新小児科医のつぶやき

2008-10-29 おもろいネタやけど訂正必要

shy1221様のメガホスピタルにネタとして笑ったので私も続いてみます。あらかじめお断りしておきますが、マスコミ批判というレベルの話ではなくあくまでも「ネタ」として笑おうという趣旨ですからそこのところをお間違いないようにお願いします。

問題の記事は10/25付読売新聞・関西発からです。ひょっとして訂正されたり削除される可能性もありますからウェブ魚拓も残しておきます。本当にそんなネタみたいな記事を掲載されたかの信憑性も大事ですから。では記事です。

妊産婦100%受け入れ…和歌山・橋本市民病院、24時間体制で 

■県立医大も協力、1日平均28人誕生、昨年度2倍に

 和歌山県橋本市立橋本市民病院の産婦人科で、2007年度の一日平均の出産数が28人と、06年度(15人)の2倍近くになった。24時間の診療体制で、妊産婦の100%受け入れを維持。周辺の病院で産婦人科がなくなるなか、橋本・伊都地方だけでなく、奈良県南部からの利用も相次いでいる。

 同病院は2004年12月、現在の橋本市小峰台に移転してから、患者数が年々増加。05年度、産婦人科の患者は、外来6884人、入院4920人だったが、07年度には、外来は1・82倍の1万2563人、入院は1・36倍の6724人となった。そうしたなか、外来患者は、100%の受け入れを続ける。

 産婦人科医は、県立医科大の協力で常勤2人、非常勤2人を確保。副院長でもある古川健一医師ら常勤医は、月に7〜8度の宿直をこなし、非常勤の派遣医も3日に1度は宿直勤務をする。今年7月からは、産婦人科の経験がある乳腺外科医が外来診療に協力し、24時間体制を維持している。

 京奈和自動車道の整備が進んで便利になったことで、奈良県南部の妊婦が受診するケースも増加。ナースステーションの前には、生後2時間以内に撮影した赤ちゃんの写真がずらりと張り出され、見舞いに来た家族らの笑顔が絶えない。

 搬送先を探していた東京都内の妊婦が8か所の病院で受け入れを拒否され、出産後に死亡するなど、産科医療の充実が課題となるなか、石井敏明・同市民病院管理者は「受け皿としての期待を感じる。県立医科大の協力と医師らの頑張りのお陰です」といい、山本勝廣院長は「紀北の拠点病院として安心して出産できる現体制を維持したい」と話している。

記事自体は頑張っている地方病院産科の紹介です。こういう事を紹介する意図についての意見があるかもしれませんが、サブタイトルにどうしても目が向きます。「目が向く」というより「目を剥き」ます。

1日平均28人誕生

記事本文中の冒頭にももう一度使われ、

2007年度の一日平均の出産数が28人と、06年度(15人)の2倍近くになった

去年のデータまで参照にされているのでこの記事では橋本市民病院が間違い無く

    1日平均28人出生する病院

こう紹介されている事になります。1日28人生まれる橋本市民病院ですが、どれほどの規模の病院になるかになります。

病室、病床数

  • 個室:75室、4床室:54室、 特別個室:3室
  • 感染個室:6室(計300床)

とりあえず全部で300床の規模がある事がわかります。記事に関る産婦人科スタッフは、

 産婦人科医は、県立医科大の協力で常勤2人、非常勤2人を確保。副院長でもある古川健一医師ら常勤医は、月に7〜8度の宿直をこなし、非常勤の派遣医も3日に1度は宿直勤務をする。今年7月からは、産婦人科の経験がある乳腺外科医が外来診療に協力し、24時間体制を維持している。

月の当直回数に対する労基法違反問題も気になる人は気になるでしょうが、人員的には、

  • 常勤2名(うち1名は副院長)
  • 非常勤2名
  • 外来への非常勤がさらに1名

こういう陣容である事がわかります。当直回数から非常勤2名も常勤並みの勤務内容なのかもしれません。さらにと言うほどのものではありませんが、橋本市民病院産婦人科のPRの一部です。

