新小児科医のつぶやき

2008-04-20 毎日社説

4/19付毎日新聞社説より、

社説:高齢者医療 安心の仕組み 医療費の抑制はもう限界だ

 保険証があれば、いつでも、どこでも医者にかかることができる。しかも世界で最高水準の医療が、それほど大きくない負担で受けられる。日本の医療が世界から高い評価を受けてきたゆえんだ。

 しかし、誇りとしてきた安心の医療制度がいま、音を立てて崩れつつある。小泉純一郎内閣の「小さな政府」政策には功罪があるが、医療費抑制策によって医療制度は根幹から揺らぎ始めた。

 医療崩壊ともいえる現象が一気に噴き出したのだ。小児科や産科の医師が不足し、救急医療の現場では患者がたらい回しにされるケースが相次いでいる。病院経営の赤字が膨らみ、勤務医は過酷な仕事に疲れ果て、開業医をめざして病院から去っていく。少子化対策が声高に叫ばれるのに、現実には医療ミスの裁判を恐れて産科医が減っている。

 医療費の削減を狙った後期高齢者(長寿)医療制度は高齢者を落胆させ、強い怒りが広がった。高齢者の怒りは国の政策への痛烈な批判と受け止めなければならない。政府の説明不足もあるが、背景には「医療費カットは高齢者切り捨てだ」という不信感がある。政府は高齢者の不信や不安を取り除くためにも明確なメッセージを送るべきだ。

 高齢者の医療費は現役世代の5倍かかる。年間30兆円を超す医療費の3割以上は老人医療費が占める。高齢化が進めば、医療費が増えるのは自然の流れだ。一方、少子化によって現役世代が減るため世代間の仕送り方式で運営される社会保障制度の基盤が崩れるのは目に見えている。

 政府の医療費抑制策に国民は一定の理解を示したが、実行されてみると、さまざまな問題が表面化した。厚生労働省は診療報酬の見直しをテコに日本医師会の力をそごうとした。だが、診療報酬の配分を開業医から勤務医に移すための見直しは進まず、医療費抑制のしわ寄せは病院経営や勤務医にのしかかった。

 加速する医療崩壊の実情をみると、医療費抑制はもはや限界に達したと言わざるをえない。日本より早く同じ医療崩壊が起きた英国では医療費を増やす政策に転換し、危機を乗り越えつつある。こうした経験にも学ぶ必要がある。 

 国は医療費抑制の功罪を再点検し、医師不足・偏在対策など必要な所には増やすべきだ。検査漬けなどムダを省くことも重要だが、それ以上に抑制策によって疲弊した医療の立て直しが必要だ。早急な医師の増員や、地域に計画的に配置するための施策を取ることも急いでほしい。これは日本医師会をはじめ医師や医療機関の協力がなくてはできない。医師の団体は指導力を発揮して、医師不足・偏在対策に手を打ってもらいたい。

一応サラサラと書き流してありますが、天漢日乗様の批評を借りれば、

    この期に及んでまだ
     たらい回し
    という文言を棄てない、素晴らしい
     医療破壊の主導者たる毎日新聞論説委員の華麗な筆致
    を熟読玩味したいところですな。今更
     たらい回し
    って、この論説委員は何を見てきたんだか。論説委員って、新聞社では一番威張ってて、高給取りだと思ったが、c/pの悪い雇用形態だな、毎日新聞。だから週刊誌に「潰れそうな新聞社」とか、ことある事に書かれるんじゃないの。
    現在の救急医療の窮状は
     診たくても、人員不足で受け入れ不能
    というのが正しいと、何度言っても、表現が変わらないということは、頭の中身は豆腐かなんかなんだろう。ミジンコでももう少し記憶容量がありそうなものだ。

いゃ〜、実に手厳しい。では御期待応えて、

    熟読玩味したいところですな。

一丁やってみますか。

まずタイトルがお笑いです。

高齢者医療 安心の仕組み 医療費の抑制はもう限界だ

4月になって後期高齢者医療制度が「予想に反して」大不評なもので宗旨替えをした模様です。新聞社の貴重な鉄の購読層である高齢者に不評な政策は徹底批判しておかないと読者が減るとのお考えと受け取ってと良いと思います。なんと言っても前科はテンコモリの新聞社ですから。

