新小児科医のつぶやき

2008-04-21 6000円医療

後期高齢者医療制度の話は実は苦手です。重大な医療問題である事は百も承知ですし、解説を試みた事もありますが、どうにも実感として伝える事に成功していません。理由としては小児科医なので直接関係せず研究に力が入らなかったのは白状しておいても良いですし、サラッと解説しようとも複雑な制度のうえ、政府のプロパガンダ解説では難点を玉虫色にボカされて真相を読み解くのに非常な努力を要するからです。先日も後期高齢者医療制度を強行採決したのは安倍政権と書いたら、きっちり「小泉政権時代だ!」とお叱りの訂正コメントが舞い込む始末です。

後期高齢者医療制度が成立した頃の出来事を少しまとめてみたいと思います。

     
Date 事柄
2005.9.11 郵政選挙
2006.2.18 福島事件逮捕報道
2006.6.13 後期高齢者医療制度強行採決
2006.8.24 堀病院強制捜査報道
2006.9.26 安倍政権発足
2006.10.17 奈良事件報道

大した年表では無いのですが、福島事件は2006.2.23に初めて取り上げ、2006.2.28にもう1回取り上げています。とくに2回目のエントリーは個人的にこのブログの大きな変換点になったエントリーですが、それでも後期高齢者医療制度が成立した頃にはまだまだ雑食系ブログが色濃く残っており、現在のようにひたすら医療崩壊を追っかけるスタイルには程遠いものです。ちなみに劇的に転換したのは奈良事件以降です。つまり後期高齢者医療制度が強行採決された当時はまだまだ辺境ブログであったということです。

当時は「医師の偏在」や「医療費削減」の問題に手を出していた程度で、それもごく初歩的なレベルの話題に終始しています。後期高齢者医療制度なんて大きな話題に取り組むには程遠い状態であったと言えます。これは当ブログだけではなく、もっとも先鋭的とされる某巨大掲示板でもそうでしたし、m3あたりでも関心の中心は福島事件から堀病院事件、奈良事件に続く産科問題に向かっていたと記憶しています。関心を寄せていた医師もいたでしょうが、ネット医師世論でもまだまだマイナーな話題であったと思います。

小泉政権の後は安倍政権です。安倍政権が目指したのは「美しい国」。「美しい国」では漠然としていますが、安倍首相の政治信念は憲法改正であったのは常識でしょうし、憲法を改正する事により「美しい国」を作ろうとしたと単純に考えてもそんなに間違っていないと思います。一方で安倍政権発足時より最大の課題は参議院選挙をいかに乗り切るかであり、さらに参議院選挙の最大の争点だったのは年金問題です。当然のように後期高齢者医療制度は与野党とも誰も触れない話題であったと記憶しています。もちろん触れたかもしれませんが世論の関心を呼ぶようなレベルでは無かったと思います。

むしろ話題になったのは福田政権になり、どう考えても総選挙対策としか思えない保険料凍結政策が打ち出された後のように思います。もちろんその頃にはネット医師世論でも後期高齢者医療制度は高い関心を持たれるテーマになっており、様々な批判が辛辣に行なわれています。私もそういう批判を読みましたし、自らも制度の解説を試みたりもしましたが、正直なところ「よく分からない」状態であったことを白状します。何度か「取り上げろ」のコメントも入りましたが、書くにかけない状態だったので浅薄な理解の上で皮相的な批判を行なうに留まっています。

現在でも「よく理解した」には程遠いのですが、浅いなりに分かってきた気がするのでもう一回トライしてみようと思います。



まずこの制度が必要とされた根本ですが、記憶に頼って書きますが、定番の「医療費削減のため」であったのは間違いありません。当時の議論として団塊の世代が高齢者になり、その医療費増大が必至となり、高齢者にその負担を行なってもらい「世代間の負担の公平を図る」が大義名分でした。さかんに飛び交っていたフレーズに「豊かな高齢者にも負担を」でした。サラッと聞いていると当時の改革ブームにマッチしており、「悪くないんじゃないか」と思わせるものでしたが、一方で「豊かな高齢者」ってどれほどいるのかに疑問を感じずにいられないものでした。

後期高齢者医療制度はその他の世代の保険と切り離して成立するのですが、これも少し考えると「何故切り離す必要があるんだ」につながります。医療者としてはやや毛色が違いますが介護保険なるものが従来の保険と切り離して成立され、結局医療費削減のために制度が徹底利用されているのに通じるものがあるんじゃないかと連想させるものです。介護保険はそれでも本来医療じゃないところへのカバーの色合いがありますが、後期高齢者医療制度は医療としての本質は従来の医療保険と変わらないわけであり、「なんのために切り離すんだ」はやはり疑問です。

もともとのキャッチフレーズである「世代間の公平な負担」のためであるなら、従来より高い負担ができる「豊かな高齢者」の負担を増やせばよいだけで、切り離して新たな保険制度を作らなくても良いという理屈も成立します。財政には素人なので雑な解釈で申し訳ありませんが、保険制度基本を考えると、医療に費やされた総費用を全員で分割して負担するものと考えています。その負担ルートが保険料であったり、税金であったり、窓口負担であったりしますが、回りまわれば国民の懐から出て行くものに過ぎないとの考え方です。

