新小児科医のつぶやき

2009-04-11 滋賀モデルによる愛育病院の算数

確実に裏付けられていない部分もありますが、おおよその前提条件として、

  1. 労基法41条3項による当直許可は下りない
  2. 愛育病院職員紹介によると新生児科医は5名である
  3. 3/26付m3医療維新によると産婦人科の実夜勤戦力は5名である
  4. 交代勤務ではなく時間外勤務でカバーする(日勤の人数はそのまま)
  5. 非常勤の応援は期待しない

愛育病院の勤務シフトは不明なのですが、ここでは算数を簡略化するために日勤を9時間(昼休み1時間)、夜勤を15時間(休憩1時間)とし、日曜祝日も日勤夜勤体制であるとします。これを4月をモデルとして1人体制の時間外勤務時間を計算すると、

    平日夜勤:14時間 × 21日 = 294時間
    休日夜勤:14時間 × 9日 = 126時間
    休日日勤:8時間 × 9日 = 72時間

合計492時間になります。

まず新生児科ですが1人当直体制です。時間外労働の月の限度時間は平成10年12月28日付労働省告示第154号「労働基準法第三十六条第一項の協定で定める労働時間の延長の限度等に関する基準」により45時間とされていますから、5名で225時間となり267時間足りません。

267時間は36協定による特別条項で限度時間を延長して賄う事になりますが、特別条項が適用できるの6ヶ月までの縛りがあります。6ヶ月はいつ適用しても構いませんから、5名の新生児科医が2名と3名に分かれて特別条項とそれ以外の分担と考えます。そうなれば、

    2名が特別条項適用:178.5時間(36協定限度時間45時間+特別条項133.5時間)
    3名が特別条項適用:134.0時間(36協定限度時間45時間+特別条項89.0時間)

滋賀では120時間ですが、特別条項による限度時間は青天井なので、180時間ないし余裕をもって200時間にすればクリアできます。


次に産婦人科です。ここは2人当直が必要ですから条件はさらに厳しくなります。まずまず984時間の時間外勤務が発生し、特別条項がカバーしなければならない時間は759時間となり、新生児科同様に計算すれば、

    2名が特別条項適用:421.5時間
    3名が特別条項適用:298.0時間

え〜と、3名が特別条項適用としても少なくとも300時間、2名なら430時間ぐらいは必要となります。祝日が多い月の方が時間外勤務時間は増えますから5月モデルを考えます。

    平日夜勤:14時間 × 18日 = 252時間
    休日夜勤:14時間 × 13日 = 182時間
    休日日勤:8時間 × 13日 = 104時間

計538時間となります。2人当直体制の産婦人科5人モデルで考えると、特別条項適用時間は851時間になります。そうなると、

    2名が特別条項適用:470.5時間
    3名が特別条項適用:328.7時間

では祝日が無い6月ならどうなるかですが、

    平日夜勤:14時間 × 22日 = 308時間
    休日夜勤:14時間 × 8日 = 112時間
    休日日勤:8時間 × 8日 = 64時間

計484時間ですから、特別条項適用時間は743時間になります。同様に、

    2名が特別条項適用:416.5時間
    3名が特別条項適用:292.7時間

6月は時間外勤務時間数が少ない方の月になるはずですから、特別条項2名体制になると思います。そうなれば特別条項による時間外勤務時間はどう考えても420時間程度は必要になります。420時間がどの程度かと言えば、夜勤を14時間勤務としていますから30日分となります。6月は30日にしかありませんから、30泊勤務となり、これに月曜から金曜までの日勤が加わりますから日曜の夜から金曜の夜までの連続勤務が必要になります。病院から開放されるのは土曜と日曜の昼間だけになります。

ここでちょっと計算と言うか、運用がよくわからないところですが、日曜夜から土曜の朝までの連続勤務中の休憩時間がどう扱われるかわかりません。労基法では8時間以上の連続勤務の場合に1時間の休憩時間が必要となっていますが、これを杓子定規に解釈すると日曜の夜から土曜の朝までの間の休憩時間は1時間でOKになります。そうなると特別条項による限度時間の延長が必要になりますが、今日はそこまでは計算しないことにします。


それにしても正規の勤務時間が176時間、時間外勤務時間が約2.4倍の416.5時間とはかなりイビツな勤務体系のように思えます。それでも3/26付朝日新聞にある厚労省の担当官が愛育病院にアドバイスを行なったとされる

厚生労働省の担当者からは25日、労働基準法に関する告示で時間外勤務時間の上限と定められた年360時間について、「労使協定に特別条項を作れば、基準を超えて勤務させることができる」と説明されたという。

厚労省の担当官は特別条項により月420時間程度の時間外勤務を行なえば勤務は可能とアドバイスした事になります。厚労省担当官がアドバイスしたぐらいですから、きっと労基署も周産期医療を守るために苦渋の選択で届出を受け取るのでしょう。そうなると36協定の内容は、

    45時間 × 6回 = 270時間(平常月)
    420時間 × 6回 = 2520時間(特別条項適用月)

合計で年間2790時間になります。もっとも地獄は年に6回で、残りの6ヶ月は「たった」45時間しか時間外勤務はないですが、何かの都合で2ヶ月連続とかになるとさすがの産科医でも辛いんじゃないでしょうか。実はと言うほどではありませんが、年間2790時間でも月平均にすれば230時間ほどです。230時間も無茶苦茶な時間外勤務ですが、現在もこの勤務時間数を実質こなしているわけです。これを特別条項の適用でイビツに分布させる事により、月420時間と言う目も眩むような特別条項適用月が発生するわけです。

労基法の運用の趣旨は、厳格適用により事業場を破綻させ失業させてしまう事は避けなければならないこととされています。特別条項適用により労基法はクリアできても、それにより職場が崩壊するとなれば、今度は首都東京の周産期医療を守るために、労働省告示154号の適用を弾力的運用で目を瞑る措置を労基署は行なうのでしょうか。なぜなら特別条項の厳格適用は愛育の産科を壊滅させる事につながるからです。そうなるともう労基法は私の理解の手に負える代物ではなくなります。

もっとも愛育は総合周産期であるが故に41条3項の宿日直許可が下りないわけですから、総合周産期の看板を下ろせば宿日直許可は下りる可能性はあります。また総合周産期の看板を下ろしても愛育の経営はビクともしません。そうであれば特別条項で月420時間の限度時間を特別協条項を結び、強行突破を行い、安全配慮義務違反の地雷原を歩むより総合周産期の看板返上が理性的な判断に思えます。

特別条項の認可を労基署は与えてくれても、安全配慮義務違反の免罪符は東京都も厚労省も絶対にくれないでしょうからね。


最後にこの算数をやっていると時間感覚がおかしくなるのですが、平成14年2月12日付基発第0212001号「過重労働による健康障害防止のための総合対策について」にある「過重労働による健康障害防止のための監督指導等」をもう一度引用しておきます。

(1) 月45時間を超える時間外労働が行われているおそれがあると考えられる事業場に対しては監督指導、集団指導等を実施する。

(2) 監督指導においては、次のとおり指導する。

  1. 月45時間を超える時間外労働が認められた場合については、別添の4の(2)のアの措置を講ずるよう指導する。併せて、過重労働による健康障害防止の観点から、時間外労働の削減等について指導を行う。
  2. 月100時間を超える時間外労働が認められた場合又は2か月間ないし6か月間の1か月平均の時間外労働が80時間を超えると認められた場合については、上記アの指導に加え、別添の4の(2)のイの措置を速やかに講ずるよう指導する。
  3. 限度基準に適合していない36協定がある場合であって、労働者代表からも事情を聴取した結果、限度基準等に適合していないことに関する労使当事者間の検討が十分尽くされていないと認められたとき等については、協定締結当事者に対しても必要な指導を行う。