 保険証があれば、いつでも、どこでも医者にかかることができる。しかも世界で最高水準の医療が、それほど大きくない負担で受けられる。日本の医療が世界から高い評価を受けてきたゆえんだ。

おっかしいな、グローバルスタンダードのアメリカ様の医療に較べて格段に落ちると力説していた気がするのですが、気のせいでしょうか。それとここには大きな嘘が含まれています。

    それほど大きくない負担で受けられる

まったくの嘘ではありませんが、誤解を招く記述です。日本の医療費と言うか料金設定はウルトラディスカウント価格で、元の価格が無茶苦茶であるから自己負担は「それほど大きく」ありません。ところが医療にかかる費用に対する自己負担率は決して低くありません。あくまでも元の金額が異常に安いから高い自己負担率にもかかわらず自己負担が大きく感じないイビツな料金体系になっています。

 しかし、誇りとしてきた安心の医療制度がいま、音を立てて崩れつつある。小泉純一郎内閣の「小さな政府」政策には功罪があるが、医療費抑制策によって医療制度は根幹から揺らぎ始めた。

冒頭以外の文章は是認しても良いですが、冒頭の

    誇りとしてきた

よくもまあ言えたものです。用語に御注意ください。「してきた」と表現したからには「ずっとそう考えてきた」になります。つまり、

    誇りとしてずっと思い続けてきた

こうなるわけです。「誇り」と思うものは通常の感覚ではこれを守ろうと考えます。守ろうともしないものを「誇り」とする理由がありません。とくに「誇り」とまで表現すればこれは積極的に守るという意味にも通じます。こういうセリフが書けるのは、それに対する実績を残していないと大嘘になります。一個人であればその業績が他人には見えなくとも全く支障がありませんが、新聞社は目に見える事業です。つまり真っ赤な嘘を書いている事になります。

 医療崩壊ともいえる現象が一気に噴き出したのだ。小児科や産科の医師が不足し、救急医療の現場では患者がたらい回しにされるケースが相次いでいる。病院経営の赤字が膨らみ、勤務医は過酷な仕事に疲れ果て、開業医をめざして病院から去っていく。少子化対策が声高に叫ばれるのに、現実には医療ミスの裁判を恐れて産科医が減っている。

新聞は言うまでもなくマスメディアです。それも毎日新聞といえば日本でも有数の大新聞社です。その大新聞社が情報を集めた結果が、

    医療崩壊ともいえる現象が一気に噴き出したのだ

自らの情報収集力がいかに貧弱なものか堂々と書かれています。恥しいという感覚はどこにもないようです。

    小児科や産科の医師が不足し

ここも情報収集力がいかに貧相なものかを力説しています。小児科も産科も医師不足ですが、そんな医師不足情報は何年前の話でしょうか。麻酔科は考えようによっては産科並みかそれ以上ですし、脳外科を始めとする外科系も不足や後継者不足は深刻ですし、内科でさえ循環器を筆頭に医師不足の影が深刻になりつつあります。医師不足といえば小児科、産科みたいなステレオタイプのカビの生えた情報しか集められない新聞社である事を自ら口にしております。

    救急医療の現場では患者がたらい回しにされるケースが相次いでいる

これについてはもう批評はしません。天漢日乗様の批評で十分です。私が補足すればそれで今日のエントリーが終わってしまいます。

    病院経営の赤字が膨らみ、勤務医は過酷な仕事に疲れ果て、開業医をめざして病院から去っていく

病院経営の赤字が膨らんでいるのは昨日今日の話ではありません。あえて今日的な話とすれば、私立病院でさえ黒字経営の維持が難しい時代になっているのです。公立病院に至っては公益のために維持するのが使命であるはずの赤字診療部門の維持も困難になり、経営のために切り捨てにされています。さらに切り捨てて経営が改善する事が善であると総務省辺りが強権を持って指導に励んでいます。

勤務医が過酷な勤務に疲れて開業医になる者は確かにいます。ただしこの記事では全部がそうであるように読めます。これもまた余りにも認識不足です。開業医になるものの比率はそれなりに増えているかもしれませんが、大部分は一線の過酷な病院から撤収しているだけです。さらに後段にも続くのですが、日本の医療は病院と開業医の両輪で成り立っています。病院が倒れれば開業医も共倒れになりますが、開業医が滅べば病院だけでは持ちこたえられません。開業医を敵視し、病院のみの存続を考えるような偏狭な視点で医療を語る愚を嘲笑します。