■診療内容

 婦人科腫瘍、子宮内膜症、炎症性疾患、性器脱、妊娠、分娩、不妊症、更年期障害など

■検査・処置・手術

 検査・処置:超音波、CT、MRI、細胞診、コルポスコピー、ヒステロスコピー、HSGなど

 手術:卵巣癌や子宮癌などの悪性腫瘍に大しては徹底的な手術による病巣切除に努めております。

    良性卵巣腫瘍、子宮内膜症、子宮外妊娠に対しては腹腔鏡下手術を行っています。

    子宮筋腫の治療はおもに膣式子宮全摘術を行っています。

    子宮温存が必要あるは希望する症例には腹腔鏡下子宮筋腫核出術あるいは

    子宮鏡下子宮筋腫摘出術などの内視鏡下手術を行います。

    性器脱に対しては従来の脱手術にparavaginalrepairやshull法を追加し、

    性器脱の再発を予防しています。

    内視鏡下手術及び性器脱手術は特に関心を持って行っています。

大した事を指摘したいわけではなく、分娩だけではなく婦人科疾患も熱心に手がけていると思って頂ければ必要にして十分です。それとこれも産婦人科の紹介ページにあるのですが、

分娩室は2室となり、1室はLDR仕様です。

LDR仕様の分娩室の意味が少しわかり難いのですが、とにかく分娩室は2室である事がわかります。これだけで笑ってもらえたでしょうか、医療関係者ならこれだけで必要にして十分なのですが、そうでない方のために蛇足を付けておきます。

1日28分娩という事は年間にして10220分娩になり、和歌山県の平成19年度出生数7689人を軽く上回ります。奈良県南部の妊婦さんも来られるとなっていますが、橋本市民病院は少なくとも3495人以上の奈良県から妊婦さんを受け入れなければなりません。3495人といえば奈良県の出生数(平成17年で11184人)の3割以上にもなります。

また1日28分娩で平均入院日数を5日間とすれば、常時140人以上の産科入院患者がいることになります。さらに産科以外の婦人科の入院患者も積極的に手がけているとなれば、産婦人科の入院患者が150人ぐらいいても不思議ありません。300床の病院ですから約半分が産婦人科入院患者になります。医師は4人ですから、1人平均40人弱の受け持ちがあることになり、さらに毎日7人以上の新入院患者を受け入れ、7人以上の退院患者を見送る必要があります。1週間で50人以上の退院サマリーなんて気が狂うほどの作業になります。

28分娩に対する分娩室は2室ですから、1室で1日14人の分娩(全員自然分娩として)を行なう必要があります。おおよそ1時間40分に1人のペースで365日回し続ける必要が出てきます。分娩自体が50分に1人のペースで無限に続く上に、婦人科手術、外来、病棟業務、もちろん分娩でも帝王切開もあります。そもそも1日28分娩とは1人平均7分娩で、一ヶ月にすれば210分娩、年間にして2555分娩になります。

産科医1人が2555分娩も取り扱うとはどういう事かと言えば、まず適正な年間分娩数が120分娩ぐらいとされ、かなり忙しい産科で200分娩、猛烈に忙しい産科で300分娩ぐらいとされます。また年間の日本の出生数を110万人としても430人の産科医で賄える事になり、産科医不足が瞬時に解消してしまう事になります。

さらにさらに2555分娩も行なえば1件あたりの分娩料を35万円としても、年間売り上げは8億9425万円になります。産科トータルでは分娩料だけでで35億7700万円と言うまさに莫大な売り上げを記録している事になります。その他合わせるとラクに1人10億円、産婦人科全体で40億円以上の売り上げを残していても不思議ありません。ちなみに平成17年度の橋本市民病院事業会計は医業収益31億8237万円、その他を全部含めても35億6579万円となっています。