それなのにわざわざ分割した理由は去年ぐらいからはっきりしてきます。分割する事により従来の医療保険と別の料金体系にするのが真の狙いであるという事です。後期高齢者医療制度は医療費削減の目的のために作られているのは最初から変わっていませんが、従来の医療制度から切り離す事により料金を大幅にディスカウントするのが真の目的であったわけです。従来の医療保険の延長上の制度変更では、この作業は非常に煩雑かつ、強い抵抗が発生するため、制度ごと別立てにして新たな格安料金制度を作って医療費を削減しようと言うわけです。

制度の詳細は一言では説明しきれない複雑さがありますが、ごく簡単にしてみます。外来医療が分かりやすいので単純化して例にしますが、後期高齢者医療制度では患者が月に6000円(1割負担で600円、3割負担でも1800円)払えば残りの医療はタダです。その後、月に何回受診しようが、何回検査しようがタダです。これは一見患者にとってメリットのありそうな料金体系ですが、冷静に考えれば、

    1ヶ月6000円分しか医療を受けられない

これに尽きます。政府はこの疑問に対し繰り返し「これまでの医療となんら変わらない」と反論を行なっていますが、実態は、

    後期高齢者は月に6000円分しか医療を行なわない制度

こういう制度を創設した事になります。うるさいぐらい宣伝された外来主治医制も、患者があちこちの医療機関を受診されたのでは6000円医療の管理が難しいので、一人の外来主治医に縛り付けて6000円医療を厳格に守ろうとの趣旨と考えれば理解しやすくなります。言い換えれば医療における患者治療の有効性、利便性をすべて犠牲にして6000円医療を厳守するためだけに外来主治医制を断行したと考えて良いと思います。

国側は医療者が必要とすれば後期高齢者医療制度であってもどんな治療、検査でも行えると主張していますが、医療はボランティアでも慈善事業でもありません。医師として医療を営利事業であると言うのには抵抗がありますが、収益が上らないと医療は継続できません。濡れ手に粟とは言いませんが、それなりに適正な利益が確保されないと開業医レベルではすぐに潰れます。いくら赤字が出ても親方○○が補填する公営事業とは異なるからです。

もちろんこういう考え方もあるとは思います。

    6000円診療は食べ放題の店と同じじゃないか

聞くところでは食べ放題の店の原価計算は非常にシビアだそうです。また少々の大食い自慢が食べようが赤字は出ないそうなんです。カラクリはいろいろあるようですが、食べ放題の店で赤字が出るほどの客とは、それこそギャル曽根だとか、ジャイアント白田、小林尊クラスが来襲したときぐらいと聞いています。そういう意味で赤字の出る客も存在しますが、殆んどの客は利益率の多少はあっても確実に利益は確保できます。だからあれだけ食べ放題の店が繁盛しているわけです。

医療ではそうはいきません。医療は公定料金が定められ、仕入原価の節減努力も多寡がしれています。病院クラスなら仕入原価の節減はまだ効果もあるでしょうが、診療所クラスでは本当に小さな部分しか占めません。検査も診療所なら外注検査ですが、この検査代も各社殆んど差がありません。薬品やその他の医療物品も同様です。これらの価格は公定料金が収入にはいる事を前提に設定されており、ある線以上の価格破壊は個人診療所レベルでは不可能です。つまり食べ放題の店が仕入れのマジックで99%の客に利益を確保できるのに対し、医療ではキッチリ6000円分の公定料金の枠内でしか収益が確保できない仕組みになっています。

これではまだ比喩が分かり難いと思いますので、もう少し言い換えてみます。相当昔で歳がばれるのですが、大昔に「がっちり買いましょう」という番組がありました。これはまずある金額が回答者に与えられ、スタジオ内に展示された値札の無い商品をその金額内で指定し、金額内のある一定の枠内であればすべてプレゼントするものです。当然欲張れば金額オーバーで商品はもらえません。

定額制医療とはこれに近いものと思います。「がっちり買いましょう」と違うのは、商品の値札が分かっている代わりに、買う必要のあるモノ(医療上必要な検査など)は6000円に関係なく存在してる事です。医師の医療上の判断でもそうですが、食べ放題の感覚の患者も確実に存在しますから、6000円の元を取る感覚で検査を要求するものも当然でてきます。6000円とはその程度で容易に足がでる金額です。つまり食べ放題の店を損させる客は例外的存在ですが、6000円医療で足が出る患者は高齢者では珍しくとも何ともないと言えば良いのでしょうか。

