新小児科医のつぶやき

2009-11-30 神戸の新型ワクチンを巡るちょっとしたお話

平成21年11月24日付事務連格が11/26に当院にFaxされてきました。

小児等を対象とした新型インフルエンザ予防接種受託医療機関様

兵庫県健康福祉部健康局 疾病対策課長

小児等を対象とした新型インフルエンザワクチン配布について(依頼)

 平素は、本県の保健福祉行政にご協力いただくとともに、今回の新型インフルエンザ予防接種には一方ならぬご尽力をいただき、誠にありがとうございます。

 このたび、本県においても、小児の重症化例が多く見られることから、1歳から小学3年生に相当する年齢の者(以下「1歳から小学3年生」とする)に対する新型インフルエンザ予防接種について、「12月4日(金)から接種開始」と前倒しすることといたしました。

 当該接種の前倒しにあたり、1歳から未就学児の接種、小学1年生から3年生の接種のいずれか又は両方に登録された受託医療機関に対して、下記の通り配分する予定です。

 しかしながら、1歳から小学3年生を対象とした今回の配布分が不要な医療機関がございましたら、誠にお手数ですが、別途変更連絡票により、11月27日(金)までFAXにてご連絡いただきますようお願いいたします。

・・・・・・以下省略・・・・・・

とりあえず意味不明のところとして、

    1歳から未就学児の接種、小学1年生から3年生の接種のいずれか又は両方に登録された受託医療機関

はて?、そんな登録がどういう手続きで、いつ為されたか全く不明なんですが、のぢぎく県は既に登録をされているようです。もうこの程度のことで驚いてはいけないかもしれません。

それはそうと、厚労省の大号令から遅れはしましたが、のぢぎく県も12月4日から「1歳から小学3年生」への接種を「許可」された事は確認できます。流行に追いついていないとの批判もあるでしょうが、そのあたりは今日はもう良いでしょう。とにかく12月4日から「1歳から小学3年生」の接種を行う事はできます。

実はFaxが入る前から「12月4日から新型接種ができるから予約したい」の問い合わせがいっぱいあったのですが、ようやく確認できたと言うところです。この「1歳から小学3年生」までのグループはこれまでの基礎疾患を有する者(最優先)より段違いに対象者が増えます。次に気になるのは対象者が広がった事に対して、どれぐらいのワクチン「配給」が行なわれるかです。Faxを確認すると、

2.配布本数

 (1)集団接種の予定がある地域の医療機関・・・1ml 2本

 (2)集団接種の予定がない地域の医療機関・・・1ml 4本

この集団接種の予定が地域も記載されており、

神戸市、尼崎市、芦屋市、伊丹市川西市、猪名川町、加古川市、稲美町、播磨町、西脇市三木市、神河町、市川町、福崎町、たつの市、太子町、宍粟市相生市、新温泉町、養父市丹波市篠山市、淡路市

私は神戸ですから、配布されるワクチンは、

    1mlが2本

2回接種として、幼児で5人分、小学低学年で3人分程度になります。これが4本に増えたところで、焼け石に水です。予約を取るにも5分で埋まってしまい、なおかつ次回入荷予定は不明という事になります。とりあえず説明として、

    神戸では集団接種を予定しているみたいですから、それをお待ちになられては如何ですか?

これでなんとか釈明しようかと思いましたが、11/27に再びFaxが舞い込みます。平成21年11月27日付神戸市医師会新型インフルエンザ対策本部よりの「新型インフルエンザ関連情報第43報」です。少々長いので順番に紹介しますが、

小児等を対象とした新型インフルエンザワクチン配布に関するお詫び

 昨日(11月26日)兵庫県疾病対策課長名で「小児等を対象とした新型インフルエンザワクチンの配布について」の標題についての文書を各位に回覧致しました。神戸市において集団接種実施予定との前提でワクチン確保について県との折衝を進めて来た経緯から、接種受託医療機関に対する配布本数は集団接種の予定がある地域との認識で1医療機関あたり1ml:2本あての配送手配がすでに実施されている事が判明しました。しかし実際には11月25日の時点で神戸市医師会と神戸市行政及び神戸市小児科医会との間で集団接種に関する最終的な調整がつかず現段階では集団接種は一旦白紙に戻す決定が為されたという経緯があります。

 従って現状に基づけば集団接種の予定のない地域に該当し1医療機関あたり1ml:4本、配布されるべきなのですが、上記の事情により今回は2本しか配布されません。県疾病対策課と折衝の結果、次回の配布時には今回の減数分を上乗せしていただくように確約をいただきましたので、事情をご了解の上ご了承いただきますようお願いいたします。

え〜と、神戸市でも集団接種を計画はしていたようで、「計画している = 予定している」と県に認識されて配布本数が2本になったようです。ところが計画していた集団接種は白紙に戻り、白紙に戻った連絡に何らかの不備があり、神戸市では集団接種を行わないにも関らず、配布本数は2本のまま据え置かれたとの事のようです。

2本でも4本でも実質的に大差は無いと言えばそれまでですが、「ご了解ご了承いただく」のは医療機関ではなく神戸市民のような気もしますが、この程度のドタバタも些事なんでしょう。それより前倒しの現実が、医療機関あたりのワクチン配布本数として、1mlバイアルで2本とか4本みたいなレベルである事のほうが噴飯物なんですが、形式を整えるとはこういう事かの学習として前向きにとらえる姿勢が求められそうです。

少しだけ興味深かったのは集団接種計画が白紙に戻った経緯です。神戸市医師会もよほどカリカリした交渉であったのか、妙に詳細に記述されています。

 神戸市における小児対象の集団接種実施計画について一部のマスコミ報道でお知りになった会員もおられるかもしれませんが(神戸市医師会として正式に集団接種を公表した事実はありません)。少なくとも現時点では集団接種を実施できる環境にないことを確認しております。

 すなわち事実経過としては11月18日の新型インフルエンザ対策会議の場で神戸市行政も含め集団接種実施の方向で合意が得られ、その場で新たに選任されたワーキンググループにより、会議後打ち合わせが行なわれ、実施計画(案)を策定しました。それを元にして神戸市行政と小児科医会とともにさらに細部を詰めるために11月20日のワーキンググループで協議の場を持ちましたが、神戸市行政から突然、唐突に集団接種に対する否定的な見解が出されました。

 その場では各区で実施することはとりあえず断念して、代案として医師会急病診療所1ヵ所で規模を縮小して実施してはということでその案について、医師会、行政、小児科医会それぞれが持ち帰って協議することになりました。そして11月26日、再度全体の対策会議の場を設け、それぞれの最終的な見解を確認しました。

少しまとめると、

日付 事柄
11月18日

  • インフルエンザ対策会議にて神戸市行政と市医師会が集団接種計画について合意
  • ワーキンググループが実施計画(案)を策定

11月20日

  • ワーキンググループにて神戸市行政が否定的見解を発表
  • 集団接種を小規模にする案を持ち帰り検討

11月25日

  • 医師会、行政、小児科医会の見解を確認
  • 集団接種計画は白紙に戻る



あくまでも「おそらく」ですが、11月18日の合意までの医師会、行政の事前折衝は十分に行なわれていたと考えます。集団接種計画に行政が了承したから対策会議が開かれたと思われますし、事前に了解していたからこそ、11/18に合意してワーキンググループが速やかに選出され、なおかつ同日に実施計画(案)まで策定されたと考えます。そうでなければ出来ない芸当です。

ところがその2日後に急転します。理由として考えられるのは、医師会が事前に根回しした行政の担当者以外からの反対であったと思われます。これは医師会が折衝した行政の担当者の根回し不足であったのか、管轄部署の違いによるどうしようもないものなのかは、私にはわかりません。とにかく医師会の知らないところから「待った」がかかった事だけはわかります。

気になるのは11月25日の行政側の最終見解なのですが、これも紹介されています。

  1. BCGやポリオのようにすでにある程度安全性が確認されているのならともかく、安全性が確立されていない「新型インフル」の集団接種はリスクが大きい。しかも各区で実施となれば、十分な設備が整っていない区もある。従って行政としてはリスクを冒す選択はないので、全面的に協力することはできない。(河上保健所長以下行政側出席者の見解)

  2. 垂水保険部長の吉岡氏からは各区保健部の見解を集約した形で代弁させていただくと、同様な認識から集団接種を各区で実施することは反対であり、仮に医師である自分の立場として考えてもリスクのある集団接種に参加するつもりもないと。

  3. すなわち行政医師としてはリスクの高い集団予防接種に直接協力、関与する選択枝はないと(内野氏)

  4. ならばリスクのある予防接種は開業医の個別接種に任せるのかとの問に、

      「開業医の先生はリスクも納得、覚悟の上でやっておられるのだから仕方がない」(河上氏、吉岡氏)

さすがにポカンと開いた口が塞がらなくなりそうでした。確かに偽らざる本音といえばそれまでですが、医師のプライドが少しでもあれば、断るにしても、もうちょっとありふれた遁辞を構えそうなものです。建前としても、市の保健行政と開業小児科医の連携はそれなりに重要なはず、いや少なくとも口先だけは「重要」と言っていたはずです。

新型インフルエンザ対策ではモチベーションが下がるような事柄がテンコモリありましたが、今回の神戸の保健所及び行政の御姿勢もその一つに数えておきます。


気を取り直して、行政側の見解は行政医師の意見が多いようですが、集団接種には大雑把に考えて2つのリスクがあります。ここでのリスクは接種によるトラブルです。

  1. 集団接種自体の責任者に対するリスク
  2. 直接接種を行った医師のリスク

保健所で接種を行いトラブルが生じたとき、最終責任者は神戸市であり、神戸市長でしょうが、現場の責任者でもある行政医師(保健所長)も管理の責任を問われる可能性があります。被害者からの鉾先が向く可能性もありますが、グルッと回って行政からの内部的責任を間接的に問われる可能性は無いとは言えません。そこらあたりも含めて、

    行政としてはリスクを冒す選択はない

あからさま過ぎる本音ですが、遠因として国の対策が曖昧かつ不十分なのも大きいような気がします。何が悲しくて行政医師だからと言って、不確定なリスクを負わなければならないかの主張と理解しなければいけないのかもしれません。

接種する医師自身のリスクについては、

    医師である自分の立場として考えてもリスクのある集団接種に参加するつもりもないと

ここには個別接種なら参加するとの遁辞を構える事は不可能ではありませんが、現実には絶対にありえないことですから、私は新型接種を行う事自体がリスクであるから参加する意志は毛頭ないと読めます。それが言えるんだったら、もっとたくさんの医師が同じ意見を表明して接種から撤退します。医師とは言え、リスクばかりを負わせられる新型接種は喜んでやっていません。

医師として必要とされるから、求められるから「やらなければならない」と無邪気に信じて参加しているのです。それを行政医師が率先して「リスクがあるから冒す選択はない」と明言されると、少々めげます。保健所ってなんのために存在しているのかまで、考え込んでしまいます。

ただですが、これからはここまで開き直るのが正しい医療なのかもしれません。無邪気に薪を背負って火中に飛び込む行為に自己満足しているようでは、体がいくつあっても足りないと自覚しないといけないのでしょう。リスクに対する補償を確保するには、不十分な体制の医療にはドライに参加しない不動心が求められると言う事です。

それをあからさまに示された神戸市の行政医師は本当はエライのかもしれません。脊髄反射で反応してしまった私も、まだまだ青いようです。

元もと保健所長元もと保健所長 2009/11/30 08:25 まあ、これが国民にきちんと知らされていない行政医師=公衆衛生医師の実態です。
「平時」は「健康危機管理」とか、「医師会と話ができるのは医師だけだから保健所長は医師に限る」とかほざいておきながら、いざ「有事」になると真っ先に逃げ出すのが、医師として役立たず・行政官として4流 の公衆衛生医師の実態です。
行政に多少の医師が必要なのは事実ですが、いつまでも医師を行政内で甘やかせておくと、診療報酬やワクチン問題で暗躍・迷走した医系技官のようにとんでもないことをやらかしてくれます。

YosyanYosyan 2009/11/30 08:44 元もと保健所長様

辛口ですね。

医師会からの情報なので、それなりにバイアスがあるでしょうが、正直なところ驚きました。もとの集団接種計画が医師会からもちかけたのか、神戸市からもちかけたのか経緯は不明ですが、マスコミ発表が先行していますから行政側の可能性が高いと考えています。つまり行政側は医師会の基本的な同意が為されたから、先走り発表をしたと見ています。

その後に現場サイド(行政医師)からの猛反発があったと考えるのが妥当のように思います。一つわかる事は、誰もが本番と想定しているトリの時にも行政医師の集団接種への協力はあり得なさそうに思います。トリのワクチンは、新型ワクチンに較べてもリスクが高そうですからね。

うろうろドクターうろうろドクター 2009/11/30 09:37 この一連の話を受けて、
『神戸市では集団接種も中止になりましたし、かかりつけ医にもワクチンはありません』
といった修正記事が出るのでしょうか?

