 2012/02/08 01:45 ご紹介の動画、視聴しました>moto-clinic様
(誤解でなければ良いのですが)結局のところ、「停電」というものが国民生活と経済活動(⇒そして日本の将来)にどれだけ悪影響を与えるのかという評価に、小出氏とは大きな差がある、と感じました。
※「おまえはさっきとは別の事を言っているだろう」というご批判は甘受するつもりで以下を書かせて頂きます。
私は自社・自グループの停電・節電対策チームの当時のメンバーであり、各省庁や経団連等との対応も行っていたため、官・民とも、各組織がどれだけその事態を深刻に捉え、いかにして乗り切るかに(政に振り回されながらも)最善を尽くしたと思っていますので、「あれは、そうした恐怖心を国民に植え付ける、東電と行政の仕組んだ罠だったように思います。」の様な類の言辞には反吐がでます。
計画停電回避のための節電自主行動計画において、あれだけの大企業群が皆、ピーク時電力使用量の削減に取り組んだのは、「電気事業法第27条による電気の使用制限」を政府が楯にしたにせよ、「停電が続くと日本経済が本当に再起不能になってしまう」という危機感・共通認識があったからだと思っています。
労働力人口の減少と超高齢化社会を控えた日本(人)は、なんとしてでもう一段上の経済成長率を1年でも早く実現して、少しでも「時を稼ぐ」(というか、幸せな時期をなんとか引き延ばす)必要があります。経済成長率を向上できなければ、デフレ傾向からの脱却もできません。残念ながら今の日本国民には、「原発停止による経済活動の停滞」が数年続くということは、次の世代の将来の希望(と自分たちの老後)にとっての致命傷になりかねません。
「地震や原発の被災者・被害者の方の事を思えば、ちょっと位の停電は我慢しようよ。」というのは市民感覚としては違和感は無いかもしれませんが、国民経済の観点からは、とんでもない愚論・暴論です。自分の子供達の世代の未来のために、我々は今、経済成長し、国際競争力を高めなくてはならないのです。

京都の小児科医京都の小児科医 2012/02/08 03:15 原発再稼働もあるかなとも思いますが・・・
市民感覚としては、敦賀原発に何かあって琵琶湖が汚染されたら、関西は終わりという感覚はあります。

諸外国に比べて日本の電力料金が高いのは、経済成長し、国際競争力を高めるための障害になっているのでは・・・
日本のアルミ精錬がほぼ全滅したのは電気料金のためと理解しています。

京都の小児科医京都の小児科医 2012/02/08 03:18 >私は自社・自グループの停電・節電対策チームの当時のメンバーであり、各省庁や経団連等との対応も行っていたため、官・民とも、各組織がどれだけその事態を深刻に捉え、いかにして乗り切るかに(政に振り回されながらも)最善を尽くしたと思っていますので

自分の子供達の世代の未来のためにこの記録は正確に残しておく必要があると思います。

luckdragon2009luckdragon2009 2012/02/08 03:43 今日は早寝だったので、既に起きているので補足。

スマートグリッド、および自然エネルギー発電ですが、地熱を除く、風力・太陽光発電は広域での総合化で安定稼動します。
風にせよ、太陽光にせよ、吹いているところと、晴れているところは、広域に広げれば均一化されるため、日本全国に渡って管理した方が電源としては安定します。
これは、メガソーラーが発電所がなぜ安定しないのか、を見ると分かります。
> http://twitpic.com/8gt0v3

また、気象状況を日本全土で見てみると分かりやすいかも。

> 晴れているところ。(雨雲レーダー)
> http://weathernews.jp/radar/

> 風の吹き方
> http://weathernews.jp/observation/#//ddm=wind

地熱発電は、発電所周囲の環境変化のため、地権者の説得が必須です。
一番強い抵抗は、温泉関係だと思います。

luckdragon2009luckdragon2009 2012/02/08 03:50 工場プラント関係では、ひと時の停電が致命的になる例としては、製薬プラントや、保温関係、あとは温度管理がシビアな酵母関係製品とか。

まあ、ここら辺は工業関係者が詳しいでしょう。私はさわりを述べるに留めます。

ひと時の停電で、半導体がお釈迦になったり、薬が全部駄目になったり。
確か東北地方で計画停電時に、薬の供給ができなかったり、とか特定製品が供給不安定になったりとか色々あったはず。(iPad の部品も何かなかったでしたっけ?)

