新小児科医のつぶやき

2007-03-20 僻地義務化と日医の迷走

僻地義務化の震源地が平成18年度地域医療対策委員会中間報告書です。3/17のエントリーにできるだけまとめていますし、できるなら中間報告書本体を読まれることをお勧めします。

簡単に中間報告書の内容をまとめると

  1. 1970年からの医師需給対策の経緯
  2. 医師偏在による特定地域、診療科の医師不足の存在
  3. それに対する厚生労働省の医師確保対策
  4. 厚生労働省の対策に協力する形の日医の対策
  5. 日医の対策を是認した上での地域医療対策委員会の提言

問題となった僻地義務化のお話は地域医療対策委員会の7つの提言の中にあります。これを挙げておくと、

  1. 研修医の地域偏在
  2. 各大学の地域定着の推進
  3. ドクターバンクの効果的な運営
  4. 診療科の偏在対策
  5. 病院のオープン化対策
  6. 地域住民・患者との相互理解
  7. 医師不足地域対策

7つの提言にはそれぞれ解説がついているのですが、僻地義務化は最後の医師不足地域対策にあります。

医学部卒業後の新医師臨床研修制度の研修終了後の一定期間内に、へき地や医師不足地域での勤務の義務化を考慮する。

この解説の長さは他の6つの提言の解説に較べ格段に短いものとなっており、次に短いものの半分以下の分量です。またこの提言の後にかなりの分量の「まとめ」があるのですが、そこも含めて僻地義務化はこの中間報告書では一切言及されていません。全体を読んでみるとわかるのですが、ついでに書き加えられた印象が非常に強い一節です。ちなみに他の6つの提言のうち、「研修医の地域偏在」はある程度僻地義務化と関連するような提言で、やや過激な色彩がありますが、他の提言の内容は正直なところありきたりの内容以上のものではありません。

この僻地義務化についてまず座位様から情報が寄せられました。

今朝、日医のとある有力理事に直接問い合わせたところ、研修終了後の僻地勤務義務化の話は、全く執行部レベルでも、検討事項にさえ上がってきていないとのことで、否定的でした。地域医療対策委員会の委員長ですら日医の理事でも何でもありません。アイデア好きの常任理事が先行的にまとめさせただけで、義務化の文言が執行部の意向になるとしたら、内紛が起きるだろうと思います(以上は、不確定情報で、personal communicationにすぎませんが)。ですから、知り合いの理事の方に全国から、問いただすといった行動で、現場からプレッシャーをかけては如何でしょうか?

座位様は当ブログの有力コメンターであり、少しだけばらすとWikiJBMにも参加されている関係で、信用を置いて構わないコメンターであります。ですからこの情報は信用してよいと考えます。つまり僻地義務化の話は日医の執行レベルでも話題になっていないものと考えてよいかと思います。

続いて酔生夢死様から日医のシロクマ通信の情報です。恥ずかしながら私は日医のMLには入っていませんので、引用させて頂きます。

V(^(I)^)V 日医白クマ通信 V(^(I)^)V

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

┏━━━━━━┓

◎定例記者会見◎

┗━━━━━━┛

◆平成18年度地域医療対策委員会中間報告書について

 内田健夫常任理事は、3月14日の定例記者会見で、地域医療対策委員会(委

員長・久野梧郎愛媛県医師会長)が、唐澤祥人会長からの諮問「地域医療提供

体制の今後と医師会の役割」に対して、中間答申「医師確保に関する喫緊の対

応」を取りまとめたことを発表し、その概要を説明した。(中略)

 特に、医師不足地域対策については、「医学部卒業後の新医師臨床研修制度

の研修終了後の一定期間内に、へき地や医師不足地域での勤務の義務化を考慮

する」と、踏み込んだ内容の医師確保対策が盛り込まれている。

 内田常任理事は、「へき地や医師不足地域での勤務の義務化を考慮する」と

いう文言は、あくまでも委員会として提言したもので、日医が義務化に賛成の

立場を取るものではないと強調する一方で、今後の方向性を決定するプロセス

のなかでは、ひとつの議論になるとの見解を示した。

 なお、医師確保の問題については、今後も同委員会で継続して議論される予

定。

これだけ読むと僻地義務化についてテンコモリ中間報告書に書かれているように思えますが、20ページに及ぶ中間報告書のうちでタイトルも含めてわずか3行の記述です。盛り込まれているのは嘘ではありませんが、素直に読むと重点項目と理解するのが難しい書き方です。ところがこの記者会見ではまるで最重点項目になっているような発言に変わっています。

話を整理します。

  • 僻地義務化は日医執行部レベルでも話題になっていなかった。
  • 地域医療対策委員会でも、中間報告書の内容を読む限り、僻地義務化の問題を検討した形跡が薄い。
  • 中間報告書が出されると僻地義務化が目玉のように記者会見を行なった。

僻地義務化を真剣に検討した形跡の無さは7つの提言のうち「研修医の地域偏在」に対する解説較べたらよくわかります。

 新たな臨床研修制度の発足は、各地における医師供給体制を根底から変える引き金となった。新卒の医師は、大学以外に臨床研修の場を求める傾向が強くなっており、一部の大学を除いて大学病院においては若手医師が減少し、地域の医師供給要請に応じることが困難な状態になっている。 その結果、地方の中小都市の病院では「医師不足」が深刻化し、病院機能を縮小せざるを得ない状況も出て来ている。この傾向は、都道府県庁所在地以外の二次医療圏において、より顕著となっている。

 また、新たな臨床研修制度は、地方から都会へ研修医を集中させる結果となったとの意見もある。その一つの要因は、卒業生の数に対して30%増しとなっている研修病院のポストの数にあるといわれている。そこで卒業生の数と研修病院のポスト数を同じとし、さらに二次医療圏毎に人口や医師の過疎程度等を加味して地域枠を設定し配分すれば、研修医の地域偏在は解消されるものと思われる。その際には、研修プログラム、指導医等の研修病院の指定要件を厳格に設定する必要がある。

この提言の是非は置いておくとして、解説内容はある一定量の議論の上に書かれている事はわかります。具体的な資料を基に研修医ポストの再配分の案が基礎にあり、その上での提言と素直に解釈できます。それに較べると同等ないしはより詳細な議論が必要とされる僻地義務化案の解説の素っ気無さは際立っています。

そうなると考えられる事は、地域医療対策委員会の中間報告書作成に対し誰かが強力な介入を行なったと考えるのが妥当です。それも中間報告書の提出段階になって急遽盛り込むような強い横車であったと考えられます。地域医療対策委員会に圧力をかけられるのは、やはり直接の監督者とも言える日医執行部ですが、座位様の情報にありますように執行部クラスでも検討課題になっていないことから、日医の意思として出されていないとまず判断しても差し支えないと考えます。

そうなると執行部全体の意思ではなく一部の有力理事の働きかけと考えるしかありません。一部と言っても記者会見からすると会長の意向を汲んでいないと話になりません。そうなると日医会長とその側近理事が地域医療対策委員会に圧力をかけたと考える他はありません。

当然「なぜ」が浮かんできます。通常なら執行部の検討の結果を意向として地域医療対策委員会に伝え、そのうえで盛り込ませるのが通常のルートです。それをしなかったと言うか、出来なかったのは、執行部の討論にかけると反対意見が強すぎると判断したに違いありません。そのため執行部の検討をスルーして、いきなり地域医療対策委員会の中間報告書に浮上させる迂回ルートを選んだと考えるのが妥当でしょう。中間報告書を出させ、そこに盛り込んであるから日医の意思となっているとの既成事実化です。

ただしそこまでやると今度は執行部の議論で異論が噴出するのは避けられません。そのリスクを押してまで、横車を押した理由が焦点となります。日医の首脳部は一枚岩ではありません。そんなには詳しくないのですが、ごく簡単には2派に別れています。一派は現会長の政府すりより路線です。もう一派は前会長の是々非々路線です。前会長の是々非々路線の結果、大幅な診療報酬削減があり、それを痛烈に批判して現会長のすりより路線が勝利したのですが、勝ったからには成果を見せる必要があります。

日医の次の焦点は言うまでも無くH.20診療報酬改訂です。この改訂でまたしても大幅な削減が企画されているのは周知の事実です。それを認めてしまえば現会長のすりより路線の意味がなくなりますし、当然反主流派の痛烈な批判が巻き起こるのは必定です。そこで政府とのバーター密約説が浮上してきます。僻地義務化と引き換えに診療報酬改訂でなんらかの見返りを約束したと言うものです。

その説は有力ですが、少し冷静に現状分析すればどうかと考えます。バーターをするためには強力な担保が必要です。日医が僻地義務化を差し出しても診療報酬改訂の果実を政府が守る必要が無いのは明らかです。政府が密約を反故にしてもなんら有効な対抗策を日医はとる事が出来ないのです。もっと言えば日医が反対しようが、賛成しようが、僻地義務化なり、診療報酬削減は政府の思いのままに行なえるのが現在の日医の実力です。

そうなるとバーター密約の内容はもっと程度の低いものである可能性が出てきます。現政権の至上命題は政権発足のときから夏の参議院選挙であることは明白です。これがあるばっかりに現首相が総裁選出馬を躊躇したぐらいの大命題です。参議院選挙の形成は微妙えす。ちょっとした風向きで勝敗の帰趨は変わります。そんな風の要因の一つに医療問題が絡んでくる予兆を感じているかと考えます。先に日医の意向を無視しても僻地義務化は強行できるとしましたが、参議院選挙に向けて日医と言えどもあからさまに敵に回したくない意向が働いても不思議ありません。

そうなれば日医から僻地義務化を口にしてくれるのがもっとも都合の良い状態になります。そうすれば日医を敵に回さず、医師不足対策の僻地義務化を安心して公約に掲げる事が出来ます。では強力な横車を押した会長及び側近への報酬ですが、表向きは診療報酬改訂かもしれませんが、本当の狙いは会長及び理事退任後の天下り先の保障ではないでしょうか。それぐらいの約束なら政府は喜んでOKします。

また執行部で異論噴出して会長への求心力が衰えて日医の影響力がさらに衰えれば、これもまた政府にとっては申し分の無い事態です。ラクラクと診療報酬の大幅削減を断行できる素地がまた一つ出来上がる事になります。