(3) 事業者が上記(2)のイによる別添の4の(2)のイの措置に係る指導に従わない場合については、当該措置の対象となる労働者に関する作業環境、労働時間、深夜業の回数及び時間数、過去の健康診断の結果等を提出させ、これらに基づき労働衛生指導医の意見を聴くこととし、その意見に基づき、労働安全衛生法第66条第4項に基づく臨時の健康診断の実施を指示することを含め、厳正な指導を行う。

この通達にあるように問題とされる時間外勤務数のレベルは120時間とか200時間とか420時間なんてレベルではなく、

    月45時間を超える時間外労働が行われているおそれがあると考えられる事業場に対しては監督指導、集団指導等を実施する。

45時間を超えるだけで監督指導、集団指導の対象になります。滋賀の120時間も愛育で予測される420時間も労基署は届出時点で45時間を超えることが分かっているわけですが、これも特別条項によりすべて免責されるのかもしれません。素晴らしきかな特別条項です。労基署は事業所を守るために特別条項を認め、一方でこれで過労死が起これば今度は安全配慮義務違反の責任を事業所に問うわけです。労基法の弾力運用は本当に魔法の杖と思います。

通りすがり通りすがり 2009/04/11 08:31 医師の方は人権侵害で病院や自治体・労基署を訴えてもいい気がします。
過重労働をしなければ守れないと言うことは既に制度崩壊してるって事ですよね…

卵の名無し卵の名無し 2009/04/11 08:48 非常勤医の当直シフト参加のほうはどうなったのかな。労基法よりもこっちのほうが興味深かったが。

Med_LawMed_Law 2009/04/11 08:59 特別条項を誤解しすぎだと思います。

滋賀の場合も労働実態は変わっていませんので、勤務医が過重労働で病気や事故に遭えば、あるいは医療事故が起これば、管理責任が完全に浮上してきます。

責任者が見えてなかったのを可視状態にしただけでも、十分意義があります。

焦らずに一年の推移を見守るべきだと思います。

愛育病院の算数にしても、許認可の問題を計算しているだけで、労働実態は何も変わっていません。
但し、可視化することにより、当直なら最初から最後まで時間外賃金が発生し、使用者が逃げることはできません。
2010年4月からは、最低でも5割増になりますので、一晩で3日半分の賃金が支払われることになります。

問題が可視化でき、責任の所在が明らかとなれば、解決への糸口は見えてきます。
もちろん最終解決ではないのは明らかですが、戦後から全く放置されてきた分野が開拓されたのです。

冷静な議論をお願いしたいです。

勤務医勤務医 2009/04/11 09:07 何れにしても特別条項は特別であり、移行措置として認めても繰り返しは禁止にしないとざるになります。そこら辺滋賀の先生やこれからの先生のコンセンサスにしていただきたい。毎回特別じゃ何処かのバーゲンと同じです。
あと、非常勤医者の患者放り込み当直は有る意味楽なので常勤を苦しめるだけですから、キャパを超えた夜勤は結局駄目です。これを開業医がしたところで助かるのは時間をクリアした事務や行政でしょう。
それにしても特別の時間を超えたときに何処までの事がなされるのでしょうか。

元もと保健所長元もと保健所長 2009/04/11 09:17 もし愛育で滋賀と同等以上の過酷な36協定が結ばれるなら、敵はもはや病院や労基署ではなく「労働者の代表」のほうでしょう。
働く仲間を売り渡す犯罪的行為が全国に波及しないことを切に祈ります。

卵の奈々氏卵の奈々氏 2009/04/11 09:27 ロハスメディカルによると、愛育とやりとりしたのは医政局長だそうなので
”厚生”労働マター(not 厚生”労働”)みたいですね。
口頭指示で文書記載はないようですが。

通りすがり通りすがり 2009/04/11 09:35 ・そもそも5人雇ってて日勤帯一人でやるっていうことがあるのかしら
・駄目な時期→(移行帯6カ月)→正常な時期という意味だとすると
 適当にばらばらと6カ月割り振るというのは可能なのかしら。(繁期・閑期という意味?)
・2名が特別条項適用:421.5時間 3名が特別条項適用:298.0時間
 この辺全員平等に扱わなくていいのかしら。

元ライダー元ライダー 2009/04/11 10:15 >管理責任が完全に浮上してきます。
過労死ラインを超えた36協定を受理した労基署の責任も浮上しませんかね?
労基署だって、そーゆー方向から責めるマスコミ伝統芸は想定していると思うのですが、本当に受理したんでしょうか(届出たのは事実のようですが)。

tadano-rytadano-ry 2009/04/11 11:17 いかに算数をし、どこからお墨付きが出ても、現実は変わりません。医療崩壊は認知されましたが、多くの国民は医師が頑張りが足りないと考えてます。官僚はそれを利用し、効果のない施策を乱発、自分達はやるだけの事はやってる、うまくいかないのは現場のせいと逃げています。公営企業のコンサル経験もありますが彼等の思考パターンはいつも同じです。評価が減点法で決まる彼等にとって責任回避はサバイバル術です。ただ私の経験でいえば彼等の弱点は文書と法令です。法令を勉強し、文書で責任の所在を明らかにして行く事が彼等と戦う最善の方法です。

10年ドロッポ10年ドロッポ 2009/04/11 12:23 Med_Law先生、
私如きがおこがましいのですが、
>責任者が見えてなかったのを可視状態にしただけでも、十分意義があります。
もっと徹底的に圧勝出来たしそうするべきだったのに手を抜いて後顧の憂いを残し捲くったように思われるのですが…。空母を撃ち漏らした真珠湾の愚を繰り返している気がしてなりません。
>焦らずに一年の推移を見守るべきだと思います。
その1年で何人が過労死することか…。それは避ける事が充分可能な死であったと私は思います。<過去形なのは時空を未来に置き換えただけの規定事項だからです。

YosyanYosyan 2009/04/11 13:14 非常勤の応援がどれほどなのか不明だったので試算しませんでしたが、非常勤医2人体制も容認し、特別条項による限度時間を滋賀にならって120時間としてみます。

6月モデルの時間外総勤務時間数が968時間、ここから特別条項適用医2名の240時間(1人120時間)を引くと、728時間。さらにそれ以外の3名の常勤医の135時間(1人45時間)を引くと593時間になります。

593時間を埋めるために、週に一度の当直非常勤医が7人いたとしたら、これで420時間(夜勤14時間担当)となりますがまだ173時間足りません。そこで土日の非常勤医は宿日直とすれば、64時間担当分が発生します。それでも109時間足りません。

どうなるかと言えば、月曜から金曜までに1人ずつ非常勤医が入り、土日は終日の非常勤医が入り、さらにそれ以外に8回分の夜勤の非常勤医を必要とします。そもそも常勤医以外の非常勤医のカバー時間は夜勤換算で42.4回分になり、夜勤のコマ数は60回ですから、総コマ数の2/3以上を非常勤医で埋める必要が出てきます。

必要人数をもうちょっと具体的に試算すると、月〜日の週1度の非常勤医が7名、残りの8コマを4コマづつ2名で受け持つとして9名です。東京ならそれぐらいは容易に集まるんでしょうか。それでもってかかる費用は・・・東京の相場が分かりませんから保留にしておきます。