退学院生退学院生 2012/02/08 08:51 マスコミの影響か、供給不足による停電ばかり話題になるようですが、実際は送電線トラブルの方が遭遇率は高いのではないかと。「たかが数百軒の停電は大規模じゃない」と言われると困りますが。

最近の停電一覧(東電HP)
http://teideninfo.tepco.co.jp/day/

個人的には損害賠償請求できるか、の方が気になりますね。

http://blog.livedoor.jp/businesslaw/archives/52133797.html

約款だと、帰責事由不存在の立証責任が電力会社側にあると読めるので、理論的には債務不履行責任を問うのはさして難しくないように思います。

東電の責任の根拠は

1.震災時の復旧体制が不十分であったこと
2.計画停電の告知が直前で周知方法も不十分であったこと

の2種類が挙げられます。

約款の40条(2)で「あらかじめ告知」すると書いているので、告知の不備も債務不履行の内容になるでしょう。

関東人ではないので、いわゆる計画停電を詳細に把握してはいませんが、震災当日の停電は通常あり得ることでしょうが、なぜ3月12日から13日にかけては特に何もなく、3月14日から「計画停電」となったかは解せないですね。4月には解除されたことや「輪番停電」の地域はどうやって決まったのか。これも「議事録を作成していない」とか言われそう。

そう言えば、都内の病院が東電に賠償請求すると言ってた件はどうなったんでしょう?

マスコミ的には、実在するかわからない「国民感情」にもとづいて、「みんな我慢したんだから、わがまま言うな」と一蹴されそうですが、「みんなに迷惑かけたんだからキッチリ責任とれ」とならないのは、なぜなんですかね。

発電所と使用場所の距離が離れるほど、送電コストとかリスクがかかるので、原発だろうが太陽光だろうが、停電すると甚大な被害を受けると予想される団体には自家発電の準備は必要だと思います。

所詮、タービンを回す動力を何にするか、という極めて単純な問題に、そう悩む必要などないはずですが、この程度の問題に「専門家」の意見って必要でしょうか。

脱線ですが、「停電すると日本経済が(略)」論を見ると、ついつい「日蓮大聖人に背く日本は滅ぶ!」という某団体とかを連想してしまうのは私が悪徳商法の事件ばかり見過ぎだからでしょうか(苦笑)

ハーフドロッポハーフドロッポ 2012/02/08 09:31 Yosyan先生が新しいエントリーを立てて下さったのでこちらは雑感を。
かつては停電せずに供給されるだけでありがたかった電気も、あって当たり前で停電自体が珍しくなった途端に停電で迷惑を被ったのだから賠償せよという感情が生まれるのはなんだか産科医療をはじめとする我々の業界と似通っていて興味深いです。
我々の生活における電気への依存度が高まっている事に議論の余地はありませんが、住宅のコンセントの数や形状を見るとその推移が分かって面白いです。昭和40年代だと壁にはコンセントが無くて天井の裸電球のソケット(E26口金)から分岐して電気を取るソケットを使っている住宅もまだありました。今では一部屋に4つ〜6つの差し込み口は当たり前でテレビ端子やLANコネクターまでくっついてきてますね。電話端子は平成一桁頃は各部屋についていたりしたのですが今では有線ホームテレホンが廃れてコードレスホンが主流になったのと携帯電話の普及の為か、かえって見られなくなりました。
停電時の対応を考えると、今の環境を維持しようとして設備を整えるのに躍起になるよりはローテクでも業務が遂行できる古い技術を残してたまに訓練しておく方が被害は少ないかと思われます。

10年ドロッポ10年ドロッポ 2012/02/08 09:39 >なんか大野病院事件と根っこが共通って感じがします。

加藤先生は「お産は100%安全」なんてムンテラはしてませんよ、多分w

>私は自社・自グループの停電・節電対策チームの当時のメンバーであり、各省庁や経団連等との対応も行っていたため、官・民とも、各組織がどれだけその事態を深刻に捉え、いかにして乗り切るかに(政に振り回されながらも)最善を尽くしたと思っていますので

我々の業界には「頑張っているうちは、誰も助けてくれない」って金言がありまして…。
あとカルテに記載がないと裁判所は事実認定してくれないんですよ、これがw。

ちなみに私個人は、問題点を検証、改定しつつ原発再開キボンヌなんですが、現実には大規模停電で大量の人死にが出てようやく再開だろうなあそれも検証とか不十分なまま…

nuttycellistnuttycellist 2012/02/08 10:32 原発再稼働も選択肢(関東人)様

反吐が出るような発言をしたものですが・・・

あの計画停電で、23区内がスペアされたのは、どういう理由・根拠からだったのでしょうか。

停電が、「計画」と言いながら、その時点になるまで起きるかどうか分からないと言う、「無計画性」は何とかならなかったのでしょうか。

あの状況で停電は仕方なかったのかもしれませんが、この無計画性が、市民生活・生産活動に与えた影響は小さくなかったと思います。あの無計画性が、我々に東電の仕掛けた罠であると感じさせた原因です。