今日は柄にも無く陰謀論みたいになりましたが、どこを向いても明るい話は少ないですね。

岡山の内科医岡山の内科医 2007/03/20 09:13  大阪の知人の話によると、某関西の私立医大の新臨床研修一期生の進路の追跡をしたところ、後期研修開始時点で、100人中30人が精神科、30人が皮膚科、30人が眼科で、残りの科は合わせて10人とのことでした。やはり、訴訟リスクが高く激務の科は敬遠される傾向が如実に現れているといえましょう。
 僻地義務化をしても、これまで散々議論されているように、受け入れ先の施設の混乱は相当なものになるような気がします。

miosymiosy 2007/03/20 09:38 本日の読売新聞に「勤務医不足深刻、5年で430病院が救急指定返上」というニュースが載っています.全国が「医師不足地域」になるのかも.
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070320it01.htm
>救急医療施設の過去5年間の増減について都道府県別にみると、37都道府県で減少。特に北陸、四国の減少率が高かった。同数は3県。増加したのは7県だった。東日本で増加した県はなかった。

motomoto 2007/03/20 09:46 こんなの見つけましたよ。
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/healthcare/pfizer_forum/2006/n97.html
21世紀の保健医療を考えるー日医会会長 唐沢祥人 2006.9月
『また、新医師臨床研修制度を見直す必要もあるだろう。今喫緊の課題になっている小児医療や産婦人科医療の研修を充実させる。更に、僻地・離島の医療を研修の中に取り入れることも必要であろう。』

motomoto 2007/03/20 09:51 2006.12月時点での、竹嶋副会長の会見(白クマ通信)。
http://www.med.or.jp/shirokuma/no559.html
たしかに、僻地義務化の話は、ここでも出てないですね。
参考
http://www.med.or.jp/jma/sosiki/yakuin.html

motomoto 2007/03/20 10:17 宝住氏は、むしろ反対の立場のように読めますね・・
http://www.tokyo.med.or.jp/kaiin/toi_news/98_2006/9980_2006_11/
『医師は、人でなしか?
物議を醸すつもりはない。主旨は、「医師は人とは考えられていないのか」である。例示する。
^綮嬋埖を理由に、無医村(地区)あるいは僻地勤務を義務化しようという議論が盛んである。
1970年、自治医大設立の目的は、地元出身の優秀な学生を集め、地域医療を担う人材として養成し、過疎地域へ派遣することであった。目的実現の努力はしたのだろうか。
国・公立大学(現独立行政法人)・公的病院の役割は何か。政策医療とは何か。なんのために税金を使うのか。民間では困難な医療を担当することであろう。』
結構憤慨なさってます。

YosyanYosyan 2007/03/20 10:43 僻地に医師がいなくなった構図は簡単なんですけどね。これまで曲がりなりにも行き渡っていたのは医局人事の賜物ですし、医局人事と言う重石が取れたら医師が自由な意志で就職先を選ぶようになるのは当然ですし、自由な意志が入れば条件の悪い勤務場所は敬遠されます。これは医師の世界に限った話ではなく、どんな職種でも当てはまる事です。

そうなる事は医局解体論が盛んなときにもさかんに囁かれていましたし、強く懸念する声は医師の間には濃厚でした。「大変な事になるぞ」って奴です。今はその懸念がそのまま現実化しているだけです。それが不思議とか理解できないと言う事自体が私にはわかりません。

それとこれも私にはほとんど理解不能なんですが、新研修医制度の弊害の一つに激務の診療科を経験する事によって、研修医の専門の志望が大きく左右されている事実をなぜ見えないかが不思議です。実地に経験する事で志望者が増えるのなら、診療科の医師不足はマイナー科に起こるはずです。そうでない事はあまりにも明白な事実です。日医会長の

>僻地・離島の医療を研修の中に取り入れる

経験したらむしろ逃げると言う単純な真実に、気がつかないまたは無視するのはどういうバイアスがかかっているかが興味深い事です。

僻地に医師を招聘したいのなら、もっとも初歩的な提案であるインセンティブを高めると言う行動になぜまったく手を触れないのでしょう。これはタブーのように誰も触れようとしません。インセンティブの代わりに出てくるのはひたすら精神論です。医局人事ですら僻地派遣はインセンティブがあったから可能であった事を誰もが無視する不思議さです。

BugsyBugsy 2007/03/20 10:57 東京都といっても 伊豆諸島、奥多摩という僻地はあります。当然医師の派遣を義務化しようという事を今の都知事は言い出すでしょうね。間違いなく。

昨年私のコメントが本ブログご主人様を驚かしたようですが、若い医局員が救急病院の夜間当直を一斉に嫌がったり 入局説明会でそれが問題になり入局の条件として突き上げられた経緯がありました。まあ全国レベルで救急医療施設が減少というニュースを見てさもありなんと思います。
医局会を開こうにもその問題で紛糾するので 医局会も開催されなくなってます。
皮膚科眼科の女医さんたちが当直していた 民間の一次救急の病院から外傷の縫合を依頼され転送してきたり お年寄りの脳出血を夜間引き受けた事も多々あります。今までやってきたのが異常だと感じています。
一人きりで夜間の一次救急を引き受けてやると豪語する(本人の勘違いもありますが)医師は そんなにいません。

座位座位 2007/03/20 11:19
端的に言うと、親小泉路線で医師会長選挙に勝利した、唐澤会長の指導下では日医は、経済財政諮問会議の医療費抑制政策に対抗出来ない、自滅の道を歩んでいるって事でしょう。何か、反論ありますか?>日医常任理事さん達

BugsyBugsy 2007/03/20 12:07
言葉たくみに 「若いうちは色々経験を積んだ方がよい」という事をおっしゃる方も医師会の中に見受けられました。
僻地医療 農村医療とも云っていいのでしょうか。
「若い頃戦後まもなく農村を検診車で回り結核の診断をした。」或は「肝ジストマを駆除した。」「寄生虫を治療した。」なんて言われ、私もそういった心構えで僻地の病院に赴任したこともあります。10年前ですらもうそのような風土病は消滅し(エヒノコッカスがどうかはぞんじげません。)、自分の専門分野を同じく診療していました。
インセンティブという点で 僻地あるいは農村での医療の特徴と云っても希薄化している現在 あえて赴いて貴重な経験ができるのかと云えば個人的にはとても疑問です。生活習慣病を含めた病識のない患者さんもどこにでもいます。僻地に医者が足りないから寄越せというだけで 医師が興味をもって積極的に取り組むような動機付けは乏しくなっています。
私の偏見かもしれません。

暇人28号暇人28号 2007/03/20 12:34
いまどき、僻地民でさえ専門医の赴任を希望していますよ。たとえばN室にしたって市内に開業医がいるにもかかわらず、高血圧・高脂血症の治療のためだけで120km離れたK路に受診しに行きますからね。

医師にとっての僻地赴任のメリットもお金意外に何があるんだろう。都会では経験できない疾患の診断・治療を経験できるわけでもない(まあ、都会だったら「ここまで悪くなるまで放って置かないよね」って症例には当たりますけど。)。

むしろ都会のほうが症例が沢山集まってくる。経験値を高めるには都会のほうが圧倒的にいい。中途半端な田舎の救急病院なんて悲惨極まりない。医者が死んでも代わりがいるとばかりにこき使うし。

暇人28号暇人28号 2007/03/20 12:40
某巨大掲示板より
ーーーーーーーーー
自爆スレにアップされていた道産子のニュース。
ネットアップされていないので手書きします。
【根室】医師不足で昨秋から分娩できなくなっている根室市で今年二月、破水し、
産婦人科がある病院では根室から最も近い町立別海病院(根室管内別海町)に
夫の運転する乗用車で向かっていた二十三歳の女性が、病院に着く前に車内で
出産していたことが分かった。幸い母子ともに無事だったが、赤ちゃんの体温は
一時、三四度台に低下した。女性は「何かあったら、誰が責任を取るのか。早く
医師不足を解消して欲しい」と訴えている。

通院に1時間
 女性と夫によると、女性は昨年六月、市立病院で妊娠が分かったが、根室では
産めないため町立別海病院に通院した。しかし五十五キロ離れており、車で
約一時間かかる。
 出産予定日を四日過ぎた今年二月十八日朝、陣痛が始まり病院に行った。だが、
子宮口や陣痛の状態から出産まで間があると判断され、根室に戻った。女性は
自宅で待機したが、車酔いのためか昼食を吐くなど体調が悪化。そのうちに
陣痛が激しくなり、同日夕方、トイレで破水した。

 夫は女性を車の後部座席に乗せ、再び病院に急いだ。三十キロあまり離れた
別海町との境界に差し掛かるころ、女性が「もう出そう」と叫んだ。運転席の
ミラーに、赤ちゃんの頭が見え始めていた。夫は携帯電話で病院に連絡。助産師
から「力まないで」と指示されたが無理だった。日が落ちて暗くなった車中に、
女の子の産声が響いた。

保育器で回復
 二人が喜びに浸る暇はなかった。へその緒がつながった状態では抱くことも出来ず、
女性は赤ちゃんが座席から落ちないように足で支え、夫は車を飛ばした。病院の
救急車と落ち合ったのは、病院の約三キロ手前。赤ちゃんの体温は三四度台に
なっていた。病院で保育器に入った赤ちゃんは幸い、すぐ体力を回復。母親も
無事だった。
 別海病院は「スタッフから当時の状況下で適切に対処したと聞いている。ただ
車中での出産は少なくとも近年は聞いたことがない」(事務局)と話している。
 今回の件で夫は「もっと早く病院に行けばよかった」と悔やむが、出産まで
の状況には個人差があり、判断は難しい。また、異常分娩でなければ救急搬送
されない。
 根室市に産婦人科医を求める会の内山利子代表は「出産をめぐる環境格差は
ひどい。命にかかわる問題に、国は早く対処して欲しい」と話す。
ーーーーーーーーー


「だれが責任取ってくれるの?」だそうです。

いくら生まれ育った土地でも、もう医療に関しては都市に行かないと受けられないという現実が受け入れられないようですね。

774氏774氏 2007/03/20 13:35
 昔は医局からの僻地派遣は明らかにメリットがありましたからね。昨日も書きましたが、まわりから一目置かれる存在に&発言力の上昇、次回から都会にいけるとか。端っこの方に座って黙って見ていた医局カンファレンスが、大声で「それはおかしい!もっと勉強してから言え!」と言えるほどの医局内の地位向上。

