新小児科医のつぶやき

2008-08-13 毎日変態記事問題の新たな火種

毎日デイリーニューズ「WaiWai」問題 おわびと調査結果英文サイト問題の経緯に「WaiWai問題の経緯」としてまとめられた経過表があります。


日付 事柄
89年 10月 毎日デイリーニューズ(MDN)で、「WaiWai」の連載開始
96年 10月 担当記者の試用期間開始(97年10月から特別嘱託記者)
01年 3月 MDNが休刊
4月 MDNがウェブサイト上で再スタート、WaiWaiも再開
05年 4月 担当記者がMDN編集長に
07年 10月 米国在住の読者からWaiWaiを批判するメール(英語)
08年 3月 国内の読者からWaiWaiを批判するメール(日本語)
5月 30日 月刊誌から記事の使用について抗議
31日 WaiWaiの一部記事を削除
6月 20日 ニュースサイトがWaiWaiの問題を取り上げる
21日 WaiWaiを閉鎖
23日 サイト上に経過説明とおわびを掲載
25日 本紙に経過説明とおわびを掲載
27日 担当記者を休職3カ月の懲戒処分。上司ら関係者も処分
28日 本紙に問題の経緯を掲載

経過表を見ればお分かりのようにWaiWaiは1989年の紙媒体時代から始まっています。2001年に紙媒体は休刊しWeb移行していますから、紙媒体時代が12年、Web時代が7年の計19年間続いていた事になります。

紙媒体時代にWaiWaiが始まった時の編集方針は英文サイト問題検証(1) チェックなく素通り 外国人記者任せにありますが、

硬いニュースだけでなく、「軟らかい読み物」も扱おうと、国内の週刊誌や月刊誌の記事を引用しながら、日本の社会や風俗の一端を面白く紹介する狙いだった。

この紙媒体時代のスタッフは、

英字紙時代の最後は外国人15人、日本人3人の計18人のスタッフ

休刊になったぐらいですから、18981989年のWaiWaiスタート時には同等のスタッフもしくはもっと多いスタッフがいても不思議ないかと考えます。紙媒体時代の執筆の様子は、

英文毎日編集部の外国人記者や社外の外国人ライター3〜5人が執筆。

さらに

今回、懲戒休職3カ月の処分を受けた担当の外国人記者は、96年10月から同編集部で働くようになり、「WaiWai」の執筆に加わるようになった。

この記者がライアン・コネル氏である事は明らかです。ただし紙媒体時代はWaiWaiは英文サイト問題検証(2) 読者受けを意識 過激によると、

MDNが紙だった時代の「WaiWai」にも性に関する話題は掲載され、担当する外国人編集者が表現を和らげるよう指摘することもあった。担当記者も「編集者はバランスが取れている人で、あまりバカなことは書けなかった。ボツになった原稿もたくさんある」と話す。

紙媒体時代はしっかり管理されていたとしています。これが問題化したのは、

「WaiWai」ではこうした綿密なチェックは行われていなかった。原典の雑誌記事との照合も行われず、ほとんどが外国人スタッフの間で完結していた。

 ウェブへの移行後、事情はさらに変化する。「WaiWaiは人気コンテンツだし、週6本から8本にして毎日掲載しようという話になった」(担当記者)が、体制が追いつかず、チェック役を務めていた編集者も一般ニュースに集中せざるを得なくなった。

紙媒体時代も編集者を始めすべて外国人で管理されており、Web時代に移行してからは外国人編集者のチェックさえなくなったとしています。再び英文サイト問題検証(1) チェックなく素通り 外国人記者任せによると、

ウェブになってからは外国人5人、日本人3人の体制に縮小、のちに日本人は2人になった。「WaiWai」の執筆は、実質的に担当記者1人になった。

Web時代になってから担当者がライアン・コネル氏だけに実質なった事が記されています。ここで紙媒体時代についての他の記述として、英文サイト問題検証(1) チェックなく素通り 外国人記者任せには、