これぐらいの説明でおもしろさの意味がわかって頂けたでしょうか。もちろんそんなウルトラ怪物産科は存在しません。橋本市民病院の助産師募集には、

分娩件数 30件/月平均

オチと言うほどではありませんが、「1日」ではなく「1ヶ月」の誤報というわけです。つまり1/30の規模であるという事です。これだけ絡みつくように書いたのはこんな記事でも事情を知らない方なら「誤報」と思わず「そうなんだ」と信じ込んでしまう方がいるかもしれないと思ったからです。マスコミの影響は強いですから、この記事を読んだ方の中に産科医4人で毎日28分娩する事は「頑張れば可能なんだ」なんて誤解を持って欲しくないからです。

医療情報は知られていない事が多いので、大手新聞社でも「1ヶ月28分娩」を「1日28分娩」とかなり豪快に間違ってサブタイトルにしても、記者だけでなくデスクも誰も気がつかないが起こっています。当然読者の人の中に鵜呑みされる方も出てくるでしょうから、謹んで誤報として訂正させて頂きます。それと橋本市民病院が記事情報よりも1/30の分娩数であっても非常に頑張っておられることは明記しておきます。

tera2005tera2005 2008/10/29 09:40 おはようございます。橋本市民病院が頑張ってくれなかったら、奈良県南部の出産事情はどうなっていただろうか?考えるだけでも、感謝の念でいっぱいになります。奈良県知事に「奈良県民を優先的に受け容れて貰えるよう(和歌山県知事だったかに)交渉する」などと馬鹿な発言をされながらも、懸命に努力している訳で、暖かい目で見て欲しいです。

信仰告白信仰告白 2008/10/29 09:48 >>常勤2名(うち1名は副院長)
>>非常勤2名
>>外来への非常勤がさらに1名
の体制で、1か月平均28分娩を取り扱っているだけでも、
× 非常に頑張っておられる
○ 頑張りすぎているので、非医療者の方は、これを基準に考えないでほしい。常勤医の当直頻度、オンコールに応じて急遽来院した日数は膨大です。
とよみかえて理解をすることといたします。

droppodroppo 2008/10/29 10:08 記事中の
>生後2時間以内に撮影した赤ちゃんの写真がずらりと張り出され、
>・・・ずらりと張り出され、
>・・・ずらりと張り出され、
っていわれると、1日28分娩は納得しちゃいますよね。
(もしかして、この2時間も誤報?)
しかし、個人情報がどーのこーのやかましいこのご時世、
クレームつける人はいないのでしょうか?

ナンセンスナンセンス 2008/10/29 10:21 >生後2時間以内に撮影した赤ちゃんの写真がずらりと張り出され、
>・・・ずらりと張り出され、
>・・・ずらりと張り出され、

私なら嫌です。

10年ドロッポ10年ドロッポ 2008/10/29 10:39 >しかし、個人情報がどーのこーのやかましいこのご時世、クレームつける人はいないのでしょうか?

希望者のみでしょう、さすがにw。
…ふと思い出したのですが、どこぞで旦那が、「相手してくれないから」と出産直後の奥さんを布団蒸しにして窒息死させたって事件があったのですが間の悪いことにその赤ちゃんの写真が出産した産院のHPにアップされてたんですよね。で、某掲示板で晒しage…。
私は、あんなにムゴイ画像を見たことありません。<踏んだのかよ!?

大たぬき大たぬき 2008/10/29 10:43 2時間以内は撮影にかかるんでしょ。
何日間張り出されるかは不明

実際一日30出産可能な産科医50人体制の病院を
ヘリポート付で作れば他県からでも何でも受け入れられるかもね.