11月25日の神戸新聞、読者クラブの記事を転載します。
>集団接種をする見通し
の中に神戸市が入っていないのは、偶然なのでしょうか?
http://club.kobe-np.co.jp/mint/multimedia/kosodate/kosodatenews0002539782.html

2009年11月25日掲載
子どものワクチン接種 12月4日から 新型インフル
2週間前倒しに 兵庫県が新日程発表 

 新型インフルエンザのワクチン接種について、兵庫県は25日、1歳〜小学3年生の接種を12月4日に始めると発表した。従来の日程から約2週間前倒しした。比較的軽い基礎疾患のある人への接種も同日開始する。

 重症化する子どもの事例が大人に比べて多いため、国は11月上旬、小児の早期実施を要請していた。基礎疾患がある人は原則1回打ち、小学生6年生以下は2回打ちで、1週〜4週間の期間をおいて接種を受ける。

 原則かかりつけ医などに予約して受ける。三木市、篠山市、丹波市、たつの市、太子町などは小児を対象に集団接種をする見通し。県は「市町によって集団接種の対象年齢が異なるため、実施の有無を含め自治体の広報などに注意してほしい」と呼び掛けている。

 そのほかの予定は次の通り。0歳児の保護者ら=12月下旬から▽小学4年〜6年生=12月下旬から▽中学、高校生と65歳以上の人=来年1月以降。(武藤邦生)

法務業の末席法務業の末席 2009/11/30 10:19 筆頭の元もと保健所長さまのコメント
>「平時」は「健康危機管理」とか、「医師会と話ができるのは医師だけだから保健所長は医師に限る」とかほざいておきながら、
>いざ「有事」になると真っ先に逃げ出すのが、医師として役立たず・行政官として4流 の公衆衛生医師の実態です。

「百年兵を養うは、これを一日に用いんがため」
強毒性トリインフル対策とか、公衆衛生行政に税金を使われている納税者の立場から、この言葉を連想します。

要するに自分達の職場と俸給を守るための、紙上の空論をひねくり回すだけの、無駄飯食い的存在ですな。
>動く気が無い行政官医師の皆様

京都の小児科医京都の小児科医 2009/11/30 10:24 これは最初からそうなのでしょうか
昔からではないように思いますがどの時代からこうなってしまったが歴史的経緯あるいは理由を知りたい
ものです。

>「平時」は「健康危機管理」とか、「医師会と話ができるのは医師だけだから保健所長は医師に限る」とかほざいておきながら、
>いざ「有事」になると真っ先に逃げ出すのが、医師として役立たず・行政官として4流 の公衆衛生医師の実態です。

京都の小児科医京都の小児科医 2009/11/30 10:32 全国保健所長会年表
http://www.phcd.jp/gaiyou/nenhyo.html
新しい保健所昭和24年動画
http://www.phcd.jp/gaiyou/newHC.html
制作 連合軍総司令部 民間情報教育局 並びに 厚生省
協力 連合軍総司令部 公衆衛生福祉局
シュウ・タグチ作品
監督・撮影 藤井 静
脚本 浅野 辰雄
音楽 伊藤 宣二
録音 東亜発声映画株式会社

祈祷師が出てきます。!!!

京都の小児科医京都の小児科医 2009/11/30 10:57 あとなんとか集団接種をおこなった
富田林市とか
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200911230012.html
やる気の昭島市、小平市、国立市
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20091126-OYT8T01401.htm?from=dmst3
とかの状況も比較する必要があると思います。

私の感覚ですが、一般的に小児科医はやる気はあると思います。

酔生夢死酔生夢死 2009/11/30 11:00 ワクチン接種の「場当たり」行政…混乱を助長
副作用免責海外企業だけ 接種回数も二転三転

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=17656&from=yolsp

今朝の讀賣新聞から

国産ワクチンを打って何かあったら国内メーカーは免責されないようです。
医師もどうなるのでしょうか

京都の小児科医京都の小児科医 2009/11/30 11:12 ややおたく的関心ですが。。。

有名な前橋レポートの
http://www.kangaeroo.net/D-maebashi-F-view-r-R-no-200408_admin_message.html
http://www.kangaeroo.net/D-maebashi-F-top.html

前橋市医師会
http://maebashi.gunma.med.or.jp/
はたぶんされないと推察します。

木村先生のコメント
http://favotter.matope.com/status.php?env=mobile&id=5732215254

京都の小児科医京都の小児科医 2009/11/30 11:18 主語が抜けていました。失礼しました。
前橋市医師会
http://maebashi.gunma.med.or.jp/
はたぶんされないと推察します。

はたぶん(最初から集団接種は)されないと推察します。

浪速の勤務医浪速の勤務医 2009/11/30 12:11 >>これは最初からそうなのでしょうか
>>昔からではないように思いますがどの時代からこうなってしまったが歴史的経緯あるいは理由を知りたい
ものです。

マスコミが予防接種禍のキャンペーンで予防接種行政を叩いてからでしょう。

元もと保健所長元もと保健所長 2009/11/30 12:20 京都の小児科医 2009/11/30 10:24 さん
>これは最初からそうなのでしょうか 昔からではないように思いますが

ご賢察のとおり、またご紹介いただいた昭和20年代のビデオにもあるとおり、
保健所は予防医学の司令塔としての役割のほかに、種痘などはもちろん、
当時市中医療機関に殆ど無かった「レントゲン」や、当時資格制度がなかった
「検査技師」までも擁する一大医療センターとして、これまた市中医療機関が
手を出しづらい「気胸術」や、赤線青線の性病検診・治療などもやっていました。

つまり、保健所長は、その当時は公衆衛生はもとより(予防)医療の「臨床医」
としても「一流」だったのです。

>どの時代からこうなってしまったが歴史的経緯あるいは理由を知りたいものです。

制度は一度固まるとどんどん陳腐化していきます。保健所もまた、市中医療機関の
レベル向上と結核の衰退ともに相対的に埋没し、また「保健所長医師規制」の
おかげで、「医師でなければ保健所長になれない」から「医師ならサルでも
保健所長になれる」に変質し、若手医師には希望のない職場になりました。

しかしとどめは何と言っても平成5年ころに始まった「保健行政と福祉行政との
一体化」です。
声なき生活者の健康リスクを管理するのが公衆衛生なら、声の大きい自称弱者の
面倒をみるのが福祉ですが、これで、まともな医者は臨床に行くか、公衆衛生を
きちんとやらせてくれる一部の自治体に逃げ出すことになりました。
Yosyan先生お住まいの三宮市役所・保健所にも、つい十年前までは若くて有能な
公衆衛生医師がいましたが、のじぎく県庁や桃太郎市などに逃げ出し、残ったのが
あのメンバーです。

もちろん、浪速の勤務医 2009/11/30 12:11 さんご指摘の「薬害エイズ」事件の
影響も小さくはありません。

HekichinHekichin 2009/11/30 13:46 当地は事情が違いまして、とりあえず、保育所、幼稚園に関してはそこの長が児童家族と同意の上、集団接種ならぬ「集団予約」をいう制度を予定してるようです。
効率よく10mlワクチンを使うための仕組みで、行政主体ではありません。保育所等は受託医療機関にまとめて予約を行い、そこには優先的にワクチンを配布するという制度です。これなら行政もいらんストレスを抱えることもなく、医療機関としても効率よくワクチンを使用&予約管理の手間が省けるということらしいです。

京都の小児科医京都の小児科医 2009/11/30 14:02 元もと保健所長様
ありがとうございます。

>もちろん、浪速の勤務医 2009/11/30 12:11 さんご指摘の「薬害エイズ」事件の
影響も小さくはありません。

「薬害エイズ」事件は医系技官論をする場合、最も重要な事件と思います。

YosyanYosyan 2009/11/30 14:03 集団接種を行う予定、または行なっている自治体はありますが、保健所と言うか、行政主導で行なわれている自治体はあるのでしょうか。どこも医師会の協力があるのは確かですが、主導が行政側である自治体です。私は詳しくないのですが、パラパラと見る限り主体はどこも医師会のような気がしてなりません。こういう時こそ保健所なり、行政が主導して集団接種を行うべきだと思うのは、勝手な思い込みなのかもしれませんねぇ。

新聞記者新聞記者 2009/11/30 14:17  エントリーと関係ない質問ですみません。
 新聞記者をしているものですが、最近、「季節性インフルエンザのワクチン減産の影響で、ワクチンが値上がりしているため、ワクチンの接種料金を値上げする」といったようなことが書かれたホームページを見かけます。
 季節性インフルエンザワクチンの値段は昨年に比べて、本当に上がっているのでしょうか?
 ご多忙のところ、申し訳ありませんが、ご存じでしたら、お教えいただければ助かります。

TOMTOM 2009/11/30 14:19  私のいる東京某区では保健所施設を使った集団接種にかなり前向きです。区長も「行政にできる事は何でもやる」って言ってました。でもちなみに主体は医師会です(笑)。しかしそれはそれで、ちと問題が発生しています。

1.そもそも集団に接種できるほどワクチンがない。

 これはどうしようもないですね。でも(聞いた話程度ですが)当区は東京の中でも集団接種についての検討が他区より一歩リードしてるので、モデルケースとしてワクチンの重点配分が得られそうとの事でした。しかしどんな頑張っても2000〜3000接種分しかなく、しかも一人2回接種、子供の側から見た競争率は...考えたくないレベル。

2.接種する医師が集まらない

 基幹病院勤務の先生方も協力して下さる(ありがとうございます)そうなんですが、実際に集団接種を担当するのはほとんど医師会員(≒開業医)です。普段は毎日診療してますし、平日に集団接種行ってる余裕は誰にもありません。だから日曜祝日に集団接種をする計画が立てられています。しかし、私もそうですが、感染者は減ってきたとは言え正直、普段の診療と自院でのワクチン接種でかなり消耗してます。更に誇張でなく毎日コロコロ変わるが直接の通達は全く来ない接種方針をこちらから確認し、スタッフに周知する手間、各種の情報収集に使える時間を考慮すると、これで日曜も潰されてはとてももちません。12月なんてタダでさえ毎年忙しいのに、今からスケジュール開けろって言われても...
 そんな状況なので、どうやら参加に手挙げる医師は少ないらしく、これも不安要因であります。小児科医だけではどう考えても足りず、他科医は昨今の情勢で子供には手を出したがらない。そもそも自院でも「子供の接種はお断り」って所は多いんです。でもこのままじゃ医師会の沽券に関わるし埒も開かないしで、強制配置してでもって話は出てます。しかし強制までしてご指摘の如くの「責任問題」が絡むと...これまたもう考えたくないレベル。

3.コメディカルな人も集まらない

 足りないのは医師ばかりでなく、看護師・事務・助手いずれも足りない。だからウチら医師会員には「お前んとこのスタッフを連れてこい、お手伝いさんでも家族でもいいぞ」って言われてます。でもみんな、毎日遅くて消耗してるんです。しかもそれぞれ家庭の主婦だったりして、そんな彼女らに「日曜潰せ」とは、私は言いにくいです。(でも当院スタッフは快く引き受けてくれました。区内の子供達のことを考えると、ただただ多謝です。)
 でもね、これは未確認な事なのであまり強い口調で言えないんですが、