MDNが紙だった時代の「WaiWai」にも性に関する話題は掲載され、担当する外国人編集者が表現を和らげるよう指摘することもあった。

こう記述する一方で

執筆した外国人ライターの一人は「現在の日本はこうなっている、ということを描いていて、外国人記者の間で話題になっていた」と振り返る。

こういうフォローが入り、英文サイト出直します 経緯を報告しおわびしますには、

毎日新聞社は英文サイト「毎日デイリーニューズ」上のコラム「WaiWai」に、極めて不適切な記事を掲載し続けていました。内部調査の結果を22、23面で報告します。日本についての誤った情報、品性を欠く性的な話題など国内外に発信すべきではない記事が長期にわたり、ほとんどチェックなしで掲載されていました。多くの方々にご迷惑をおかけしたこと、毎日新聞への信頼を裏切ったことを深くおわびいたします。

読めば分かるように

    毎日新聞社は英文サイト「毎日デイリーニューズ」上のコラム「WaiWai」

Web版の不祥事についての「おわび」はしていますが、紙媒体記事についてはなんのコメントも触れていません。さらに再発防止へ体制強化 深刻な失態 教訓にしますにも、

毎日新聞社が英文サイト「毎日デイリーニューズ」(MDN)上のコラム「WaiWai」に不適切な記事を掲載し続けたことは報道機関として許されないことでした。

ここにも問題があったのは英文「サイト」のみとしています。検証チームの分析――要因 複合的ににも、

■英文サイトへの認識不足

 ウェブに移行した時、海外も含めた社外に英文で情報を発信することの重要さについての認識が社全体に足りなかったことも指摘せざるを得ない。英文毎日編集部における「WaiWai」の編集方針の議論が決定的に欠ける中、歴代の上司は、自らの媒体の内容を把握するという基本を怠った。

ここでも問題を英文「サイト」にのみに限定しています。執拗ですが英文サイト問題の経緯は題名からして「サイト」に問題を限定する意図を明確にしており、さらに

「WaiWai」コラム記事は、MDNサイト上では01年4月から08年6月まで、原則として毎日、計2561本掲載された。

毎週金曜日に掲載された関連コラム「The Face」346本と合わせると、計2907本になる。

調査を「サイト」のみに限定した事が明らかに分かります。

結局のところ毎日新聞公式謝罪記事の見解は紙媒体時代に問題があったという記述はありませんし、紙媒体時代の事について「おわび」ないし「謝罪する」言葉は見つかりません。問題はすべてWebに移行してから発生し、その事についての謝罪である事が分かります。

ここまでの毎日新聞の主張をまとめると、

  1. 紙媒体時代も含めてWaiWaiの管理はすべて外国人で日本人はノータッチであった
  2. 紙媒体時代は、性風俗も掲載したが、外国人編集者が良識的に管理していた
  3. Web時代となり担当がライアン・コネル氏のみになり、ライアン・コネル氏が暴走したが、その時にはこれをチェックする人間さえ存在していなかった
  4. Web時代に発生した「管理不十分」の不祥事についてのみ謝罪する

つまり紙媒体時代は問題はなく、Web時代になってライアン・コネル氏が暴走したのがWaiWai問題の全てであるとの見解です。これは通常の国語力であればそう読み取れます。あくまでも主犯はライアン・コネル氏であり、毎日新聞としては管理体制にのみ「やや問題があった」とのストーリーが作られています。おそらく処分もこのストーリーに副って為されたと考えます。「やや問題があった」程度ですから懲罰的昇進で必要にして十分な「内規による」処分であるとも受け取れます。


ここまでが毎日新聞の公式見解ですが、ネットを舐めてはいけません。図書館に通い詰めて、毎日新聞が「問題がない」とした紙媒体時代のWaiWai記事を発掘してきた者がいます。1997年10月5日付のWaiWai記事です。


WaiWai記事である証拠 問題の記事のタイトル部分

ちょっと縮小していますが、もう少しの拡大版を見たい方は8/12付の天漢日乗様をご覧下さい。

この記事の写真から分かることは紙媒体のMDNにも日本語のタイトルが付けられていた事です。読めばそのままなんですが、

    「受験生」バカ母SEX献身の実例

ここに書くだけでも恥しいタイトルですが、これを日本語でデカデカと書いて記事にしていた事がわかります。それとこの記事は毎日変態記事ウォッチャーには有名な記事で、毎日新聞問題の情報集積wikiによると、

    1997年10月5日のMainichi Daily News(紙媒体の英字新聞)紙面で
    「More moms going down to ensure grades go up!」という表題の記事が紙面で出ています。
    文章自体は同じではありませんが、
    登場人物の名前などが重複しており、出典も同じく「アサヒ芸能」です。(1997年10月9日号)