    少子化対策が声高に叫ばれるのに、現実には医療ミスの裁判を恐れて産科医が減っている

書くまでも無く毎日新聞が共犯から主役を演じている事を医師は決して忘れません。医師が忘れないという意味は死ぬまでの事であり、他の記事のように書き流して3ヶ月もすれば時効になることはありません。医師は奈良事件からの一連の報道を子々孫々にまで語り継いでいきます。

 医療費の削減を狙った後期高齢者(長寿)医療制度は高齢者を落胆させ、強い怒りが広がった。高齢者の怒りは国の政策への痛烈な批判と受け止めなければならない。政府の説明不足もあるが、背景には「医療費カットは高齢者切り捨てだ」という不信感がある。政府は高齢者の不信や不安を取り除くためにも明確なメッセージを送るべきだ。

    不信感がある

「不信」とは信じられないことであり、信用が置けなくなっていると言っても良いと思います。ところが「不信感」となると信じてよいのか迷うという事です。迷った上で信じてよいかの不安を表しています。社説は

    医療費の削減を狙った後期高齢者(長寿)医療制度

難しい事は言いません。予算が下がってサービスが上る事は絶対にありません。この世の鉄則です。下がった分は何かで穴埋めされます。レストランであれば、食材の質を下げる、シェフのランクを落とす、従業員の質を落とすなり、数を減らすで対応します。そんな事をすれば当然従来のサービスより質が下がり、満足なサービスを受けられません。さらにこの後期高齢者医療制度は、サービスの質を下げるだけではありません。料金を上げてサービスを低下させる政策です。

高齢者が怒っているのはこのダブルパンチが見えているからです。身に沁みて感じているからです。こんな仕打ちをされれば高齢者でなくとも怒ります。

    高齢者の不信や不安を取り除くためにも明確なメッセージ

社説子はどんなメッセージを想定しているというのでしょう。首相や厚労相がテレビの前で「大丈夫」とでも言うのを想定しているのでしょうか、それとも政府広報とやらで「安心プランですから信用してください」でしょうか。そんな小手先の子供だましで怒りが収まると考えているなら極楽トンボです。高齢者の中には悲しいかな年齢のために判断能力が衰え、そんな子供だましを信用してしまう人もいるかもしれません。ちょうど詐欺商法に引っかかるようにです。しかし人生の経験者を舐めたらあきません。ほとんどの人は真相をはっきり見抜いています。

 高齢者の医療費は現役世代の5倍かかる。年間30兆円を超す医療費の3割以上は老人医療費が占める。高齢化が進めば、医療費が増えるのは自然の流れだ。一方、少子化によって現役世代が減るため世代間の仕送り方式で運営される社会保障制度の基盤が崩れるのは目に見えている。

殴ったろうかと思います。高齢者に医療費が多くかかるのは誰だって知っています。団塊の世代が高齢者の仲間入りし、医療費が急騰するのも知っています。そんな事は遥か以前から確実に分かっている事です。だからどうするのかの対策を考えてきたのです。政府の取った対策はもっとも愚かで目先の事しか考えていないものです。

    増えたら大変だから押さえ込もう。この際だから押さえ込むだけではなく減らそう。

こんな机上の空案を考え無しに実行に移したのです。本当は増える分をどうやって賄おうであり、賄うためにはどこかの予算、たとえば公共投資を減らそうとかに進まなければならないのに、利権の塊には手をつけずに「ついでに減らしてしまえ」にした結果が今です。

 政府の医療費抑制策に国民は一定の理解を示したが、実行されてみると、さまざまな問題が表面化した。厚生労働省は診療報酬の見直しをテコに日本医師会の力をそごうとした。だが、診療報酬の配分を開業医から勤務医に移すための見直しは進まず、医療費抑制のしわ寄せは病院経営や勤務医にのしかかった。

どっかのトンデモ医療訴訟の判決文の論理構成を読むようですが、

    政府の医療費抑制策に国民は一定の理解を示したが、

だいたい医療費が減って悲しむ国民なんて25万人ぐらいしかいません。どんな費用であれ減れば単純に喜びます。そのうえ自己負担が増えた分の怒りはすべて医療機関に向かわせ、自己負担が増えた分だけ「医者は儲かっている」とひたすら思わせ続けてきたわけですから、「一定の理解」ぐらいするに決まってます。