 そ の 日 、 保 健 所 の ス タ ッ フ は 何 や っ て ん だ ?
4.報酬が不確実

 23区一「前向き」な当区でも、それ用の予算が今から付くって事はないみたいで、集団接種参加者の報酬は「未定」なのです。接種費からワクチン原価と各種運営費を引いて、残りを山分けだそうです。でも、接種費なんてあの価格設定でしょう。医師会員たる私はいいです。地域医療に対するある種の務めもある。でも協力してくれたスタッフには、最低限「一出務いくら」って決めるぐらいしてもらいたい。「何でもする」ってんなら、行政、緊急予算を付けなさい。いくら出せるか解らないがただ全員手伝え、ってんでは、白紙契約にも程があんぞ、と思います。

SeisanSeisan 2009/11/30 14:44 この保健所を含む行政医官の反応はおかしいところで、もうすでに新型インフルエンザワクチンの副反応発生時は国家賠償を含み、国が責任を取る、という形で特別立法が成立したはずです。

しかも行政指導として、集団接種も検討のこと、と言われているはずですから、保健所長レベルで「リスクが高いからしたくない」というのはどう考えてもおかしいでしょう。
医師会が強力に推奨し、市長からトップダウンでできるようにすれば、Noとは言えなかったはずです。法律上は集団接種が禁止されているわけでもなんでもないわけですから。
さらには当初集団を考えて準備を始め、それがゆえに個別医療機関にはまともにワクチンを配給していないわけですから。

別に集団用に取り置きしているのなら、それを「次の配給」まで待たずに個別医療機関に配布する、くらいの機を利かせることもしない。

全く住民のことを考えず、どんどんワクチン接種が遅れていっても気にしない、というレベルであり、役立たずどころか有害になり果てていますね。
まだ、「全くその気はない」と会議の席で言ってのけた当市の予防接種担当者のほうが立派だわ(笑)
まあ、医師会小児科医会幹部も「その通り。集団接種なんて必要ない」な反応だったので、私はもう二度と提案しません。
こういうときは、「神戸市が集団接種をせず、ワクチン接種を十分にできる手配をしなかったからインフルエンザに罹患・重症化した」なんてトラブルが起こったらコロッと変わるかもしれません。

まあ、国が「任意の自費接種」にした時点ですべてが終わったんだと思います。
公費接種なら、集団化する根拠もあるし、経済的にも自治体に有利になりますから(個別接種で各医療機関に一人当たりの接種料を払うより、集団で医師やスタッフに給与を払ってした方が実は安上がりになる)、もっと積極的になってくれたのでは、と考えています。

moto-tclinicmoto-tclinic 2009/11/30 14:54 そもそも、保健所の所長はじめ職員に医師免許は不要だと思います。別に持っていてもいいですが。
インフルエンザの集団接種は、効率高める意味はあると思いますが、保健所など行政の仕事からは外れてると思います。任意接種だし。
価格の統制はおかしい。地区医師会が、自治的に推奨価格を決めるくらいならまだわかるけど。
自由価格にして、手間に見合った代金を希望者に払ってもらうのが、いちばんすっきりします。一本1万円越えるなんてことにはならんでしょう。

SeisanSeisan 2009/11/30 15:05 新聞記者さま
季節性インフルエンザはつい最近追加納入がありましたが、納入価は(少なくともうちは)以前と一緒でした。
特に値段は変わってないようですよ。

ただ、噂として、(皆がほしいのに)バカみたいに要求して、ため込んで、という例年のような話があり、そういうところの一部でどうやら余りそうだという話も聞いています。そういったところが余剰になりそうなものを「高値で」放出(転売)する、という可能性も、あくまで推測としてはありそうです。

もちろん薬価が決められているものでなく、それこそ1本10万円で転売しても何の罪にも問われません。

また、数が少なく需要が高いわけですから、「うちは1回1万円でよければ予防接種をします」というのももちろん違法でもなんでもありません。野菜などの値段が代わるのと何ら変わりありません。先月一玉100円だったキャベツが不作で今月200円になっていたとしても、誰も文句は言わないでしょ?

一般保険診療が余りにダンピングされすぎているので、こういったところで稼ぐしかない、というのも当たり前なのかもしれません。特に新型は接種価格も決められちゃっており、どう考えても殆ど黒字にならない設定なので、余計にそちらで稼ごうとしているのかもしれませんね。

値段を上げるなんてあくどい事をするな、と思う前に、このようなワクチン接種価格設定の問題の裏には余りにひどすぎる医療行政が隠れているのだ、ということをよくご了解ください。

また、あくまであなたの指摘による話であり、あなたのご指摘にはソースがありませんので、すべて推測の話であることを前提にお願いします。少なくとも私の周りでは、季節性インフルエンザワクチンが値上がりしたという話も、接種料を例年より高くした、という話も伺ったことはありませんので(メーカーを含め結構いろいろな情報源がありますが)。

10年ドロッポ10年ドロッポ 2009/11/30 15:37 新聞記者様って「あの」新聞記者様ですかね?
まあそれはともかく、もし、仮に、ジャーナリストとしての矜持があるなら、常日頃敵視し蔑んでる筈のネットで安易にお茶を濁そうとせず自分の足で取材すべきでは?
…まあ貴殿が直々に取材するよかここのが良質な情報を得る事が出来はしますがねw
Seisan先生、
敢えて苦言を呈しますがマスゴミに餌やっちゃいけません。
>値段を上げるなんてあくどい事をするな、と思う前に、このようなワクチン接種価格設定の問題の裏には余りにひどすぎる医療行政が隠れているのだ、ということをよくご了解ください。

>また、あくまであなたの指摘による話であり、あなたのご指摘にはソースがありませんので、すべて推測の話であることを前提にお願いします。少なくとも私の周りでは、季節性インフルエンザワクチンが値上がりしたという話も、接種料を例年より高くした、という話も伺ったことはありませんので(メーカーを含め結構いろいろな情報源がありますが)。

賭けてもいいですが絶対聞いちゃいませんよ。

moto-tclinicmoto-tclinic 2009/11/30 15:47 新聞が「季節性ワクチンの値段が上がっている」と書いてくれたら、有難いのじゃないかなあ。
「値段が上がってケシカラン」と考えるお客さん(健常人が打つのだから「患者」ではないでしょう)が来なくなって、「そうか全国的に値段が上がってるのなら仕方が無い」と考える常識的なお客さんだけが来てくれれば、こんな良いことはない。
是非是非記事にしてほしいものです。

YosyanYosyan 2009/11/30 15:53 集団接種については、接種要領に「検討する」と書いてある上に、参議院予算委員会の鳩山総理の答弁に、

「破棄されてはならないと思っている。そこで色々と考えて、使い分けさせていただいて、0.5ミリが140万人、1ミリリットルが約1380万人、10ミリリットルが1180万人分、このように分けて10ミリリットルというのは一気に多くの方々に提供できることにさせていただくことにしている」

 >10ミリリットルというのは一気に多くの方々に提供

この首相答弁の御意向を汲むならば、前向きに取り組むものであろうぐらいには理解しています。ただ自治体レベルの理解は、あくまでも医師会が主体で、医師会の責任で集団接種を勝手にやるのを、側面から少〜し手助けする以上の熱意は乏しいように感じます。もっとも、厚労省も、鳩山総理も風呂屋の桶で、実施のための具体的な裏付けは何もしてませんからね。妙に具体的なのは10mlバイアルだけの様な気がします。

うらぶれ内科うらぶれ内科 2009/11/30 16:28 数年前にインフルエンザワクチンが極端に不足したとき、「不足しているのは、後日の値上りを待って病院がワクチンを溜め込んでいるからだ」と根も葉もないうそを書いたのはどなたさんでしたでしょうかね。あ、放送だったかな。

楠県田舎医楠県田舎医 2009/11/30 16:46 政令指定都市とか地方中核都市とかの保健所は それ以外の県下の保健所に比べ
全くやる気がないように思います。

元ライダー元ライダー 2009/11/30 16:55 moto先生
HN新聞記者さんがどう書こうが、整理部が付ける見出しは「ワクチン不足に漬け込んだ便乗値上げ、やはり医は算術か」となるんじゃ。
そして診療報酬はやっぱりsage!という結論に誘導

元ライダー元ライダー 2009/11/30 16:57 漬け込んだ→付け込んだ
m(_ _)m

京都の小児科医京都の小児科医 2009/11/30 17:17 昨日に続いて
http://twitter.com/kimuramoriyo/status/6104411857
http://twitter.com/kimuramoriyo/status/6102873549
細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会事務局長
高畑紀一さんが
新型インフルエンザ副作用への対応の彼我の違い
http://medg.jp/mt/2009/11/-vol-370.html#more
を書かれていました。

国同士は相互主義のように思うのですが、なぜ日本の厚生労動省は副反用の問題のある可能性の
高いロット番号をリコールの対象として調査しないかのカナダからの調査団は来ないのでしょうか
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009112901000495.html

元公務員元公務員 2009/11/30 17:47 しかし
こう言う場所に取材に来て記事にする記者なんてホントにいるのかなぁ?
学級新聞とか?(笑)

実はタブロイド紙に「(Seisan様の書かれた内容)」と神戸の医師は言っていると載ったりして。(怖)

SeisanSeisan 2009/11/30 17:50 すいません。いい燃料を補給しちゃったようですね<m(__)m>
しかし、便乗値上げかぁ。ウチもしようかな(爆)

10ccバイアルのトラブルは、すべては「新型インフルエンザパンデミック対策」が当初H5N1pndと同等に考えられていたからに始まるんだと思います。
だから予防接種法上の「臨時接種」に準じて、公費集団接種が当初検討されていたはずで(その場合、優先順位はむしろライフライン関係者のほうが上位になる)、その計画にのっとって化血研などでは準備を始めたんだと思います。

でも、途中でどうやら余り重症ではない>じゃあ、公費を止めよう、となって、公費じゃないなら、臨時接種にならないから、集団接種の積極推進もできません、となって、努力目標みたいな形で玉虫色になった可能性が高いです。
しかし、もう見切り発車で10cc生産をしちゃってたんで、慌ててハゲ大臣や年金大臣をだまくらかして、「こっちの方が効率がいい」って丸めこんで、医療機関に押し付ける羽目になった、と考えています。

どうせなら、その時点で価格統制も止めりゃあよかったのにね。

しかし、管理人様が属する神戸市は、今頃配給2本とか4本とかって余りに遅すぎませんかねぇ。

ウチは11月10日に10cc&1ccで120回分、来週は220回分入ってくるんですが(いずれも成人換算)。
集団接種をやめたんなら、その分を配給に回せばいいのに。

ちなみに、インフルエンザワクチンに関しては、新型だろうが、季節性だろうが、国産ワクチンは製造方から材料まで基本的に同一です。だから、「新しい薬」としての認可が不要。
単にウイルス株が違うだけの、つまり例年の季節性ワクチンが毎年株を換えて作られるのと同じことだ、というのが厚労省のいい分です。いやまあ、基本的には正しい話ですね。

副作用報告も、おそらくは季節性ワクチンも今の新型と同じ基準で報告させたらもっと多いと思います。
その辺、ちゃんと考えられていないのが厚労省の片手落ちのところでしょう。
なんとしても「国産は安全、輸入は怪しい」というイメージをマスコミに提供しているのが見えてきます。

もちろんそこにはどこからが副作用というか、という基準も日本と諸外国では違う、というのが大きく働いているのも事実です。
「腫れないから安全だ、というのなら、生食でも打ったらいいんじゃない?」というのが外国人医師のジョークですから。