そういう状態での医療で何が起こるかは誰でも想像がつきます。医師は医療上の必要性も無視して6000円以内の医療に励まざるを得なくなります。もちろん医療上の必要性を重視して良心的に患者のためのみを考えて医療を行なう医師もいるでしょうが、そういう医師は経営上の問題で速やかに淘汰整理されるか、やむなく方針転換を行ないます。つまり医療の質を低下させて6000円で収益を確保できる医師のみが生き残る事になります。これは医師の良心とか、医師の倫理を越えたところで確実に強制されます。

ついでに言っておけば現在は6000円ですが、この額が当分上る可能性はありません。あがるどころか「高度の蓋然性」をもって2年毎に漸減されると予測しておきます。確実な予言として来年の夏ぐらいから後期高齢者医療制度の財源危機プロパンガンダが行われ、再来年春の診療報酬改定では財政改善のために診療報酬引き下げが断行されます。別に後期高齢者医療保険が破綻しなくとも、次回の診療報酬改訂でも機械的に医療費を2200億円削減していくのは、政府の決定された不動の方針ですから。

ssd666ssd666 2008/04/21 09:31 しかし、厚労省のレベルって落ちましたよね。
昔なら、まず、包括化は隠し球にしておいて、開業医=ゲートキーパーの制度を
確立して、外堀を埋めてから、こういう罠を発動させたものなのに、釣り針見え見えで
最初から全開だから、「ボイコット」とか起きちゃう。
まあ、それも日医が無能で、まともなカウンターパートとして機能しないから、
厚労省側も無芸になっていくわけで。

一般人一般人 2008/04/21 09:31 そもそも高齢者が増えて医療費がかさむ社会で、どうして医療費を削りたがるのかが分かりませんです。

BugsyBugsy 2008/04/21 09:53 >患者が月に6000円(1割負担で600円、3割負担でも1800円)払えば残りの医療はタダです。

とは繰り返し報道に見られるフレーズです。ものは言い様とは云ったもので、残りの医療費を政府がカバーするわけでもなく、医療を愚弄する報道です。そしていかにも後期高齢者が得をするのだからと言わんばかりです。「払えば残りの医療はタダ」と言い出す患者は少なからず出現するでしょう。

私の勘違いでしょうか?
仮に6000円の食べ放題のレストランならば コーヒー一杯でも腹一杯食べても客は当然6000円支払います。店側も要求します。料理の調味を変えて客がたくさん食べないようにする方法もあるわけです。
ところが今回の外来診療費ならば お話だけだと6000円取れないでしょう。問診のみに応じた診療報酬は6000円より遥かに安価になるのではないでしょうか?全員に一律6000円は科せられません。それでは外来診療の患者数を増やせばよいのでしょうか?例の5分ルールはどうなったんでしょう?

NomNom 2008/04/21 10:25 先日おもいっきりテレビで、ある保険制度専門の教授?だったかの解説者が
「この後期高齢者医療制度に医師会が反対している理由はただ、自分の懐に入る診療報酬が少ないと思っているからだ。」
「この医療制度には医師会の意見が沢山入っている。」
とあたかも医師が悪人で金の亡者のように力説していました。
あれを観た何百万の視聴者はどう認識した事でしょうか。

一産科医一産科医 2008/04/21 11:39 >どうして医療費を削りたがるのか
医療費の総額を削りたいわけではありません。
Yosyan先生が書かれた通り
>>保険制度基本を考えると、医療に費やされた総費用を全員で分割して負担するもの
というのが保険制度の基本です。
「医療に費やされた総費用」=医療費の総額 です。その総額を減らすことは、高齢化の進行と医療の高度化により不可能です。

問題は、これをどのように「分割」するかということです。
削りたいのは、国民保険・社会保険が担っている部分です。
財界がなぜ医療費削減に熱心かというと、社会保険が担っている部分を減らしたいからです(社会保険料は一部を企業が負担しています。社会保険料が減れば、企業が負担する金額も減り、コスト削減ができます)。

では、医療費総額が増大するのにも関わらず国民保険・社会保険が負担する部分を減額したら、残りはどのように負担するのでしょうか?
後期高齢者医療制度では、年金から強制的に天引きして、高齢者に負担してもらうということになっています。(年金収入などなくても生活できる所得がある「豊かな」高齢者は、所得から支払います。)

患者自己負担を増やすのも一つの方法です。ただ、窓口での自己負担率をこれ以上上げるのは難しいでしょう(それでも高齢者の一割負担を引き上げていますが)。そこで考えられているのは
1)軽費医療の免責→自己負担
2)民間医療保険の大幅な導入←そのために混合診療が必要;保険業界にはビジネスチャンス
の2つの策です。
どちらにしても、「かかった医療費は、公的保険を使わずに国民が自分自身で払って下さい」ということです。そうなると、国民皆保険制度の「相互扶助」という精神は形骸化し、崩壊するでしょう。