SORASORA 2009/04/11 13:55 10年ドロッポ先生
> もっと徹底的に圧勝出来たしそうするべきだったのに

「医学のたまご」(海堂尊)によると「何事も勝ちすぎるのはよくない。ほどほどが一番」だそうです。
非医療者の目から見るとまずは最初の一歩を踏み出すところには成功したわけで、これだけで終わらせずにこれからも勝ちすぎない勝ちを短い間隔で継続させていく事が重要なのではないかと思います。
#「急いては事を仕損じる」ということわざもありますし。

> その1年で何人が過労死することか…。

こればかりはなんとも…。
つい最近、私の実家の隣の市のJA厚生連系の病院で産科の先生が亡くなられたという噂を聞いて呆然としていたところです。

やはりご自分の事を第一に考えていただいて無理だと思うなら辞めるという決断をしていただくのが一番なのかなと思います。
#協定ができたからといって辞める自由がなくなるわけではないですから。

法務業の末席法務業の末席 2009/04/11 13:56 >Yosyan先生

三六協定での時間外労働の総時間数を計算する場合、法定休日(4週で4日の休日)を休日労働した場合の時間数は除外して下さい。法定外の休日(所謂所定休日=週休2日制の場合はその内の1日)に休日労働した場合は時間外労働として扱いますが、法定休日(病院などでは日曜とする場合が多い)に出勤して労働した時間数は、時間数に関係無く(例え8時間を超えていても)休日労働1日としてカウントされ、時間外労働時間の計算には含めません。

このことは、昭和58年8月30日の基発569号で「休日労働の時間を含む三六協定は本来不適正である」通達されていて、協定に盛り込む時間外労働の時間数については、休日労働での労働時間数を除外する旨通達されています。

京都の小児科医京都の小児科医 2009/04/11 14:07 Med_Law様

いわれるのは
>責任者が見えてなかったのを可視状態にしただけでも、十分意義があります

Med_Law様がいわれる可視状態とは、昨日、Yosyan先生が提示された中日新聞の記事のことでしょうかhttp://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20090409/CK2009040902000011.html?ref=rank

こういった場合、情報公開制度による情報公開によって事実関係を確認せず、新聞記事のみで可視状態というのは違和感があるのですが。。。

おそらく中の人の情報は事実と推測しますが、ブロクのコメントは可視状態とは言えないと
思います。

勘違いならすいません。

YosyanYosyan 2009/04/11 14:10 法務業の末席様

ありがとうございます。休日はまた別扱いになるのですね、勉強になりました。そうなると休日労働の労働時間数は何にカウントされるされるのでしょうか、労基法は当たり前ですが複雑です。それとこれは質問ではありません。自分でググって調べます。

BugsyBugsy 2009/04/11 14:21 産業医の資格って多くの友人が取得してるんですが、オイラは時間の都合がつかず講習会に出席できません。

ところで彼らは産業医の資格をとって喜んでいるのですが、自分の職場立て職員は500人を優に超えているはずが、健康管理面での労務管理の提言というのをやりました とはついぞ聞こえてきません。

勤務医の過剰労働を防ぐための健康管理なんぞ どこ吹く風。健康管理の面から病院側に時間外労働の制限という点でモノ申してもいいんじゃないかとも思うんですが、どうなんでしょう?

自分は取ってないからわかりませんが、産業医にはそんな資格はないのでしょうか。
それとも自分の病院では知らん振りして 医業以外の会社ではビシビシ言ってるんですかね。

だったら意味ないじゃん。

京都の小児科医京都の小児科医 2009/04/11 14:27 >医療現場と労基法の両立は現実的に不可能とする勤務医は多い。ある医師は「我々は労基法を守る前に、医師法または医師の倫理に従って仕事をせざるを得ない」と強調

どなたかの発言か不明ですが、この医師法または医師の倫理とは具体的に何を想定されたものでしょうか
医師法○○条とか、医師の倫理?たとえばヒポクラテスの誓いに労基法を守ることと矛盾するものがあるでしょうか
長い間の日本の医師の文化的慣習風習ならわかりますが、まず、具体的な事項を提示する
べきと思います。
とくに医師法は法律ですから、労基法と医師法の整合性がないとおかしいと思います。
医師法のどこに労基法を守らなくてもいいと解釈できるところがあるのでしょうか

元もと保健所長元もと保健所長 2009/04/11 15:28 >医療現場と労基法の両立は現実的に不可能とする勤務医は多い。ある医師は「我々は労基法を守る前に、医師法または医師の倫理に従って仕事をせざるを得ない」と強調

医療現場と刑法(第211条の業務上過失致死傷罪)の両立は不可能と考える医師のほうが遙かに多いと思います。

10年ドロッポ10年ドロッポ 2009/04/11 15:35 SORA様、
>「医学のたまご」(海堂尊)によると「何事も勝ちすぎるのはよくない。ほどほどが一番」だそうです。
非医療者の目から見るとまずは最初の一歩を踏み出すところには成功したわけで、これだけで終わらせずにこれからも勝ちすぎない勝ちを短い間隔で継続させていく事が重要なのではないかと思います。
#「急いては事を仕損じる」ということわざもありますし。

ムツゴロウさんは「獲れる時に獲れるだけ獲るのが自然を楽しむコツだ」とおっしゃってますよ。未来の事はわかりませんからもちろん断言は出来ませんが、本件は負ける要素はまったくなく現に圧勝中でしたし追い詰め過ぎて窮鼠猫を噛むような要素があったとも思えません。であれば、この際反撃しようとする気力すら失わせるくらいに徹底的に叩いといた方が後々の為ではないでしょうか。後に続く一般労働者ははっきり言って弱兵ですし…。

>やはりご自分の事を第一に考えていただいて無理だと思うなら辞めるという決断をしていただくのが一番なのかなと思います。
#協定ができたからといって辞める自由がなくなるわけではないですから。

そんな決断が可能ならこんなブラック企業とっくに辞めてますって。

YosyanYosyan 2009/04/11 16:54 滋賀の件は10年ドロッポ様の意見に近いものがあります。「勝ちすぎるのは良くない」は孫子にもありますが、あれはあくまでも余裕があるときのお話です。勝ちすぎず程度でも、その勝利によりその後も絶対の優勢をキープできる、または勝ちすぎないことにより他のメリットを獲得できるのなら良いとは思います。

しかし滋賀の件は完勝しておくべきであったと考えています。相手は強大であり、たまたま好条件がそろったので滋賀と言う局地戦で優勢に戦えたのです。当方はもともと結束力が弱く、戦力も薄弱です。滋賀の後に続くには、滋賀での象徴的な圧勝が必要と考えています。あそこまで条件がそろい、絶対優勢であったのに勝ち得た勝利が120時間では後に続くもの気力を消失させます。

内情的には120時間には裏があるとの内部情報らしいものを提示してもらってますが、個人的な感想として「策を弄し過ぎた」と考えています。120時間の効果の1年後に策の効果を狙っているようですが、1年後に医師がどうなっているかを考えたのだろうかと言うことです。ごく簡単には現在の熱気が持続しているかどうかです。

相手は強大なのです。その気になればリーダー的医師を異動させることも容易です。リーダーが欠ければすぐに烏合の衆になり、来年の36協定更新は盲判状態になっていてもさほど驚きません。来年はまだ良いかも知れませんが、2年後、3年後には確実にそうなっている可能性は低くないと考えます。

残されたのは年間980時間、月間120時間の残業時間だけになります。私はこの先例だけが独り歩きする事をひたすら危惧しています。現在でも確実にそうなりつつあります。この残業上限だって、残業代の支払いだって、医師側の監視が少しでも緩めばどう運用されるかは医師ならよく知っています。