おそらくですがWeb版再掲載時にはライアン・コネル氏が再翻訳したと考えられ、紙媒体時代の翻訳は記事文末に

    (TI)

こういう署名が入っており現段階の調査では「Takeshi Ito」なる人物であると確認されています。これが毎日変態記事報道の初期に話題にでた「カミヤマ・マスオ」と同様に外国人のペンネームであるのか、日本人であるかの存在確認はまだのようです。ただ紙媒体時代はWeb時代と異なり、本当に複数のライターで書かれており、「Takeshi Ito」なる日本人が書いた可能性はある程度以上はあると考えられます。

さらに紙媒体時代の他のWaiWai記事の発掘証拠がでてきています。



見出しの日本語タイトルを拾っておくと

  1. 最新AVギャルベスト50完璧データファイル
  2. ボクたちのセックス・シンボルグラフィティ
  3. 大好評の”完全数値化テスト”「あなたの隣のOL採点シート」不倫&SEX編
  4. さあ、不倫&SEX編だぁ
  5. ブーム極まれり「オッパイ占い」大人気

まだまだ発掘作業は続いていますが、現在見つかっただけでこれだけです。これらは決して三流ゴシップ誌やスタンド売りのスポーツ紙の類のものではなく、紛れも無くMDN(毎日デイリーニュース)の紙媒体記事です。しかしこの程度の記事は毎日側の公式見解では、

    担当記者も「編集者はバランスが取れている人で、あまりバカなことは書けなかった。ボツになった原稿もたくさんある」と話す。

「ボツ」にならなかった記事でこのレベルですから、「ボツ」になった原稿の凄まじさは想像するに余りあります。事実関係を整理すると

  1. WaiWAiは紙媒体時代にも変態記事を掲載していた。
  2. 外国人だけではなく日本人も翻訳に当っていた可能性がある。
  3. MDNの日本人スタッフ3人(もしくはそれ以上)は日本語のタイトルさえチェックしていなかった、もしくは黙認していた。
  4. さらに毎日新聞上層部もこれを見逃していた、もしくは黙認していた。
  5. Web時代のライアン・コネル氏による「暴走」は紙媒体時代の「継続」に過ぎなかった。

おそらく紙媒体時代は休刊になるぐらいですから、発行部数も少なく影響力も小さかったのでしょうが、Webに移行してから話題が話題を呼んで問題化したと考えられます。このことを19年間も誰ひとり止められなかったのが毎日新聞です。公式謝罪記事に「止めようとした」とか「注意した」の言葉が言い訳のように散りばめてありますが、ここまで来ればそれさえも本当かどうかの真相は藪の中です。

しつこいようですが毎日新聞公式謝罪の見解と新たに判明した事実を指摘すると、


問題点 毎日新聞公式見解 新たな事実
問題が起こった時点 Web移行後に発生 紙媒体時代にも変態記事は掲載
主犯 ライアン・コネル氏の暴走 ライアン・コネル氏は紙媒体時代からの継続に過ぎない
謝罪ポイント Web時代のみの管理責任 紙媒体時代についての問題を隠蔽

あえてここで「隠蔽」と言う強い言葉を使いましたが、この問題は毎日新聞の自社記事の問題であり「調査できなかった」の弁明が通用しないからです。それなのに紙媒体記事を問題視しなかった理由として考えられるのは、

  1. 紙媒体記事を最初から調査しなかった
  2. 紙媒体記事を調査したが「問題である」とは社内の誰も思わなかった
  3. 紙媒体記事にも問題を発見したが、現在騒ぎになっているのはWeb版の事のみであり、下手に触れると騒ぎが拡大するので意図的に隠蔽した

1.であるには、紙媒体時代について公式見解にかなりのスペースが割かれています。またWeb版になってからライアン・コネル氏のみが暴走したと言うストーリーのためには、紙媒体時代は無問題であったと言う前提が必要です。「調査しなかった」はまずありえないと考えます。もっとも調査を故意に行なわずに最初から「問題なし」と決め打ちにして公式見解を作った可能性はあります。