ことの本質は
・医療費総額は高齢化と医療の高度化により、今後も増大する
・税収、公的保険の保険料収入は今後労働人口の絶対的/相対的な低下により減少する
・企業はこれ以上の保険料負担はできるだけ避けたい(営利事業ですから当然です)
という状況で、どのように国民が医療費を負担していったらよいのか、ということです。
税や公的保険をこれ以上拡大できなければ、どのような形であれ国民が自身で負担するしかありません。
そういう本質を国民に訴えずに
>>>期高齢者医療制度に医師会が反対している理由はただ、自分の懐に入る診療報酬が少ないと思っているから
などという表層的なことを取り上げて、議論をごまかそうとするのは、学問を探究するものとして極めて不誠実な態度でしょう(政治屋(政治家ではない)ならアリかもしれませんが)。

TOMTOM 2008/04/21 12:04 「思いっきりテレビ」...
 あの番組には大変迷惑してます。「××が○○にイイ!」とか、素直(笑)な視聴者が本気にして、変なもの食って有害事象出したり、薬のまなくなったり、治療の妨げにしかならない。更には、毎回毎回いろんなものを「みのもんたがこれイイって言ってたんだけど、どうなのかしら?」とか訊いてきて、外来を5分どころではなく止め、散々時間を消耗して、実診療は「じゃいつもの薬お願い!」で碌に診察もさせずに帰っちゃう患者の多いこと。
 以前は結構熱心に、いちいち間違いを指摘とかしてたんですが、最近は時間もないし、第一疲れたので、あの番組を本気にする人達は相手にしなくなりました。同様に今回の保険改訂についても、自分の思うところを院内にポスターとして張り出し、出鱈目報道の言うことを真に受けてる人の相手はしていません。医者の使えるリソースには、気力・体力にも時間にも限りがあります。正直、マス○ミの言うことを信じちゃう人の相手で消耗する(しかも、どうせ無駄と解っている)より、そうでない人の診療にそれを割きたいと思うんですよ。

 それにしても、先日のエントリにもあったように、職種によっては「ちょっとした言い間違い」でも刑事犯になるのに、マス○ミ人はあれだけ平気で嘘インチキを垂れ流して何も問われないというのは本当に不思議な社会です。

BugsyBugsy 2008/04/21 12:06 一産科医様

私もおっしゃる事に賛成です。米国からの年次要望書にも社会保険の負担が米国の製造業の競争力を著しく損なうので不公平だとする内容が、何度となく綴られていますからね。
日本のいわゆる臨時雇用の社員も3分の1を超えたようです。日本の企業も複利厚生や社会保険の負担を投げ出し、人件費に関連するコスト削減としたいところでしょう。昨今では退職金の積立金も会計に明記せねばなくなりました。これも従来なかった正規職員を雇用するには馬鹿にならないコストです。そろそろ能力給なるものも 頭打ちです。職員の士気を挫く事が知れ渡りました。

ならば政府も公的保険での支払いの上限を決めて カバー出来ない医療費は個人負担にすればよいのにそれは躊躇しています。いっそのこと全面的に自由診療を解禁すれば 少なくとも政府の財政負担はとっとと解消します。
確かに医療費削減とは政府の財政負担や企業のコスト削減を目的にはしているはずが どうしてさっさと混合診療や自由診療(民間保険会社との契約による)に踏み切らないんでしょうか?

こういった自由診療などの制度には色々問題はありますが、事実上 長寿抑制医療制度に成り果てているのに、政府は平気で後期高齢者を切り捨てています。自由診療に踏み切って国民から怨嗟の声が澎湃と上がろうとヘッチャラのはずなんですがね。

ただ選挙ありきなんでしょうか。

一般人一般人 2008/04/21 12:37 一産科医様、Bugsy様
ありがとうございます。
なるほどこの問題には、ワーキングプアと同じような根っこがあるんですね。
余談ですが労働者を安月給で散々こき使っておいて新車が売れないと嘆くトヨ○タ自動車は真性バカかと。
内橋克人さんの言う「どん底へ向けての競争」がいよいよ現実味を帯びて参りました。

暇人28号暇人28号 2008/04/21 13:11 今後取りうる医療システムは唯一つ。混合診療だけです。

「あなたは年間○回まで外来受診出来ます。医療費の上限は年間これだけです。これ以上に関しては自費で支払ってください。」

寝たきり・中心静脈栄養のお年寄り患者さんでも、「おじいちゃんに使えるお金はこれだけです。検査は年間いくらまで、点滴代は上限これだけです。それ以上の治療を希望するのなら自費診療でお願いします。」

確かに、療養病床に入院すると、一人一日22000円、月額60万円、年間720万円。これを現在35万床ですか...しかも、今後入院が必要な患者さんが増える可能性大。

元外科医元外科医 2008/04/21 13:18  後期高齢者医療は目的が医療費の国庫負担を減らすことです。言い換えれば老人の自己負担、保険料を増やす方向に。医療機関への医療費の支払いは減らす方向に。これらをわかりにくい言葉で玉虫色に染め上げた本質は姥捨医療制度と言ってよい代物です。75才以降は給付削減つまり病気治療はするなということです。
 国の財政を圧迫しているのは医療費でなく公共事業ですから(笑)。
混合診療やアメリカ至上主義の自由診療を言う前に道路予算の10%でもいいから削って医療費に回していただきたいものです。