Seagul-XSeagul-X 2012/02/08 12:21 退学院生さん、カレンダーは確認されましたか?
地震の発生した2011年3月11日は金曜日でした。12・13日は土日で企業の電力消費が少なかったため、この2日の間に停電計画を突貫で作成して14日から始めることができた、という実態だと思いますよ。
それに病院やいきなり停電が起こると困る工場などへ準備の時間を設ける必要もあったでしょう。
幸い3月ともなれば首都圏では家庭での冷暖房にあまり電力も喰わず(これが平日のオフィスとかになるとPCの発熱で常時冷房入れっ放しなんてところもありますが)、電車も通勤の負荷がかからないで済むわけでこの2日の間は計画停電せずともなんとかなる、という判断だったんでしょう。そして実際なんとかなりました。
昨夜コメントしたように、私は2日間の余裕があっても計画停電にこぎつけるのにはぎりぎり、下手をすれば間に合わずブラックアウトなんてことが起こってもまったく不思議ではなかったと思っています。

nuttycellistさん、計画停電で23区を対象にしていたら停電中には行政機能が止まることになったと思いますが、nuttycellistさん的にはそれでOKだったんでしょうか?
被災状況の把握もろくにできていない、原発も危険なまま(いまが危険でないかどうかは置いておきます)なのにPCや回線が充分に使えない状況で対応が遅れても、仕方なかったと思っていただけるのでしょうか?
企業の本社機能なんかも多くは23区内にあるわけで、計画停電が始まってからでも止められる工場を止めたり生産を西日本や国外に振り向けたりといったことで節電に協力することもあったと思いますが、そういう意思決定が遅れても問題なかったとお考えでしょうか?
そういったことまで考えて、なおも「罠」だとおっしゃるのでしたら、私にはもう言うべき言葉はありませんが。

卵の名無し卵の名無し 2012/02/08 13:15 ん?なんか311震災で契約電力供給者としてやれてあたりまえの電力再配分をちょっとやっただけで思い上がって、えらそうに契約者国民に向かって原発に文句を言ったら停電するぞと居直り強盗よろしく脅した死の灰拡散テロリスト東電関係者でも入り込んどるのかな?

>私は自社・自グループの停電・節電対策チームの当時のメンバーであり、各省庁や経団連等との対応も行っていたため、官・民とも、各組織がどれだけその事態を深刻に捉え、いかにして乗り切るかに(政に振り回されながらも)最善を尽くしたと思っていますので、「あれは、そうした恐怖心を国民に植え付ける、東電と行政の仕組んだ罠だったように思います。」の様な類の言辞には反吐がでます。

ん?あれは、そうした恐怖心を国民に植え付ける、東電と行政の仕組んだ罠だったから、↑この様な事実を隠蔽する大嘘の政府答弁のような唾棄すべき無責任言辞には唾を吐きます。

10年ドロッポ10年ドロッポ 2012/02/08 14:11 >ん?あれは、そうした恐怖心を国民に植え付ける、東電と行政の仕組んだ罠だったから、↑この様な事実を隠蔽する大嘘の政府答弁のような唾棄すべき無責任言辞には唾を吐きます。

そういう言い方は嫌いです、煽りっぽくて…。<ガンダムネタです。念のためw

で、マジレスするとあの状況でそうした恐怖心を国民に植え付ける罠を仕組める程東電や行政が有能なら、そもそもこんな体たらくはあり得なかったかと…。

卵の名無し卵の名無し 2012/02/08 15:11 >マジレスするとあの状況でそうした恐怖心を国民に植え付ける罠を仕組める程東電や行政が有能なら、そもそもこんな体たらくはあり得なかったかと…。

私もマジレスすると、設計されていた緊急冷温停止すら出来ず消防に退避通知もせずに爆発させ、拡散させた死の灰を住民に避難する機会と情報を与えず被曝させた未必の故意の傷害殺人罪および広範な環境汚染罪を犯した一介の売電業者東電が、あの体たらくでなんで逮捕もされず倒産もせずにいまだにぬくぬくと厚かましく売電業を続けられているのか、のほーがマジありえねーことかと。