時間は相手にとって態勢を挽回する機会をひたすら恵んでくれます。一方で医師側は勝ち取ったものをなし崩しに失っていきます。そうならないと考えての策でしょうし、結果は時間が経たないと言い切れないところはありますが、非常に危険な策と私は感じています。

労基法の運用、とくに36協定は非常に弾力的な事はよく勉強させてもらいました。ただし弾力運用するには、最低限、労働者側の同意が必要です。だからこそ「労基法でこうなっている」「通達や告示ではこうなっている」の原則論で愚直に推し進めるべきではなかったかと考えています。愚直な正論の前では運用の弾力性は失われるからです。最後は法の正論が強いはずだからです。

「勝ちすぎない」はあくまでも、相手に余力を残させても次も叩ける余裕があるときに語られる戦略論であり、この一戦にしか戦力がそろわない時には勝つだけ勝たねばなりません。十分な戦力も無いのにスタンドプレーに走って手痛い敗北を喫するのは古来「宋襄の仁」と評されています。

勤務医勤務医 2009/04/11 20:49 滋賀の件は非常に有利だったのに「自ら妥協を示した」医師側の罪は非常に重いですよ。
それが全国に及ぼす影響を考えると身内を売ったに等しい。
頷いていたら法の勧める範囲に落ちたはず。
法に従う。ただそれだけの話。それを崩した滋賀は悪しき先例。
確かに現実の運用に合わせるのはとても良いことではありますが、善意を逆手に取って何十年、その状況で全国の医者がまずはリセットを望んでいます。
こんなの医者を雇えば解決する問題ですから、なぜ妥協する必要があるのでしょうか。
逆に具体案を示して、何人雇えばこれだけの時間で済むって各科で出せば良いじゃないですか。
>>1年後
私は1年後、半年後にまた妥協していると思います。
その繰り返しが既成事実として先何十年も定着してゆくのでしょう。
少なくとも自治労も存続ありきでしょうし。

ばあばばあば 2009/04/11 20:58 >相手は強大なのです。その気になればリーダー的医師を異動させることも容易です。リーダーが欠ければすぐに烏合の衆になり…

その時には、さっさとご自身の安全のために逃散すればいいのではないですか?
一度はチャンスを与えたのですから、後は大手を振って逃散できます。

そして、痛い思いを行政と住民が感じた時が、他山の石とする他の行政と住民にとっての最後のチャンスでしょう。
なに、そうなるまでに大して時間はかからないのではないかと、愚考します。

一番いい方法は、住民側が行政側を突付いて、勤務医に対する労働基準を厳格にすることなのだと思います。それが一番軋轢を生まない方法でしょう。でも、それには、どこかの地域で、できれば目立つ地域が壊滅的状況に陥ることが必要なのが現状です。

崖から落ちないとわからないのが 日本人のようですから。

勤務医勤務医 2009/04/11 21:09 保険給付が少ない==>医者を雇えない==>過労・非合法・現場崩壊
合法==>医者をそろえる==>保険給付・財政補助・事業縮小

先例は正当・妥当なラインをまず築いて、1年後か半年後に考えたら良かったんですよ。
その一年間にコピーペーストされるわけですから。

moto-tclinicmoto-tclinic 2009/04/11 21:17 滋賀の120時間に反対の「なかの人」もいただろうから、そういう人が抗議して10人くらいで揃って病院を辞めればいいんじゃないかな。
なんでもいい、とにかく、今勤めてる病院をいちど皆で辞めてみましょう(笑)。新しい就職先なんか今どき、いくらでもあります。
医者にはストライキは「そぐわない」でしょうからね。辞めるのが一番の労働運動です。
看護師を見習いましょう。

外野席外野席 2009/04/11 21:42 ここにいる勤務医の人たちは、滋賀や愛育の医師たちに対し具体的に何をどう支援するわけでもないのに、
掛け声だけ「俺たちのために、先例作りに頑張ってくれ」と言うのは、無責任ではないの?
(yosyan先生は開業医だから、経営側のお立場であるとは承知しています)

自分の職場環境を変えたければ、他社の労使交渉を眺めていないで、自分で交渉すべきです。自ら労使交渉に入った経験がなく、36協定すら結んでいない職場の人たちが、他社の労働者の弱腰を批判する資格があるのでしょうか。
自分の職場で協定を成立させない限り、他社の労働者がどんな良い条件を勝ち取っていようと、何の影響もありません。
逆に、他社の条件が悪いからと言って、直ちにそれが自分の職場に波及するわけでもない。

滋賀や愛育の協定が「先例」になるという主張は、どれほど現実的なものか、疑問です。
どこかの病院で、具体的に経営側から労働条件の切り下げを提案されているのでしょうか?
よしんば、そんなことを言うアホな経営者が存在したとして、こちらがその手に乗ってやる必要はさらさらありません。
あれは緊急避難であって、労基法の目指す正常な状態ではないことは、明らか。何が原則で、何が例外であるかを考えれば、「先例」になりようはずがない。

判例の影響力についての議論でも思いましたが、医師の人たちは、どうも法的なリスクの評価が不正確です。あるときは過大であり、またあるときは過小であり。
失礼ですが、生半かな知識に基づいて、実体のない影におびえているとしか思えません。
正しい知識を身につけて、各職場の実情に応じて、主張すべきを主張して、闘ってください。

(闘わずして逃散するという方針の方は、人生の選択は各人の自由だとは思います。が、それならばなおのこと、自分がしなかったことを、他人に対してせよと要求することはできないでしょう)

moto-tclinicmoto-tclinic 2009/04/11 22:29 いや、「闘わずして逃散」ではなくて、

「辞めるのが一番効果的な闘争方法である」

とわたしは申し上げておるわけです。わたしは自ら辞表を出してやめてみた結果、非常に良かったので、皆さんに勧められる立場にあります。

「自分で交渉すべきです」って言ったって、交渉するには、自治労とか労組を介さなくてはならないし、そうなると、その過程で、行き先の無いくせに当直もろくにしない老爺医や、病院存続というか自分の給与を守りたい事務職たちとすりあわせをして、今回みたいな妥協になるわけでしょう?
なら、自分の心に妥協なく「闘う」には、辞めるしか無いじゃないですか。

別に感情的になっているわけじゃないですよ。そんな必要も無いですからね。
ただ、医者は職人であって、技術を、専門知識を売るのだから、職場に居座ってゴネるしか能が無い輩とは一線を画してほしい、もっとプライドを持って自由であって欲しい、という願いはありますね。

ばあばばあば 2009/04/11 22:32 外野席さんのおっしゃることはよく理解できます。

でも、ここで声を上げることも重要だと私は考えます。
なぜなら、ここは注目度の高いブログでもあるからなのです。
ここで議論された内容は、目に見えなくても多方面に拡散されて、影響を有形無形に及ぼしているのです。

それから、判例の影響力についてのお話で、「実態のない影におびえている」とおっしゃいますが、ごくごく普通の人間の心理・感情の流れをお考えください。できれば、我が身・あるいは身近な親族が医師だとして「自分がその立場だったらどう考えるか」「親族としてどう助言するか」考えてみてください。
そうすれば、判例の影響力についての議論の一部は理解できるのではないでしょうか。

産業医産業医 2009/04/11 22:51 Yosyan様

「過重労働による健康障害防止のための総合対策」は、平成18年3月17日付け基発第0317008号が新たに策定され、さらに平成20年3月7日付け基発第0307006号で一部改正されましたので、平成14年2月12日付け基発第0212001号は現在では廃止されています。