元ライダー元ライダー 2008/04/21 13:34 ・6000円に含まれるもの
各種医学管理料、検査料、画像診断料(薬剤、材料除く)、処置料(薬剤、材料除く)
・6000円に含まれないもの
再診料(初診時は6000円算定できない)、外来管理加算、処方箋料、注射料、情報提供料(連携好きですから)

対策
小児科マルメ同様、検査が必要なら大病院へスルーパス。

簡単な診察+処方、月1回受診だけなら6000円-2250円(特定疾患指導管理料)=3750円プラス。
月2回受診ならら6000円-2250円(特定疾患指導管理料)x2=1500円ですが、仕事が増える。
患者さんの個人差にもよりますが、小児科で言うなら、小学校低学年児童に毎回「薬はきちんと飲んだの?他の病院からどんな薬をもらっているの?塾(介護サービス)では何をやってるの?etc・・・」を聞いて(本人にですよ)カルテに書くようなもんですね。子供なら「わかんない」だらけの返答で困るでしょうが、長寿の皆さんだと、矛盾を指摘しても「間違いない!」の一点張りで、これはこれで難儀です。そうそう、月に一度「おたより」も渡さなければなりません。精神的負荷増大なのでやる気になりませんな。
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いろんな混合診療の話が出てきてますね

診療行為ごとに保険の適否を決め混合するのが従来の混合診療。「おじいちゃんに使えるお金はこれだけです。検査は年間いくらまで・・・」これなんかは価格を基にした混合診療(単価を誰が決めるのかでも更に場合分けできる)。
私だったらインフォームドコンセントとか懇切丁寧な説明とかを保険外にして欲しいなあ。
「懇切丁寧な説明は当たり前のことだ!今までしていなかった医者が悪い。当たり前のことに報酬出せるか!」とか言われてズルズル来てるけど、そもそも初再診料を作った昔には「懇切丁寧な説明」なんて想定外でしょう。だから初診料・再診料(外来管理加算も含む)は「懇切丁寧な説明」を想定した料金になっていないしね。
「グダグダ説明はいらん。結果が悪くても文句は言わん。安いに越したことは無い。」こういう患者さんが増えれば医師のモチベーションも上がって医師不足も解消???

10年ドロッポ10年ドロッポ 2008/04/21 14:37 >トヨ○タ自動車
伏字になってないっすw。
それにしても新車を見かけなくなった、つーか旧車がいつまでも走ってますねぇ。かくいう私も18年落ちの国産4駆に乗ってますが。
国循が堕ちた時に某K重工勤務の友人から来たメールを貼っておきます。

話を戻すとどこも固定費削減で人間が減っても仕事は減らんから、居る人間だけで残業でこなすことになる。
今の好景気なんか幻みたいなもんで何時こけるか判らんから人間(正社員)を増やすという選択肢はない。
奴隷労働の派遣社員が増えても当面は仕事の能率が逆に下がるし、『一杯一杯だから人を増やした』でも、同じく一杯な他部門からは『人が増えて余裕ができた』とみなされて仕事を回されるので解決にならん。
うちの会社が腐ってるというだけではなくてどこも事情は同じらしい。

この前とうとう一人派遣を増やしたが、ほぼ入れ替わりに10年以上やってた奴が鬱病のまんま辞めた。
こっちは無断欠勤にも目をつぶって回復を待ったが、出荷の仕事はやってもやっても終わらんから気が滅入ってくるのも仕方ない。自分からもうやめますと言われては限界だ。

んで人数は増員前に戻って経験値は下がってるのだった。よって期限までに終わらない仕事は俺がやる。
毎日10時はそのせいもある。残業の半分はサービス=タダ働き=奴隷。


しかしトヨタ様が史上空前の利益をコンスタントにあげていらっしゃる以上、

『日本経済は/製造業はこの状態が正解だと経団連が認定済』

ということらしい。
もうじき団塊世代の大量退職で身動き取れなくなるのはいまから目に見えてるのに、実効ありそうな対策は何もナシ。

つまりそちらが悲憤慷慨してるような状況は製造業のほうにはとっくに日常化してて、しかも社会的には形式上の尊敬も得られない上に給料は安くて、更にこれから社会全体を巻き込んでどんどん悪化すると確定しているのだ。
#うちが見る限り当のトヨタの仕事ぶりがここ最近劣化の一途をたどっていて内部崩壊の兆しありなんだが。