んー、大野病院の時からそうだったが、日本の刑事司法も民事裁判も明治以来ずーうっと根限り腐りきっておるということだわ。

やっぱ、霞が関イラン、なw

原発再稼働も選択肢(関東人)原発再稼働も選択肢(関東人) 2012/02/08 22:25 いくつかの質問・疑問に対して、他の方が答えて下さっているので助かります。
1)>>諸外国に比べて日本の電力料金が高いのは、経済成長し、国際競争力を高めるための障害になっているのでは・・・
⇒「安定供給だが高い料金」と「不安定だが安い料金」のどちらが日本経済と国民生活に有用だったかを考えると、前者に徹したことは結果として日本経済の成長に大変寄与したと思いませんか?
※もちろん、地域独占と価格転嫁がしやすい立場をよいことにコスト削減努力を怠りがちであると、私も需要者側企業(ICT系です)の一員として感じてはいますが(笑)。
2)>>「停電すると日本経済が(略)」論を見ると、ついつい「日蓮大聖人に背く日本は滅ぶ!」という某団体とかを連想してしまうのは私が悪徳商法の事件ばかり見過ぎだからでしょうか(苦笑)
⇒ウーン、終末論を煽っている訳ではないんですが...(こちらも苦笑)。でも、そろそろホントに曲がり角ですぜと言いたい。
3)>>あの計画停電で、23区内がスペアされたのは、どういう理由・根拠からだったのでしょうか。
⇒まずは素直に公式見解を参照します。http://www.tepco.co.jp/life/custom/faq/index-j.html
>>Q.東京23区が計画停電対象外になっているのはなぜですか?
>> 【A.お答え】 東京23区の扱い等については、政府において、東京23区の特殊性や停電となった場合の影響等を総合勘案されたうえでの結論と理解しており、当社としてもそのご判断を尊重させていただいております。
>> 具体的には、人口が密集しており、鉄道の運休や信号機の消灯などがあると極めて甚大な社会的影響があること、加えて本社機能を有している会社が多く重要な機能も集中しており、経済・社会活動に甚大な影響が生じるものと思われます。
これをある程度合理的な「区別」とするか、不公平だ・差別だと叫ぶかは個々人の置かれた立場・状況で変わるだろうとは思います。もちろん、最初からもっと細かくグループ分けしてかつ綿密に説明しろだとか、最初は茨城県も対象だったのに被災地域からクレームが付くと翌日には全県を対象外にしてしまったのはおかしいとか(これはさすがに拙速だったと私も批判したい)、後知恵では言えますが。
4)>>停電が、「計画」と言いながら、その時点になるまで起きるかどうか分からないと言う、「無計画性」は何とかならなかったのでしょうか。
⇒政府からや現場からは「少しでも停電エリアを減らせ」、発電部門は「(コスト度外視で)時間単位でどんどん発電機を増やしてるんだから正確な発電量見通しなんか無理」、配電部門や広報部門は「早く確定させないと準備が間に合わない」、トップマネンジメントは「とにかく批判されない様に」。どの部門が最終決定していたのか知りませんが、「無計画性」どころか、ギリギリまで「理論武装」すべくがんばりすぎた上に踏ん切りが遅れたんだろうなと、組織人としては素直に推測しますが。

卵の名無し卵の名無し 2012/02/08 22:48 まあなんしに出てきたんだかぐだぐだダラダラとw

結論だけね、めんどくさいからw

>⇒政府からや現場からは「少しでも停電エリアを減らせ」、発電部門は「(コスト度外視で)時間単位でどんどん発電機を増やしてるんだから正確な発電量見通しなんか無理」、配電部門や広報部門は「早く確定させないと準備が間に合わない」、トップマネンジメントは「とにかく批判されない様に」。どの部門が最終決定していたのか知りませんが、「無計画性」どころか、ギリギリまで「理論武装」すべくがんばりすぎた上に踏ん切りが遅れたんだろう

要するに、危機管理の現場ではどんな理由があろうとも最も忌避嫌悪されるのが「踏ん切りの遅れ」だっちゅー現場のジョーシキを全く知らない机上の妄言だね。三百代言がよくやるつうかいつもやる「後出しじゃんけん」というれっきとした偽証の不正行為だよw

京都の小児科医京都の小児科医 2012/02/09 05:26 下記ですが、歴史的に選択肢はなかったと思います。
つまり、まず安定供給が第1で(まともな企業で)安くても不安定供給を希望される企業はないと理解しています。その上で、料金を安くと思います。
今回の原発事故で、電力料金の上乗せの部分に官僚の天下り料等(みかじめ料?)が含まれて
いると理解しました。これは、耳庵・松永安左エ門氏が意図した電力体制かどうかちょっと疑問に感じます。