新聞記者新聞記者 2009/11/30 17:51 Seisanさま

 ありがとうございます。

 今後、厚労省や関連団体、医療機関などへの取材を進めてみます。

 業界の事情もご説明いただき、たいへん参考になりました。
 ダイレクトには引用できませんが、お考えを原稿に反映させていきたいと思います。

 Yosyanさまには、ブログの一部を拝借してしまい、失礼いたしました。
 伺いたかったお話を聞くことができ、感謝しております。

 本サイトの益々のご発展を祈っております。

YosyanYosyan 2009/11/30 18:17 Seisan様

細かな訂正ですが、

 >神戸市は、今頃配給2本とか4本

神戸市だけでなくのぢぎく県全体でそうです。別に第1グループ用のワクチンが入るそうですが、1歳児から小学3年生用と銘打たれたワクチンが2本ないし4本と言う事です。ちなみに次にいつどれだけのワクチンが配給されるかの情報は手許にございません。11月26日以降に「順次」となっていますが、どうなっていることやらです。

うらぶれ内科うらぶれ内科 2009/11/30 18:37 Seisan先生のお考えを反映させた記事というのは、恐ろしいものになりそうな予感。

京都の小児科医京都の小児科医 2009/11/30 18:37 Seisan様
腫れたり、熱が出るのは当然と思いますが
ワクチンを輸入することを前提に考えると日本と諸外国が基準が違うというのはおかしいです。
人種差はあるかも知れませんが。。。

>もちろんそこにはどこからが副作用というか、という基準も日本と諸外国では違う、というのが大きく働いているのも事実です。
「腫れないから安全だ、というのなら、生食でも打ったらいいんじゃない?」というのが外国人医師のジョークですから。

ついでながら、日本独自の判断でもまったくかまいませんが日本のワクチンのリコールの基準を公開すること。かならず、あいまいな部分もありますがリコールするかしないかの判断を誰(専門家指名)の助言の元に誰の責任でしたかを公開するべきです。

重症者や死者の個人を特定できない形で新型インフルエンザ予防接種後副反応検討会をユーチューブで公開すればいいと思います。

元公務員元公務員 2009/11/30 18:50 京都の小児科医様

私には、カナダ政府が「日本の調査団は何しに来たの?」と思ってるような気がしてますけど。

>http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009112901000495.html
の写真見ても調査団が誰なのか私には分かりませんが
ただGSK行って話聞くだけなら、現地の外交官派遣する方が安上がりな気がします。

>http://twitter.com/kimuramoriyo/status/6102873549
の中の「国産ワクチンでの死亡例が検討されている。」の発言は
11月27日(金)朝日テレビ系列の「朝まで生テレビ」(っタイトルだったかな?)で
kimuramoriyoさんの口からなされましたが、軽くスルーされたような気がします。

で、エントリーとも、京都の小児科医様のネタとも全く関係ないネタなんですが
国立感染症研究所 感染症情報センター の「インフルエンザ流行レベルマップ」を見ますと
2009年第36週(8/31〜9/6)から第47週(11/16〜11/22)まで
京都市の左京保健所管内だけ一度も「警報」はおろか「注意報」も出てないみたいなんです。
なんか不思議な気がします。偶々、見付けただけのしょうもない話ですけど。

元公務員元公務員 2009/11/30 18:52 ワンテンポずれてしまいました。↑

卵の名無し卵の名無し 2009/11/30 18:58 >国が「任意の自費接種」にした時点ですべてが終わった

終わったものをいまからどうにか捲き直そうというなら、

1.集団接種を無料で行なう。費用は全額国庫負担(特別会計でも充てればよろし
い)。
2.集団接種が受けられない(アレルギーや基礎疾患等の医学上の理由で)希望者
は病院(受託医療機関)で診察を受けた上で1回3075円(6150円の半額)で現行
どおり有料個別接種を行なう。
3.2.の者に対して必要に応じて各自治体が補助を行なう。

とすれば無問題。

YUNYUNYUNYUN 2009/11/30 19:44 Seisan先生
>副反応発生時は国家賠償を含み、国が責任を取る、という形で特別立法が成立したはずです

誤解があるのではないかと思います。
ご指摘の「特別立法」が、「新型インフルエンザ予防接種による健康被害の救済等に関する特別措置法」を指しているものであるとすれば、
当該法律案は表題通り、過失の有無を問わない損失補償制度(「定期2種」もしくは「医薬品副作用救済制度」並みに補償する予定)の規定であって、
過失に基づく損害賠償について、国が責任を負うとの文言自体はここにはありません。
◆衆議院HP 第173回国会 議案の一覧
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_gian.htm
「閣法7号」の本文をクリックしてください。

法案は本日参議院本会議で議決されるはずですが、通ったのかな?

-----
「国賠並み責任」の根拠は、事業委託契約書第6条です。
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/infu091002-15.pdf
これの23頁、26頁あたり。

契約は当事者同士の取り決めであって、患者に対して直接的に法的効力を及ぼすものではありません。
副反応を生じた患者が、医療機関に過失があると信じて損害賠償を求めるとすれば、
この契約条項を根拠として国賠請求できるかどうか、逆に言えば、医療機関側は国賠マターであるとの抗弁により請求を免れるのか、やや疑問です。
実際問題として、国の賠償責任のことは一般向けにはあまり積極的に広報されていない様子なので
(新型インフルエンザワクチンQ&A・11月17日版には記載がありませんね。10月22日にはちょろっと書いてあったのに)、
契約内容を知らない患者は、通常の医療過誤訴訟と同様に、まず医療機関を被告として訴えてくるのではないかと思います。
医療機関としては、もし敗訴しても、重過失でさえなければ、請求書を国に回せるという限度で保護される(弁護士費用はたぶん自己負担)。

京都の小児科医京都の小児科医 2009/11/30 19:47 スレからずれてすいません。

元公務員様
>国立感染症研究所 感染症情報センター の「インフルエンザ流行レベルマップ」を見ますと
2009年第36週(8/31〜9/6)から第47週(11/16〜11/22)まで
京都市の左京保健所管内だけ一度も「警報」はおろか「注意報」も出てないみたいなんです。
なんか不思議な気がします。偶々、見付けただけのしょうもない話ですけど。

ありがとうございます。私的にはおもしろいです。 ただ、「警報」「注意報」の定義が一度読んだだけ
ではよくわかりませんでした。

卵の名無し卵の名無し 2009/11/30 20:00 >もし敗訴しても、重過失でさえなければ、

重過失ってなに?日本のローカルな変な方言じゃなく、世界標準語で書いていただきたいものですなw

YUNYUNYUNYUN 2009/11/30 20:28 卵の名無し様
> 重過失ってなに?

このブログはインターネットに慣れていない人も多く読んでいるのだから、自力でリンクたどって嫁というのは、不親切だったかも。
契約書の原文を引用しておきますね。
契約締結の時にものすごく急かされたために、お医者様がよう意味が分からんまま、この契約書にサインして受託しちゃったということは、ありがちらしいです。

--------
●新型インフルエンザ予防接種業務委託契約書
厚生労働大臣(以下「甲」という。)と、医療機関○○(以下「乙」という。)との間に、次のとり契約を締結する。

(賠償責任)
第六条 甲は、接種に関して被接種者の生命又は身体に障害が生じたときは、その損害が接種を担当した乙又は乙の従業員(医師又は看護師を含む。以下同じ。)の故意又は過失による場合にも、国家賠償法の範囲内で賠償責任を負うものとする。
2 甲が接種に関して被接種者に対して、国家賠償法の範囲内で責任を負うこととなった場合、乙又は乙の従業員に故意又は*重大な過失*があった場合に限り、甲は、乙に対し求償することができる。

shin-naishin-nai 2009/11/30 20:38 余計なお節介ながら補足を。
YUNYUNさまは弁護士(と非常に高い確率でそう思われる方)でいらっしゃいます。

在庫がなくなる前、残りのインフルエンザワクチンは入札形式で、
高い値段をつけた順にしようと提案(もちろん本気じゃないですよ)したら
看護師さんから本気で怒られました。

トピズレすみません

tskktskk 2009/11/30 20:57 まあ、本日はすごい盛り上がりですね。

Yosyan先生

愚直で裏表のない保健行政の下でのご苦労、お疲れ様でございます。政権交代とか、ダム中止とか、沖縄の基地問題とか、とりあえず問題意識だけを表明しておいて、じゃお前がやってみろと振られてもじつはどうしようもない事にやっと気づく、日本国オール上島竜平状態にみなさん想像力というものがないのかと問い詰めたい状況ですね。この期に及んで昨日も地方分権をとか提唱しておられる評論家のような方をテレビ番組で拝見しましたが、そんなことしたらいよいよ日本が中華人民共和国のようになってしまうだけでしょう。霞ヶ関のたたきすぎにちょっと心配しています。


皆さま

うちは仕入れ値が大人一回分あたりにして卸価格が100円ほど上昇しましたので今年は 500円値上げしました。なぜ500円かというと予防接種は社会へのサービスと考えていて普段よから利益が出ないくらいの値段で提供しているから。さすがに赤字では通常の医療行動のモチベーションにまで差し障ります。多分,
周囲からは嫌われていると思いますけど。

それと新聞記者様たちの想像力が絶対達することのない不都合はおつりの問題。なぜか皆様1万円札を持ってこられます。20人いらっしゃればあっという間に100円玉は枯渇します。

というより、卸価格があがったから値上げしますという文言になんら矛盾はなく、それがなぜ信じられないのでしょうか。それこそ、えっとえっとちょっとど忘れいたしましたが何とかの勘ぐりというものではないのでしょうか。そういう因果な御商売なのか、それとも生まれついての御性分なのか、つくづく御同情申し上げます。あ。思い出しました、下衆でした

卵の名無し卵の名無し 2009/11/30 21:06 >故意又は*重大な過失*があった場合
'故意'なら明白な刑法犯にあたる行為。そしてすべての予防接種業務は人の手で行われる以上その中で'過失'を生じないで遂行出来る可能性は限りなくゼロに近いが、刑法犯行為に比肩並列されるほどの'過失行為'など予防接種業務の中には全く想像もできないんだがね。
それをこの条文では平気で並べてるようだが、この条文作った人間は何を以って日本語の'過失'を'重大な'と'重大でない'とに、具体的に行為のどこを線引きしているのかねw

YUNYUNYUNYUN 2009/11/30 21:29 卵の名無し様
> 刑法犯行為に比肩並列されるほどの'過失行為'など予防接種業務の中には全く想像もできないんだがね
 
? 趣旨が分かりません。何がご不満なのでしょうか。
この契約で、「重過失」が有るのと無いのと、どちらの状況が<医療機関にとって>有利であると思われますか。

tskktskk 2009/11/30 21:49 YUNYUNさま

横から失礼いたします。ピントがずれています。医者にとって故意とか重過失とかはお金の問題と並列に論じられることではありません。信じられないかもしれませんが医者のSilent majorityは案外誇り高い専門家集団なのです

卵の名無し卵の名無し 2009/11/30 21:52 医療機関と厚労省の業務契約の条文のなかに重過失という刑法犯行為に等しい過失という言葉を平気で用いてくることに、契約対象の信義ある人格(法人格)について根本的な違和感を覚える。これは今度の新型ワクチンを製造した外国の製薬会社が厚労省との契約を結びたがらなかった理由と同じ世界標準の違和感。

moto-tclinicmoto-tclinic 2009/11/30 22:10 ちょうど、弁護士が敗訴したときに、「敗訴したのはお前の過失だ」と依頼人から言われたときと同じ違和感でしょうな>医者の「過失」。
過失という概念がピンと来ないのに「重過失」なんて言われた日には、訳わかりません。副反応が重篤に現れたら重過失ってことにされたりしたらたまりません。

moto-tclinicmoto-tclinic 2009/11/30 22:14 ワクチン接種で、医者がやってる医療行為は、バイアルから注射器に吸って、皮下注射するだけ。
この行為の、どこをどう間違えれば、「過失」「重過失」認定されるというのだろうか?