uchitamauchitama 2008/04/21 15:16 小生が思うには、混合診療の解禁と医療崩壊はほぼ同時に起こり、その後にはアメリカ型医療に転換するのではないかと。保険診療が異常なまでに安価に抑え込まれているため崩壊はあっという間ではないかと思います。それで得をするのは(外資系)民間保険会社や製薬会社で、実際に混合診療が解禁されれば、AIDSの特効薬やタミフルのような特殊な薬は民間医療保険に入っていなければ使えないという時代が来るのではないかと思うのです。現在の薬価でタミフル5日間で3600円(窓口1100円)程度のものが、保険外で1-2万円という価格が付けられる。それを望むものがいるということです。
最近の医療報道や医療政策を聞いていて、その根底にはむしろ医療崩壊を望む人たち(財界や経済諮問会議、それを後押しする政治家や財務省)がいるわけで、それを隠すような遠まわしな報道や議論がなされているような気がするのですが、ちょっと穿った見方でしょうか?その根底の部分をしっかり議論しないために煙に巻くような分かりづらいものとなっているのです。厚生省やマスコミは(医療崩壊と言う)病気の症状のひとつではあっても原因ではないと思うようになってきました。。。。

moto-tclinicmoto-tclinic 2008/04/21 16:20 自由診療・混合診療が順調に離陸するためには、保険診療が焦土と化していたほうがいいでしょうからね。
インフルエンザの予防接種がいい例ですが、任意の自由診療となってからのほうが、社会的にもおさまりがいい。
そろそろ都会だと、先行投資的に、完全自由診療クリニック出てきてよさそうだけどな。

ssd666ssd666 2008/04/21 17:16 >>moto-clinicさま
http://ssd.dyndns.info/Diary/2008/04/ministry_risk.html

そんなようなことを書いておきました。

あおむしあおむし 2008/04/21 17:18 曲がりなりにも一応は民主国家ですから、言うまでもなく、社会制度をどうするかは多数派の国民が決めることです。多数派の国民は医療制度のことなどまだ判ってない訳だし、こっぴどく学習しないと賢くなるはずもない。何度も酷い目にあわないと学習など不可能でしょう。

少数派でしかない医師はその結果に責任を負う必要などない。医師側は差し当たり自分たち自身の利益を優先させておけば良いと思うんですがね。

ここは一発、日本の伝統芸、赤ひげ。

保険診療を実施する相手をこっちで恣意的に選ぶことは出来ないもんでしょうかねえ。払える人には自費でお願いして何とか生き延び、保険診療も延命させるって戦術。

moto-tclinicmoto-tclinic 2008/04/21 17:22 空想の話ですが、抗老化ワクチンというのが出来て、これを月に一回打っていけば、確実に寿命が10%延びる、というのがあったとして、これは健康保険でまかなうべきか?
なんで、長寿医療が75才で区切られるのかというと、日本人の平均寿命がそのくらいだからなんですよ、きっと。
だから、健康保険っていうのは、平均寿命まで生き延びるための保険、と、改めて定義しなおされた、ってことですね、今回。
75才になったら、めでたしめでたしで、健康保険からは卒業。
「健康」って語の定義も直されるべきだな。健康とは、75才未満のひとが、病気やけがにかかっていない状態を言う。75才以上は「長寿」。

moto-tclinicmoto-tclinic 2008/04/21 17:37 ssd様のところ読んできました。
アメとムチ、というか、制度が変われば、どっかに美味しいところは出てくるでしょうからねー。財界や投資家は、そこを狙って、果実を得て、状況がかわれば撤退すれば済む話ですが、医者は、現場と接してる以上、人情もあるし、急には行動変えられないですからねー。
そこをつけ込まれて、今後も、いいように翻弄されるんだろうな・・

やっぱり医者って、医療行為自体が本当に好きな人以外は、ならないほうがいいと思います。ビジネスしたい、ってひとは、いったん医者辞めて、投資家として動いたほうが小回りがきく。

moto-tclinicmoto-tclinic 2008/04/21 18:03 >あおむし様
完全自由診療でお金儲けて、ほんとうに払えないひとで医療が必要なひとには、無料、ってのが、いいんじゃないでしょうか?保険診療なんてケチなこと言わずに。
わたし、ひそかに(って、ここに書いた時点でひそかにじゃなくなりますが(^^;)それ目指してるんですが・・なかなか、踏み切れません。よほど、収入が多くなるか、宗教にでも帰依したひとでないと難しそう。
せいぜい正直に税金納めるくらいが今のところ自分にできる範囲ですが、それすら、苦痛感じるもんなあ。

SeisanSeisan 2008/04/21 18:15 え?私もとっくに医業収入より医業外収入の方が多いんですが(爆)。
診療所だけなら間違いなくワーキングプアだし。
今度の改訂でさらに減収間違いなしだもんね。

でも、日本のようなムラ社会で、アメリカ型の自由診療・民間保険システムはやはりそぐわないかな。民間保険の査定をする医者が、そこまで冷酷になれるかどうか。
そういう意味では、外資系の保険会社とて、どこまで採算がとれるか、民間保険がどこまでフォローできるか若干疑問ですね。

結局「かねのないやつぁ、さっさといんでください」ということには変わりないんですが。
しかし、不思議ですよね。経営者に多額のインセンティブがあるアメリカや、日本でも、オーナー企業の経営者なら、社会保険負担を嫌がるのも当たり前なんですが、サラリーマン社長がメインの日本企業が、ここまで社会保険負担を嫌がるって、自分たちもリタイヤしたら同じ制度に組み込まれる(そりゃ、金持ってるから、多少はましとはいえ)のが分かってるくせに。
だから、オリックス○内ならわかるんだけど、キャノン御○洗が混合診療に夢中になる理由がよくわかんないよね。