1)>>諸外国に比べて日本の電力料金が高いのは、経済成長し、国際競争力を高めるための障害になっているのでは・・・
⇒「安定供給だが高い料金」と「不安定だが安い料金」のどちらが日本経済と国民生活に有用だったかを考えると、前者に徹したことは結果として日本経済の成長に大変寄与したと思いませんか?
※もちろん、地域独占と価格転嫁がしやすい立場をよいことにコスト削減努力を怠りがちであると、私も需要者側企業(ICT系です)の一員として感じてはいますが(笑)。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20120207

2012-02-06 ある有識者記事への感想

2/3付NEWSポストセブン(Yahoo !版)より、

これを読んでの感想です。内容自体についてはssd様の大前が言うなの本文及びコメントで必要にして十分かと思います。二番煎じをやる気も起こりません。その程度の底の浅い思い付きレベルと言う事です。


今日は視点を変えての感想にします。文筆業で食べて行くと言うのは、大変な事だと思っています。あえて喩えればプロスポーツの世界に似ていると思います。サッカーあたりを念頭に置いてもらうと判りやすいですが、食っていくためには能力はもちろんの事、能力を評価するランク付を獲得しないといけません。ランクが直接ギャラに反映する部分になるからです。

ランクも一度獲得しても、能力が落ちるとシビアに査定されます。シビアである理由は、高ランク者のギャラがベラボウであるからです。ベラボウなギャラに相応しい能力がなくなればドライに切り捨てられます。一方で高ランクを獲得すればベラボウなギャラが約束されているので、ランクアップを狙うものの突き上げは強烈で激しい切磋琢磨が生まれる世界でもあります。

文筆業もランクアップに鎬が削られると見ています。この場合のランクはやや狭く取って、本の印税ではなく、コラムなどの原稿料ぐらいに今日はします。高ランクである者は高い原稿料(ギャラ)を取り、ランクが低いと薄謝程度になるぐらいの感じです。ここまではプロスポーツと類似の競争原理が働きますが、文筆業の場合はもう一つ評価基準があるように思います。

それはブランド評価です。トップランクに登りつめると同時にブランド評価も出来上がる感じでしょうか。ブランド評価とランク評価がどう違うかですが、


ランク評価 能力の評価
ブランド評価 客寄せ評価


ブランド評価はプロスポーツでもあります。しかしあくまでも評価の基準はランク評価です。ランク評価にブランド評価が加わるとギャラアップ(その他CMとかの出演料も含めて)につながりますが、いくらブランド評価が高くともランク評価が下がればチームに居場所さえなくなります。ランク評価が下がった時点でのブランド評価の使い道は、言い方は悪いですが現役時代ではドサ回りの客寄せ材料としての評価になります。

ここでランク評価ですが、プロスポーツの場合、どんなに稀代の名選手であっても年齢には勝てません。身体能力は年齢と共に低下するのは誰であっても避けられないのは誰でも知る事実です。身体能力の衰えも、ある程度の期間は経験と技量でカバーしますが、カバーしきれなくなった時にランクは冷酷に下がります。

文筆業の場合はプロスポーツほどクリアカットにランク評価ができないところがあります。文筆業も年齢による影響は必ずありますが、「老いて益々盛ん」の大器晩成型の人物も少なからずいますし、年齢を重ねて新境地を切り開くなんて事も無いとは言えません。長編小説は無理となってもコラムや随想程度なら衰えを見せないなんてケースだってあります。

それより何よりプロスポーツでは参考意見と言うか、付加価値的な位置にあるブランド評価が非常に重いというのも大きいと思います。文筆業ではブランド評価がランク評価と混然と言うか、ランク評価を登りつめてブランド評価が確立すると、ギャラ評価はブランド評価優先になっていると感じています。


そうなるのはプロスポーツと出版業のビジネスモデルの差も大きいと思っています。プロスポーツでは根本原理に勝つ事があります。勝つ事が観客を呼び、これが収益となりギャラに反映されます。これに対し出版業なら出版物が売れることが収益となりギャラに反映されます。どこが一番違うかと言えば、文筆業には直接の対戦相手がおらず、目に見える能力の優劣が簡単には付け難いです。

出版業が高額なギャラを払い原稿を依頼するのは、その内容ももちろんでしょうが、ブランド評価の高い人の文章が存在すると言う点も注目します。購買者があの人の意見を読みたいと思わせる効果です。まったく同じ内容であっても、ランクの低い無名の人物であれば読む気さえ起こらないになるです。ブランドは信用であり信仰にもなりますから、少々出来の悪い文章であっても満足してしまうです。