YosyanYosyan 2008/10/29 10:48 大たぬき様

 >一日30出産可能な産科医50人体制の病院

単純平均で産科医1人あたり219分娩となり、そこまでの施設となるとリスク分娩も増えるので過酷かと思われます。産科医100人体制でもキツイのではないでしょうか。

Med_LawMed_Law 2008/10/29 11:01 >副院長でもある古川健一医師ら常勤医は、月に7〜8度の宿直をこなし

労働基準法違反でないとすると、この副院長は「管理職」なのでしょうね(笑)

人事権もあり、経営権もあり、出退勤の自由があり、平職員が羨ましがる高給を取っていらっしゃるということなのでしょう。

高給の中身が宿直と称する時間外勤務の積算だったり、宿直だらけで出退勤どころか散髪に行く自由すら制限されているように心配してあげるのは無用のことなのでしょう

副院長って、橋本市の特別職か何かでしたっけ????

rijinrijin 2008/10/29 11:36 ^_^;

…まだ直ってませんね。

sakisaki 2008/10/29 11:57 途中までは分娩台がズラリと並んでいる病院なのか(ウッソーって)と思っていました。
すごい、凄すぎる!新生児製造病院ってのが日本にあったのか!・・・と。
オチにホッとしました。

でもこの病院の産科医たち想像するだけでも大変だと思います。
無理なさらず(と言っても無理してますよね)お体にお気を付け下さい。

こんなことを言って申し訳ないのですが、ここの先生たちは”ハイリスク医”ですね。
現在の医療界からは評価はされないでしょう。

SeisanSeisan 2008/10/29 11:58 おお、それはそれはすごいですねぇ。
和歌山県全域のみならず、奈良県南部もすべて受け入れている、と。
橋本には他にももう一軒、産婦人科医院があるんですが、そこは「わずかに」年間500-600分娩だそうですから、もう、そこの先生も無理しなくていいですね。今度お会いした時に伝えておきます。

ToshikunToshikun 2008/10/29 12:49 お節介な僕は読売新聞に数字が間違ってますよー!!とメールをしました。それにたいしてヨミウリオンラインは訂正済みで和歌山県版には訂正記事を掲載したとの返事。あら、素早い対応だー!!とよろこんでウェブサイトをチェックしましたが・・・まだなおってませんよね?

本文(笑)もね。本文(笑)もね。 2008/10/29 13:08 タイトルは今、直したみたい。

相当慌てていますね(笑)

元外科医元外科医 2008/10/29 13:56 子供を産む器械って前にありましたね。一日28人かw

tadano-rytadano-ry 2008/10/29 16:01 橋本市民病院だより19号2ページ目に産婦人科の紹介があります。
http://www.hashimoto-hsp.jp/byouin_dayori-19.pdf

 これによれば2008年1月現在で

・常勤2名(1名は副院長、もう1名は女性医師)
・非常勤の2名は女性医師で外来の応援のみ
・産科当直は和歌山県立医大から応援してもらっている
・分娩は月約30件
・4月から助産師外来開設予定

という内容があります。しかし助産師外来についてはHPを見る限り開設された様子はなく、
記事にも触れられていないことを指摘しておきます。

tadano-rytadano-ry 2008/10/29 16:12 本文が未だに直っていない件について

tera2005tera2005 2008/10/29 16:25 記事はYomiuri.co.jp上に2つあり、1)は訂正されたが、2)は訂正されていませんね。

1)ホーム>地域>和歌山
妊産婦100%受け入れ
橋本市民病院、24時間体制で 月平均28人誕生 昨年度2倍に 県立医科大など協力
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20081024-OYT8T00848.htm

2)関西発>教育 子育て>育児ネット> 知恵袋 社会の制度など
妊産婦100%受け入れ…和歌山・橋本市民病院、24時間体制で
http://osaka.yomiuri.co.jp/mama/society/ms20081025kk03.htm

大たぬき大たぬき 2008/10/29 17:46 計算もせずに50人と書きましたが確かに足りませんね

100人産科医集めるのに何億円必要でしょうかね

tadano-rytadano-ry 2008/10/29 17:51 tera2005さま

ご指摘感謝です。
ちなみに1)のページはrobots.txtで魚拓が取れない設定になっていますが、
http://www.yomiuri.co.jp/robots.txt

2)のページのrobots.txtに魚拓を弾く設定が無く、
魚拓が取れてしまったのが面白いところですね。
http://osaka.yomiuri.co.jp/robots.txt