 それと、またまた昨日も書きましたが、もう国民会保険制度の維持は無理で、邦銀と外資による、病院分捕り合戦が始まるんです・・・まだ断言しちゃいけないな・・・始まるようですから、僻地が医師が来るよう魅力を出さないといけないんです。もっとも僻地出身の若者すら出て行くので無理かもしれませんが、とにかく、強制ではなく、僻地医療志願者を出すよう努力しないと、もう医局にすら医師を強制する力はなく、国の僻地強制派遣は自衛隊に海外侵略させるよりも法的に難しく(映画でありましたね「宣戦布告」、某国特殊部隊が「国内」の原発に侵入して「国内」で自衛隊が戦ってるときに、一番活躍しているのが内閣法制局という、すごい状態)、僻地の人が都市に医療を受けに来た方が自然でしょう。

 日医や国の言っている事は、選挙対策であることは明白であり、きわめて実現性が低いことです。というか、外国の例を実際に聞くと、現状でも立った3〜5時間待つだけでその日に専門医に診てもらえるとか、どんな僻地でも1時間我慢すれば都会の3救急を受けられるとか、日本人は恵まれすぎです。これで文句ゆうとる奴は、「インケツ、いてもたろかー、ゴルァ!(でしたっけ? 彼)」or「ドアホが、何ぬかしてケツかんねん、いっぺん殺したろか」(河内弁と播州弁・・・怖い)


結論:SF的と言われましたが、少子高齢化を迎えた日本は全人口を都市に集めて、それ以外は株式会社が食料や林業、河川の整備をしないとマジで持たないのです。世界の先進国いや開発途上国(日本以上の勢いで少子高齢化が進行中)共通の流れなのです。もちろん、僻地整備会社の会社員や企業医師としての僻地勤務はありえます。もちろん診るのは社員だけです。
 僻地に住む人は自己責任で、それが新自由主義の帰結です。富の再分配の否定+効率最優先・無駄はなくす・極々小さな政府、それが新自由主義です。

PS. 小泉院政−アベシ&中川(女)行政−竹中日銀総裁の「新自由主義 財政・金融政策」は見ものですよ。中川(酒)やフロッピーもそのラインですから、政府の方向は決まっています。キカイダーが、昨日エントリーの「高コスト体質改善」のかなりの部分に反対したというのは当然です。だから以前、小泉総理に追い出されたんです。あれだけ叩かれていますが、柳沢氏や与謝野氏、谷垣氏の政策は税の公平化や富の再分配に重点を置いていて(つまり国民所得を増やしつつ、格差をなくす)、新自由主義とは逆なんですね。彼らを叩けば叩くほど得するのは・・・誰でしょう、損するのは国民。

ドロッポ小児科ドロッポ小児科 2007/03/20 13:37 まあ、素人にはこの状況の激変は受け入れがたいと思います。
未だにインターンって言っている人や、白い巨塔、医局支配を信じている人がいますから。
ただ白い巨塔、医局支配、インターンで想起される医局の医者への強権支配のイメージは、学生紛争の始まりにあったインターン闘争から始まるのですが、そもそもここからボタンの掛け違えがあったのではないかと思います。
 インターンのむごい取り扱いも、もとをただせば当時の上級医師や国民一般、病院幹部のマネージメントの無能故であり、それを正さずに、研修医にして医師免もたせてバイトさせれば良いだろうと言う安直な解決であったわけです。東大紛争でも東大のインターンが闘争を止めたのは患者のためであって決して待遇が改善されたからではないわけです。
 そういう遠因があって、医局や大学病院の医師待遇の改善がなされないまま、その奴隷扱いを全国津々浦々の自治体病院まで医局派遣によって広げてしまったわけです。数年ごとに退職金も引っ越し代も払わず賃金上昇も抑えて都合良くこき使っていたのが地方の病院ですから。
 そうやっていれば技術革新によって労働量が相対的に増えて医師不足になったから、今度は新設医大を作ってみて、土建と文部利権を作ってから、一転して国民皆保険の費用の巨額さに悩んでみて医師を叩いて、徐々に徐々に安上がりな奴隷に追い込んで行ったわけです。
 そして医局の支配の源泉が、僻地派遣であり、劣悪な待遇と僻地に派遣される医師への言われ無き不信感と軽蔑であったわけです。
 今更ながらに、40年かけて問題を先送りと医師への押しつけ、そして出来の悪い箱物づくりによって、僻地住民は自分たちの首を絞めることに成功したわけで、つける薬はもうありません。
 子供を産めず育てられず、命の保証もできない土地は滅ぶという厳粛な事実を実地体験で日本人に教育していくことが、これからの医師の使命だろうと思います。
 まあ、僻地は箱物と道路抱いて沈んでしまえということで。

YosyanYosyan 2007/03/20 13:58 今回の件は医師会内部の権力闘争が醜い形で出てきたように考えています。抗争派の前執行部に勝利した媚態派現執行部ですが、結局どちらの路線を取っても事態は改善しない冷たい現実です。とりもなおさず日医の力の余りの衰えです。

バーター説ももう少し力のあった時期なら、先に診療報酬の果実を得て、それから僻地義務化に協力であったはずです。密約なんて反故にするのは純粋に力関係ですから、取るものはしっかり頂いてから、惜しみながら与えるのがこれまでの関係でした。ところが今回にバーターが噛んでいるのなら、先に捧げるだけ捧げておいて後でお恵みを期待する状態ですから何をかいわんやです。

日医期待論はこれまで書いたことはありましたが、勤務医はともかく、足元の開業医の支持さえ取り付けられなくなったら末期状態と言えます。ここも落ちるところまで落ちないと再生は難しくなっている気がします。

DrGIANNIDrGIANNI 2007/03/20 14:49 暇人28号 様
>女性は「何かあったら、誰が責任を取るのか。早く
医師不足を解消して欲しい」と訴えている。

けだし名言ですなwww
言うまでもなく自分だろ,とwww

何というか,ホントおかしいですね,日本人

『医療崩壊→焼野原になっても国民は医師のありがたみなんか絶対分からない』というエビデンスの一つとして後世まで覚えておいて欲しい記事です

新聞社も冷静に『自己責任ですから』くらいの突っ込み記事を入れるべきだろ
ハンパな事ばかりしやがって

暇人28号暇人28号 2007/03/20 15:10
みんな自分で責任を取りたくないんですね。自分のことなのに。
私だって地縁血縁のない準僻地に勤務していますが、これも「リスク」と「メリット」を天秤にかけて「自己責任のもと」選択した結果です。「リスクを回避することが出来ないし、天秤にかけてもリスクが大きすぎる」と自分で判断すればさっさと実家のある関東に帰りますよ。

暇人28号暇人28号 2007/03/20 15:11
なんかエラーが出たと思ったら二重投稿になってしまいました。
このコメントと上のコメント一つ削除していただければ幸いです。

BugsyまたまたBugsyまたまた 2007/03/20 15:13
良くも悪くも医局制度により低廉な待遇で医師は僻地に派遣されていました。救急外来をコンビニのように受診して当たり前という僻地ばかりになりました。
この中間報告書を拝見すると どこをみても派遣先の病院での労働基準法遵守或いは医師の劣悪な労条件を改善した上でとは論ぜられてはいません。
医局が医師を強制派遣するほどの権力をたもてなくなった現在でも 以前と同じ最悪の条件で招聘しよう(確保と言いやがる)とは恐れ入りました。来ないならば義務化しなくてはというように受け取れます。労働基準法は頬かむりして それでも医者をよこせとは極悪非道と一言に尽きます。順番が逆でしょう。
おいら自身 それでも行って来いやとは 口が裂けても言えません。
自分たちが経験した悲惨な思いを 若い連中に味わわせたくないのです。
いったん派遣されれば 以前のようにスムースに交代してもらえる人員が十分にいる保障も確認の仕様もないもんね。誰にも明白です。
田舎といっても道路も整備されたし 都市部の病院へのアクセスもずいぶん良くなってるはずですが。
若い奴らが出て行く田舎に なぜ若い医者だけが行かねばならぬ?

774氏774氏 2007/03/20 15:13
 とんでもない事に気が付いた。私は僻地公立にいるんだった(笑)。僻地強制派遣という言葉を聞いてすっかり冷静さを欠いていたけど、これ以上悪くなりようがないんだった。みなさーん、僻地はいいですよー、播磨に永住してください(棒読み)。

YosyanYosyan 2007/03/20 15:28 インセティブと書きましたが、最低限のインセンティブは金と勤務条件です。今なら金よりも待遇が重視されるかもしれません。尾鷲のように金を積まれても常駐契約なら誰も寄り付きません。

勤務条件も優遇なんて言わなくても良いと思っています。厚生労働省通達に従っただけの宿日直を守り、残業手当を労働基準法どおりきちんと貰い、オンコールも拘束料としてこれもまた労働基準法通り支払い、残業時間も上限を厳守するだけでも相当優良な条件かと思います。

本来守られて然るべしのその程度の勤務条件を整えるだけでも招聘に応じる医師は少しは増えるかと思います。もちろんこれは最低限の基本条件ですが、これさえも見果てぬ理想郷ですからね。

暇人28号暇人28号 2007/03/20 15:39
774氏 様:
>とんでもない事に気が付いた。私は僻地公立にいるんだった(笑)。僻地強制派遣という言葉を聞いてすっかり冷静さを欠いていたけど、これ以上悪くなりようがないんだった。


はいはい。私もそうで〜す。恐らくこれ以上僻地に赴任する可能性は低いと思います。いや、私のいる所よりさらにひどい僻地が周辺にごろごろしているのを忘れてた!