ですから文章自体のランク評価が落ちても、ブランド評価(客寄せ効果)があるうちは仕事にも困らないという現象がしばしば発生します。


ほいじゃ、文筆業ではブランド評価が高ければランク評価が下がってもいつまでも安泰かと言えばそうとも言えなさそうです。これも良く知らない世界なのですが、ギャラ評価は一度あがるとまず下がらないそうです。ギャラ評価が下がらないのならますます安泰じゃないかと言われそうですが、ブランド評価とは客寄せ効果であり、ブランド評価が下がると今度は仕事が来なくなると言う事です。

チイと話が煩雑になったので整理しておくと、文筆業では、

  1. 能力を磨いてランク評価を上げていく(同時にギャラ評価も上がる)
  2. トップランクに達するとブランド評価が確立する(ブランド評価がギャラ評価になる)
  3. ランク評価が落ちてもブランド評価が保たれているうちはそれなりに安泰(ギャラ評価はそのまま)
  4. 最終的にブランド評価が落ちれば高額ギャラが必要なところからの仕事が無くなる(ギャラに対する見返りが期待できなくなる)

ここでブランド評価が落ちた時に仕事がなくってきてもドサ回りと言う手は残ります。文章を掲載する出版物にも超一流から三流まで格があります。真のトップランカーなら超一流からせいぜい一流までの仕事で食べていけます。ランク評価が落ちて、ブランド評価のみになっても一流クラスでまだ食えます。さすがに超一流ランクはランク評価が下がると難しくなるんじゃないかと思っています。

ブランド評価が落ちてくると一流にも相手にされなくなりますが、一流半や二流であればまだまだビッグネームです。まだまだ客寄せブランドに利用価値を認められると言う事です。一流半や二流がダメなら三流もあります。

そうそうギャラ評価は変わらないとしましたが、これも微妙で、超一流なり一流のギャラ評価が出来あがれば、超一流や一流が原稿を依頼する限りギャラ評価は変わらないとされます。しかし一流半から二流、さらに三流となれば格に応じたギャラ評価に下がるとした方が良さそうな気がします。一流半や二流の相場より高くとも、超一流や一流より安くなり、そこに「お徳感」が生まれるというわけです。


話をもう一度まとめると、今をときめく有名ライターもいくつかに分けられそうに思います。簡単な分類表を作ってみますが、


分類 ランク評価 ブランド評価 ギャラ評価 寸評
新進気鋭 伸び盛り
バリバリ 旬の盛り
大御所 中〜低 一流にしがみつく状態
黄昏 名前だけで仕事が無くなる
ドサ 中〜低 昔の名前の切り売り状態

通常は大御所から黄昏状態あたりでプライドがありますから引っ込む者は多いと思っています。引き際はそれぞれの美学があるのでそれは置いとくとして、カネを出して読む方は大御所以下のものは価値が乏しくなります。大御所でもランク評価が中程度であればまだしもなんですが、低となれば、

    字が並んでいるだけの代物

こうなってしまっては遠からず大御所からも滑り落ちて黄昏、それも飛び越えてドサに落ち込むのも時間の問題のように思います。もっともプロスポーツでも限界と思われたプレイヤーが稀に奇跡の復活を遂げる事があります。文筆業ならプロスポーツより復活の可能性は高いとも思っています。せいぜい精進されるように期待しておきます。

Med_LawMed_Law 2012/02/06 08:11 ”大前が言うな”レベルの文章が掲載されるということは、メディア業界では、我々の業界紙が行っている査読に相当する吟味推敲が行われていないという証明ともなります

大量に情報のゴミを生み出しているのは、公害と言えましょう

インチキ・メディアがインチキ評論家を繁殖させ、@悪貨が良貨を駆逐する@のがメディア業界とすると、日本は危ういところにあると危機感が募ります

JSJJSJ 2012/02/06 08:38 文科省の動機には不純なものを感じるけど、言ってることは正しいですわな
http://www.asahi.com/national/update/0205/TKY201202040565.html
『生涯学習のあり方を話し合う文部科学省の有識者会議が近く、「人生の締めくくり方の学びも必要」と、死生観に言及した異例の報告書をまとめる。』

YosyanYosyan 2012/02/06 08:49 Med_Law様

 >我々の業界紙が行っている査読に相当する吟味推敲が行われていないという証明

微妙ですな。ブランド評価は信用でもありますから、査読無しの品質評価になっている部分もあると思っています。それと期待するのは内容にもありますが、読み手(購読者)が満足するかどうかが重い気がします。内容の質が低くとも、それを認めて買う人がいる限り利用価値はあるみたいな評価です。出版業とは売れてナンボですし。