卵の名無し卵の名無し 2009/11/30 22:24 >霞ヶ関のたたきすぎにちょっと心配しています。

いやいや全然足りないw
なぜって、新型インフルパンデミックに対してアホまるだしだった厚労省がいまだに何の反省もなく新型ワクチン事業でも接種関連事業全体を「差配」と称して「事業仕分け」してるんだぜ。(参照:今日の本文>配布されるワクチンは、 1mlが2本  w)
いまや厚労省自身が仕分けの対象になってるほどのアホなのに、この底なしの身の程知らず振りにはもう予想通りとはいえないくらい予想外に笑えるw
こりゃあ今度の政権の間に厚労省解体の芽が出てくるほどインフルで墓穴を掘ってるのかもねw>厚労省

元法学部生元法学部生 2009/11/30 22:25 横から失礼します。

重大な過失とは失敬な!と皆様が思うのも当然かと思いますが、ぶっちゃけると「故意」を法廷で立証するのはめんどくさいんですよ。
本人に「だってわざとじゃないもん」って言われちゃうと、それを論破するのがものすごくめんどくさい。
そういうときのために「重大な過失」ってのを並べておくと、「第三者から見たら故意としか考えられないけれども、本人が故意を否定している」ときに「じゃ、重大な過失ね」って言っちゃえるんで楽ちん。

刑法だと殺人罪には殺意が必要なんで(殺意が無いときは傷害致死になっちゃう)行為自体を否認してない人が、「殺意」だけ否認するだけで、ものすごくめんどくさくなって、「未必の故意があった」とかいう不思議な理屈で、裁判官が事実認定しなきゃならんのですよ。
…って「刑法犯といっしょにするな!」って怒っておられる皆さんへの例に刑法犯をだしちゃいかんな…。そうでなくても「業過」とかいう時代錯誤な刑法概念に苦しめられてるのに…。

moto-tclinicmoto-tclinic 2009/11/30 22:32 故意でも、未必の故意でもいいんですが、ワクチン接種という事実行為の、どこをどうすれば医者に責任が沸いてくるものなのでしょうか?
そこが具体的に全く想像できないんで、この下りは非常に不気味。

元法学部生元法学部生 2009/11/30 22:35 つまり、ものすごく乱暴に言うと、民事でいう「重大な過失」ってのは「他人から見たらわざとやったとしか思えないレベルの過失」だと思えばいいってので、とりあえず学部レベルの答案なら単位もらえます。

プロはもっと難しいことを言うかもしれませんが。

元法学部生元法学部生 2009/11/30 22:46 ただ、この契約書に書いてある意図は不明ですね。
でも厚労省の縄張りで事務をやってると、意図不明や文意不明の法令・通達を目にしてもいちいち驚いてはいられないんですよねぇ。
厚労省でもキャリア文官様は法学部出がたくさんいるはずなのに、「ちょ、おま、それ条文案をちゃんと内閣法制局様と相談したか?」と聞きたくなる法改正だって…。

tskktskk 2009/11/30 22:47 議論があっちこっちしますが。

卵の名無しさま

>(参照:今日の本文>配布されるワクチンは、 1mlが2本  w)
その例示はいくらなんでも無礼でしょう。当たり前にYosyan先生の本文は読んでの議論です。
その差配というものを地方自治体に任せた結果でもあります。誰が厚生行政の差配をしたらよいのかというときにじゃあどうしましょうという現実論です。答えは私も持ち合わせておりませんが。

moto-tclinicmoto-tclinic 2009/11/30 22:52 0.5mlか0.3mlくらいのワクチン吸った26〜30Gくらいの針付シリンジで、相手に障害を与えるわけですよねえ・・。
問診で、アレルギーの有無くらいは聞くでしょう。もし聞いてなくてアナフィラキシー起こしたら、これは重過失か?しかし、この御時勢で、聞かないひといると思えんし。
使い終わった針+シリンジを間違って別のひとに使っちゃって、たまたまそれを誰かが目撃してたとか。
庭いじりしてたあとで、医者が手を洗わずにバイアルのゴム栓や患者皮膚触って、注射受けた患者が連続して破傷風感染したとか。
まあ、まったくありえないことでは無いか・・。
単にわたしの想像力の欠如ですかね?

卵の名無し卵の名無し 2009/11/30 23:02 >その例示はいくらなんでも無礼でしょう。
誰に対して無礼なの?

石の置き方もルールも知らないヘボ厚労省が「事業仕分け」して
>差配というものを地方自治体に任せた結果

>(参照:今日の本文>配布されるワクチンは、 1mlが2本  w)
でしょ。

わたしゃ正直今日の本文の赤文字「 1mlが2本 」見た瞬間に鼻から牛乳噴く勢いで笑いましたよ、厚労省のワクチン政策の想定以上のバカさ加減をw。それがYosyan様の狙いだったんじゃ?w

TOMTOM 2009/11/30 23:09 >moto様
 そう、想像を超えているんですよ。
 過去の判決によると、予防接種における「過失」とは、

・予診が短すぎる
・問診が充分でない
・患者申告の体温を信じ、自院内で再測定しなかった
・最近の健康状態を「尋ねなかった」

とかです。例としては
http://www2.ktarn.or.jp/~yonoda/tubuyaki/tubu_4.htm
http://biopreparedness.sakura.ne.jp/blog/2008/06/post_20.html

以下は私見です。

まず最初に申し上げますと、私はYUNYUN様の仰る
>この契約で、「重過失」が有るのと無いのと、どちらの状況が<医療機関にとって>有利であると思われますか。
に、その通りだと思っております。その点は踏まえた上、で、

 プロの法律家の方にはいろいろお考えもあるかと思いますが、私の立場で申し上げます。これらの「過失」は、はっきり言って過失じゃありません。例えば問診を3時間掛けても、教師親族はもとより3年前にすれ違った人まで尋ね歩いて「健康状態」を聞いて回っても、どんな事したって「起きる人には起きる」としか言えない事象です。
 何万人いれば1人「そういう人もいる」という話、しかも本当に接種と因果関係があるのかどうかすら不明(ズバッと言えば、「関係ない」)なものを「救済」する為に、どうしてもどこかに過失を作らなければならなかった。過失がなければ賠償「できない」からです。しかし
>バイアルから注射器に吸って、皮下注射するだけ
の行為自体に過失を認定することは難しい。だから科学的に考えれば、仮にどんなにつくしても「被害」回避には何ら帰することのない「予診票の記載形式」とか、「予診時間が23秒」とかに無理矢理過失をおっかぶせた。そういう話だと思っています。それで「被害」者は救済できたのでしょう。しかしこの(少なくとも医師にとって)無理筋きわまる過失認定が「医師に過失!」と大々的に報道され、多くの医師に「やってらんねぇ」という意識を植え付けたことも確かです。もう東大ルンバール訴訟(科学なんざ知らねぇよ、パンピーに黒っぽく見えたら黒だ)の頃から言い尽くされたことでありますが。

 私が思うに、問題は「気の毒な人を救うための方便」に過ぎない「過失認定」を、本当の意味での「過失」と思い込んでしまい「被害だ!」「追求だ!」と騒ぎ立てたマスコミ人、それをそのまま信じてしまうような脳レベルの多くの人達、「医師が悪い、国が悪い」と踊れば溜飲を下げたつもりの国民性、そういうもんが今回の新型インフルの様なお構いなしにリアルな危機に対しては防壁どころかむしろ導火線にしかならない、っいうのがこの集団接種をめぐる数々の問題の示す所なんだと思います。

 早い話、天にツバし続けてきた訳ですな、この国は。

ところでググってたらこんなページ見つけました。新聞屋達がワクチン問題に如何に「貢献」してきたかの一証左になりそうです
http://www.arsvi.com/d/p051990.htm

元法学部生元法学部生 2009/11/30 23:10 moto-tclinic様が以前考察されていた

「バイアル瓶なんざ24時間で駄目になったりしねぇ」を実践して、万一問題が起きたら「故意」

「どんだけ損こいたか、後で並べて見せてやろう」と「人に打つ意図は無い開封済みバイアル瓶」を中身を廃棄せずに別途保管していて、なんかの間違えで人に打っちゃって、万一問題が起きたら「重大な過失」

ですかね。

そのぐらいしか思いつきません。

moto-tclinicmoto-tclinic 2009/11/30 23:23 いや、前にも書きましたが、24時間越えたり開封済みバイアル瓶、どんな状況におかれて腐ったりしても、0.3〜0.5mlの皮内注射で、たいした問題起きるなんて、医学的にはありえんのですよ、ほんとに。

TOM様おっしゃる、医者が加入してる任意賠償保険金による救済や、所属している国や自治体からの保証金による救済のために、無理を曲げて医者の「過失」認定してきたという悲しい歴史はこの国にはありましたね、そういえば。「汚れた『過失』」ってネーミングしたらどうかな?
医療の闇「汚れた『過失』」。医療崩壊のもう一つの原因。だれか本書かんかな。

卵の名無し卵の名無し 2009/11/30 23:25 >元法学部生さま

なるほど、具体的でわかりやすいご指摘です。さすがですね。

YUNYUNYUNYUN 2009/11/30 23:31 > お金の問題と並列に論じられることではありません

お金はバカにしないほうがいいです。最終的にはこの世の利益損害は、全てお金に換算されるというのが、日本の法制度です。
それは、たとえ有責になったとしても、お金以上のものは取られないという意味でもあります。お金じゃないこと、例えば土下座しろとか廃業しろとかヘソ噛んで氏ねとか要求されるのは、もっとイヤでしょ。

> 外国の製薬会社が厚労省との契約を結びたがらなかった理由

外国の製薬会社は、お金の請求に対しては、日本国政府が支払責任を持つ(重過失でも)ということで、納得してくれたようですよ。
そのことは、例の特別措置法11条にあります。
やっぱりお金は重要だ。

> 「敗訴したのはお前の過失だ」と依頼人から言われたときと同じ違和感

確かに、そうおっしゃる方もたまにはあります。いちいち気にはしませんが。「過失」の法律用語の意味を分かって言っているとも、思えませんので。
もっとも、医療では医師と患者が一対一で向き合うシチュエーションであるのに対して、
法的紛争では登場人物が多くて、自分の代理人よりは、相手方や裁判官のほうに、不満の矛先が向かうケースが多いことは、助かる点でしょう。

> ワクチン接種という事実行為の、どこをどうすれば医者に責任が沸いてくるものなのでしょうか?

とりあえず最低限、予防接種の不適格者でないかどうかは、気をつけてください。
問診不十分で禁忌を見落とした、てのは請求理由の筆頭です。
役所が集団接種を嫌がるのは、問診不十分になりやすい危険があるから。

あと衛生面で、注射液や器具の保管管理、医療者の手指の消毒等。大瓶空けたらその日のうちに使い切れ、とか。注射針の使い回しは、さすがに今時あり得ないと思うけど。

------
本当はね、ワクチン接種を広めたければ、
接種は強制的に(禁忌の人は当然除いてですが)、その代わり副反応は過失を問わずがっちり補償、というやり方でなければならんと思います。
でも、この国はそうなっていない。
接種は国民の好みに任せる、その代わり副反応が出ても給付は雀の涙の見舞金のみ。障害福祉の施策も貧弱。自分で選んだことだから、国は責任持たないよって。
損したーと思っても取り返す先が無いから、ダメ元でも医療機関の過失を言いつのって損害賠償請求をしてみるしかないのです。
それで結局、公衆防衛は成立しないし。
こういうやり方では皆が不幸になります。

今、国会を特別措置法が通りましたが、医師の人たちは、あんなので満足なのですか。
せめて、刑事免責を入れろとか、医療機関が訴訟の被告にされないように窓口は厚労省に一本化せいとか。
困った、マズイことだと思いながら、どうしてみなさん黙っておられるのでしょうか。

元法学部生元法学部生 2009/11/30 23:38 TOM様

ご見解、全く賛同いたします。

本来的には、無過失被害者の救済は「立法」の仕事なんですよね。

残念ながら「立法の不作為という過失」は国賠法では救済できないので…。

moto-tclinicmoto-tclinic 2009/11/30 23:40 インフルエンザは強制接種にしちゃあ、いかんと思いますよ。それだけのメリットがあるとは思えません。
鳥インフルがもし流行ったとしても、やっぱり強制はよくないと思う。全国民が鳥インフルで死ぬと決まったわけじゃないし。自分は感染しないだろう、だからワクチン打たない、という楽観の自由は保障すべき。
ワクチン打って、病原菌が根絶するかどうかが、強制接種にすべきかどうかの分かれ道です。