でも、政治家にしてみりゃ、医療に金をつぎ込んでも「当たり前」でしかなく、リベートもなければ献金もない(医師会は多少してるようですが)。土建屋に金をつぎ込めば、何段階にも中間搾取があって、それぞれから上納金が集まる。そりゃ、道路作る方が、医療充実よりも「おいしい」ですからね。
世界一圧倒的な金額を誇る公共事業を先進国最低の医療費に付け替えたところで、支持者は増えませんし、増やすための資金にもならん。逆に医療費を削って道路をようさん作ったら目先の選挙は生き残れますわな。
今日の朝のワイドショーだったか、「山口県の公共事業関連の土建屋を経営している、要介護の老人を抱えた社長」がインタビューされてたよね。
苦しいんだろうな。しかし、よくこんな人見つけてきたよな。

ssd666ssd666 2008/04/21 18:32 >キャノン御○洗が混合診療に夢中になる理由

とにかく企業が払う保険給付分が減れば全体でいくら高くなろうが知ったこっちゃない程度でしょう。

元外科医元外科医 2008/04/21 18:58 >とにかく企業が払う保険給付分が減れば全体でいくら高くなろうが知ったこっちゃない
>程度でしょう。
アメリカの自動車会社の従業員分の医療費負担は日本の自動車会社に比べて一台あたり七倍とか聞きましたが(笑) だからアメリカの財界は日本の低額医療費の制度を破壊しようとする。
国民医療費がアメリカ並みになれば困るのは企業ではないですか。

uchitamauchitama 2008/04/21 18:59 ちなみに官から民への名の下に、療養病床が削減され、さらに介護保険法まで改正し、お金のある高齢者はオリック○などが新たに経営する超高級老人ホーム(オリック○リビング)に流れ込むという仕組みを作り出したのです。その結果、行き場のない高齢者が自宅で介護され、病気が増悪するたびに再入院のため、救急外来をたらいまわしになる。政治家と官僚、財界が癒着した形を変えた利権誘導だと思えます。
http://amesei.exblog.jp/564769/
http://daishi.at.webry.info/200705/article_1.html
http://d.hatena.ne.jp/ko_chan/20080206/1202288750
医療費を削減することそのものが目的ではなく、むしろ儲けるためにはどんなことでもする。政策やマスコミくらい何とでも動かせるいや凄まじいと思います。
最近、昼頃のテレビのコマーシャルが外資系保険会社(オリック○、アフラッ○、アリ○、アメリカンホームダイレク○・・・・など)ばかりでうんざりしますね。

uchitamauchitama 2008/04/21 19:13 >世界一圧倒的な金額を誇る公共事業を先進国最低の医療費に付け替えたところで、支持者は増えませんし、増やすための資金にもならん。逆に医療費を削って道路をようさん作ったら目先の選挙は生き残れますわな。

現日医会長が自民党よりなのは有名ですが、医師会が弱いのがそれに対抗するような民主党よりの勢力が無いことだと思うのです。

>昔、硫黄島の栗林中将は「1人10殺」と言ったそうです。 医師も1人づつ最低10人には、現在の医療事情を訴え、 理解を広げていく努力が必要だと思います。

某、m3かどこかのコメントだったと思います。この後期高齢者制度もつくづく評判が悪いです。医師会の発言は弱くとも、一人の医師の抱えている患者数は数百人です。むしろ今は医師患者が一丸となるべきでしょう。次の衆院選くらいまでに、自民党、小泉竹中路線の骨太の方針(医療費2200億円削減)を崩そうというムーブメントが起こるべきなのです。

SeisanSeisan 2008/04/21 19:28 外資系保険会社の高齢者向け入院保険なんて、「少しで安心」とか「入院しても安心」とかいいながら、現実にはなかなか入院なんてできず、しかもできたとしてもあっという間に放り出される。給付なんてわずかで済むH20診療報酬改定が確定してから大宣伝中。
むしろ「入院できたら安心の補償あり」くらい言わなきゃ嘘ですよ。
どうせ定款を詳しく読んだら「療養型入院は適用外」とか書いてあったりしそう。だれか確認した人いますか?