    厚生労働省は診療報酬の見直しをテコに日本医師会の力をそごうとした

えらく唐突な文章ですが、何のために「そごう」としたのですか。それをはっきりさせない文章は駄文です。すべては「医療費抑制」のためです。一生懸命医師会の力をそいで、医療費を抑制した結果が今ではないですか。

    だが、診療報酬の配分を開業医から勤務医に移すための見直しは進まず、医療費抑制のしわ寄せは病院経営や勤務医にのしかかった。

まだ言うか!、「開業医は儲け過ぎ」神話を未だに使う愚かさは死ぬまで変わらないということのようです。医療費抑制のしわ寄せは開業医にも十分すぎるほどのしかかっています。開業医が儲かった時代は30年も40年も前に過ぎ去っています。儲かった時代に蓄積のある開業医は優雅ですが、現代の開業医は綱渡り経営にピーピー言ってます。かの聖典「医療経済実態調査」でも13%が赤字経営、1/3が月間の収支差50万円以下です。

 加速する医療崩壊の実情をみると、医療費抑制はもはや限界に達したと言わざるをえない。日本より早く同じ医療崩壊が起きた英国では医療費を増やす政策に転換し、危機を乗り越えつつある。こうした経験にも学ぶ必要がある。

アレアレ、前段で開業医からの「引き剥がし」をあれだけ力説しておいていきなり豹変ですか。前段から言えば開業医から「引き剥がし」さえすればすべて解決の論調でしたが、よくこんな続きにすると鉄面皮ぶりに驚嘆します。ちにみに英国は危機を脱したわけではなく、これ以上悪くならなくなっただけという事を付け加えてきます。

 国は医療費抑制の功罪を再点検し、医師不足・偏在対策など必要な所には増やすべきだ。検査漬けなどムダを省くことも重要だが、それ以上に抑制策によって疲弊した医療の立て直しが必要だ。早急な医師の増員や、地域に計画的に配置するための施策を取ることも急いでほしい。これは日本医師会をはじめ医師や医療機関の協力がなくてはできない。医師の団体は指導力を発揮して、医師不足・偏在対策に手を打ってもらいたい。

本当にコレ正気で書いているのでしょうか。社説なんてこんなエエ加減に字を並べたらOKの代物なんでしょうか。ま、朝日も産経も同じレベルで書いてますから、論説委員なる人物は新聞社の埋め草記事担当である事がよくわかります。

    日本医師会をはじめ医師や医療機関の協力がなくてはできない。医師の団体は指導力を発揮して、医師不足・偏在対策に手を打ってもらいたい。

日本医師会は厚生労働省を始め皆様努力の結果、十二分に力が削がれています。散々削いでおいて期待されたら困ります。それともともと日医は開業医の団体であり、強権を揮った時でさえ勤務医への影響力は微々たる物です。現在の日医は力が削がれた結果、勤務医からは完全にソッポを向かれ、開業医からも見放されつつあります。そんな団体に

    指導力を発揮

便利な脳内妄想です。さらに笑うのはそんな日医に

    医師不足・偏在対策に手を打ってもらいたい

こりゃ本当にお笑いだ。日医は医師になった人の任意団体です。日医が医師免許を発行しているわけではありません。日医が医師を作っているわけでもありません。どうやってそんな日医が医師不足に対処できるというのですか。強権を揮った神話時代でも無理な話です。偏在対策もそうです。日医には何の人事権もありません。一応支持者とされる開業医の場所ひとつ動かす事は出来ません。開業制限も不可能です。ましてや開業医している医師を呼びつけて「僻地病院に勤務せよ」なんて間違っても言えません。

それと日医以外の「医師の団体」ってなんでしょうか。弱小泡沫の団体ならありますが、実態は日医以下です。またこれは正式の団体ではありませんが、大学医局もあります。大学医局は確かに人事権を持ち、医師の偏在解消に魔力を発揮していました。しかしこれもまた厚労省が音頭を取り、大汗をかいて弱体化させたので、かつての神通力は失われ、さらにもうかつてのように復活する事もありえません。


今日はこんなもので如何でしょうか。どうでも良い事ですが、このレベルの記事を書かすために給料を払うとは新聞社は余ほど儲かっているのだと思います。とっととリストラして購読料でも下げた方がよほど読者が増えると思うのですがね・・・。

山口(産婦人科)山口(産婦人科) 2008/04/20 10:14 Dr.Pooh様のブログによると、この末尾のところは2年前の社説とうり二つだそうです。音を立てて崩壊する医療をさらに促進しながら、この2年何を見てたんだか。それともコピペでもしたか?