卵の名無し卵の名無し 2009/11/30 23:42 私に関しては達観モード歴もうン十年ですからw
それに「お上」に対するしもじも歴もそれ以上ですから、対策もイロイロ自家薬籠中にありますからねw

moto-tclinicmoto-tclinic 2009/11/30 23:50 強制接種なら、たしかに国が補償すべきですが、任意接種のワクチンを国が補償ってのもなあ・・。
製薬会社・ワクチンメーカーが、保険会社と契約して、副反応のときの保証を契約し、その分価格に上乗せするとか、飛行機搭乗保険みたいに、接種と同時に、個人が保険購入しとくとか。

むかし、社会活動っぽいことしてた頃に、子供さんが三混だかのワクチンの強制接種後に、意識不明寝たきりになって、お会いしたときはそのお子さん成人になってましたが、介護しながら、ワクチン強制接種の厚労省の非を戦ってらっしゃる父親のかたにお会いしたことあります。ありゃあ、いたたまれません。
同じ経過であったとしても、任意接種であったら、まだ、親御さんも、それなりに納得できる部分もあったと思うのですが。

卵の名無し卵の名無し 2009/11/30 23:57 数がもともと足りないんだから現実に不可能な強制接種などこの際考慮する必要ないでしょw

moto-tclinicmoto-tclinic 2009/11/30 23:57 集団接種はいいと思うんですけどね。接種は看護師でいい。看護師数名が接種して、医者は1人、ショックとかに備えて待機してればいいです。

まあ、わたしは、法律とかは、まったく無視して、単に合理性だけを頭の中で駆け巡らすひとなんで、そこらへん、読んでて苦になる人は苦になるでしょうが、悪しからず(^^;。

SeisanSeisan 2009/12/01 00:13 >新型インフルエンザ予防接種業務委託契約書
これ、口頭での契約締結後に一方的に送られてきて、サインして送り返せ、内容に文句があるならワクチンは供給しない、ってなものだったので、厳密に法的に有効なんでしょうかね。ちょっと疑問です。

法解釈は確かに難しく、われわれもそこまで考えずにワクチンを実施しているんですが、少なくとも契約当時は「何かあったら国が責任を負うから頼みます。そのための法整備中です」という言い方をしてました。
それを賠償の負担の有無はともかく、医師に過失をおっかぶせるのなら、すべての定期予防接種が成立しません。
今回、任意接種ではありますが、国が積極的に推奨するワクチンですので、国が補償するのは当然であり、それをしないのなら、現場も接種をしませんと契約を放棄するのも簡単です。大体、ほとんど儲けもないし(笑)。

更なるポイントとして、十分な診察と予診を尽くしてから、というのを厳密に適用すれば、今厚生労働省が求めているほどの接種数をこなすのはまず不可能です。
私の経験(基礎疾患児専門の予防接種外来)では、やはり一人最低10分はかかってますから。

予防接種のアンビバレンツな点として、予防接種をすることに対するリスクのある対象ほど予防接種の必要性が高い、というところなんですよねぇ。まあ、むしろ基礎疾患を持っている対象患者は、ワクチンの必要性もリスクも納得して受けてくれるので、むしろトラブルが少ないように感じています(もちろん万が一の対応を準備しておくことは大前提ですが)。

法務業の末席法務業の末席 2009/12/01 00:20 YUNYUN さま、今夜はコチラにご出張でございますか。

−−−−−−−−−−−−−−−
本当はね、ワクチン接種を広めたければ、
接種は強制的に(禁忌の人は当然除いてですが)、その代わり副反応は過失を問わずがっちり補償、というやり方でなければならんと思います。
−−−−−−−−−−−−−−−

そーなんですよ。

≫車を買ったら車検を受けないと道路では走れない。そして車検を通るには自賠責保険が強制加入。

こういうことが誰でも当たり前と思うように、次のことが当たり前になるように訴えるべきと思う。

≫日本で暮らしたかったら予防接種を受けないといけない。そして予防接種には必ず無過失賠償保険がセットになっている。

予防接種だけでなく、保険診療においても、こうした無過失賠償責任保険とセットにすれば、医師の皆さんもすごく働きやすくなると思うのだが・・・。
政権の現状を嘆いたり、厚労省の役人をこき下ろすだけでは、実現は無理だけど。

tskktskk 2009/12/01 00:22 すみません。キーボード入力が遅いものでもう間に合っていません

moto-tclinicさま

おっしゃるとおりであとは、ゴム関係のアナフィラキシーですかね。
日常業務で突然、これはお前の過失だ、といわれたらまさしく脊髄反射で「何だと、無礼者!」と怒鳴ってしまいそうです。脊髄反射で口が動くかどうかもうわかりませんけれど。
それとウイルスと人間の個体には明らかな相性があります。希望者の集団接種はかまわないと思いますが、強制接種は強い違和感を覚えます。

卵の名無しさま

>>その例示はいくらなんでも無礼でしょう。
>誰に対して無礼なの?

対象がはっきりしない文章で失礼いたしました。
私に対してです。コメント欄に書き込んでいる以上本文は読んでいます。厚労省解体の後誰がどうするのかのお話です。アメリカや、北斗の拳や、マッドマックスや中国のような世界がお望みでしょうか。

TOMさま

私より現実主義者でいらっしゃるのだと思いますが、過失でないものは過失ではないと当たり前にきちんと説明していくことが、地味で効果は少ないかもしれませんが、今の日本には必要です。同時に、これは矛盾して聞こえるかもしれませんが、医者としての知識や技術を安売りしないことです。必要なら患者さんがもう勘弁してくれと言う顔をするまで説明することです。口コミは水平に広がります。ちょっとインターネットの普及がここら辺をまぜっかえしてますけど。

YUNYUN さま

お金を馬鹿にしているつもりはさらさらありません。それよりも命のほうが大切であろうとも思います。誇りも必要です。それぞれに順位をつけることが無意味であるということです。

もう頭が回っていません。皆様おやすみなさいませ

SeisanSeisan 2009/12/01 00:36 YUNYUNさま
>接種は国民の好みに任せる、その代わり副反応が出ても給付は雀の涙の見舞金のみ。

定期予防接種はすべて国の責任で行われていますよ。
例えば5年に渡って中止されていた日脳ですが、日脳ワクチンは一定の割合で急性散在性脳脊髄炎を起こすのがすでにわかっており、これに対しては、接種医、地域の予防接種委員である医師(大学にいたとき、これをやってました)、自治体が検討した結果最終的に副反応であると認定したら(因果関係の証明は不要。あくまで経過から判断できる、つか、それしかできません)、医療費の自己負担分はすべて国が負担するようになっています。基本的には今まで後遺障害まで残った例は少なかったため、慰謝料まではなかったはずですが、確か中止の直接原因になった中学生の固定後遺症の例では国家賠償も行われていたようです。
また、1994年の予防接種法改正(改悪?)までは一応接種義務が設定されてました(罰則なし)。それがなくなった最大の理由はMMR訴訟なんですが。
今は「積極的勧奨」になってますね。
まあ、今でも「すべての予防接種をするのは危険だ」と煽り立てる団体が生き残っているのも事実ですが。
アメリカは接種義務があるから、接種対象にもかかわらず個人的理由で接種を受けなければ学校への入学を取り消される、あるいは制限されることがあるそうです。
それがゆえに日本からの転居者の子供が結構大変なんですよね。
日本の予防接種だけでは、任意接種を含めてもぜんぜん足りない。

あと、特別措置法、声を上げようにもとっくに契約は終わってますし、日本医師会は厚生労働省にもうすでに相手にされていませんから、声のあげようがありません(笑)。
いやまあ、今回のワクチンに関しては、さすがに現場の医師に責任を押し付けるということはしないでしょう。もしそうなったら私なら堂々とマスコミに顔をさらして出て、国がちゃんと責任を取るように訴えますよ。

卵の名無し卵の名無し 2009/12/01 00:41 tskk様
また亀レスですいません、てもう眠っちゃった?て、なんてウサギとカメ(ry  w
>誰が厚生行政の差配をしたらよいのかというときにじゃあどうしましょうという現実論です。
>答えは私も持ち合わせておりませんが。

答えというほどのものじゃないけど、いつものこれw↓

>もう霞ヶ関の省益保身役人の「バカの壁」スクラム取っ払って、鳩山首相が緊急声明発表するべき政治段階でしょw
>
>「希望する国民に無料で接種します。全国の保健所や役所で公務員総動員して必要経費全額国持ちで緊急集団接種で行います。
>健康被害が生じた場合の責任もすべて国がとります。市町村および民間には一切負担を求めません」とねw

に今日のこれ↓も足してw

>終わったものをいまからどうにか捲き直そうというなら、
>
>1.集団接種を無料で行なう。費用は全額国庫負担(特別会計でも充てればよろしい)。
>2.集団接種が受けられない(アレルギーや基礎疾患等の医学上の理由で)希望者は病院(受託医療機関)で診察を受けた上で1回3075円(6150円の半額)で現行どおり有料個別接種を行なう。
>3.2.の者に対して必要に応じて各自治体が補助を行なう。
>
>とすれば無問題。

内猫内猫 2009/12/01 00:44 のじぎく県には、感染症担当でもないのにやる気のある医師の課長がいて、しっかりしているからなあ。
神戸市は昔は震災なんかもきっちりこなす所長がいたな。今は、自分はよくやったと思って本まで書いてる局長なんかいるが、実は自己流でやっているだけ。本庁と現場と連携が悪いから、保健所のまともな課長など泣いているな。
だからと言って、現場の所長が逃げていいといういことにはならないけどな。
http://www.phcd.jp/shiryo/shin_influ/0911_h1n1_vaccine_shuudann_sesshu.pdf
http://www.phcd.jp/shiryo/shin_influ/0911_vaccine_sesshu_basho.pdf

SeisanSeisan 2009/12/01 00:50 誤解を生まないように訂正

日脳が5年に渡って中止>積極的勧奨の中止(あまり勧めるな、でも、必要がある人は承諾書を書いてもらって接種しろ、その場合も責任は国が負う)ということですので。
接種そのものができなくなったわけではありません。

確かMMR訴訟も、接種した医療機関に対する訴訟ではなかったはず。
まあ、賠償の範囲はわかりませんけど、少なくとも定期予防接種は接種医は原則責任を問われない、という形になってたはず。予防接種法をもう一度読み返しときますね。

>保険診療においても、こうした無過失賠償責任保険とセット
それをするとアメリカのように責任保険の保険料がとんでもない額になり、今の診療報酬ではおそらく保険診療ができなくなります。産科のやつでも1件当たり3万円ですから。
日常診療一人当たり500円、なんていったら、再診料トンじゃいますよ。
アメリカの医療費がとんでもなく高い大きな原因のひとつは間違いなく賠償保険ですから。しかも、これに加入していないと、「患者に対して責任をとる姿勢を見せていない」と保険局から診療を停止するよう命令がきますし、もちろん民間健康保険会社とも契約はできません。要するにモグリの医師をする羽目になります。

日本なんか、収入が元から少ないのに賠償保険が高額になったらあっという間にみんな閉店しますね。

SeisanSeisan 2009/12/01 00:57 ぶっちゃけ本音

こんなにくそ安い値段でいつでも世界一の医療を受けられるんだから、医療訴訟なんてするなよ!
何かあったら訴訟するって言うなら、もっとまともに金払え!