「近くなんだからあそこの僻地に行ってよ」なんて言われない事を祈ります。

IkegamiIkegami 2007/03/20 16:05 産科入局研修医13人 東北・6医学部
2007年度に東北の6大学医学部の産婦人科医局に入る後期研修医は計13人にとどまることが、19日までに分かった。06年度の8人よりは若干増えたが、新臨床研修制度が始まった04年度以前に比べると、ほぼ半分の水準。大学医局の人手不足状態は続く見通しで、地域の病院に対する医師派遣打ち切りなど、産科医療体制維持への余波も懸念される。
新制度では医学部を卒業し、国家試験に合格した新人医師は2年間の初期研修で内科、外科など7分野を回る。その後、任意の後期研修医(1―3年間)となり、専門の各診療科に進む。
各大学によると、07年度の産婦人科医局入局予定者は東北大4人(06年度ゼロ)、岩手医大3人(2人)、秋田大2人(1人)、山形大2人(1人)、弘前大1人(ゼロ)、福島県立医大1人(4人)となっている。
新制度導入前は、新人医師の大半は医師免許を取得するとすぐに専門を決め、出身大学の医局に入った。6大学では例年、産婦人科に計20人前後が入局し、診療を下支えしていた。
若手医師が産婦人科を敬遠する理由としては、昼夜を問わないお産の呼び出しなど厳しい勤務環境と、他診療科と比べて高い医療訴訟のリスクが挙げられる。
「大学離れ」については、新制度で初期研修が義務化された影響も大きい。従来は7割が大学病院で研修を受けたが、症例が多く、待遇もいい一般病院志向が強まっている。厚生労働省によると、07年度に東北の病院での初期研修予定者は一般病院が344人で、大学病院(計100人)の3倍以上だ。
後期研修医は研修先にそのまま勤務するケースも多く、医師確保も左右する。弘前大産婦人科は07年度から、1人体制だった青森労災病院(八戸市)と弘前市立病院への医師派遣をやめ、ほかの病院を増員する方針。
水沼英樹教授は「将来の医師を増やすには、今働く医師の待遇改善が急務。産婦人科を志す学生が尻込みしないように、環境を整えなければいけない」と話している。
2007年03月20日火曜日=河北新報
http://www.kahoku.co.jp/news/2007/03/20070320t73048.htm

774氏774氏 2007/03/20 16:25
>近くなんだからあそこの僻地に行ってよ
・・・すっかり忘れていた(笑)

 しかし、国も医師会も学会も、実働部隊の総数は減っているのに(教育師団は増えてるかもしれないけど、実戦には耐えられない)、集約化するかと言えば、分散配置(僻地強制派遣)を言い出すし、いったいどっちなのか決めてくれないと、曖昧なままで、現場に判断を任せて、現場に負担を強いて、旧海軍と同じ。

 旧海軍の負け戦はもちろん最終的には国連軍(連合国軍)の物量に負けたのだけど、個々の海戦を見ていると、曖昧な命令、目的と目標と手段をごっちゃにしたというより間違っている命令、変に現場任せにしておいて後で変な事をするなと罵倒したり、無茶苦茶だったからなあ。最後のは、現場に任せといたら大物狙いに行くのは当たり前だし、昇級の条件が大物の撃沈なのに、後になって輸送船や補給艦やドラム缶を攻撃しないのは不当だと現場を叱りつけても、それなら最初から言っとけよ、です。

 日本のお上は戦前の体質から全く変わんない。山本七平氏が指摘してたかな。なお、物量や兵力が圧倒的に大きくても負けた例はたくさんあり(例、ソ連のアフガン侵攻やロシアのチェチェン侵攻、中国のベトナム侵攻、1−2次中東戦争、おっと一番すごい兵力差は満州事変か)、うまく戦えばアメリカ占領は無理でも、あんなボコボコにされなかったと思う。大軍には大軍の、ゲリラにはゲリラの戦い方があり、相手を自分の土俵に引きずり込んだ方が勝ち。医師会の戦い方はどうも、国の土俵上で戦っているように感じられてならない。若手医師には未来があるのだから・・・

774氏774氏 2007/03/20 16:49 Ikegami様

 産婦人科に入る人を増やそうと思ったら、福島事件で検察側が一刻も早く取り下げて土下座して謝ること and 国の責任と負担において、よきサマリア人法を制定するしか手がありません。激務が嫌で産婦人科を敬遠する人は意外と少ないです(私の同級生は産婦人科に沢山入りました)。医師は忙しいのも一種のステータスでありまして、そこに価値観を置く医師も多いのです。ただもう産科に関しては、修復可能点を過ぎたという意見が大半を占めます。

 医師は何よりもやる気=士気の高さが命なのです。とにかく決定的なのは、福島事件で完璧に産科医や産科を目指す学生や研修医の心の芯を追ってしまった事ですね。IT界で例えれば、そうですね、一人で保守を引き受けて、24時間365日拘束されて毎日のように時間外に何度も呼び出されて、一生に一度経験するかしないかの滅多に無い例外・エラー処理でシステムがダウンしたら、逃げも隠れもしないのに、1年後に急に警察に逮捕されて、刑事裁判に持ち込まれるようなものです。誰もそんな恐ろしい部門に行こうとしなくなっちゃうでしょ。全国で救急病院が激減しているのも、全く同じ理由です。例えが間違っていたり、不適切なら、すみません(遠慮なくご指摘下さい)。(予断ですが、小学生でプログラミングをしている時は、なぜエラー割り込み処理があるのか、分かりませんでした)

 まあ、私のような変わった医者も中にはいますが、大抵の医師は放っといたら仕事を求めて働きたがるものなのに、その動力源をピンポイント爆撃してしまったのです。福島事件が初めてではなくて、10年ぐらい前からずーっと続いているものが、一気にこの1年で噴出したとお考え下さい。

ex_inakaDrex_inakaDr 2007/03/20 17:01
モトケンさんところの
・2007年03月07日●医療崩壊について考え、語るエントリ(その12)
のエントリで、

No.77 整形A さんのコメント | 2007年03月17日 11:40 | CID 45043
http://www.yabelab.net/blog/2007/03/07-173701.php#c45043

からのやり取りは参考になります。
まさにコペルニクス的転回的刺入点の変更です。

#告白すると、私は以前から「決してしゃしゃり出ないけれど、出てくる度にシブい意見を残して去ってゆかれる」整形Aセンセイのファンであります

motomoto 2007/03/20 17:10
結局僻地義務化なんて実現可能性ないですよ。
女医さんが「あたしイヤ。臨床やめる。」と一言いえば、それまでのことです。海外でも成功例なさそうだし。

昔の資料探して読んでいるんですが、これ↓、勉強になりますよ。
www.meti.go.jp/kohosys/press/0002117/2/011204iryoumondai.pdf
まず、病院は、非営利と営利にはっきり二分されそうですね。4月からの社会医療法人は、非営利病院のための保護なんでしょう。
健康保険については、保険証IC化→包括制→保健組合による直接審査、まではレールが敷かれているけど、そこから先が読めないな・・
↑の「医療問題研究会」では、シンガポールのメディセーブやアメリカのMSAsといった医療貯蓄をヒントに、民間主導型の医療保険へ、おだやかに移行させていこうというように読み取れましたが・・。セコムの「自由診療保健メディコム」ですね。
http://www.medcom.jp/
いまのところ、需要は多くなさそうですが、国民が皆保険に頼ってるからで、将来的にはこの路線が成長していくのかもしれないですね。

774氏774氏 2007/03/20 17:12 元田舎医憲兵 様

 詳細はゆっくり読ませていただきますが、
>お答えしたいのは山々ですが、前にも書きましたが、私は刑法が苦手ですし、私には回答資格がないようなので、今回はスルーさせて頂きます。

 時間外救急医療の現場でこれを堂々と言えて診療拒否できれば、ここまで救急も壊滅しなかったでしょうね。

BugsyまだまだBugsyまだまだ 2007/03/20 17:29
>保険証IC化→包括制→保健組合による直接審査
例のレセコン、オーダリングシステムもそうでしたが、設置に関する費用誰がかぶるのでしょう?IC化、審査のオンライン化も国が補助金を出してくれないでしょう。馬鹿にならない費用です。
オンライン化をISDNでやるとのお達しがありますが、おいらの田舎だとISDNって画面がフリーズしたのかと思うくらい遅いことがあります。You Tubeも無理無理。光ファイバーっつたってどっから飛んでくるんでしょう?
回線引くのも医療機関の負担でしょうか?パソコンだってソフトだって秋葉原で買えるわけも無く 高いことこのうえありません。
医者はエゴマか?とことん絞り取られるんですな。

一方勤務医が田舎の病院で文献検索をしようとしても インターネットの回線が配置されてない病院もずいぶん多いと仄聞してます。したがって論文はおろか学会発表、せめてもの治療効果に関するevidenceの検索も不可能、したがってほとんど勉強できない環境に押し込められるわけですよ。学会出席でも無言の圧力をかけて出席させないようにする公的病院もこれまた多いようです。都内だって多いです。
誰が行くかって!

774氏774氏 2007/03/20 17:45 moto様

 ご提示のファイルを5分ほどでさっと読ませていただきましたが、超一級品の資料ですね。厚労省のわけわかんない資料に比べ、さすがは経済産業省です。チラッと見ただけですが、内容も結論も誤魔化し無く、しっかりしている印象を受けました。今から予定がありますので(酒!酒!酒!)、明日一日かけてじっくり読ませていただきます。こんな特級品の資料があるなんて。厚労省はこれを読んで、わざと朝令暮改やって徐々に制度を変革しているのか、単にアホなのか、わかんなくなってきました。

motomoto 2007/03/20 17:51 >ex_inakaDr様
ざっと読んでみましたが、たとえば、アメリカでは、治療後、病院から請求書が患者に届いて、それを保険者に提出して保険金をもらい、それをまた病院に支払う、という形ですから解りやすいですが、日本は病院から直接保険者に請求してますので、一見保険者と病院との契約のように見えますが、実は、債権者代位権の行使に過ぎないのでは?(違うかな)

自由診療の価格ですが、これは、どっかの報告書で読んだんですが、アメリカのHMOの算定価格を基に、IC化された保険証を使って各病院の実態を把握した上で、相場を決めるみたいな話があったような気がします。いきなり0からでは、混乱しますし、混乱してはならないマーケットだから、って話でした。昨日紹介した八代氏の発言だったかな?確かじゃないです。ごめんなさい。

裁判官に、医療行為が適正に行われたかを審査する能力があるのか?を問うたら、裁判官は怒るだろうな・・非常にプライドの高い人種だと聞いています。「まさにそれを決めるために自分たちはいるのだ」とか言いそう。第三者鑑定機関が出来たとしても、「おそれながら・・」と上様にご進言して「ははーっ」とひれ伏すような感じでないと、へそ曲げられそう。