2.であるなら論外です。ここまで堕ちれば毎日新聞は狂気の新聞社である事を自ら立証した事になります。

3.は2.であるよりマシですが、ライアン・コネル氏主犯説のストーリーに仕立てるために故意に姑息な隠蔽工作を行なった事になります。騒いでいるネットの連中がマイクロフィルムまで探す事なんて「やるはずがない」の計算であったかもしれませんが、余りにも現実認識が甘いといわざるを得ません。毎日新聞の基本認識は「あれはネットの中だけの騒ぎ」と未だに思っている方々が多いようですが、ネットの中だけのはずの人間が毎日.jpから広告を消し去り、毎日新聞本紙の広告さえ影響を及ぼしている事がまだ理解できていないようです。

毎日新聞が見下しているネットですが、匿名情報であるが故に信用を得るのに多大な努力が必要と言う点を完全に見えていません。ネットの情報の分析は最終的にソースを重視します。ソースが曖昧なほどネット情報でも軽くなりますし、しっかりしたソースであれば重視されます。ネットに情報を提供したり情報を得ようとする人間はその点に非常に厳しい目を向けます。「たかが2ch」と軽視しているかもしれませんが、2chで信用を得る情報を提供することがどれだけ大変かについての認識が完全に欠落しています。ネットに棲むもののソースへのこだわりが永遠に理解できないようです。


今回の新たな事実の発掘により、毎日新聞は姑息な隠蔽工作を施した公式謝罪を行った事が判明しました。毎日が変態記事問題について行った対応は、

    第一段階:不祥事発覚
    第二段階:関係者の処分と謝罪広告
    第三段階:姑息な隠蔽工作が発覚

どこかで読んだ事があるパターンと思いませんか。こういう行為を取った企業、記憶に残るところでは雪印、不二家、船場吉兆は、毎日新聞も含むマスコミのバッシングの嵐の中で消滅しました。とくに第三段階の「姑息な隠蔽工作」が発覚した時のバッシングは壮絶でした。まさしく息の根を止めるまでの波状攻撃が執拗に行なわれています。

波状攻撃の一翼を担った毎日新聞は綺麗にこの泥沼パターンを踏んでいます。他の企業と違うのは、マスコミ同士の麗しい身内愛により同業他社の波状攻撃が無い事です。このマスコミの身内愛に守られて「人の噂も75日作戦」でダンマリのようですが、事態は噂として風化する段階から、事件として人の心に刻み込まれる段階に達しています。ここまでくれば毎日新聞にとって究極の切り札と言える「社長退任」さえインパクトが薄れ、「今さらどうした」の批判は確実に渦巻きます。

おそらく自社記事に書いてある「企業防衛のイロハ」でも読まれることをせめて勧めながら、末路を見つめていたいと思います。

暇人28号暇人28号 2008/08/13 11:40 >他の企業と違うのは、マスコミ同士の麗しい身内愛により同業他社の波状攻撃が無い事です。


いやあ、マスコミ業界ってうらやましいですね〜。不祥事が当ても同業他社が守ってくれて。そういえば、他の業界でこんなことしたら、「身内のかばいあい」と言って廃業するまで叩いていた業界があったと思いましたが、その攻撃するのはどの業界のことでしょうか?

YosyanYosyan 2008/08/13 12:01 暇人28号様

麗しい身内愛ですが、どこまで続くかはある意味見ものです。当初の観測として長期化しないが同業他社の見解であったと思っています。長期化しないから身内愛は発揮されていますが、長期化すれば変化はあるんじゃないかと考えています。その潮目は庇うことによって批判の鉾先が同業他社に向かい始める頃になります。身内愛も自分に鉾先が向かわないうちだけで、潮目が変り始めたら掌を翻す可能性はあります。

今回の騒動でも同業他社は批判もしませんが、擁護もほとんどしていません。擁護をしない理由は手を出すと鉾先が向かってくるからです。おそらく毎日首脳部が豪語していた「鎮静化すればネット叩き」は同業他社の思惑にあるとは思いますが、これはあくまでも短期に騒ぎが鎮静化する前提で、長期化して固定すれば考えは変ります。とくに広告スポンサーへの攻撃は内心震え上がっていると考えられます。あれをされれば被害甚大ですからね。

事態は予断を許しませんが、この騒動の長期化は同業他社の心中に微妙な変化をもたらしつつあると考えられます。身内愛でいつまで庇うのか、どこかで世論迎合して毎日叩きに転ずるべきなのかと。そういう意味で臨時国会は転機になる可能性を秘めています。国会で取り上げられるという出来事を契機として身内愛を捨てる可能性です。どこも先陣を切るのは嫌がっているようですが、考えようによっては先陣を切ることのメリットは大きいですからね。