失礼しました。

元法学部生元法学部生 2009/12/01 01:05 お金で命は買えないかもしれませんが、命はお金で精算できるってのが、日本の法体系なんです。
というか、お金で精算できないモノは、裁判所では売ってないので、裁判所に買いに行っちゃいけないんです。
「大岡越前」や「遠山の金さん」とか、その現代的翻案とか、そういうファンタジーの中に暮らしている人は「お金の問題じゃない、私は真相が知りたいんだ!」とか裁判で主張したりしてますけど、そういう人が行くべき場所は裁判所じゃなくて、占い師とか宗教家のところなんです。

ちなみに、ぼくが学部で一番おもしろがって勉強したのは実体法じゃなくて、基礎法学なんで、たまに裁判所が分割民営化されてJapan Judgement東日本・中日本・西日本の各株式会社になるとともに、新規参入裁判会社でInternational Justice Japan Inc. とか出来てしまった社会が、ソマリアみたいな社会にならないための法体系とか、阿呆のようなことを考えて気分転換することがあります。

元法学部生元法学部生 2009/12/01 01:29 あ、さっきのコメントはtskk様へのレスのつもりでした。一応。

Seisan様

無過失保険に加入するのは、診療を受ける側という制度設計がいいと思います。
保険の母集団が全然違うんで、医療提供者が賠責保険を支払う合衆国式より、見た目の負担額が少なくてすみそうです。強制加入だと、単なる健康保険料の値上げですけど…。
で、無過失保険に未加入な人に不幸な事態が起こっても自業自得ということで、医療提供者の「過失」を無理矢理認定して、不幸な人を救済する必要は無いってことで。

無理だろうなぁ。銀行員や警官が「それは詐欺です」って説得しても金を払っちゃう人がいて、それについて「国は何をやってるんだ。ちゃんと取り締まれ」って国の責任にしちゃう人がいる国だから。

元公務員元公務員 2009/12/01 03:23 知らない間に凄い異業種バトルが展開されてたんですねぇ。
まぁ、ムハマッド・アリとアントニオ猪木が相撲の土俵の上でバトルしてる様にも見えなくはありませんでしたけど。(冗談です)

ただ、感じたことは、このブログは各方面のもの凄い専門家の方がRAM・ROMしておられるんだなぁって改めて感心させて頂いたと言うことです。

相変わらず、しょうもない書き込みでスミマセン。

卵の名無し卵の名無し 2009/12/01 07:54 >政権の現状を嘆いたり、厚労省の役人をこき下ろすだけでは、実現は無理だけど。
無過失保険「制度」を作るのは厚労省役人や政権政治家の仕事であって医師の仕事じゃないだろw
そもそも事業仕分けの基本がわかってるの?

>厚労省解体の後誰がどうするのかのお話です。
別に心配ないと思うケドw
社保庁だって解体したし郵政省でも分割民営化できるご時世。厚労省をもとの厚生省と労働省に分割することも事業仕分けが済んだら十分考えられる。いまの官僚トップが交代するだけで済むことだし、マッドマックスなんてそれこそ絵空事でしょw

SeisanSeisan 2009/12/01 10:56 しつこいんですが(^_^;)、予防接種法を改めて読み返してみました。

今回の新型インフルエンザ予防接種は、国が推奨し、接種対象者を決めて、ワクチンの配布まで管理統制して、しかも接種報告書まで要求していることから、予防接種法第6条第1項「都道府県知事は、一類疾病および二類疾病のうち厚生労働大臣が定めるものの蔓延予防上緊急の必要があると認めるときは、その対象者及びその期日または期間を指定して、臨時に予防接種を行い、または市町村に行うよう指示することができる」第2項「厚生労働大臣は、前項に規定する疾病の蔓延予防上緊急の必要があると認めるときは、政令の定めるところにより、同項の予防接種を都道府県知事に行うよう指示することができる」に基づいて行われたものと考えられます。
また、予防接種法施行令第7条では、予防接種法第6条の規定により、施行令第3条に該当する疾患の臨時接種において、「予防接種を受けたものの数を報告しなければならない」とあり、まさにこれを法的根拠として二類臨時接種として新型インフルエンザワクチンが行われたのだと考えられます。

しかし、一方で二類臨時接種としたのなら、法21条に「この法律の定めるところにより予防接種を行うために要する費用は市町村(第6条第1項の規定による予防接種については、都道府県または市町村)の支弁とする」とあり、法22条、23条でそれに対する都道府県、国の負担が定められています。

また、法11条から18条、施行令8条から29条までは健康被害に対する補償について細かく規定されています。

しかし、現実には新型インフルエンザはあくまで任意接種とされ、費用も本人負担とされています。
任意接種にはこれら予防接種法の規定が一切適用されず、あくまで被接種者と接種実施医療機関との個別の契約に基づくものであり、これら、予防接種法上に規定された項目に接種実施医療機関は従う必要がありません。だとすると、接種価格を決定したり、ワクチンの流通をコントロールしたり、接種対象者を指定したりするのは、法律によらない接種医療機関との個別契約に基づいて行われますが、そこには

第六条 甲は、接種に関して被接種者の生命又は身体に損害が生じたときは、その損害が接種を担当した乙又は乙の従業員(医師又は看護師等を含む。以下同じ。)の故意又は過失による場合にも、国家賠償法の範囲内で、賠償責任を負うものとする。
2 甲が接種に関して被接種者に対し、国家賠償法の範囲内で、賠償責任を負うこととなった場合、乙又は乙の従業員に故意又は重大な過失があった場合に限り、甲は、乙に対し求償することができる。

とあり、よほどのこと(故意あるいは重大な過失)がない限り、接種医療機関に責任を負わされないこととなっています。

ただし、この規定を実現させるには、「予防接種法によらない」予防接種であるため、特別措置法が必要であり、特別措置法の賠償規定はまんま「予防接種法・施行令」の二類臨時接種が使われています。
違うのは輸入ワクチンに関する規定のみ。

こんなめんどくさい事をするくらいなら、最初から二類臨時接種にすればよかったのに、そこまでお金を出したくなかったんですかね>厚労省。おかげで現場は大混乱ですが。
二類臨時接種とすれば、予防接種実施要領にもとづいて、自治体主導の集団接種を行うことも(法的には)簡単にできたのにね。
あくまで任意接種で、予防接種法によらない(法的根拠がない)から集団接種ができない、という判断になっちゃったのが最大の問題でしょう。

ああ、なんか今日は暇なので、いろいろ書いてしまいました。>やっぱり粒クリ一直線だな…

YosyanYosyan 2009/12/01 11:26 Seisan様

うちもツブクリで、今日は余裕があります。

ちょっと日時の確認ですが、新型接種が勧奨接種に決定されたとマスコミ発表されたのが8/20です。つまり総選挙の真っ最中です。続いて、都道府県担当者に「方針案」を説明したのが9/8です。言うまでもなく総選挙後です。この新型接種の基本方針に舛添前大臣がどれぐらい関与しているかが少々謎です。

あくまでも推測ですが、ある時点までは公費接種の案もそれなりに有力であったんじゃないかと考えています。新型接種を公費でするのに国民は怒りませんし、御指摘のように料金や接種者のコントロールに法的根拠が出来てやりやすくなります。医系技官にとっても例の10mlバイアルの存在理由が説明しやすくなります。それでも選択したのは勧奨接種で、勧奨接種を擬似的に公費接種にするように、受託契約書や特例法の辻褄合わせをテンコモリ行なっています。

もちろん予算の問題が深刻に絡んだ一つの結果でしょうが、裏舞台で何が動いたのか興味深いところです。

SeisanSeisan 2009/12/01 11:57 要するにお金を被接種者から徴収する、という点以外は全て予防接種法に定義された公費臨時接種の規定を準用しているわけですよ。ワクチンを全量国が買い上げて管理する、というところまで。

おそらく、WHOのパンデミック宣言が出て、新型インフルエンザワクチン株が決定し、製造準備に入る7月ごろまでは(マスコミも水際だなんだと大騒ぎして、感染者個人を追いかけまわすような恥ずかしい真似をしていたころまでは)、間違いなくH5N1pndに準じた扱いで予防接種法に基づいた公費での臨時接種を前提に動いていたはずです。
それが7月中には、「意外と大したことはなさそう」みたいな観測意見がバンバン出始め、8月に入ってなし崩しに任意接種になっちゃったような気がします。
でも、交代ぎりぎりまでハゲ前大臣はアナウンスを繰り返してきていたし、彼は選挙は関係なかった人ですから、基本方針までは間違いなく噛んでいると思いますよ。おそらくは10ccワクチンに関しても。
なんか、厚労省の事務官と技官の水面下の争いがありそうで、例のたすき掛け人事も絡んでたりしたら余計な想像をふくらましてしまいます(笑)。

ちなみに現在の定期予防接種もあくまで「勧奨接種」なので、ご注意を。

ただし、よく予防接種法を読んでみると、定期、臨時にかかわらず、法第24条に「政令の定めるところにより、実費を徴収することができる」とあり、実際には地域外(居住自治体以外)での接種で依頼書を発行してもらっても実費を徴収するように言われることがあり(その場合でも補償は依頼書があれば公費接種と同様に扱う)、必ずしも無料にする必要がないんですよね。
それを考えると、なぜ「実費徴収ではあるが、予防接種法に基づいた臨時接種(勧奨)とする」としなかったのかが(法的には可能なだけに)疑問です。

tanktank 2009/12/01 12:48  ワクチンなんか不要だ、とここに書いてありますが、いかがでしょう? 

http://www.thinker-japan.sakura.ne.jp/dontvaccinated.html

卵の名無し卵の名無し 2009/12/01 13:53 ワクチンより厚労省のほうが不要なんじゃ?

素人の浅知恵素人の浅知恵 2009/12/01 14:29 ○武官でない以上、事務官も技官も文官には違いないのですが、技官さんが原課の課長さんだったり、局長さんだったりする部局が所管する法令の改正となれば、事務官は口出せないのが実情という噂もありんす。(あくまでも噂っす。本省の中を知悉してる訳でないので。)

○まじめな話、予防接種の費用を特別会計から捻出するなら、「特別会計に関する法律」の改正が必要っす。ところで、既存の特別会計の中では、全国民を対象に支出出来る厚労省関係の特別会計は無いような気がします。社会保険関係の特別会計は、当該特別会計で経理される保険制度の対象者以外に対しては、全く無力ですし。「財政法」の規定に照らして、目的外支出=法令に根拠のない支出は無理ですから。
ちなみに、あの社保庁の阿呆な支出についてでも、特別会計関係法令や所謂「財革法」に明文の規定が存在した訳ですし。

医者医者 2009/12/01 15:16 いや、少なくと陰謀論よりはましかと。 > 厚生省

numachinomajonumachinomajo 2009/12/01 15:38 我が家は誰も新型ワクチン打てないまま今日ついに上のチビが新型インフルエンザ確定。
たぶんこれでうちはみんな感染ですかね。

うちの職場はワクチンぜんぜん足りなかったので、インフル入院は職員がワクチン接種済みの病棟からになってたんですが、部屋が足りなくなったらそれ以外の病棟、基本的には個室、ワクチン未の職員がN95マスクで対応だそうです。

なんかもう何と言っていいのやら....

luckdragon2009luckdragon2009 2009/12/01 17:12 本当にワクチン、間に合わないかもしれないですよね > 希望者へ

卵の名無し卵の名無し 2009/12/01 18:11 新型ワクチンをできるだけ迅速に広く国民に接種するという単純明快な国家的テーマが、実務をアホ厚労省に指揮させたばっかりにここまでまったく成果が挙がってない。そればかりか、ちょっと気の利いたガキならガキの遣いでもできるワクチンの現場への分配を、バカ役人に権限持たせて「差配」やらせた結果遅れに遅れてしまい、かえって感染拡大に寄与wしてしまっているほどだw
まさに霞ヶ関厚労省が驢馬政府身中の虫と化して最初の検疫から政府転覆させてしまいそうなほどに危機を拡大させ、国家国民の足を引っ張っている。泥棒官僚国家の三流政治には永年のことで慣れ切っている対策一流の日本国民も、さすがに今回の銭金の問題じゃない国民の身体生命に直接関わる対パンデミックウイルス政策がここまで三流アホバカ政策だともはや堪忍袋の緒も切れようってことだろw
下手の考え休むに似たり。手が見えないへぼ打ち手の厚労省にはもう医療の対局席から降りて退場してもらうしかあるまいよw