PS:無責任な放言ですので、法曹関係の方、よろしければ突っ込んでください(^^;。私も勉強になるし。

YUNYUNYUNYUN 2007/03/20 17:57 お医者様の間では「良きサマリア人法」の制定に期待する向きが多いようですが、一つ疑念を提起。
私の聞いたところでは、アメリカのサマリア人法は病院「外」で勤務に就いていない医師による緊急の救命行為がなされた場合に適用されるものであって、病院内の、つまり通常の医療に適用はない、と。私は英米法の専門ではなく、間違いかもしれませんので、この点の情報をお持ちの方はいらっしゃいますか?
もし仮に私の理解が正しいとすれば、現在問題になっている医療訴訟の大半は病院内の通常の医療現場における事件であるゆえに、サマリア人法が制定されようとも免責はされないことになります。

774氏774氏 2007/03/20 18:17 YUNYUN 様

 時間が無いので、私も間違っているかも知れませんが、確かに仰るとおり「飛行機や特急列車内、道で倒れている急患」で語られる事が多く、言われてみれば通常業務内の事は対象外かもしれません。医師の法意識の虚をつく重大ポイントで、確認が必要な点ですね。ご指摘有難うございます。で、ヤマトとハイジのチャンネル争いの勝敗はいかがでした? 全国的にはヤマト撃沈と伝説になっています。

YosyanYosyan 2007/03/20 18:21 少しだけ僻地義務化の手法で考えすぎている部分があるかと思います。まず現役開業医は不可能です。生計を破壊してまでの強制連行を可能にする立法はまずありえません。もちろん勤務医もまた不可能です。医局人事であっても勤務医が公式に雇用関係を結んでいるのは病院であって、病院から勤務医を徴収すればその分の補填問題が当然出てきます。

だから日医の提言の表現も、

>医学部卒業後の新医師臨床研修制度の研修終了後の一定期間内に、へき地や医師不足地域での勤務の義務化を考慮する。

これも強制的な義務化になるとは思えません。そうする事は憲法問題にも発展しますし、憲法を改正しても強制的な義務化は不可能です。そんな憲法には改正はさすがに無理だからです。

そうなるとありえるのは、僻地勤務がなんらかの資格の条件となり、僻地勤務を行なっていないと、医師として生活を送る上で不利になるような事が一番妥当な可能性です。それならば強制ではなくあくまでも医師が自主的に僻地勤務に赴く事になりますし、赴かない選択枝を残せる事になるからです。

その程度なら幾らでも条件は設定できます。たとえば専門医取得の条件でも良いでしょうし、開業資格の条件でも良いかと思います。または医師免許更新制度を導入して試験免除の条件というのもありかと思います。その程度なら表向きは強制になりませんし、既に中堅層以上の医師には実害が及びません。もちろん○○年度以降に医師免許を取得した者より適応って形です。

motomoto 2007/03/20 18:48 英語版のWikipediaによれば、
http://en.wikipedia.org/wiki/Good_Samaritan_law
『Any first aid provided must not be in exchange for any reward or financial compensation. As a result, medical professionals are typically not protected by Good Samaritan laws when performing first aid in connection with their employment.

ということで、自分が勤務して給料をもらっている病院内でおきた出来事については、医師にGood Samaritan lawは適用されないようですよ。
・・ただ、このURLには、「日本に良きサマリア人法が存在する」とも書かれているから、あてにはならないかもしれません。向こうから見ると、いかにも日本にありそうな法だと思い込みでもあるのかしら。
各州法は↓で読めますが、読めるものなら読んでみてください。神とあがめさせていただきます(笑)。
http://www.cprinstructor.com/legal.htm

motomoto 2007/03/20 22:58
すみません・・意外と読めるみたいです。
英文の契約書とか、法文は、thereofとかhereinとか、見たことない関係詞やら出てくるし、文章途切れないしで、頭から読めないものと決めてかかってたもんで。。
http://www.qp.gov.bc.ca/statreg/stat/G/96172_01.htm
これなんか、カナダのですが、exceptionsとして、Wikipediaに記されているような例外規定が明記されてますね。

774氏@朦朧中774氏@朦朧中 2007/03/21 00:13 ボロボロの状態で、失礼をば。

Yosyan様

 憲法や法律問題を抜きにして、最終段落についてのみです。僻地勤務を経験しないと開業できないとなれば、既に開業で採算の取れる場所は埋まっているのが知れ渡っていますので、「開業しないから行かない」もしくは「雇われ院長or勤務医でいいじゃん」となり、開業医の跡継ぎだけが僻地義務化ということになり、日医崩壊を招きかねません。

 また、専門医習得の条件に僻地義務化を義務付けるのも、「じゃあ、専門医要らない」となり、各学会の崩壊を真似きます。すでに専門医資格は診療報酬とは何の関係も無く、国も相手にしておらず、学会の集金機能ということが知れ渡っています。私のような中堅ですら、金かかるし、学会に出ないと単位もらえないし、行く時間無いし、もうやめよかなと思っているぐらいですから。おまけに、各学会の専門医を廃止して、日医専門医を創設するとか、厚労省並みのハシゴ外しの話が出たりする段階で、学会に入る事すら要らんなと思うようになります。

 そもそも、医師免許を持っててなぜ臨床する必要があるの?という学生も増えています。中堅も臨床に見切りをつけて、誰かさんのように、金融界に行ってどの病院を買収してどこを見捨てるか考えている様な時代ですから。医師免の応用範囲は広いというのが、ネットを通じて広がりすぎました。逃散も当たり前になりましたし。

 という事で、何をどの方面から考えても、僻地義務化など不可能な話です。万一強行するなら、形だけでも日医が提唱した以上、日医会員から始めるという事になってしまいます。タイミングよく出てきた、神戸の公立病院の医師会費肩代わり問題は、いったい誰のリークでしょうか。


moto 様

 このボロボロの状態では、せっかく教えてくださった経済産業省の資料をまだ読めていません。普段、数時間かけて飲む量を2時間で飲んだので、かなり胃が苦しいです。と思ったら、ジンマシン?が出てきました。かゆい!と思ったら、睡眠薬代わりのポララミンがありました。レスタミン(ドリエル代わり!)とは光学異性体だそうで、けど力価は10倍以上と聞きました。鏡の中の国の食事はまずくて、肉も食えないという(蛋白質が光学異性体になるから)生化学の話を思い出しました。記憶がとても薄れていますが、生化学の西塚教授(故人、後に学長)の講義だったかな?

 ところで、WikiPediaですが、歴史・法律・政治・文化・宗教・文学・社会学・軍事については全く信用なりません。日本のWikiPediaも、まだその存在が広く知られる4ヶ月前から、某国からと思われる日本に不利・全く嘘の無茶な評価・改竄書き込みが多く掲載され、某巨大掲示板の東亜関係板合同部隊が結成され、連日、日本・米国を含め世界中のWikiPediaを書き換えまくり(何とか作戦とか言われてたようです。本拠地は東亜+板)、某国+別某国の連合部隊と連日火花を散らして、書き換えの応酬が続きましたから、資料としては価値が無く、用いないようにしています。面白い記事は、適当に書き換えたものを巨大掲示板に貼っていますけど(すっかり有名になった、牟田口発言など。誰が作ったんだろうな・・・)。まあ、暇な時に見てリンクをたどって時間つぶしをする程度です。MS-IME2000→2002→2003→2007と確実に変換が悪くなっているのも、日本人が日本語辞書を作っているのではないからと言われています。「ニホンカイ」をまともに一単語として変換できない時点で、どの国の人が作っているか絞られるわけですが。

僻○○科医僻○○科医 2007/03/21 00:19 >暇人28号様

>根室の道産子記事

 わははは。それ、手書きしたの私ですw。

>YUNYUN様

 2chで「良きサマリア人法案」スレが存在していたときに同様の指摘がありました。それ故に当該スレは1001に達することなく消えたという事情があります。

774氏@朦朧中774氏@朦朧中 2007/03/21 00:30 医療界の最終像はもう決まっていて、それに向けて金融界が頑張っています。どういう過程でそうなるのかなと思っていましたが、経産省の文書に答えがありそうですね。既にあの膨大な文章を読まれたmoto様が書かれているように進むのは規定路線で、その次の2段階を経て金融・・・あ、決まっているは取り消し・・・決まっているかもしれないと聞いています、に訂正です。まあ、こういう点から見ても僻地義務化はポーズだけというのが分かります、ぐらいにしときます。

774氏@腹痛774氏@腹痛 2007/03/21 01:01 Bugsyまだまだ 様

 わざわざISDNで行うのは、利権という事も考えられますが、デジタル信号である事から、認証、データのレイテンシー(遅延)、パリティ(正確さ)という利点があり、わざわざISDNで行っている点も理解できます。神戸市の医師会連絡システムもISDNでした。ADSLは所詮アナログですし(簡単に説明しますと、原始的な方法では、電話線の信号を4KHzごとに分けています。4KHz中に32KBpsの情報を詰め込めるので、電話線に1MHzの信号を流せると8MBpsとなります)、光回線は全国に行き渡るまでまだ時間がかかりますし、ADSLの普及が光回線化を邪魔してもいます。ISDNにも1.6MBps 帯域保証サービスがあり、画像・動画中心になると、そちらに切り替えも考えられますので、一概にISDNが悪いとは言えません。

 ただ、ISDNは国際共通規格でもありまして(数種類ありますが)、その次の高速化が非IT専門家の私には分かりません。個人で株取引やってる人は、株価データのダウンロードを光やADSLで、購入・売却は遅延の少ないISDNで行うのが普通のようです。昔は1回線でどちらかしか使えませんでしたが、今は両方使えます。

774氏774氏 2007/03/21 01:30 moto 様
>裁判官に、医療行為が適正に行われたかを審査する能力があるのか?を問うたら、裁判官は怒るだろうな

 法廷内では、裁判官の心証を悪くするような態度は厳禁です。発言内容もそうですが、法廷内での態度を見て、法廷での発言が普段の診療の発言どおりか、診療・説明をきちんとしているかまでをも、裁判官は判断材料にしています。