Med_LawMed_Law 2008/04/20 10:47 >このレベルの記事を書かすために給料を払うとは新聞社は余ほど儲かっているのだと思います

これは事実誤認です。
Everyday新聞社は、全く儲かっていない青息吐息というところです。
紙面を埋める十分な情報を提供できないので、やたらと文字を大きくしてます。
新聞の購読料では十分でないので、押し紙(新聞販売店に過剰に売りつけて経営を圧迫する)で購読数を水増しして、宣伝料を不当に吊り上げています
労基法を守るために、頭の悪い記者が山のような残業代を請求し、生産効率は最低です。
モラルが低いことは、スポーツ新聞紙と同じレベルです
新聞で全く儲からないので、カルテルを結んで放送枠を得ているテレビ関係からの利益で全体を支えてもらっている親子関係の逆転が起こってます。

5大新聞のうち、利益率でいえば
日経>>読売・朝日>>>>>>>>>>産経・毎日

毎日・産経は、もうちょっと環境が悪くなれば、売れば売るほど大赤字になりそうな状況です。
大手3つも非常に危機感を持っているので、3つだけでの生き残りを懸けた連携を図っていて、その計画の中には、5大のうち後の2つはゴミと映っているようです。

販売数が減っているのに、独自の販売店を維持するため、”公正取引”を声高に訴えながら、新聞の再販制度(新聞の定価販売を強制。割引禁止)については政治家を巻き込んでも死守しようとしてます。旧態依然の護送船団方式が外れれば、まずEveryday新聞は看板を下ろし、単なる宣伝情報紙となることでしょう。

自分たちの新聞が売れないものだから、余った印刷部門で、特定団体の新聞を印刷するという形で援助してもらっているので、医薬関係でいう利益相反関係を踏み越えてます。

マス○ミ(自己規制中)といわれるレベルの低さは、ネットによる個人からの批判であからさまになってます。
数年後には、Eeryday新聞は、過去の遺物に指定されているかもしれません。

奈良県の南半分の産科医療を叩き潰した青木絵美記者をジャンヌ・ダルクのように聖者認定する新聞協会が、自ら魔女認定できるのだろうか?

Everydayデマ新聞を語りだすと、アルコールがなくても、朝でも、怒りがこみ上げる

YosyanYosyan 2008/04/20 11:01 山口(産婦人科)様

宗旨替えをしたようにみせながら、従来の路線に未練たっぷりと言うところです。もっとも笑う論旨は、国策であるである医療であるのに政府に求めているのは、

 >医療費抑制の功罪を再点検し、医師不足・偏在対策など必要な所には増やすべきだ

医師不足に対し医師を増やすのは根本的には間違っていませんが、論説委員を増やすようには医師は増えません。社説子程度の論説委員なら明日にでも10万人でも20万人でも即座に増やせますが、医師は増えません。

即座に増えない医師を「増やせ」と空論を振り回す愚劣さです。はっきり言って今の後期高齢者が生存している間には医師不足は絶対に解消しません。だから、

 >政府は高齢者の不信や不安を取り除くためにも明確なメッセージを送るべきだ。

明確なメッセージとは医療政策でヘマしたので、

 「高齢者には死ぬまで医療で不自由させます」

これが正しいメッセージです。「不安を取り除ける」メッセージなんて送りようが無いじゃないですか。ここまで医師不足が露呈しながら3週遅れの社説を掲げる愚を笑います。新聞社の名前が泣きます。もちろんその程度の新聞社である事は百も承知としてもです。

これもまた「改革路線」の文字通り死ぬまで続く「痛み」の成果です。

BugsyBugsy 2008/04/20 11:54 ついでに言えば

>医師の団体は指導力を発揮して、医師不足・偏在対策に手を打ってもらいたい。

こりゃもう 何がしかの意見を述べるというより「多分どこかにいるお医者さんの団体様 何とかしてくださいよ」という愚痴ですな。医師の「不足や偏在」が改善されなきゃ 医師団体が意図的に指導力を発揮しなかったと将来文句をつけるんでしょう。