現行の対策の該当部分は以下の通りです。


4 過重労働による健康障害防止のための監督指導等時間外・休日労働時間(休憩時間を除き 1 週間当たり40時間を超えて労働させた場合におけるその超えた時間をいう。以下同じ。)が月45時間を超えているおそれがある事業場に対しては、次のとおり指導する。

(1)産業医、衛生管理者、衛生推進者等の選任及び活動状況並びに衛生委員会等の設置及び活動状況を確認し、必要な指導を行う。
(2)健康診断、健康診断結果についての医師からの意見聴取、健康診断実施後の措置、保健指導等の実施状況について確認し、必要な指導を行う。
(3)労働者の時間外・休日労働時間の状況を確認し、面接指導等(医師による面接指導及び面接指導に準ずる措置をいう。以下同じ。)及びその実施後の措置等(別添の5の(2)のアに掲げる措置をいう。)を実施するよう指導を行う。
(4)(3)の面接指導等が円滑に実施されるよう、手続等の整備(別添の5の(2)のイに掲げる措置をいう。)の状況について確認し、必要な指導を行う。
(5)事業者が(3)の面接指導等(別添5の(2)のアの(ア)の?から?までに掲げる措置に限る。)に係る指導に従わない場合には、労働安全衛生法第66条第4項に基づき、当該面接指導等の対象となる労働者に関する作業環境、労働時間、深夜業の回数及び時間数、過去の健康診断及び面接指導の結果等を踏まえた労働衛生指導医の意見を聴き、臨時の健康診断の実施を指示するとともに、厳正な指導を行う。
(6)事業場が常時50人未満の労働者を使用するものである場合であって、近隣に専門的知識を有する医師がいない等の理由により、事業者自ら医師を選任し、面接指導を実施することが困難なときには、地域産業保健センターの活用が可能であることを教示する。
(7)上記のほか、36協定により定められた延長することができる時間を超えて時間外労働が行われている場合や限度基準に適合していない場合などには、必要な指導を行う。


なお、面接指導の対象者や実施方法などについても変更が加えられているのですが、「月45時間を超えているおそれがある事業場に対して指導する」という本質の部分はなんら変わりありません。

moto-tclinicmoto-tclinic 2009/04/11 23:05 「闘わずして逃げる」って表現にこだわってますが、だいたい、

1)医師が労組に入り、労働条件を交渉してくる。
2)医師が辞めてしまう。

の、どっちを、病院は、より嫌がると思いますか?
労組介した交渉が有効なのは、その労働者を首にしても、ほかにいくらでも代わりがいる場合です。なんで、今みたいな医者不足の時代に、医者が労組に加入せないかんの???

「闘う」ってのは、相手が一番嫌がることをする、っていうことですよ。
くどくなったんでここまで。明日早いしお休みなさい。

のじぎくの墓のじぎくの墓 2009/04/11 23:08 >辞めるのが一番の労働運動
moto先生に同意。
無給オンコール、超勤30時間でカットに異をとなえても
まともにとりあわなかった国立病院を辞して
現在の職場にうつりました。あいかわらず50-60時間の超勤+当直はありますが
超勤は全額支給になりました。
国立の方も、最近オンコールに待機料を払うようになったように聞いております。
給料未払いに対し裁判を起こせば勝てるのでしょうが、そんな時間があれば
患者さんのために診療したいです。それが私の選択でした。

外野席外野席 2009/04/11 23:32 moto-tclinic先生は、「労使交渉ガンガレ」とはおっしゃらないので、それはそれで一貫していると思います。

私が納得いかないのは、自分の労働条件を良くするために、他社の人間に交渉をけしかける、いわば他人の褌で相撲を取ろうとする態度です。
他社の労働者の行動をダメだダメだとくさす前に、
逃散するにせよ、正面切って交渉するにせよ、自分が動くべきだろうと。

Med_LawMed_Law 2009/04/12 00:10 滋賀の県ではコンプライアンス不足の部分は、刑事訴訟も行われています
http://mediajam.info/topic/845995

刑事訴訟になった案件では、3憶5000万円、名ばかり管理職+αで2憶5000万円
合計6憶円以上のピンはねした賃金の取り戻しに、比較的速やかに成功しています。
勤務医の賃金ピンはねで、ここまでの完全勝利の事例があったら、教えて欲しいです。

おそらくですが、滋賀成人病センターの勤務は緩いので、本当の意味で労働基準法に基づいた医師配置ができる可能性があります。もちろん大赤字でしょうけど(笑)。
労基法法的に人員を配置すれば、どのくらいの診療ができて、どの位の赤字が発生して、医療が継続できるかの試金石になるかと思います。

東京とか、佐賀とか、沖縄などの目に余る違法な勤務状況を無視して、滋賀プランを性急に攻めるのは、頭の悪いマスゴミの報道姿勢となんらの違いもないかと思います。

違法責任は刑事で追っているし、民事で支払われるものは、ほとんど手に入れているのですから、滋賀の事例を、自分たちの労働環境で生かさない手はないかと思うのですけど・・・・

中で頑張った先生たちに、「罪」まで着せるって、あんた達、偉いねぇえという感想です。

気に入らないなら、どうぞ素晴らしい先例を更に作ってくださいな。ご自分で。

勤務医勤務医 2009/04/12 02:40 >>他社の人間に交渉をけしかける
今回の本筋からはずれると思いますが、言いたいことは何となく理解できます。
しかし交渉するには組合が必要であり、今までは個人で戦いつぶされています。
個人で戦うのは辞めるしか選択は有りません。
今回の件で少なくとも労基法をルールに団体・組合で交渉出来たことは重要と思います。
今まで医者には労働組合が認められていないと思っていましたので、滋賀や東京で労働組合がどんな形であれ誕生する事は非常に意味深く、全国的に組み合いが出来ると、「継続的」な交渉ができる可能性が有ります。逆に今まで無かったからこんなに酷くなるまでやられたい放題だったと思いますし、逆に医療崩壊を止める手立てにもなると思います。
36協定・・・団体が必要ですから、組合結成には良い機会でしょう。

moto-tclinicmoto-tclinic 2009/04/12 06:35 滋賀の話は、叩いてこそナンボです。
ここで「滋賀は良くやった」と誉めたら、それこそ医者はほんとのアホじゃないですか。
ご苦労なさった当事者の方々には、歴史がねぎらうこととなるでしょう。
「色々手を尽くした結果が滋賀のアレかい。やっとれん、逃散じゃ!」という医者の反応が、滋賀に対する最大のエールかと。
そのへんは解って批判してる先生多いと思うので、滋賀の方々ヨロシク。

元もと保健所長元もと保健所長 2009/04/12 08:27 外野席 2009/04/11 23:32 さん
>私が納得いかないのは、自分の労働条件を良くするために、他社の人間に交渉をけしかける、いわば他人の褌で相撲を取ろうとする態度です。

10年以上にわたり「出先の長」として自ら団体交渉に臨んできた者からみると、あなたは「労働運動」をよくご存じないように思えます。

ではお尋ねします。
戦後の労働運動が「春闘方式」を取っているのはなぜでしょうか。
「統一スト」において、他企業の労組同士がピケ要員を相互派遣するのはなぜでしょうか。
他の団体交渉や労働紛争で労働判例が重視されるのはなぜでしょうか。