 ただし裁判官もやはり人間でして・・・最近は前例も判例も無い訴訟が増え、地裁・簡裁だと判決に困るケースもあり、そこでYUNYUN様が提唱されている、専門家集団による事前審査&医師・弁護士による調停->和解が実現すると、かなり現場医師の負担が減ります。本裁判に逝っちゃうと、双方がとっても苦労しますから。うちの親みたいに「裁判は大人の喧嘩、最後まで戦ってやる。絶対負けん!」と思っている好戦的な人は別ですけど。ただ、トンデモ訴訟が増えているのは医療に限らないんです。

 問題は専門家集団の選定ですが、これが大学医局の進出するべき分野の一つかなと思っています。専門家集団としては申し分ないですからね、中立性の問題は残りますが。あ、私は法律はさっぱりです。「被告」と「被告人」は違うのか!というお笑いレベルですから。

やくざ石やくざ石 2007/03/21 01:55 774氏さまが恐い事をたくさん書いておられますが、新自由主義ってなんですか。国民が不幸になるのですか。医療の将来が決まっているのはどのようになるんですか。薬剤師はどうなるのですか。昔は楽しいブログだったのに、最近恐い話ばかりで心配になってきました。何人ものドクターがここを見て倒れていらっしゃるようですし、医療はどうなるのでしょうか。

暇人28号暇人28号 2007/03/21 05:33
やくざ石様:
774氏様ではないですが、新自由主義云々などの話は3/5のエントリーのコメント欄に書いてありますのでご覧ください。まあ、大多数の国民は今までのような「甘ちゃん」では居られないということのようですよ。

あ、ちなみに私は倒れては居ませんよ。一時期鬱になりましたけど。達観しつつありますので。自分の事だけを考えて生きていくことにしました。他人のことを心配していたら心と体が持たない(笑)。所詮私の場合は今後待遇改善されることはあっても悪化することはないでしょうから。


僻○○科医様:

>>根室の道産子記事

> わははは。それ、手書きしたの私ですw。


おっと、神降臨!



774氏様:
>トンデモ訴訟が増えているのは医療に限らないんです。

そういえば、昨日の道新には「パソコンの修理に出したら中のデータが消えていた、500万円賠償しろ」って訴訟が発生したとありました。たしか、パソコンの修理の場合中の情報がどうなるか分からないのでバックアップを取って置いてくださいって免責事項が記載されていなかったっけかなあ。

そもそも、コンピューター内の情報はいつ何時破壊されるか分からないので、常日頃バックアップを取る癖をつけないと危険極まりない。

774氏774氏 2007/03/21 09:29 やくざ石 様

 不安に思わせてしまってごめんなさい。ここはYosyan様がエントリーを立てられて、皆さんが真面目に議論されて、私が斜め上から「あなたの知らない世界」を紹介するという構図ができているのです。私は医者ですが、他のいくつかの分野のヲタク認定されてしまいまして、ちょっと普通の医師と違う切り口で書いています。以前は774氏複数人説があったぐらいです。けど、違った面から考えるのは重要と思い、あえて書いています。やたら経済や戦記の話が出てきますが、医療従事者が医療だけに専念していればいい時代は終わり、国際経済・政治や役人の政策・思考方法(旧軍とそっくりなのですよ)についても考えないと、病院自体が生き残れないのです。まあ、一人ぐらいこんなコメンテーターがいてもいいでしょう。推定ですので間違っている事も多いですし。

 ご存知の通り、急性期ベッド半減・療養型ベッド全廃の方針が出ていますし、診療報酬の大幅削減が打ち出されていますから、全国の病院の半分以上が潰れてもおかしくは無い状態です。その後、生き残ったけど立っているのがやっとな脆弱な病院を、誰かが買い占めていくわけで、そうすると厚労省の医療費削減計画が達成できるわけです。もちろん、国民皆保険制度など吹き飛びますので、自由診療の時代に逆戻りです。もちろん、私や何人かのコメンテーターの一つの予想ですよ。別の展開もありえます。

 鬱で順番に倒れている印象もありますが、ここを読んで鬱になるのではなく、今の医療情勢があまりに医師に厳しく、むしろここを読んで仲間がいると癒されているぐらいなので、ご心配なく。本来、病院では医師に次ぐ薬剤師も医療崩壊の勉強をしていただいて、院内勉強会でも開いたらいいのでしょうが、医師ですら医療崩壊に気が付いていないのもかなりいます。薬剤師がどの程度医療崩壊に関心があるのか、こちらが知りたいぐらいです。

 新自由主義については3/5のコメントを参照してください。ただし、まだ明確な定義はできておりません。根本の考えは、富の再分配の否定です。

 薬剤師の場合、新設薬学部がたくさんできつつあるのが特徴ですが、それらの出身者に負けない知識・技量があれば、医師と同じく就職先には困らないのではないでしょうか。ただし、万一自由診療化した未来の医療界では、現在の薬剤指導料以上に、何か患者サービス→対価を求める事が要求されます。それが何なのかは専門外なのでわかりません。また、新設薬大の殆どがかなり偏差値は低いと受験産業は予想していますので、現在の薬剤師が負けるとはとても思えません。薬学部も4年→6年の移行期だそうで、がんがって下さい。

 なお、以前の山登り記事がなくなったのはYosyan様がブクブクに肥えて、山登りできなくなったからです(嘘ですよ、肥えすぎたのは私です)。

暇人28号 様

 凄い訴訟ですね。けど、これでメーカー側の過失がわずかでも認められたら、修理代は2−5倍に引きあがるでしょうね。以前は私はバックアップマニア(暗号化して2種の異なるメディアにいれ、3ヶ所に分けて保管してたぐらい)でしたが、最近サボりまくりです。

ex_inakaDrex_inakaDr 2007/03/21 09:41 ←私も諸々の執着から離れ、だいぶ透明になってきました
未来を託す:秒読みの’07知事選/4 周産期医療 /奈良
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070320-00000306-mailo-l29
>天理市立病院では、唯一の常勤医、飯岡秀晃・産婦人科医長(50)が基本的に週7日当直をこなす。

に対してのレス

>455 名前: 卵の名無しさん Mail: sage 投稿日: 2007/03/20(火) 23:19:31 ID: tFmJyR/p0
>週7日ってすげー
>「かかりつけ医」じゃなくて「くくりつけ医」だな(不謹慎でごめんね)

産科医絶滅史31巻?人権と新生児をとりあげるK察?
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/hosp/1173785140/

「くくりつけ医」ワロちゃいかんけどワロタ。

24時間対応可能な「在宅支援診療所」の医師の形容もその言葉がぴったり来る。
国は診療報酬に(今のうちだけ)色をつけてそっちに誘導したがってるけど、案の定、笛吹けど踊らず状態。

士気をお金で購おうとすると高くつきます。

motomoto 2007/03/21 09:43
私は、診察のたびに、かならず患者の写真撮るのですが、内臓HDは使わず、すべて、外付けHDに保存しています。PC壊れたときには、診察室のうしろに、まったく同じ予備のPCが控えておりまして、外付けHD付け替えれば、すぐに診察再開可能、というシステムです。・・ムダといえばムダですが、自分で修理できない私にとっては、一番の安全策です。
写真など、患者データの入ったPCは、ネットにはまったくつながっていません。ネットはネット専用。こういう出費は惜しみません。
悩みは、外付けHDだと、USBにしろIリンクにしろ、転送が遅く、ケーブルがボトルネックになるところです。
それでHDをSATA兇吠僂┐董■丕辰砲皀ード買ってくっつけてみました。転送は早くなったんですが、カードによってはHDを付け替えると、認識してくれないことがあるんですね・・・MACははやくSATA競檗璽箸鯢現狒備してほしいものです。ここが、現在解決されていない不安要因の1です。
もうひとつ、SATAのHDは、壊れたときのために、RAID1にしてあるんですが、これって、壊れたときには、単に片方をまっさらの同じHDに変えれば、すぐに動き出すのかなあ?ここがわからないのが、不安要因の2です。

前は、内臓HDをメインに、バックアップ用フリーソフトで、一日1回外付けHDにコピーしてたんですが、PC買い換え時に、内臓HD完全に消去されているか、不安なのと、やはりRAID組んだほうが、即時にバックアップされるんで安心ですよね。自分でRAID組む自信ないので、最初からRAID機能付いた外付けHD買うことにしました。

motomoto 2007/03/21 10:36
しかし、今は、デジカメになって、患者データ(写真)が気軽に記録できるようになり、万感の思いがあります。
私が、国立に勤務していた2002年以前には、まだポジフィルムの時代で、気になる患者の皮疹はすべて撮影していたので、一回の外来で24枚取りフィルム3個から5個消費したものです。撮りためた写真は数万枚におよび、それを一人で全部患者毎に仕分け、名前日付ID書きしていました。この作業だけでも毎週何時間かかかったなあ・・
皮膚科で、臨床写真撮るのは、内科が胸部X線とるようなものなんですが、事務方も患者も、なかなかそうは思ってくれません。たまにトラブルもありました。
他の皮膚科の先生方が、毎日100人からの患者を、経過写真も撮らずに、外来こなしているのに、私は批判的でした。とくにアトピーのような、何年もにわたって増悪寛解を繰り返していくような炎症性皮膚疾患を、画像記録抜きで、簡単なスケッチやメモ書きで追っていくなんて、常人には出来ないはずです。
普通の皮膚科の先生は、腫瘍とか、珍奇な病態のみを写真に撮ってましたが、私の写真撮影の基準は違ってました。
デジカメやPCの進化が、あと5年早ければ、私は持ちこたえられたかなあ、とも思ったりもします。
・・まあ、今は自分の好きなように出来る、本当にありがたいことです。