あおむしあおむし 2008/04/21 21:52 早くもこんな事件が起きてます。自殺率も増えていくんでしょうね。

http://www.asahi.com/health/news/TKY200804210284.html

 山形市岩波で20日午後2時40分ごろ、無職長橋安男さん(58)宅で、安男さんと母親のキミ子さん(87)が死亡しているのを訪ねてきた安男さんの弟が見つけた。山形県警山形署は遺書があったことなどから、安男さんがキミ子さんを殺し、自殺した無理心中とみて、調べている。安男さんは近所の人に「後期高齢者医療制度で保険料が年金から天引きされ、生活が大変だ」と相談していたという。

 同署によると、弟が自宅敷地内の物置小屋で安男さんが首をつって死亡しているのを発見した。キミ子さんは自宅寝室で死亡しており、首を絞めた跡が残っていた。キミ子さんは認知症の症状やぜんそくの病歴があった。茶の間のこたつの上に安男さんが書いたとみられる遺書があり、キミ子さんの入院についての悩みのほかに「生きていくのに疲れた」とあったという。

 安男さんは20日午前6時ごろ、地区の民生委員(68)に、腰を痛めて入院していたキミ子さんが5日ほど前に退院したが、認知症の症状が現れ始めたことを相談。「(新制度で)保険料が上がったし、再入院するには、医療費も上がり、大変だ」と話したという。近所の人にも、介護のために仕事を辞め、キミ子さんの年金を生活費に充てていたとし、保険料が天引きされ、生活が苦しいと漏らしていた。
(以下略)

ふ〜〜んふ〜〜ん 2008/04/21 22:36 結局
医師会が悪いそうです。
【官房長官会見(2)】後期高齢者医療制度「見直し検討しない」(21日午後)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080421-00000954-san-pol
これはそもそもですね、日本医師会さんからも大変強い要望があって、この制度がまずできたんだというスタートのポイントをぜひ、ご認識をいただきたい.
これ、本当に医師会のみなさんのご要望があってできあがった制度なんです。そういう意味で、今までよりはより高齢者に優しい制度を作ったんだというあたりを、医師会のみなさん方にもご理解をしていただければと思います

moto-tclinicmoto-tclinic 2008/04/21 22:36 医療というより福祉の問題のような気もしますけどね・・
まあ、似たようなものというか、介護とか境界はっきりしないんでしょうが。

moto-tclinicmoto-tclinic 2008/04/21 22:44 ↑は、あおむし様ご紹介の記事への感想でした。

ssd666ssd666 2008/04/22 00:45 事故調導入後に一向に逃散が止まらなくても
>これはそもそもですね、日本医師会さんからも大変強い要望があって、この制度がまずできたんだというスタートのポイントをぜひ、ご認識をいただきたい.

間違いない。

TOMTOM 2008/04/22 01:27 >ふ〜〜ん様ご紹介の【官房長官会見(2)】
なるほど、要するに内閣も今まで姥捨て制度のことよくわかってなくて、フタ開けてみたら「何だよこの制度、これじゃ選挙負けちまうじゃないか」とびっくりし出した、という事ですね。まず医師会のせいにしてみたけど、この後は自民党内でも舛添さんに詰め腹切らせて、他の閣僚は一斉に手のひら帰して、もしかしたら首相の統率力がないとか言い出して...とかいうお定まりのコースが見られるのかな。

romoromromorom 2008/04/22 01:41 朝日ニュースによると「75歳以上が加入する独立した医療制度。経済財政諮問会議の民間議員の医療への公的給付抑制を求める声を背景に、05年12月に政府・与党がまとめた医療制度改革案に盛り込まれた。」だそうですが、民間議員ってだれのことでしょう?選んだ覚えはないんですが? 竹○、八○、宮○さんたちでしょうかね。市場原理主義ってやつ!
私は非医療者です。自由診療、混合診療は勘弁してください。医療費足りなければ消費税でも法人税でも上げますから、医療だけは公平に受けさせてください。国民皆保険がなくなると、困るのはお医者さんではなく私たち非医療者なのですが・・・・。マスコミの皆さんはやくそれに気がついてきちんと報道してください。手遅れになります!!

お弟子お弟子 2008/04/22 02:48 あれ?誰も触れてないな。当たり前すぎるからか。この制度のキモは、再診料(710円でしたっけ?)はもはや低価格だから下げる余地が少ないが、6000円は今後下げても当事者以外には目立たないから価格設定を下げやすい、ってことじゃないんでしょうか。
 ま、私の立場は、技術の伝承を守るためには伝承者を守る必要がある→そのためには結果として現状の健康保険制度は無用の長物どころか障害になっている→アクセス減らすためにも高齢者の自己負担率をあげる(世代間格差の原因にもなっているし)、とか混合診療や自由診療の世界に突入するにはたぶんそういう覚悟を持った経営者がチョコチョコ出てこないと突入できない(雇われ勤務医には多少なりともその覚悟の芽は出てきた)が、まちょっと痛めつけられないとそういった経営者はまだ十分には出てきそうにない、って感じかなぁ。マスコミ的にはバッシングしやすい意見の持ち主ですな。うちのプロバイダがしばらく大規模に2ch書き込み規制中だから、こんなところで名有り書き込みしてしまいますたよ。
 日本はアメリカ型崩壊もイギリス型崩壊もしませんよ、きっと。金とコネがないと、もしくは医療者が必要と認めないと受診できない日本型崩壊でしょ(中国型崩壊に近い? かの国では崩壊という認識じゃないみたいなので、やっぱり日本型というべきか)

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