かわちゃんかわちゃん 2008/08/13 12:22 確かに同業他社が知らん振りをしているのも罪ですよね(いじめ問題と同じ光景です)。
このままだと新聞業界全体が堕落していきます。

「なぜ毎日新聞をかばう新聞社に広告を出しているのか?」とか「かばい合いをしている同業他社になぜ広告を出しているのか?」という電凸・メル凸がスポンサーに寄せられるようになると、一気に滑落するのではないかと思いますが。

nyamajunyamaju 2008/08/13 12:30 この為に社長辞任を取っておいたんですね。

これでも辞任しないとしたら、
もっとヤバイネタがあるのでしょう。

aiueoaiueo 2008/08/13 12:51 毎日新聞変態ニュースネタの収拾が付かなくなっているわけですが、
母親が中学生の息子にフェラチオをする云々という聞くに堪えない卑猥なネタは、
話題となったこの皇室侮辱本の87ページにも出てくるわけです。

ちなみに「プリンセス・マサコ」の巻末の参考文献リストには、しっかり「毎日新聞」と出ています。
具体的にどこを参考にしたかは書いていないのですが、毎日のエントリが2002年で、
「プリンセス・マサコ」が2006年に書かれた本ですから、
毎日のエントリから引用した可能性も十分に考えられます。
http://secusou.blog.shinobi.jp/Entry/941/

暴利医暴利医 2008/08/13 12:55 交通網の整備によって小売店が大型店に取って代わられたように、情報インフラの整備によって情報の中継基地であった新聞やテレビはその役割が終わりつつあるのでしょう。むろんすべての小売店が消失したわけではないように大手マスコミが全部消え去ることもないでしょうが、でも既にニュース解説や社説の類は不要となりましたよね。解説する能力を持った人間や情報ソースとなる人間が直接ネット上で発信できるのだから、そこにあえて記者やデスクなどが介在して不正確きわまりない伝言ゲームをやる必要などありません。

マスコミは通り一遍の情報を流し、その詳細な内容の検討・議論はネット上でやるべし、という時代になったのだと思います。今回の不祥事とは関係なく、もはやこの流れには逆らえますまい。自分たちの横暴ぶりを反省して襟を正すところから始めないと、消失する組に入ってしまうぞという警告に見えます。沈黙を守っていると言うことは、毎日以外の大手新聞社はこういう現状を多少なりとも認識しているのでしょう。

暴利医2暴利医2 2008/08/13 13:05 マスコミの生き残り方の一つとして私が考えるのは、星の数ほどあるブログやサイトからニュース性のありそうなものをピックアップして紹介し、皆がそれを見てそこへアクセスするという伝達経路です。特に新聞には電源の心配なく読めるという大きなメリットがありますし、podcastよりも手軽でまどろっこしくない。もちろん従来の伝達経路をすべて取り替える必要もなく、並列でいいと思います。

従来)事実(ソース) → マスコミ → 一般人(多数)・・・・・feed back機構なし

今後)事実(ソース) → ネット → マスコミ → 一般人(多数)
                 ↑         ↓
                  ← feedback ←←

冷静に見ると、feedbackの有無以外は大した違いではありません。誰だって自分の専門や関わりの深い分野以外のブログやサイトをいちいち全部巡回することなんて不可能ですから、マスコミが自分たちの限界を認め、このfeedbackの流れを尊重してネット情報網に協力する態度に出れば、十分に生き残れると思うんですが。(今の毎日新聞がやっていることは全く逆ですけれど)

ところで、もしかして私が知らないだけで、既にこういう流れはあるのかな?

暇人28号暇人28号 2008/08/13 14:10 今回の話で、私も毎日新聞の悪行を世間に伝えようかと思ったのですが、そもそもこちらでは毎日新聞を購読している人なんて見たことないんです。ほとんどが北海道新聞です(一部地元新聞社)。ですから、やめました。労が多くて益が少ないので。

こちらでは毎日新聞がなんて書こうと影響力は皆無です。あ、少しあるかな?朝の新聞記事を紹介するテレビ番組経由で。

ちなみに、先日読売新聞の販売拡張員が強引に玄関に入って来て石鹸やらビールを置いて行こうとしました。「来年からでもいいので取ってくれ」。もちろん丁重にお断りしました。そもそも、新聞を購読する意義って、中に折り込まれているチラシを見るぐらいですしね。