病院がオープン化して、開業医でも主治医になって患者を入院させられるようになったら、保険診療に戻ろうかなあ。。。

motomoto 2007/03/21 11:10
セコムの「自由診療保険メディコム」は、乳がんなど、疾患を限定して、まずは先駆け的・実験的な保険商品なんでしょう。
良質な自由診療クリニックが増加して利用する患者が増え、セコムの保険にメリットを感じる人が増え保険が売れれば、次は、セコムと契約して顧客を確保しようとする自由診療クリニックが増える・・そういう連鎖が起こっていくのを、業界・政府とも期待しているように思います。そうすれば、保険診療と民間保険との二重建てが、確立されていきますから。
皆保険に慣れてきた国民の意識を、どうやって誘導するかですね。ここが勘所なんでしょう。
その過程では、まず、保険診療では助からなかったが、自由診療で助かった、という「悲劇」が必要になる。そこで、国は悪者になりますが、最良のシナリオは、「保険診療はもうダメだ」という諦観に近いものを、国民に植えつける必要があります。そのためには、現場には、もうしばらく苦労してもらわねばならない。
どんな形で「悲劇」が演出されるのかは、わかりませんが、それを機に、自由診療保険は売れ出すでしょう。
そのシナリオを見越した営利型の病院が、銀行から融資を受けて、自由診療の覇者にならんと設備投資します。うまくいけばよし、うまくいかなければ、蓄積され、現在政府によって凍結状態にある、医療法人のこれまでの内部留保が、銀行に吸収される。
ここまで流れが進めば、あとは、ほうかっておいても大丈夫。いろんな医療保険商品が出回ることでしょう。
セコムはどっかのカード会社を傘下にもってるのかな?損保会社とカード会社の連携が必須ですね。保険証のIC化に絡んでくる企業はどこなんだろう?
また株買いたくなってくるな・・(笑。含み損抱えるばっかりなんですが・・)

motomoto 2007/03/21 11:19
うがって考えると、保険証IC化して、各病院のデータを集約化しようとしているのも、保険組合による合理化と同時に、どんな治療が採算性が高く、自由診療保険にマッチするのか、という分析のためじゃないかなあ。
病院にとって収益性が高い治療は、保険組合にとって不都合なメニューで、この情報を損保側に流して自由診療+保険充実させれば、保険組合にとってもメリットが大きい。

あ 2007/03/21 11:22 ちょっと話題がずれて申し訳ありませんが、
各国の家計の支出の割合が紹介されています。
http://allabout.co.jp/finance/moneyplan/closeup/CU20070319A/index.htm
ここの2ページに医療費が紹介されています。
アメリカは民間保険で特別に高いわけですが、それを除いても日本があきらかに安いほうにいるように見えます。

774氏774氏 2007/03/21 11:23 元田舎医憲兵削除人様

 それって、なんて尾鷲? 毎日新聞の記者に1ヶ月密着取材させたいですね。

moto 様

 電子カルテシステムの準備で、デジカメ写真の取り込みを検証していましたが、サイズを小さくされ、解像度を落とされ(300万画素の1MBのファイルが30KBまで圧縮されるので、泣けてきます)、一患者の全写真が列挙されないなど、不満だらけですね。取り込みも大変です。もう一つ、電子カルテシステムとは分けて保存する方式も試みましたが、検索や入力の2重手間、他のPCから見えないといった問題が生じ、貧乏人の銭失いを地で行っています。また、電子カルテ化するなら、今までのフィルムや検査結果はスキャナで取り込んでという事になっていますが、医師にその仕事を押し付けられないように念押ししています。DPCや「ネットワーク」化がひかえている為、電子カルテ化は不可避なのでしょうけど、それならば、あと5000万〜1億円かけて、ちゃんとした機能をそろえて欲しいのが本音です。けど、僻地病院にはそんな余裕は無いのでありました。

>SATAのHDは、壊れたときのために、RAID1にしてあるんですが、これって、壊れたときには、単に片方をまっさらの同じHDに変えれば、すぐに動き出すのかなあ?
 はい、これがRAID1のいい所で、片方のHDDが壊れたら、壊れた旨の表示が出て、電源を入れたままHDDのみの交換で、あとは自動でミラーリングしてくれます。私は少々記録メディアヲタなので、RAIDは組まず、MOやらDVD-RAMでやっていましたが、今の巨大化したデータはDVD系も超えていますね。それが最近バックアップをサボっている原因です。そういえば国立でレジデントの頃、いろんなCD-Rを集めてきて、皮膚科でUVB
照射してどのメディアが何ジュール耐えたかなんて、アホな事をやっていました。数日フルメトロン点眼する目にあいましたが。

BugsyBugsy 2007/03/21 12:46 痛い記事です。
http://www.fukushima-minpo.co.jp/news/kennai/20070320/kennai-200703201023450.html
2年間の休暇という点では評価できますが、それ以前にきちんと労働基準法に基づいた勤務を保障するという部分が欠落してます。
海外留学しても良いとありますが、C.V.に原著論文が空白な医師をラボに採用しようなんて研究室そもそもありえないですよ。留学先も紹介してもらえるんですか?臨床の見学といったって相手側に迷惑です。何ら研究実績や手技が出来ない医師にポスドクの給料を確保したり 懇切丁寧に実験を指導してやろうなんていうお人よしはいませんがね。指導したからといって 必ず論文を書いてくれるという確実性がない人間は相手にされません。日本人の留学生がどうして嫌われるかというと 物見遊山で来るからです。中国人やインド人のほうが よっぽどガッツがあり信用されてます。
そもそも休暇というニンジンぶらさげて 最初の2年にどんだけ過酷な勤務を要求されるのか想像すると体が震えます。ポスドクやvisiting fellowのcertifcationをもらえない留学なんて履歴書に書けませんよ。

774氏774氏 2007/03/21 13:13 あ 様

 いま、巨大掲示板のニュー速+スレで話題となっていますが、収入が同じならヨーロッパよりも日本の方が安くつくそうです。消費税の関係もあり物価が高いのと、医療費が桁違いに高く付きますから。開発途上国で老後を過ごす人も増えていますが、確かに日常生活は安くつくのですが、医療費は日本が断然安いという泣きたくなるような事実が・・・逆にアメリカ帰りの友人に聞いてみたのですが、治安が悪いボロマンションが並ぶ地域でも、日本の安い住宅(いわゆるハイツ)よりよほど作りがしっかりしているとか。各国、いい点と悪い点がありますので、ほんとに何をとるかです。この前の外国人の患者さんから聞いた、ワシの国では次の診察を待っている間にばたばた死んでるよ。日本は数時間待ったら専門医の診察を受けられていいですね(先進国の人ですよ)という言葉は、いくら知識として知っていても、実際に聞くとかなり衝撃を受けました。ですので、現在の日本の医療に不満を持つ人はもう、何の反応もせずに公務員根性に徹し、相手にしない事にしています。もちろん、崇めてくれる患者さんには、労力を惜しみません。

moto 様

 よく読むと外来一回で24枚フィルム3-5本ですか、凄いですね。私も、なぜか外傷や瘢痕拘縮は私に回ってきますので(形成外科医じゃないんだけどなあ)、写真はよくとる方ですが、そんなに撮れません。今も全例で撮られているとしたら、いくら電子ベースとなってもきつくないですか? 私も昔はリバースフィルムでスライドにしたものに書き込んでいましたが、あれはホントに疲れますね。以前はポラロイド690SLRという等倍で撮れるのを使っていましたが、撮りすぎたためか半年で壊れ、しかもポラロイド社が一度倒産したため部品も無く修理もできないと、泣く泣く廃棄処分にしました。カルテに貼るには最適でした。

 某病院某科長 様は、ご自身は写真をよくとられますが、若手には写真を撮らずに、皮膚科用語で記載するよう指導されてたそうですが、瘢痕訴訟が増えているのにビビって、最近は写真を撮りまくるように指導方針を変えたと先日言っていました。

 先生の診療所、ハイテク防御ライン完全装備で、ヲタの私としては見に行きたくなりました。もちろん企業秘密ということでしたらご無理申しませんが、嫁の受診の機会でもありましたら、見学させていただこうかなと思います。その時は、Healing点滴をお互い・・・

地方・公立・外科医地方・公立・外科医 2007/03/21 13:17
平成20年度の診療報酬改定についていろいろな予想が諸処に書かれていますが、具体的にどのようなことがおこると考えられるでしょうか。
1) 診療報酬の大幅な引き下げ
2) 75歳以上の「第2」老人保険制度で完全定額制
3) 急性期病床数の削減
を聞いたことがありますが、その他にもどんなことがあるのか、できればソースも含めてお教え願えませんでしょうか。
勉強不足で申し訳ありません。

774氏774氏 2007/03/21 14:03 地方・公立・外科医 様

 噂なのでソースは残念ながらありません。恐ろしいのは、開業医が週2回の1次救をしないと、診療報酬10%減という噂です。都市部ですとさほど問題にはならないのですが(いっぱい病院も診療所もありますから)、僻地ですと病院も診療所も限られ、開業医の高齢化も進み、週2回の徹夜に耐えられる高齢医師が果たして何割おられるでしょうか。これが実行されると、代々続いてきた自己資本に余裕のある開業医以外は絶滅し、H18年改定で僻地病院もあと1−2年持つかどうかですから、僻地医療壊滅は十分考えられます。国の方針は非効率的な僻地医療をなくして、都市部に集約化したいわけで(僻地強制派遣なんて単なる選挙対策です)、H18年改定で在宅医は24時間対応できる体制をとることという条件を盛り込んだ事とあわせ、予断を許さない状況です。

hamastahamasta 2007/03/21 14:12 >プログラミングをしている時は、なぜエラー割り込み処理があるのか、分かりませんでした

例外(エラー)が発生した時に、それを補足して対処する仕組みのことですかね。
プログラムの動作中にプログラムが予期せぬ事態が発生した場合、あらかじめ例外処理を記述しておけば、プログラムは動作を停止せずに(あるいは停止する前に)、その例外処理を実行しますよね。
これによって、エラーの種類に応じて異なった対応が可能になります。
プログラム自身にとってエラーは全て等しく単なるエラーでも、人間にとってはエラーの種類とその時の状況によって対処方針、優先度が全く異なりますよね。
無視できるエラーもあれば、何か対処すべきエラーもあります。
エラーに重み付けをするのは、人間がやるべきことです。
なので例外処理を書くのです。

ちなみに、世界最高のプログラマは例外処理が嫌いなのだそうです↓
だから、初心者がプログラムを書いている時に例外処理の意味を疑問に思ったのなら、それはきっと正しい方向性なのだと思います。