多くの勤務医がこれまで労働運動に無関心だったことは認めます。しかし、だからといって、他事業所労働運動への批判資格がないわけではありません。

元もと保健所長元もと保健所長 2009/04/12 08:32 外野席さんへの質問を追加

自治労(地方公務員の労組連合体)が国家公務員の給与を決める人事院に対して直接要求を突きつけるのはなぜでしょうか。

元ライダー元ライダー 2009/04/12 08:42 >私が納得いかないのは、自分の労働条件を良くするために、他社の人間に交渉をけしかける

ちょっと違うんじゃないかな、目的が。
医者の労働運動は医療が抱えている大きな矛盾をあぶり出す突破口になると考えているから、他の医者も騒ぐんですね。
「自分の労働条件を良くするため」というのが目的じゃない。
医療改革がラスボスだとすれば、勤務医の労働争議は最初の小ボスとの戦いのようなもの。
だいいち、自分の労働条件をよくするためだったらYosyan先生やmoto先生、それに私などの開業医がワイワイ言うわけ無いじゃないですか。我々は経営側なんですよ(元もと保健所長sさまもある意味そうですね?)。労働者の尻を叩くような発言する訳ないですよ。
にもかかわらず言うのは、見据えているのは労働条件なんかじゃなくて、もっと先だからですね。

元外科医元外科医 2009/04/12 10:02 120時間が一人歩きすると大変ですね。集団退職で崩壊させれば良い事例になるのでしょうがw

卵の名無し卵の名無し 2009/04/12 12:23 >集団退職で崩壊
いやいやまず個々人が勤務しながら院内精神科を定期受診して過労防止のための診断書をもらっておけば、合法的に過密業務から身の安全を守りながら特別協定の毒を解毒することが出来るでしょう。集団退職などしなくても医師個人レベルの対策で実質骨抜きに追い込めますよ、毒といっても所詮厚労省案ですから効きが悪くて毒にも薬にもならない。いわゆる箸にも棒にもかからぬ役所の政策の特徴ですかねw

卵の奈々氏卵の奈々氏 2009/04/12 14:36 ↑精神科(不採算系&開業容易)が真っ先に開業→補充なしコンボで閉鎖され院内から消滅してますって…

BugsyBugsy 2009/04/12 15:47 医師を含めた病院職員の定期健康診断というのはありますが、疲労による体調不良や睡眠不足が度重なって抑うつ状態になったからといって院内に駆け込む先がありませんねえ。
実際に診断書を書いてもらって休みたいなあと感じることも多々あります。

近所のクリニックの先生に書いてもらうしかないでしょう。

あ うちの産業医の先生って誰だっけ?
もしわかったら、院内に多数の医師が体調不良を訴えても書いてもらえますかね。
それとも握りつぶされますかね?過労を訴え出ない自分のような医師もやはり問題ありですねえ。
反省しています。

勤務医勤務医 2009/04/12 19:21 元もと保健所長さま
>>10年以上にわたり「出先の長」として自ら団体交渉に臨んできた者
やはり、そんな感じがしておりました。間違っておりましたら申し訳御座いません。
しかし、その出先の長として、長年苦しんできた医師達の経過をどうお考えかお聞きしたくて。私も相当苦しみました。交渉を臨んできたと有りますが、押さえ込まれ、どちらかといえば搾取側に加わってきたイメージ・恨まれている可能性が強いのですが。行政(本庁)には頭が上がらぬ「レジーム」は過去現在立ちはだかっている感じすし、滋賀なんかより歪んだ場所でもあります。先の書き込みに「復活させてはなりません」と否定的でも有ります。
では今後の「出先」の役割とはなんなのでしょうか。いまだに行政は期待しているようですが。

門外漢門外漢 2009/04/12 19:38 >滋賀の話は、叩いてこそナンボです。
>ここで「滋賀は良くやった」と誉めたら、それこそ医者はほんとのアホじゃないですか。

良い悪いで問題を論議している時点で、アホこの上ないとも思います。

正直言えば、ここでの議論に失望しました。
ほとんどの人が、個人的な感情で滋賀の件を語っているからです。
理系を出ている方々が多いにもかかわらず、感情論の応酬。

まあ、端から見ている分には笑えるから良いんですけど。

門外漢門外漢 2009/04/12 19:44 重要なのは、滋賀の先生方がどのような目標を設定していたかであり
目標を達成する手段として、今回の労働協定妥結はふさわしいものであったかです

全国の医師の先生の都合など、滋賀県は考える必要はないのです

滋賀の先生を批判している方々の多くは
「滋賀の先生が、自分たちのためになることをしてくれなかった」
「滋賀の妥結は、自分たちにとって都合が悪い」

と言う事に他ならず、エゴ丸出しという点や、依存心の高さが笑えるところであります。

卵の名無し卵の名無し 2009/04/12 19:48 誰も相手にしていない端にいる「門外漢」が勝手に失望したり賞賛したりしたご感想を無意味に臆面もなくここで披露することのほうが余程笑えるけどな。

元外科医元外科医 2009/04/12 20:05 滋賀の事例はあまりに酷すぎて前例にはならないでしょう
うちの事業所でそんな協定出されたら小生は蹴飛ばしますw

BugsyBugsy 2009/04/12 20:20 >「滋賀の妥結は、自分たちにとって都合が悪い」
と言う事に他ならず、エゴ丸出しという点や、依存心の高さが笑えるところであります

依存心ではなく 今後全国に波及するであろう行政指針や判例の前例になりうる象徴的な出来事なのです。同じ医師です、気にはなりますよ。
正直なところ 同情もしています。

>全国の医師の先生の都合など、滋賀県は考える必要はないのです。

あなたの内容が 少々言葉足らずでしたか? よくわかりません。病院ごとに事情が異なるからと解釈しましょう。

ただ 少なくとも全国の医師が今後滋賀県で勤務したいとは思わないでしょう。少なくとも労働基準法をまっとうに考えていないとすれば、結果はどうなるでしょうね。

>のじぎくの墓様の

>そんな時間があれば患者さんのために診療したいです。それが私の選択でした。
それも同感です。医師たるもの ここぞという瞬間なら夜間の診療も厭いませんが、メリハリもつかずダラダラと夜間救急に呼ばれるのは緊張が続かずつらいものです。
自分が能動的に時間外をやるぶんには平気ですが、他人から そんなの当り前だろうと言われると別なんですよ。すくなくとも医師のそんな気持ちがいいように利用されるだけだったと思います。

そういった医師にドクターストップなり休暇のアドバイスを与えうるのは やはり職場の産業医(出来れば先輩か上司)かなと先ほど思ったまでです。
涅槃の境地に陥ったら自覚症状はないデスマーチで 家族からの訴えであれば私事と一蹴されかねませんからね。

門外漢門外漢 2009/04/12 20:24 >誰も相手にしていない端にいる「門外漢」が勝手に失望したり賞賛したりした
>ご感想を無意味に臆面もなくここで披露することのほうが余程笑えるけどな。

滋賀の医師に対して「勝手に失望したり賞賛したご感想を無意味に臆面もなく
ここで披露している事」が笑えると言う事をご理解頂いたようで何よりです

書き込んだ甲斐がありました

門外漢門外漢 2009/04/12 20:29 >象徴的な出来事

勝手に「象徴的な出来事」にしているだけだと思います。

他の地区の方々はそれぞれの地区できちんと労働協定を締結すれば
済む話ではないでしょうか。

「滋賀がきちんと条件を勝ち取っていれば、俺たちが苦労せずに済んだのに」
と言う思いが見え隠れするのが気になるのですね。


>少なくとも全国の医師が今後滋賀県で勤務したいとは思わないでしょう。
>少なくとも労働基準法をまっとうに考えていないとすれば、結果はどうなるでしょうね

労働協定をまともに結んでいない地区の方が、労働協定をきちんと締結した滋賀より、
「労働基準法をまっとうに考えている」というご意見なのですね。理解しました。

元もと保健所長元もと保健所長 2009/04/12 20:45 勤務医 2009/04/12 19:21 さま
>>10年以上にわたり「出先の長」として自ら団体交渉に臨んできた者
>やはり、そんな感じがしておりました。間違っておりましたら申し訳御座いません。