ですから、北海道新聞以外はチラシがほとんど入っていないので、購読する意味がないのです。

YosyanYosyan 2008/08/13 14:19 暴利医様

マスコミの力の源泉は、

 1.情報取材提供力
 2.情報価値決定力

つまり全ての情報を握り、提供する情報価値を取捨選択し、さらに情報の価値まで決定して提供する力です。現在とくに問題になっているのは情報の価値決定力です。情報価値決定力はそのまま世論形成能力となり、いつしか「世論を作るのはマスコミだけだ」とまで増長している点です。ここで百歩譲って常にマスコミの価値決定力が正しければ良いのですが、今回のように自らの不祥事さえも世論から消し去れるまでとする驕りは、行き過ぎの様な気がしています。

マスコミは今後も強大な情報取材提供力があるので消滅はしないと考えています。しかし今回の事件はやや異例でしたが、情報価値決定力は落ちていくと見ています。落ちるという表現は不適切で、異常に上りすぎていた物が適正化されていくだろうと見ています。マスコミも増長を捨て真の意味での「社会の木鐸」に徹して意見を発表すれば、今だって、これからだって、一定の支持を必ず集めます。そこに気がつかず「オレ様の意見が社会の意見」のままであれば、これからの時代の淘汰整理の対象に過ぎません。

軽く見られているネットの意見だって、支持を集めるものは非常な努力を傾けています。ネットは自由に意見を発表できますが、支持を集めるのは容易ではないからです。与太意見は与太意見としか扱われませんし、それなりの見識に基づいた意見はそれなりの評価と支持を集めます。本来なら情報権力の頂点に立つマスコミは、もっとも厳しく身を律する必要があり、その表現が「社会の木鐸」のはずです。

基本を思い出したところが生き残るでしょうし、暴利医様の御指摘の世界になっても一定の地位を築く事ができます。そうでないところは末路をたどっていくと考えます。そうそう真の意味での「社会の木鐸」の意見であれば、情報操作の意図など無くとも世論を作れるはずです。ネット世論も今回のように大同団結する事が異例であって、公正な意見、しっかりした見識に基づく意見であれば、少なくとも賛否両論になるはずです。

今回の問題を同業他社がこれからの生き残り戦略としてどう捉えているかは、大いに興味があります。少なくとも「ネットはうるさいから口を塞ごう」の姿勢の同業他社の未来は明るくないと考えています。

AnybodyAnybody 2008/08/13 15:25 援助交際、10代の出産も全く珍しくも何ともないこのご時世。バカ母のフェラチオなんかもあるんでしょうな、きっと。

それにしても、わざわざ外国に向けて発信しなくてもいいものを。

BugsyBugsy 2008/08/13 16:32 >硬いニュースだけでなく、「軟らかい読み物」も扱おうと、

軟らかい読み物が そのまま下ネタ探しですかね。

ウィット、ユーモアという言葉をご存じないようです。
ばれ噺しか出来なきゃ噺家は一生下ネタをやりつづけ いつしか飽きられてしまいます。
下ネタなぞをしなくても テレビ番組の笑点は毎回笑わせます。偉大なマンネリではありますが、大衆が支持します。

時事ネタだって出来るはず!今更の話ではございますが、この「志」の低さってどうにかならんもんですか?

米国でニクソン大統領の時代ポルノ退治に政府が躍起になりました。表現の自由もからんで議論も多かった。ならばいっそのこととして 全面的に解禁したそうです。
結局ポルノ産業は数年たって廃れたそうです。
みんな見飽きて振り向きもしなくなったからです。

しもネタしか扱わない記事も志が低く社会的には軽蔑されるだけです。
そのくらい理解しようともしなかったんでしょうかね。
今更ながら どういった読者を対象に想定したんでしょうか。飽きられるのは明白なんですが。

オイラが田舎の高校生だったころ 兄貴の同級生が「スウェーデン、フリーセックス」と言って騒いだ年がありました。夏休みにスウェーデンのポルノ映画が県庁所在地で封切られるとなって ちょっとした男子高校生のお祭り騒ぎでしたね。停学覚悟でこっそり見に行った高校生もいたらしいけど 夏を越えたらすっとブームも冷めました。
下ネタって所詮腹いっぱいになったら終わりでしょ?