はっきりと国の政策の誤謬を主張すればよいのです。なんだか相変わらず改善しなくちゃ医者のせいだと言いたげな内容です。

それにしても書いてある内容は 今までブログで議論されていたものを箇条書きしたようにしか見えませんね。なにか新しい観点で分析してみせたようには思えません。昨今、学生がレポートをまとめる際、インターネットで見つけた文章をcopy & pasteするのと同様です。見たことのある文章の羅列というのは一番評価が低く点数もあげられないんですが 今回もそんな印象です。

深く知ろう、分析しようとは思わず社説として体裁だけは整えようとすると こんなどっかで聞いたことのある文章になるのですな。

TOMTOM 2008/04/20 14:21  新聞屋共は“価格を落とす(或いは値下げ競争になる)と、取材のコストを削らざるを得なくなり、紙面のクオリティが落ちる。だから再販価格協定は必要なのだ”とのたまわりつつ、医療界には「医者は金の亡者、医療費かかりすぎ、コスト減らせ」ってついこないだまで大合唱してましたからね。それで実際の新聞販売では景品つけさせて、実質値引き合戦してるんだからお笑いぐさです。
 医者は金貰ったからって患者に“特別な配慮”をする事はほぼない(差のつけようがない)と思いますが、新聞屋は金さえ貰えばサラ金でもインチキ健康食品でも広告を載せるばかりか、むしろ積極的に応援します。まずい記事も載せません。他業種の役人天下りや利権構造は徹底的に叩きますが、TVデジタル化団体へのそれや寡占による電波利権については決して書きません。そんな奴らにまともな記事を期待する方がどうかしているというものです。
 社説が「こっちもまずいがあっちも問題だ、誰か解決に乗り出すべきだ」という何も言ってない文脈なのはよくある事です。某新聞なぞ「ウチの社説はよく大学入試に出ます!!」とか言ってますが、それはどのレベルの大学のことを言っているのでしょうか。文章も稚拙で論理構造も破綻しており、とても問題に使えるレベルとは思えません。あ、受験生に添削させるのかな?

mycatmycat 2008/04/20 15:19 今日はサンゴ記念日ですか。すみませんKYで。

BugsyBugsy 2008/04/20 16:15 <元寇>「てつはう」実物、長崎県の海底で初出土

元寇の際の合戦模様を描いた絵として有名な「蒙古襲来絵詞」に登場し、
当時の日本軍を驚かせたと言われる炸裂弾「てつはう」(読み方は「てっぽう」)の実物が、 長崎県鷹島町の海底から初めて出土した。
海底の砂泥の下から、直径14センチほどの陶器製の球が計四つ出土。
形状からほぼ「てつはう」に間違いないという。(毎日新聞2001-10-25)

当時長崎の叔母ちゃんは大層喜んでいましたが、その後がねえ。
今では毎日新聞も忘れてしまいたいらしく 記録は抹殺されています。
医療報道も同じ事をおやりになるのでしょう。

YosyanYosyan 2008/04/20 16:18 Bugsy様

 >インターネットで見つけた文章をcopy & pasteする

考えてみれば今はそんな時代すね。私の頃はちょうどワープロ時代の黎明期で、レポートはまだまだ手書きでした。丸写しにすると言っても書かなきゃならないわけで、書く作業だけでも頭に刻まれたと思っています。赤ペンで修正されようものなら、ほとんど最初から書き直しの憂き目にもあったもので、泣きそうになった事も覚えています。

今ならコピペでバンバン貼り付けてレポートなんて一丁上りは普通に可能です。ネットや電子化されてなくともOCRを使えば手間は大幅に省略されます。いくら赤ペンを入れられても屁のカッパで、1時間もすれば修正完了になります。

そういう時代だからこそかえって、

 >なにか新しい観点で分析

こういう視点がないと評価されなくなります。レポートクラスなら考察でいかに理解を深めているかを文章で示す必要があります。不思議なものでネット時代になってかえって「筆力(ふでじから)」が問われるようになるとはおもしろいものです。いかにアピールして、いかに読ませるかの力量がより問われる時代になってくるようです。下手に盗作しようものならすぐにネタが割れる時代でもありますからね。

HajimaruHajimaru 2008/04/20 17:02 テレビ放送に以下のチェック機構がある事を知りました。
BPO/放送倫理・番組向上機構
http://www.bpo.gr.jp/
読んでいて、こんな視点でマスコミが動けば、医療と共存できるかもしれないと思いましたが、
活字媒体(新聞)には、こういう機構はないのでしょうか?