30台から断続的に出先の長をやってきたため、団体交渉では吊し上げられる側に座り、しばしば怒号を浴びせられてきました。
その経験から言わせていただければ、労働運動は事業所別・企業別・産別のみならず労働者(少なくとも正規雇用の労働者)全体の利益のために戦略的に行われるものだということです。
したがって、今回の滋賀の「労働者の代表者」さんには、医療労働全体への影響をもっと真剣に考えて欲しかったと思っています。

>では、今後の「出先」の役割とはなんなのでしょうか。・・

行政の「出先」機関の役割については熱く語ることができます。
しかし、出先の「行政」機関における「労使」交渉の役割については、一連の公務員叩きでスト(もちろん違法なのですが・・)が打てなくなって以来、形だけになることが多いと聞きます。
でも、現業職場(公立病院は「現業」です」)では、今でもガリガリやっているところもあるらしいですよ。

門外漢門外漢 2009/04/12 21:22 >医療労働全体への影響をもっと真剣に考えて欲しかったと思っています

「医療労働全体への影響を真剣に考えた結果、今回の協定妥結に至った」のであれば、
全く問題ないと言う事になりますね

BugsyBugsy 2009/04/12 21:43 >門外漢様

よろしいですよ。まずは昨日からのエントリーをもういちどご覧ください。

労働協定を結んで医師当人が承諾されてるのなら誰もとめません。本人の勝手、他人は後ずさり。
滋賀の協定を拝見して オイラなんぞ怖気をふるっただけです。無論そんな内容の協定を今の病院でも結ぶいわれもなければ、断るのもオイラの勝手ではあります。
元外科医さまと同様に蹴飛ばすか 立ち去ります。

>他の地区の方々はそれぞれの地区できちんと労働協定を締結すれば
済む話ではないでしょうか。

はい。「きちんと」した内容の労働協定をかわさない病院に勤務する義務はもうないわけです。この滋賀の病院もきちんとしていると思えばこそ勤務されてるんでしょ?それぞれの地区の事情を踏まえた協定という趣旨は理解できますが、まずは限度があります。
辞める時は「一身上の都合」で簡単です。

>労働協定をまともに結んでいない地区の方が、労働協定をきちんと締結した滋賀より、
「労働基準法をまっとうに考えている」というご意見なのですね。

勿論ありますよ、そういった病院は。なあなあの勤務で絶滅危惧種です。存じ上げています。
だけど しーっ!黙っていましょうね。ウルトラマグネットホスピタルになります。ただ協定といっても内容によりけり。
結ばないほうが まだましだという協定もありますね。

門外漢門外漢 2009/04/12 22:18 >労働協定を結んで医師当人が承諾されてるのなら誰もとめません。
>本人の勝手、他人は後ずさり。

滋賀の協定には問題点、批判点がない事が、共通理解されたと言うことですね
何よりです

勤務医勤務医 2009/04/12 22:23 門外漢さまは医療事情をあまりご存じ無いのと思います。
身近に医者とかいますでしょうか。本当にびっくりしますよ。
>>全国の医師の先生の都合など、滋賀県は考える必要はないのです
さすがに違うと思います。
それは行政が今後各事業所単位で別ルールを適応するかで決まると思いますし、何処の業界も横への波及は必死でありそれを無視した意見かと思います。
また組合など反抗する武器を持っておれば一般社会と比べられるかも知れませんが、情けない事に長年武器を取り上げられて看守にけつの穴を差し出してきた、そして自決しか逃れる方法が無い勤務医の現状を無視しています。
僅かに問が開こうとして、戦陣を切る医者が(その医者に期待するのは情けない限りですが)、シャバではなじめないと問を閉ざして戻ってくるようでは、多くの解放を待つ医者の不満を勝って当然かと。じゃあ、おれに代われ、武器をくれと。

BugsyBugsy 2009/04/12 22:46 門外漢様

>滋賀の協定には問題点、批判点がない事が、共通理解されたと言うことですね
何よりです。

いえいえ問題点、批判点を論じるのは我々ですが、協定に問題がないわけじゃありません。
共通理解なぞ ありえません。

もういちど コメントをゆっくりご覧ください。
>ここで「滋賀は良くやった」と誉めたら、それこそ医者はほんとのアホじゃないですか。
そこまで 皆さんは読み込んでいますよ。

てくてくてくてく 2009/04/13 02:59 中坊みたいな人いますね・・・。プロ野球の試合で何かのプレーで抗議があったとき、せっかく審判が「ルールブックどおりに公平に判断します。」といっているのに、自ら「あっちの言うとおりでいいです。」とおれてしまった監督がいたとしますね。それを批判するのはファンの自由でしょ、どう考えても。「当事者じゃないものは黙れ。」と中の人や門外漢が言うのはみっともないというか、子供っぽいというか・・・、見苦しいです。

Med_LawMed_Law 2009/04/13 03:06 特別条項が使えるのは、年6回までです。
http://www.rengo.or.jp/03-rodo/koyo-ho/36kyutei0402.htm

一回カードを切ると、月の最大許可時間を使い切ったことになります。
特別条項で、月300時間と言っても、月45時間を超えた月が半年続けば、残りは月45時間になります。

詳細は情報公開されるのを待つしかありませんが、半年で爆発する時限爆弾であるのに、時限爆弾であることを労使とも自覚していないとすると、滋賀県の病院管理者は、再び、訴追される危険性が高まります。

既に告訴されて問題となっているのですから、二度目は実刑を喰らっても不思議ではありません。

法律は良く読まないといけません。

滋賀県が最初の生贄になるのかどうかは、滋賀県の懸命の努力に掛かっていると言えるでしょう。

京都の小児科医京都の小児科医 2009/04/13 03:19 >医療現場と労基法の両立は現実的に不可能とする勤務医は多い。ある医師は「我々は労基法を守る前に、医師法または医師の倫理に従って仕事をせざるを得ない」と強調

この部分ですが、これは中日新聞社の記者の想像(推測)でなければ(とくに現実的に不可能とする勤務医は多いとか。。)
労基法と医師法の整合性に対する疑問は法律の専門家にまかせるとしても
私は医師の倫理に労基法を守ることに矛盾はないと思います。
医の倫理については、医師のこころの中の話ではなく医の倫理としてまず、誰にでも
公開されていることが前提になります。
日本の代表的な医の倫理は
医の倫理綱領・医の倫理綱領注釈
平成12年2月2日
http://www.med.or.jp/nichinews/n120320u.html
医学および医療は,病める人の治療はもとより,人びとの健康の維持もしくは増進を図るもので,医師は責任の重大性を認識し,人類愛を基にすべての人に奉仕するものである.

1.医師は生涯学習の精神を保ち,つねに医学の知識と技術の習得に努めるとともに,その進歩・発展に尽くす.
2.医師はこの職業の尊厳と責任を自覚し,教養を深め,人格を高めるように心掛ける.
3.医師は医療を受ける人びとの人格を尊重し,やさしい心で接するとともに,医療内容についてよく説明し,信頼を得るように努める.
4.医師は互いに尊敬し,医療関係者と協力して医療に尽くす.
5.医師は医療の公共性を重んじ,医療を通じて社会の発展に尽くすとともに,法規範の遵守および法秩序の形成に努める.
6.医師は医業にあたって営利を目的としない.