ミヤテツミヤテツ 2008/08/13 17:22 紙媒体でも同業他社に対して切り捨てることを平気でした事例があります。
愛媛県には、地方紙として愛媛新聞(現在も存続)、日刊新愛媛(再建王で時代の寵児だった坪内氏が関与)があった時代がありました。当時の知事に対して誹謗中傷とされるような報道をしたため、県が、日刊新愛媛が県行事を公式に取材することを拒否するという行動にでたものの、他の全国紙の地方版では何も扱われずに黙殺し、日刊新愛媛を廃刊に追い込んだ事例があります。Wikipediaの日刊新愛媛の項他を参照してください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E5%88%8A%E6%96%B0%E6%84%9B%E5%AA%9B

BugsyBugsy 2008/08/13 17:53 まあ 一度読めばおなか一杯になる下ネタです。皆もとっくに了解しているはずです。

紙媒体にまで登場していたそうですが 何がしかの信条、政治的意図があろうかとは つい思ってしまうのが自然だと思います。

HajimaruHajimaru 2008/08/13 20:18 こういうコラム?も必要な人には必要なのですが・・
http://mainichi.jp/life/love/kitamura/kitamura/archive/

医療者にピュアーな倫理を求める人たちと、お気楽路線で突き進む部隊と色んな人たちがいて新聞社というのは、あらためて度量の大きな社会通念の集団なんだな、と思いました。
テレビ報道にはありましたが、ネットや紙媒体でのマスコミ報道にチェックする第三者機関はないのでしょうか?

BugsyBugsy 2008/08/13 20:31 Hajimaru様

>ネットや紙媒体でのマスコミ報道にチェックする第三者機関はないのでしょうか?
「噂の真相」も以前あったのですが 既存の新聞社をたたくと関係のない新聞社までタッグをくんで一斉に反撃していましたね。2004年4月に休刊しました。いま出版していれば 相当叩いたところでしょう。

あとは講談社、文芸春秋社などの出版系と新聞社系が 生温かくやりあっています。
今回の毎日新聞の件はポロッと週刊文春も漏らしたし、アンチ新聞社系の出版社は面白がって見ているんじゃないですか?
夜分見ているだけに終わるでしょう。

koumekoume 2008/08/13 21:06 どなたも指摘していないので、こんな時間になんなのですが、

> 休刊になったぐらいですから、1898年のWaiWaiスタート時には同等のスタッフもしくはもっと多いスタッフがいても不思議ないかと考えます。紙媒体時代の執筆の様子は、

1898年になってます・・・

暴利医暴利医 2008/08/13 22:28 J-CASTで取り上げていますね。現時点ではまだコメントがついていないが、どんなコメントが乗るか少し注目したいところです。ネットでは指数関数的に閲覧者が増える点が紙媒体との大きな差であると、さすがに彼らもそろそろ実感する頃でしょう。

毎日英字紙にも「変態ニュース」 11年前から多数の記事掲載
http://news.livedoor.com/article/detail/3775479/

ふ〜〜んふ〜〜ん 2008/08/14 06:20 絶句・・・

※このコメントに中傷の意図はありません

発信箱:本音・建前 失言=与良正男(論説室)
http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20080814k0000m070145000c.htm
他者に配慮することなくストレートに本音をぶつけ合えば済むわけではない。
守らなくてはならない建前、節度もあるのだ。

室井孝洋(ROM人)室井孝洋(ROM人) 2008/08/26 11:52 はじめまして、私は神戸地裁に毎日新聞社相手に提訴したROM人こと室井と申します。
経緯はこちらに記載しています。
http://blog.livedoor.jp/romjin/
さて、お願いなのですが、貴ブログの当記事につき、非常にわかりやすくまとめられており、裁判所に提出する資料として自作のものよりも遥かに優れていると思いますので、もしよろしければ毎日新聞社の組織ぐるみの故意を立証する資料として提出させて頂きたく思います。
ご了承いただけるよう、どうぞ御願い致します。

YosyanYosyan 2008/08/26 12:56 室井孝洋(ROM人)様

当ブログはとくに断っていませんが、リンクフリーですし引用の制限も行なっておりません。最低限のリンクや引用のマナーさえ守って頂ければ、御自由に使用されて差し支えありません。訴訟の資料として相応しいかはよく分かりませんが、お役に立てそうでしたら御自由にお使いください。

室井孝洋室井孝洋 2008/08/26 16:29 ありがとうございます、出典は明記させて頂きます。
よろしくお願いします。