プロスポーツに較べると、能力が衰えてもブランドでそれをカバーできる時間が長いぐらいに見ています。そのへんは業界特性みたいなものでしょうか。

ひんべえひんべえ 2012/02/06 09:27 大前氏の原発事故の報告書などは、さすがに元原子炉の設計者だけあって違うなあ、と見なおしていた矢先にこれですから。
でも、これは本当に彼が意図して書いたのか、週刊ポストというタブロイド誌が修飾したのか、、、でも署名記事だもんなぁ。

うらぶれ内科うらぶれ内科 2012/02/06 10:10 >外科医の給料を内科医の10倍
大いに結構コケコッコウ
でも、中を読むと内科医の給料を1/10にしろともとれるんだよなぁ。。

BugsyBugsy 2012/02/06 12:26 これってわざと人とは違う意見を述べて 目立ってやろうとしてるのでしょうか。人とは違う意見を書かないと飯の食いあげなんですかね。
こういう手合いは学会でも見かけます。目立って名前を売りたいのか、寂しいから構ってほしいのか。
院内でも会議番長で 何でも一回は挙手して意見を開陳したい連中も少なくありません。内容が空虚で現実とはかい離しててもお構いなしなんです。

本気で信じてるとしたら 始末に悪い。こういった文筆業やマスコミに出てきて御意見番ぶってる人は 自分からという一方向でしか話をしません。読者や視聴者からの反論が耳に入らないからです。永遠に訂正できず 現場をみないから妄想が膨らんでいくんです。

我々医者だって自分の頭の中である疾患の専門家 その道の権威だと信じ込んでる連中は少なくありません。投稿して査読がある雑誌とは別に 寄稿をお願いされるや言いたい放題です。え あんたこの疾患の専門家だったのと眉つばものの寄稿論文は山ほどあります。だから慎重な医師は寄稿をお願いされても 寄稿先を選びます。かたや自分が認められたとばかり はしゃいで提灯記事のような製薬会社のパンフレットみたいなのを書いてはドヤ顔です。甚だしきは 一度も論文にして査読を受けてないから 自分の診療の実力や欠点を自ずから理解できなくても 症例の数が多ければ専門家なんだそうです。おやおやとオイラは頭を抱えています。

こういうへんてこりんな耳を疑うような意見を吐いて平気なのは 本来の性格なんですかね、年とって頭が固くなっただけじゃないように思います。

SeisanSeisan 2012/02/06 15:13 最近は、こういった「専門外」なのに、知ったかぶりで論評する記事が目立ちますね。
特に医療関係。

プロの評論家の癖に単なる無知な市民感覚で論評してしまうという。

新聞記事なんかだと、まだ専門職にある程度話を聞いてからまとめることが多いようですが、特に週刊誌関連はほとんど憶測記事で飛ばしみたいな論評が多いのが気になります。

私でも、時々ですが、講演を頼まれることがあるんですが、やはり十分な下調べをして、ちゃんと筋道を立てて話をするのが当たり前のはずなので、相当に準備に時間がかかってしまいます。
Yosyan先生のこのブログのエントリーでも同様ですよね。

専門外なら、そのことを踏まえたうえで、「自分の感想」は最小限にとどめるのが筋だと思うんですが、最近の文筆業の方はあまりそうは思われないようで…

YosyanYosyan 2012/02/06 15:39 Seisan様

 >Yosyan先生のこのブログのエントリーでも同様ですよね。

お恥ずかしいところです。原則として専門外の分野では、可能な限り調べますが、判らないところは「判らない」にします。いや専門分野であっても実感的に知らないところ、自信の無いところは断言的な話は避けます。またあまりに知らない分野であれば、そもそも触れません。これぐらい気を使っても、ちょっとでも筆が滑れば猛烈なツッコミが来るのがネットですから、かなり神経は使います。

ネットより商業紙のほうが気楽なところがあると言うのも、面白いと言えば面白いところです。

京都の小児科医京都の小児科医 2012/02/06 15:58 まず、大前氏は文筆業ではないと考えます。なぜなら文筆を主として生計を立てて
いるとは思えないからです。

大前氏の意見に関してはおもしろい意見とは思いました。
ただ、あまりに大雑把と思います。

>この問題は医学部を「学問の府」とみなして、文科省が管轄している限り解決できないが、厚労省が管轄して患者の立場から考えればメスを入れることができると思う。つまり、医療行政の一環として診療科ごとに医師を養成し、医療現場の必要に応じて不人気な科の定員を増やし、人気がある科の定員を減らせばよいのである。