 要するに鯖が別、管理者も別ということで、おそらく大阪本社
にメールしないと直らないかもですね。

tadano-rytadano-ry 2008/10/29 18:27 妊婦の皆様は福井にいきませう
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「東京の例起きない」 妊婦死亡で知事 医療体制万全を強調 10月29日午前8時00分

 東京都で8病院に受け入れを拒否された妊婦が死亡した問題を受け、西川知事は28日、会見で「県立病院では生命の危険がある場合は満床でも受け入れる。東京のような例は発生しない」と述べ、県内の周産期医療体制に問題はないと強調した。

 県内の周産期医療は、分娩(ぶんべん)機関で治療が困難な場合、5カ所ある地域周産期母子医療センター(福井赤十字病院など)か、高度医療を行う総合周産期母子医療センター(県立病院)に搬送する三層構造。県立病院は基本的に分娩機関からの搬送をすべて受け入れる体制を取っており、知事は「県民に安心してもらえる医療体制を引き続き維持していく」と述べた。

 ただ県立病院では、地域の分娩機関からの受け入れ要請に対し、満床などの理由で本年度3件、昨年度13件について、他の医療機関を紹介したケースがあった。

 これについて県健康増進課は「患者の状態を聞き、医師が地域周産期母子医療センターでも対応できると判断した。別の受け入れ先を確保して紹介しており、拒否やたらい回しとは異なる」と説明した。

http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=5457

YosyanYosyan 2008/10/29 19:32 東京の出生数が10万人として、250例に1例の比率で重症が発生するとすれば年間400例です。福井の出生数は7000人ほどですから28例になります。28例なら月に2例強ですから1ヶ所の総合周産期センターで受け入れは不可能ではありません。また平成17年時のデータですが、福井の産科医数は東京の産科医数を分娩比では上回っています。

ただしですが、

 >東京のような例は発生しない

これをどういう意味での「東京の例」としているかは問題です。妊婦脳出血は総合周産期医療センターが適切ですし、受け入れ余力としては福井はあるかとも考えられます。そこにいわゆる「たらい回し」は発生しないかもしれません。しかし1ヵ所であるが故に搬送時間は長くなるケースは当然発生します。東京の例では「たらい回し」時間も含めて1時間18分でしたが、福井では純搬送時間が県内どこからでもどの程度になるかは問題です。

本当に問題視されなければならないのは「たらい回し」回数ではなく、適切な搬送先までの到着時間です。「たらい回し」をやっていても救急車で搬送していても時間としては同じ「手遅れ」です。そこまで見ても「東京の例」が発生しないと胸を張れるのかは少々疑問です。

どうでも良いことですが、「たらい回し」さえ発生しなければすべて問題無しの発想もどうかと思う事があります。もちろん理想の体制なんて永遠には築かれないですが、もしやるならそれこそ「分娩医療都市」を作って、妊婦をそこに集約しないと問題は解決しません。分娩医療都市は前に試算した事がありますが、産科医はまだ何とかなるかもしれませんが、他の診療科、とくに麻酔科医が絶対的に不足しており、とても実現可能な医師数が湧いてきません。

cobonzucobonzu 2008/10/29 19:51  >東京のような例は発生しない

素人衆は「死亡例は起こらない」と大見得を切ったと思うでしょう orz

numachinomajonumachinomajo 2008/10/29 21:06 >県立病院では生命の危険がある場合は満床でも受け入れる。東京のような例は発生しない」と述べ、県内の周産期医療体制に問題はないと強調した。

いえいえ、あくまで受け入れると言ってるだけです。
受け入れたあと適切な医療が受けられるとは言ってません。
緊急手術が可能な脳外科医と麻酔医もいる病院というところが今回の搬送を困難にしたわけですから、それを度外視すれば受けるだけなら受けられるかもしれないですね、県立病院。

既出かもしれませんが既出かもしれませんが 2008/10/29 21:32 読売ウィークリー
http://info.yomiuri.co.jp/mag/yw/
今発売中ので読売案が全部読めます。