委員会決定の第04号「光市母子殺害事件の差戻控訴審に関する放送についての意見」
*「おわりに」から一部引用
 公正性・正確性・公平性の原則を十分に満たさない番組は、視聴者の事実理解や認識、思考や行動にもストレートに影響する。一方的で感情的な放送は、広範な視聴者の知る権利に応えることはできず、視聴者の不利益になる、ということである。番組制作者は目の前の事象に反応するだけでなく、種々さまざまな視聴者がそれぞれ何を求めているかについても、考えをめぐらせる必要がある。
 裁判員制度の導入が目前に迫っている。一般市民が裁判員となり、裁判官といっしょに刑事事件被告の有罪無罪や量刑を決めることになる。制度導入は「裁判を身近で、わかりやすいものにするため」とされているが、少なくともそれは、好き嫌いや、やられたらやり返せ式の実感を裁判に持ち込むことではないはずである。それでは、法以前の状態への逆戻りである。だが、テレビはいま、そうしたゆきすぎた実感の側に人々を誘い込んでいないだろうか。

moto-tclinicmoto-tclinic 2008/04/20 17:22 日本医師会や産婦人科学会が、主要紙に全面ページの意見広告を、定期的に出していけばいいんでしょうけどね。
論説委員の目にも留まるだろうから、広告主のクライアントだと思えば、ぼろくそけなすわけにもいかなくなるだろうし。
=====
わたしたちは「たらいまわし」をしているわけではありません。
=====
↑こんな大見出しで。
衰えたといっても新聞。一定の国民への影響力はあるのだから、医者(医師会や学会)も活用すべきじゃないかなあ。

元外科医元外科医 2008/04/20 17:23 制度をなんと名付けようと医療費の国庫負担を下げることが主目的なのは
最初から明らかです。医療費が日本を滅ぼすなどと言うのは大嘘です。
自分たちの儲けのために高齢者を犠牲にしようとしている人たちです。
http://www.saitama.med.or.jp/top/wg.pdf
読んで頂ければわかりませが今の政府を動かしてる人々の集まりです。
医師会と病院など医師同士の対立を煽ろうとする本当に汚い輩です。
とても国家の行く末を担っていくような人たちとは思えません。
返す返すも小泉内閣で衆議院で2/3もの議席を与えた国民の愚かな選択が残念です。

麻酔科医麻酔科医 2008/04/20 19:55 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008042002005101.html
医療事故検証の有力手段 通常手術 録画は2割 訴訟恐れ消極意見も
まるで、証拠隠滅のために、録画していないような情報操作ですが、私の周りの術者は、ほとんどが、録画、写真撮影をして、患者さんとご家族への説明に利用しています。確実に診断しているが、切除標本では、証拠にならないとか、、。前後で撮影して手術の効果説明などです。そもそも、こういう撮影や、録画などには、一切保険からお金がでないのですから、撮影していないのは、当然だと思うのですがね。そのうち、麻酔記録も、モニターのデータを数年保存しろとかいいだすんじゃないでしょうか。(そんなお金ありませんよ。1日分のデータ保存だって、保険点数からはでないのを病院の持ち出しでやっているのに。)

ここりんここりん 2008/04/20 22:36 >返す返すも小泉内閣で衆議院で2/3もの議席を与えた国民の愚かな選択が残念です。
あの時は、なんか異様な感じでいたよね〜小泉さんのカリスマ性と、メディアと・・
社会学かなんかで、「不安定な大衆ほど、メディアの影響を受ける」ってことあったような気がするけど、本当だなぁと思いました。