自分の感想ですが 
故武見太郎氏のときならともかく、長期にわたる厚労省(旧厚生省を含む)のマインドコントロールが続いているため医師にきちんとした厚労省を管轄する政治的能力が欠如しています。この状態で医学部を厚労省に移動させるのは無理と考えます。

あと、ちょっとこだわってもうしわけないですが、幼稚園(=文科省)、保育園(=厚労省)です。 こども園はちょっとよくわかりません。

なお、未来的な可能性としては、現在の日本の医師免許は、厚生労働大臣及び医政局長の署名でなりたっています。 したがって、医政局を独立させ医政庁長官といった形は
ありうるかも知れません。

ただ、あまりに長期にわたった厚労省(旧厚生省)のマインドコントロールの弊害がひどすぎる気がしています。

BugsyBugsy 2012/02/06 16:17 >ネットより商業紙のほうが気楽なところがあると言うのも、面白いと言えば面白いところです。

それはそうです。
こういった商業雑誌や新聞は 日刊や週間 月間雑誌で時期が来て新しくなれば もう読まれないからです。前の日の新聞や前の週の雑誌は見向きもされません。売れもしないものは 当然本屋にも置いていません。だから寄稿する評論家や記者は自分の文章に責任を取らなくてすみます。世相を映すだの世間に物を申すなどとほざいても 無意味です。瞬時に消えてしまう文章など記録ですらありません。最初から無いも同然です。
だから あの時あんたはこう申したと第3者から糾弾されにくいから 言いたい放題です。だが残らないものは 偉そうに文化を語っても文化を生み出しもしません。

時代を糾弾したつもりの評論家や記者による記事や論評もほとんど製本されません。つまり出版社からすれば売れないからですよ。仮にハードカバーや文庫になるとなれば 記述には気を遣います。記録に残るから慎重になるから 迂闊なことは書きません。

医師の場合はカルテは5年間は保存されます。邦文論文では全国の 英文では全世界の医学部図書館にほぼ永久に保存されます。わかっているから迂闊な内容は書かないのです。

著述業とは笑わせる あんなもんトイレットペーパーに何か書きなぐってる売文芸者ですよ。

京都の小児科医京都の小児科医 2012/02/06 16:18 >長期にわたる厚労省(旧厚生省を含む)
旧厚生省の成立は昭和13年(1938年)です。したがって、もしかしたら日野原先生まで医師免許は旧厚生省の可能性があります。
となると1世代・30年と考えると2世代以上が厚労省(旧厚生省)の支配下にあります。
現在、生きて仕事をされている医師にとっては医師=厚労省(旧厚生省)です。
それ以外の世界は存在しないに等しいです。
(だだ、他国での医師免許を持たれた方は別かも知れません。)

故武見太郎氏は1930年(昭和5年)に医学部を卒業ですから、旧厚生省のマインドコントロールからは外れています。

tadano--rytadano--ry 2012/02/06 19:02 リンク先の記事に

>大学在学中に専門分野を決める

とあり、この時点で私的にはアウトでした。

個人的には、医師にも能力給を導入する余地はあると思います。
インセンティブにも私は好意的です。

ただそれをどこがどうやって評価するかが問題です。
厚労省、医師会、学会、某病院評価機構wで骨肉の争いが展開されそう。

経済や経営の観点から見ると、どうしても大前氏のような話になってしまうのです。かつて企業経営に関わっていた人間としては氏の発言は理解できます。

しかし一部の地方では既に医師の年俸は高騰しています。
地方の劣悪な労働環境や地方住民の無理解が医師のやる気を削いでいるという
事実が見えていないのです。

大前氏はトップダウンの視点で見る場合はさすがな意見を述べる傾向にありますが、こういう個々の業界や個人レベルと言ったミクロな視点では時に首を傾げる意見が
散見されます。理由は簡単で時間がないことから来る単なる勉強不足です。

miya93miya93 2012/02/07 01:48 大前氏には、かつて国政政党党首を目指し、選挙に挑んで惨敗したという経歴があります。
結果はともかく、自分が各種大臣に匹敵する、あるいは凌駕するとの考えていなければできない行動です。

そして大臣はゼネラリストであり、党首は全てに秀でた万能でなくてはいけません。建前上。
哀しいかな、彼が否定する医師万能論(もともとそんなものはないのですが)
と同じく、政治家万能論があるため「それ、俺、得意じゃないから」と言えないのでしょうね。

クソみたいな発言でも、「質問されれば、何か言っとかないといけない」立場なのでしょう。
同情はしませんが。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20120206