[http://local.joelonsoftware.com/mediawiki/index.php/%E9%96%93%E9%81%95%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%AF%E9%96%93%E9%81%95%E3%81%A3%E3%81%A6%E8%A6%8B%E3%81%88%E3%82%8B%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B:TITLE=間違ったコードは間違って見えるようにする]

774氏774氏 2007/03/21 14:33 Bugsy 様

 某巨大掲示板では、2年間の留学って刑務所内?とか、給与の7割支給って激安の基本給(30万円台)の7割だよねとか、飲酒していても福島県警が病院まで医師を送ってくれるけど、帰りは拘置所に長期間泊まることになるんだよねとか、とにかく福島ということだけで、拒絶反応が強いですので、お役人様の机上の空論に過ぎないと思われます。

 とにかく、東北地方どころか全国にまともな医療を復活させるには、福島地検初め全ての医療紛争を即刻中止して検察は謝罪と補償をし、現場医師の完全免責およびいかなる訴訟・刑事介入の禁止を法的に保証する法律を10日以内、遅くてもH19.5月末までに成立、施行する以外に方法はありません。H19.4.1、H19.6.1で今後の医療界の全てが決まりますから(よきサマリア人法は、業務外や一般人の免責を定めたもののようですので、「業務中の全医療行為についての免責の保証、および医療機関と医師への訴訟・刑事介入禁止」という表現に切り替えます)。Point of Returnは産科・小児科・救急科はとっくに過ぎ、残る科が崩壊するかはこれにかかっていますね。これを行政ができないとしたら、来年は救急病院など半減し、お産難民50万人、介護難民50万人、妊婦死亡率は70倍に引きあがる可能性は、新聞に公開されているデータ上で十分考えられます。国政がいかに早く大英断を下すかどうかにかかっています。

 もちろん、政府が新自由主義を基本政策におき、わざわざ「非効率な事」をせず、一旦医療を崩壊させ、邦銀や外資支配の戦前の形に戻すのであれば、大英断はありません。この10日間で、政府の方針は白日の下に晒されます。極めて単純明快で、重要な3月下旬というのが実情で、(これ以上は言えませんが、関係筋に)大変注目されています。ですのでワクワクしているわけです。まあ、今まで私がいい続けてきたことの繰り返しでしかなく、またかと飽き飽きした人も多いでしょうが。医師だけそんな法律作れないというなら、それでいいではありませんか。

774氏774氏 2007/03/21 14:45 hamasta 様

 まさにその通りです。小学生の頃は、「エラーが起きたらちゃんとエラーメッセージを出して、そこで止まってよ」で、BASICにあるOn error goto構文なんて、プログラムミスがどこに有るか分かりにくくするだけと思っていました。しばらくPCから離れていたので、必要性が分かりだしたのは再びPCを始めたWin3.0-3.1の「UAE」発生の時でしょうか。あれ、アラブ首長国連邦が相当怒ったそうですね(笑)。やたらと多いので、Win95まではWindows for workgroupとアキツを使っていました。

暇人28号暇人28号 2007/03/21 14:46
まあ、774氏様のおっしゃるような法律は出来るはずもありませんから、医療崩壊→焼け野原でしょう。国民の皆さん、もう勝手にしてください。私は私で自分(と家族)の利益を最優先にしますから。

あ、そうそう。先日もヘッドハンティングに会いました。具体的には書けませんけどね。どこも医師不足で困っているのが見て取れます。恐らくうちの地域の○○科崩壊はすぐ目の前ですからね。恐らくこんな「引き抜き合戦」も今後エスカレートしていくんでしょうね。

motomoto 2007/03/21 15:05
ポラロイド690SLR懐かしいですね〜!私も愛用してました。
一時開発者とポラロイドが仲たがいして、発売中止になってたので、こんな良い機械壊れたら大変と、中古カメラ屋で見つけるたびに買い足して、一時5台くらい持ってたなあ。。

今のデジカメは1600万画素で、一枚がだいたい3.8MBくらいあります。これくらいだと、銀塩フィルムをしのぎます。昔はマクロとミクロ、両方の撮影が必要だったですが、今は、顔写真一枚取っておけば、PC上で拡大すれば毛穴まで見えますからね。ストレージは500GBのHD二枚のRAIDで、余裕しゃくしゃくですよ。
3.8MBの写真を、多い人だと、毎回何十枚も出し入れしますから、読み込みケーブルはSATA兇任覆い板匹い弔ません。メモリーはMACG5に搭載できる最大の12GB積んでありますが、これは全然意味無かったです・・フォトショップで画像開けるときなんかは、威力感じますよ。何十枚だろうが、数秒で開きますから。
デジカメの画素数の多いのが出ると、知識もないまま、とりあえず買ってしまう癖があります・・MAMIYAが出した2000万画素のがあるんですが、これは130万円くらいで買って、使ってみて色合いが不自然なんで、一週間後に70万円で中古で売りました・・欝のときに財布落としたときより損しましたが、一週間、自分の自由に触れただけで満足だったりします(^^;。
企業秘密なんか無いですよ〜。市販のもの買い並べただけなんで、オタの774氏先生には笑いものかも。
ストレスたまると、PC買い換える癖があります・・G5もintelになったはずだし、また買い替えようかな。
自分、ゴルフも車もやんないし、PC買うのは結構楽しみです。

YosyanYosyan 2007/03/21 16:29 やっと書けました。手写しは根性がいります。もっとも書いてみれば今さらの内容ではありますが、医療法の改正は報告書や答弁と違って法律ですから、私の仕事上にも有用ですからそう思って自分を慰めます。

改正された医療法の狙いはかなり明瞭で、

 ^綮嫂融を都道府県管轄にする。
 ∈濛隶緡鼎鬟疋鵐疋鷽篆覆気擦襦
 0緡典ヾ悗鬟薀鵐付けする

だいたいこの3つが柱のようです。私のような開業医レベルでも書類仕事や会議の類が増えそうな感じがしますし、病院や地域医師会はもっと大変かと思います。私には全体像の想像すらつかない地域連携クリティカルパスの普及が繰り返し謳われてましたからね。

それと何が何でも小児救急は行うようです。開業医駆り出しを構想に濃厚に書き込んでありましたから、また負担がかかってきそうです。行政としては強制的にでも24時間小児科コンビニ救急をやればポイントが上がるのでしょうが、開業医まで動員しても成立するかどうか極めて怪しい陣容で強行すれば、阿鼻叫喚になる地域の激増が考えられます。開業医は若くないんだぞって。

最後にやくざ石様に。ほのぼの系の話題にいつか戻れる日が来ると信じています。成り行き上で深刻な話題を中心に扱っていますが、正直この話題ばかりを毎日量産するのはかなりの苦痛です。時に軽食やおやつにしたいと思う日もたくさんあるんですが、ついついこの手の話題に執着してしまいます。

ちなみに今でもレガシィは快走し、ベスパはマイナートラブルを起こしつつも健在ですし、山だって先々週に今年の初登りに行ってきました。山は冬中の運動不足が祟り、3日間ほど階段の昇り降りに支障を来たすほどの筋肉痛になったと報告しておきます。

そう言えば最後のホノボノ系は親知らず騒動だったよな・・・。

774氏774氏 2007/03/21 17:11 暇人28号様
 仰るとおり、政府にはそういう法律どころか通達を出す気も無いでしょう。勤務医の労働実態を知る調査をしぶしぶ行って、あんな答弁出すぐらいですから。まあ、播磨も今日の「ああ播磨だな」見てると完全崩壊にいっそう近くなっていますから、後は神戸に全部丸投げしよう。神戸は但馬・播磨・丹波の200万人を支えきれるかな? しかし、私はなぜ医療界から声がかからず、他業界からばかり声がかかるのでしょうか、謎です(笑)。

moto様
 Mac系はメモリの容量の制限が少なくていいですね。私は2台のPCに2GBづつ、ノート(病院が買ってくれないので自腹、腹立つので自分だけ100MBpsのルータ直通、他人は10MBpsの古いハブ経由です・・・特権ですね)に512MB積んでいますが、さすがに1GBないと画像処理は厳しさを感じます。WinXPやVISTAの32bit版で3.5GBの制限が、64bit版はドライバが少なくて今のところ実用的ではないです(これはOSの制限もありますし、CPUやチップセットのメモリ管理ユニットの制限もありますので、簡単にはいかない問題です)。まあ私の用途では200-300万画素もあれば十分で、むしろ手ぶれ防止、自動シャッター速度とか、写真の経験不足を補う機能に重点を置いてデジカメの機種を選んでいます(病院が買ってくれないので、自費です・・・)。買うのも量販店でなく割高ですが写真屋です。撮り方の癖や用途を見て、店長が機種を選んでくれました。やはり専門家の意見を聞いて買って正解でした。
 690SLRは名機ですよね。ヨドバシカメラに行っても手に入らず、オークションでは最低5万円以上の値がついています。5台ぐらい買っとけばよかったです。今、等倍撮影できる機種は、持ち運ぶには仰々しすぎます。創の大きさを測り忘れても等倍ですから後で定規で測ればいいというあのお手軽さ。なぜあの名機を再生産しないのか不思議です。ちなみにオーダリング端末は話にならないぐらいの性能で、690SLRで撮った写真を見てもらうほうが、よほど患者さんの評価がよかったです。
 HDDは今のところ内蔵型しか使っていません。2台のPCに750G,400GBですが、RAIDは組んでいません。Intel965チップセットはまだいまいち使いにくい点がありまして、おまけに外付けのSATA IIポートを使おうとすると、極めて評判のよくないドライバを組み込まねばならず、放置です。1台のPCをバックアップ兼ファイルサーバとして使っていて、いまだにMO(640MB)やDVD-RAMにも、ちまちまバックアップです。ちなみに私も、ゴルフも車もせず(親戚から売りつけられた中古ばかりで新車に乗ったことが無いです)、PC買うのは結構楽しみです。あとは診察室に並べる、丸と歴史群像、我が闘争とかの本でしょうか(木亥火暴)。MACも今のOSはUNIXですから面白いのですが、学会発表の時は難しい点がありまして、WindowsXP+Office97-2003限定というのが多くて買えないですね。

IkegamiIkegami 2007/03/21 20:22 =>774氏さま
ISDNはパケット(INS-P)で閉域網が作れるメリットもあったかと。あと、ADSLよりサービスエリアが広いし。

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