BugsyBugsy 2008/10/29 21:34 なんだか仕事が忙しくって 早朝か夜間しか拝見できなくなったのが悲しいです。

Google trendというのを後輩から教わりました。

http://www.google.co.jp/trends

いや実に面白い。医療崩壊、タライ回しとkey wordを入れると世相を感じますね。
ただ どんなWeb Blogにアクセスしているかは別ですが。
小児科と入れると 福岡、広島、新潟と出てきます。
産婦人科としても福岡、広島と検索数はダントツです。東京よりも都市別には多いようです。どういう意味なのかオイラの薄っぺらな考察は遠慮申し上げます。

IMFと入れると お隣の韓国からの検索数が飛びぬけています。
国民の関心の移り変わりが如実に表れていますね。

たまたま 2008/10/29 22:01 >既出かもしれませんが様
読売ウイークリー、めでたく休刊ですよ。
http://info.yomiuri.co.jp/release/200810297389-1.htm

田舎の医者田舎の医者 2008/10/29 22:50 >「県立病院では生命の危険がある場合は満床でも受け入れる。東京のような例は発生しない」
知事は単に現状をよく知らないだけでしょう。
満床でも受け入れるって?現場の人間は受け入れられるなら満床とは言わないはずですが。

石 2008/10/30 01:27 今回のエントリはYosyan先生の持ち味が十二分に発揮されており非常に面白く読ませていただきました。「1週間で50人以上の退院サマリー」はかなり嫌ですね。産科医だけ病院に住み込んで夜通しサマリーを打ち込んでいる情景を想像して笑ってしまいました。橋本市民病院はメガの域ではなく世界唯一の「ギガホスピタル」の称号が相応しいと思います。もはや私の想像を超えていますが、きっと産科医の動きが速すぎて残像が生じている事でしょう。

tadano-rytadano-ry 2008/10/30 05:22 タブロイド紙ですが別ソースです。
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20081029ddlk18040741000c.html
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妊婦受け入れ拒否死亡:県「同じ事態起こらぬ」 病院間ネットワーク構築へ /福井

 東京都立墨東病院などで受け入れを拒否された妊婦が死亡した問題を受け、県は28日、「県内では同様の事態が発生することはない」との認識を示した。県立病院(福井市四ツ井2)で産婦人科と小児科の医師計2人が平日、休日を問わず当直しており、他の5病院が県立病院の機能を補完しているため。県健康増進課の一戸和成課長が会見で明らかにした。

 同課によると、県立病院は妊婦と新生児専用の集中治療室などを備え、「総合周産期母子医療センター」に指定されている。一戸課長は「常に医師がいるセンターは最後の砦(とりで)だ。今後は、県内各病院のパソコンから受け入れが可能かどうか照会できるネットワークを構築したい」と述べた。

 一方、西川一誠知事もこの日の会見で、網膜はく離の手術が必要な生後3カ月の乳児を先月4日、防災ヘリで福井大病院から大阪大病院に搬送したケースを紹介。西川知事は「県内で対応できない場合に備え、県外の医療機関との連携システムを作っている」と話した。【大久保陽一】

毎日新聞 2008年10月29日 地方版
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 先の記事と併せて正直に言えば自分で見つけた記事ではなく、某巨大掲示板で
見つけたものです。この期に及んで行政の認識がこれですからね…。

 先の記事では私も「東京のような例」が何を指しているのか分かりませんでした。
知事の言う「満床」でも実際に受け入れた例があるのでしょうか。満床で受け入れ
られなかった場合でも他の医療機関を紹介、とありますがこれ墨東病院もしていた
ことです。
 上の記事の

>県立病院(福井市四ツ井2)で産婦人科と小児科の医師計2人が平日、休日を問わず当直しており

のくだりにはただただ脱力です。その上おそらく機能しないであろうネットワーク作りですか。お金のかけどころが間違ってますよね。


>石さま

私も「1週間で50人以上の退院サマリー」のところが一番嫌でしたね。これだけで医師やめるかもwww。