一時、大連立!?という言葉が走りましたが、あのときは、あー日本は終わったぁと目の前真っ暗になりました。ならなくてよかった。

政治も、行政にもなんにも期待しないことにしてます。仕事柄、行政とかち合うことが多いですが、腹が立ってストレスのもとになります。

通りがかりの医者通りがかりの医者 2008/04/21 00:04  今月初めに、自○党幹事長がインタビューの中で、後期高齢者医療制度について、「(保険料が)高いのがけしからんという人がいるけど、お医者さんはタダで診てくれないわけだから・・・」とコメントしていました。しかもマス○ミはその部分だけ繰り返し流していました。
 無駄な労力ですがマジレスすると、医療従事者は医者だけじゃないし(事務員や入院患者さんの食事を作る人も含まれる)、医者以外の方であっても(国会議員や公務員も含めて)無料で仕事する人はいないでしょう。検査や薬剤の費用も無料にはならないわけですから、仮に医者自身が無料で働いたとしてもコストまで持ち出すわけにはいかないでしょう。なんでもかんでも医者のせいにするな!

 この場を乱してしまってすみません。失礼しました。

hot cardiologisthot cardiologist 2008/04/21 00:54 どこぞの新聞社だったか雑誌だったか忘れたけれど、次の首相にふさわしい人人気投票で小泉元首相が1位で、麻生氏が2位・・・日本の国民、よっほど改革と言う名の痛みが好きなんですね。
高齢者医療制度が悪い?、たらいまわしの医療制度が悪い?、あんたら国民が選んだ小泉改革の結果でしょ。
なのに懲りずに、1位小泉、2位麻生、とは・・・国民の皆様、今後とも徹底的に痛めつけられて下さい・・・医者のせいじゃありません、あんたら国民が支持した政治家のせいです。

いずれにせよ、
(1)財源としての税金や所得税は高いが、医者の数も多くて、コメディカルの数も多くて、医療費が無料か低額で、公教育なら幼稚園から大学(国公立大学)まで授業料無料か低額、の北欧型あるいは西欧型の社会福祉国家を目指すのか、
(2)税金負担も所得税もほどほどで、医者の数や、コメディカルの数も多いが、医療費の自己負担や医療保険も高くて金の切れ目は命の切れ目、教育費もかかって金がなきゃ大学の専門教育も受けられないアメリカ型国家を目指すのか、
どっちを選ぶのか日本の国民が選んでください・・選んだ国民の責任ですから、医者を責めないことですね。

消費税(付加価値税)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%88%E8%B2%BB%E7%A8%8E

社会保障
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%BF%9D%E9%9A%9C%E5%88%B6%E5%BA%A6

10年ドロッポ10年ドロッポ 2008/04/21 09:33 hot cardiologist様、
麻生タンは病院も経営してるから今よりはマシにならせんですかね?
…ってのは甘いだろうなあw。

hot cardiologisthot cardiologist 2008/04/21 11:22 10年ドロッポさま、ネタ元はこれ↓
「http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080420-00000038-jij-pol
小泉氏トップ、2位麻生氏=首相にふさわしい人−時事世論調査
4月20日15時0分配信 時事通信

 時事通信社が11〜14日に実施した4月の世論調査結果によると、
首相にふさわしい政治家は、自民党の小泉純一郎元首相が21.2%でトップだった。
2位は16.0%の麻生太郎前幹事長。民主党の小沢一郎代表は7.2%で3位、
福田康夫首相は7.1%で4位と、ともに振るわなかった。
 小泉氏自身は、再登板の可能性を否定しているが、衰えぬ国民的人気を見せ付けた。
麻生氏も現在は無役ながら、小沢、福田両氏の倍以上の支持を集め、
次期首相の有力候補として存在感をアピールした形だ。
福田氏は、自民党支持層でも12.5%にとどまり、
小泉氏の31.3%、麻生氏の28.3%を大きく下回った。
 麻生氏とともに、「ポスト福田」として取りざたされている谷垣禎一政調会長は2.4%、
小池百合子元防衛相は1.5%、与謝野馨前官房長官は0.7%といずれも低かった。 」

小泉1位、麻生2位を出した日本国民の皆様へ
日本国民の大多数は真性マゾでしょうか?
マゾ=医療従事者と自民党と公明党の政治家と財界と官僚を除く残りの日本国民、
サド=自民党と公明党の政治家と財界と官僚、
ノーマル=医療従事者、
の3層構造で日本は構成されます。
改革という名のムチとロウソクとロープでさんざん痛めつけられて喜びの声を上げてください>真性マゾの日本国民のかたがた。