このある医師のご発言は、日本医師会の医の倫理綱領の5にそぐわない発言です。
繰り返しますが、労基法を守ることが医の倫理です。
ある医師は医の倫理に反しています。

Med_LawMed_Law 2009/04/13 06:04 >「ある医師」の「我々は労基法を守る前に、医師法または医師の倫理に従って仕事をせざるを得ない」と強調

に私も、別の意味で違和感を感じます。

労基法は、使用者を直接的に縛るものであって、労働者を直接的に縛るものはないと言っても過言ではないからです。

「労基法」
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22HO049.html
を、ザクっと一瞥してわかるように、ほとんどの文章は、「使用者は・・・・・」というものです。
労基法上の強行規定(労使の合意関係なく条文が適用)は、一方的に使用者に対してのものです。

「勤務の労基法遵守」のような主旨は法律が考えているものではなく、医療においては、労基法は病院経営者の責任を問うものです。
この点では、京都の小児科医さんの論点も少しズレてます。

病院長は医師ですから、「我々医師が・・・」という人が多いのですが、使用者たる責任を放棄して、労働者である勤務医に「医師法」と「倫理」で転嫁するのは、詭弁としか言いようがありません。

「ある医師」が勤務医であるなら、使用者であるかのような発言は誇大妄想だし、他の勤務医の基本的人権を放棄させられる権限などあるはずもありません。
医師法という前に、雇用契約が正当でなければ、病院の責務を個人の勤務医が負う義務はありません。
義務がないのに倫理を問われるのもアリエナイことです。

問題は、マスコミが「ある医師」と同じ誤解と妄想で凝り固まっている可能性が高いということです。

特別条項で違法状態から逃れられると考える病院管理者がいるとしたら、それは甘い甘い幻想であることを、そのうち思い知ることになるでしょう。

それが滋賀になるか、京都になるか、東京になるか、沖縄かは???

京都の小児科医京都の小児科医 2009/04/13 09:44 >「勤務の労基法遵守」のような主旨は法律が考えているものではなく、医療においては、労基法は病院経営者の責任を問うものです。
この点では、京都の小児科医さんの論点も少しズレてます。

なるほど、ありがとうございます。 この部分の理解はまだまだです。法律の話をするのは
常に専門家に相談してとの自覚はありますが。。。

京都の小児科医京都の小児科医 2009/04/13 22:34 >医療現場と労基法の両立は現実的に不可能とする勤務医は多い。ある医師は「我々は労基法を守る前に、医師法または医師の倫理に従って仕事をせざるを得ない」と強調

Med_Law様の解説がありましたが。。。。私の問題提起をそのまま出します。

医師の倫理=【職業倫理綱領(平成18年10月)】と私は考えます。

滋賀県立成人病センターの公開されている
【職業倫理綱領(平成18年10月)】
は下記でした。 失礼しました。

http://www.pref.shiga.jp/e/seijin/center/syokugyorinri.html
私たち滋賀県立成人病センターで働く職員は、人の健康を増進するという責務の重大性を認識し、当院基本方針に基づき、職業倫理綱領を定めます。
1) 基本的責務
医療知識・技術の習得に努め、生涯教育を実践します。
品性を高め、保持するように努めます。
2) 患者さんに対する責務
患者さんの人格を尊重し、個々の病状に応じた最善の医療を提供します。
医療内容については十分に説明し、同意を得た上で治療を開始します。
患者さんのプライバシーを尊重し、守秘義務を遵守します。
3) 職員相互間の責務
職員は互いに尊敬し合い、連携して治療につくします。
4) 社会に対する責務
医療を通じて社会の発展につくすとともに、法規範を遵守します。

BugsyBugsy 2009/04/14 00:30 京都の小児科医様が提示された
滋賀県立成人病センター【職業倫理綱領(平成18年10月)】ですが、Akagama先生のおっしゃってる
「ほめごろし」とは言い得て妙ですね。

綺麗ごとをぶち上げて褒め抜いて ちょっとでも逸脱したらぶっ殺すぞという意味と解釈した次第です。
罰則はないけど 逆らったら社会的に指弾したるぞ、内部で圧力をかけたるぞという気迫がありありと伝わってまいりました。

>4) 社会に対する責務
医療を通じて社会の発展につくすとともに、法規範を遵守します。

ああ 法規範を遵守するつもりだけは あるそうです。びっくりしました。解釈の違いと突っぱねるアンタの面の皮は厚い。

世の中綺麗ごとしか言わん奴ほど避けたほうが良いというのは 真実ですねえ。
声高に綺麗ごとを言いやがる院長がいる病院もですね。昔は俺はこんなに頑張ったというのは ほとんど記憶障害です。昔の事を忘れた人間はなんでも云えます。
しけた中年オヤジでも部下の前では「昔は徹夜で飛び回って じゃんじゃん契約を取ったもんだよ」って居酒屋で説教してませんか?

シーザー曰く「人間は見たい現実しか見ようとしない。」ある人曰く「都合の悪い過去の現実は忘れたほうがよい。」「百回いえば嘘も真実になる。」

いつのまにか真実性を帯びてくるんでしょう。


>「我々は労基法を守る前に、医師法または医師の倫理に従って仕事をせざるを得ない」
変態新聞でこれが活字になったら褒め殺しで 労基法を守ろうとする医師が非難されるんじゃないかと危惧しています。

勤務医勤務医 2009/04/14 05:09 Med-Lowさんの仰るとおり最終的に滋賀の功罪の評価に関しては東京(全国)への波及や半年後の断固たる対応の有無にかかっており、滋賀先例論派や滋賀(個別)尊重派どちらの意見が正しいかはそのうち分かる。
Med-Lowさんは後者でしょうね。

東京で特別80時間(今回80を示したとある)以上を労基が最初に示したら、それは滋賀の先例としての罪・労基が各事業所の労働者を尊重していないことが分かるわけで、杞憂じゃなく憂いは本当であり。

半年後一年後に違反が明らかになったときに、自治労が妥協案を再度示したら、自治労の本音が見えて(結局誰を守っているか)、そのときに労基や医者が雇用主に断固たる対応が出来るのかが重要で、今回が妥協なのか「執行」猶予なのかが分かるって事かと思います。

さて、両方ともよからぬ予想を抱くのですが…。
おそらく中の先生はこうご期待と仰っていましたが。
120時間を満たせぬ医者を切り捨てるか見ものです。

10年ドロッポ10年ドロッポ 2009/04/14 11:07 moto-tclinic先生、
>「辞めるのが一番効果的な闘争方法である」
そこを敢えて「踏み止まって職場の労働環境改善の為に戦う」とゆー困難な選択をされたワケですから当然に相応の高邁な理想なり戦略なりがあるものだと思うじゃないですかふつーは。コレでは単に、「辞めるという選択肢は思い浮かばなかった」としか思えずダイナマイトしょんぼりっす。
Med-Low先生、
半年の執行猶予をくれて、労働者側に何のメリットはあるのかが今一判りません。

卵の名無し卵の名無し 2009/04/14 11:52 >法律は良く読まないといけません。

良くも悪くも読めますね。法律作るほうは次々と木に竹を接いで来ますしw
そんな現状ではこんなところかと↓
産科医絶滅史70巻(サブタイ候補)〜よくよく読めば産労苦協定〜

現サブタイはお生憎さまなことに、産科医絶滅史70巻〜お愛育さま労基法違反ですから〜、ですが。

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