SeisanSeisan 2009/12/01 19:08 tank様
ご紹介のページは、いわゆるワクチン不要論者の話ですね。
ここのブログでは管理人様の下、現在まで積み重ねられてきたエビデンスに則って話をしております。
こういう「こんな意見もあった、こういう意見もある」という根拠だけでの否定論は相手にしておりません。

世界的にワクチンは、「ほっといたら社会的に問題になる」疾病のかなりを抑制してきております。
既に疫学に有効とされるデータは大量にたまっております。
ワクチンのおかげで天然痘は世界からなくなりました。あれだけ猛威をふるったポリオも日本国内ではなくなりました。麻疹も風疹も、小児科医ですらめったに見ない病気になりつつあります。ジフテリアもめったに見ない病気になり、日本脳炎も昔は毎年何千人もの子供の犠牲者が出ていたのが、今はほとんどゼロになりました。
もちろん、ワクチンの副反応により不幸が起こる確率もありますが、少なくともそれをはるかに上回るメリットがあるからこそ、続けられているわけです。

インフルエンザワクチンに関しても、現在の注射ワクチンが「感染予防」ではなく、「重症化予防」であるのはわれわれ医師には常識であり、今回の新型インフルエンザワクチンでも、国民に向けて繰り返し厚労省も言ってます。
また、インフルエンザ定期接種を中止に追い込む根拠になった前橋レポートも最近の検討では余りにおかしな「結果ありきの調査」であることが論破されており、中止されたとたんにインフルエンザの流行規模が拡大した、というのも既にデータが出ております。
今回の新型インフルエンザワクチン問題は、それを国民に行きわたらせる手段が余りに稚拙であることがテーマであって、ワクチンそのものを否定するものでは全くありません。もちろん行政のやり方が下手だ、ということですよ。

素人の浅知恵様
予防接種法における臨時接種は法令でも定められていますから、根拠のない支出にはならないんじゃないでしょうか。
根拠のない支出という点では、現在の「任意・自費接種」という形にしたにもかかわらず、すべてのワクチンを国家が買い上げ、輸入ワクチンも購入する費用がどのような根拠で捻出されたかのほうがよほど怪しいような気がします

luckdragon2009luckdragon2009 2009/12/01 21:33 実際、ワクチンで問題起こるとしても、(接種せずにかかった場合の)本物インフルより、危険度小さい訳だから、比較評価の基本が全然間違っているように思います。 > ワクチンの危険度を喧伝する論説

ただ、リコールがかかった、グラクソ?かな。
については、事実関係を明らかにする点で、日本の方も情報公開すべきでしょうね。
リスク数値として、どの程度のリスクがあるのか、まさにエビデンスが求められている訳ですね。> 国外のリコールの話、関連して国内生産分の安全数値

まあ、あんまり言い過ぎると、ゼロリスク神話になっちゃいますが...。

luckdragon2009luckdragon2009 2009/12/01 21:41 なお、一部で話題の D225G変異 A/H1N1 ですが、重症も軽症もあり、総てを否定的に捉えるのも間違いではないか、という論説が出ています。これについては、ここらへんをご覧ください。

> http://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/5e995822056b8985ce8e087aecf4e5e3

他にもありますが、ひとまず多忙のため、簡易コメントに留めておきます。

卵の名無し卵の名無し 2009/12/01 22:37 >リコールがかかった、グラクソ?かな。
これは大量に一社から購入するというリスク分散の常識に外れた購入契約を結んだ厚労省の明らかな失策w
さらにドル建てで購入したのなら今の急激な円高で解約するとリコールした会社のほうが為替上有利になるねw厚労省としては泣きっ面に蜂の図じゃないのw
それにしてもどんな目標がよさそうな政策でも、ほんとに霞ヶ関官僚にやらせると物事がすぐだめになるのにはもう驚くばかりだw
どうせ「髪の溝汁」とか言うんだろうケド、そんな猿でも知れる近未来を予め知ることができないのは「厚労省の溝」w

卵の名無し卵の名無し 2009/12/01 23:11 >予防接種の費用を特別会計から捻出するなら、「特別会計に関する法律」の改正が必要
前政権の首相は世界恐慌という危機に直面して2兆円もの特別会計をひねり出して国内緊急経済対策を発表した。中身はばら撒き政策で最善とはいえなかったが少なくとも自分の政治家としての小さい面子を守ることよりも国家の一大事に国を守る首相として迅速に対処しようという有事のリーダーシップは持っていた。昔の大震災に自衛隊出動命令を自分の小さな面子を守るために最後まで出せなかったどこかの首相とはかなり違うわな。
さて、現政権の首相はどうかな?w必要な金額は前政権の2兆円に比べてはるかに少額に過ぎないんだがねwもっとも彼は「君子豹変」の意味は知らないようだったがw

花壇花壇 2009/12/01 23:57 毎日興味深く拝見させていただいております。
1歳の娘の母です。
今日はお伺いしたいことがあって出てまいりました。

昨日、新型インフルエンザ1回目を接種しました。
電話予約の際に2回目の接種を1週間後に設定されまして、
まあ早すぎるけど、今の状況では仕方ないのかと思い納得しておりました。
しかし昨日1回目の接種に行ったところ、1回も接種してないお子さんが沢山いるので、県の指導により、2回目は1月に入ってからにしてくださいと言われました。
そうすると、5、6週間空いてしまうのです。
他の小児科に聞いてみても同じ答え(1回目の人のみ受け入れ)だったので、
皮膚科に聞いてみたところ、受け入れてくださるとのことだったのですが、
接種日は来週とのこと。
接種の間隔は4週間あけるのが一番良いと聞いたのですが、
短い1週間〜3週間空きと4週を超えてしまう5、6週間空きとではどちらが免疫が付きやすいのでしょうか?
教えていただけると幸いです。

SeisanSeisan 2009/12/02 00:52 花壇さま
ここは個別の健康相談等に乗るブログではありませんので、本来は放置ですよ。
まあ、一般論的なお答えは(管理人さまに無断で・笑)一応しますけど、今後はお控えください。管理人さま、不適当だと思うなら消してくださって結構です。

どこの県でしょうね。そんな「あくまで数を稼ぐのが大事で、有効性は二の次」みたいな指導をしてるの(笑)

まあ、インフルエンザの場合、1回では抗体獲得が有効レベルに達しない可能性が高いから2回目を行うことで、その確率を上げる、というのが目的で、ブースター効果(1回目で獲得した抗体をさらに強化する)ではありませんから、理論上2週だろうが、2カ月だろうが、2回目の後に有効抗体価を獲得している確率は十分上がりますよ。実際にはもう少し微妙な話がかかわってくるんですが(たとえば1週しか開けなかったら1回目の抗体産生が進んでいないうちにするから有効性が下がる、とか)、おおざっぱにはこんなものです。
ただし、1回目で十分でなかった際、2回目との間に感染する可能性があります。だから、1回目をした人には比較的速やかに2回目接種を行い、抗体の獲得確率を十分にあげておく、というのが予防医学的には正解です。

しかし、疫学的には話がちょっと違って、たとえば、12月の1か月を考えてみて、1000人の集団で、1回目の抗体獲得率を60%、2回目を80%とすると、500人を2回して、残り500人をナシにすると、抗体獲得できない人口は600人になりますが、全員に1回だけすると抗体獲得できない人口は400人になります。
ただし、次の月に同じだけの回数を接種できるのなら、最終の抗体獲得人口は同じになります。
簡単な疫学的にはこういうこと。実際には流行中に行う予防接種だから、もっと複雑な要因モデルが関与しますので、ここでは説明不可能ですが。だからまあ、この県の指導もわからないではないんですが、そんなことまで指導していただく謂れはないぞ!と私なら怒りますね(県に対してね)。

でも、こういうやり方をすると、実際には2回目が受けれない人が多数出現するのでは?

卵の名無し卵の名無し 2009/12/02 01:25 Seisan様おやさしいですねw
でもぶっちゃけ新型ワクチンだけに十分な国内比較データはまだないから今時点はだれにもわからないのでは?
とりあえずそういう質問は厚労省のホームページの新型ワクチン相談窓口
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/jiti_link.html
のほうへされるのがよろしいかとw
ここのブログには責任もって教えるwべき立場の人は誰もいないと思います。

元公務員元公務員 2009/12/02 01:46 おや!妙に気が合いますな。

Seisan様
花壇さまには何方か答えてあげて欲しいな、
で「こう言うことは○○にどうぞ」と付け加えて
と思ってましたら、やはりSeisan様でしたね。

ただ、怪しげな書き込みは(私のも含めて)スルーされた方が良いように感じる時もありますよ。余計なお世話だとは思いますが。

花壇花壇 2009/12/02 01:52 Seisan様
場違いな発言申し訳ございませんでした。
そして、ご丁寧な説明ありがとうございました。
インフルエンザの予防接種はブースター効果ではないのですね。
知りませんでした。
そして、1週しかあけなかったら有効性が下がるのですね。
来週はやめておこうと思います。
本当にありがとうございました。
ちなみに茨城県です。

卵の名無し様
厚労省の相談窓口というのがあるのですね。
次回からはそちらに聞いてみようと思います。
ありがとうございました。

luckdragon2009luckdragon2009 2009/12/02 09:23 まあ、怪しげ発言スルーは同意です > 元公務員さん

でも、元公務員さんの発言は、今のところ、さほど怪しげないのはなかったような。私が気がついてないだけかもしれないが。

SeisanSeisan 2009/12/02 12:24 すいません、KYで(笑)
でも、一応ちょっと前にあった1回接種or2回接種論議にも絡んでくるので反応しました。

治験の際、1回でいいのか2回した方がいいのか、という検討がされましたが、あそこでも1回目と2回目の抗体価の上昇程度を評価したのではなく、あくまでも一定以上の抗体価を獲得した対象者の率を問題にして、(とりあえず成人に関しては)1回で十分だ、という結論を得ていましたからね。

疫学的な有効性をとるか(つまり、少しでも多くの人に1回だけでも接種する)、免疫学的な有効性を取るか(少しでも早く有効抗体価を得る)の問題なので、接種間隔はあまり関係ない、ということですね。

まあ、インフルエンザの場合、確かにブースターはあまり期待できませんからね。

卵の名無し卵の名無し 2009/12/02 12:44 >すいません、KYで(笑)
SeisanさまのはKiku聞く人にYasasii優しいのKYでしょw

ところで1週間隔で射つことにもprimary vaccine failureをできるだけリカバーするという意味があると思います。あの県の方針もひとつの正論でしょう。

素人の浅知恵素人の浅知恵 2009/12/02 14:03 > Seisan 様
ご指摘ご尤もです。m(__)m
現状では、「特別会計からの支出には根拠がないだろう」という主旨でして、
現在までの対策経費は全て法令・予算という根拠によって支出されている事に間違いないと思います。新型インフルエンザ対策経費は予算に計上されていたのは事実ですので。

ただ、当初予算か補正予算かは問わず、一般会計からの支出だと見込んでいますという事でお願いします。m(__)m

素人の浅知恵素人の浅知恵 2009/12/02 14:10 > 2兆円もの特別会計をひねり出して国内緊急経済対策を発表
そうですよ。その為の専用の法律を新規に作って(国会で法案を可決して貰って)、緊急経済対策の原資にに充てる事にして、歳入と歳出を定めた補正予算も国会で議決して貰って、はじめて実行出来たんです。
だから、今回も特別会計を原資にするなら、「特別会計に関する法律」を改正するか、専用の法律を国会で議決して貰って、その為の予算も国会で議決して貰って、という手続きを踏まないと、現状では無理なんですのん。
特別会計の資金を使用することの是非というより、使うなら手続きが必要であって、思いつきで勝手には使えないという話ですの。

卵の名無し卵の名無し 2009/12/02 15:14 > >使うなら手続きが必要であって、思いつきで勝手には使えないという話ですの
それじゃ聞くけどw
そもそも今回の新型ワクチンの購入費1440億円は厚労省のどの予算を使ったのかね?政権交代で予算執行停止中だったはずだろw
これだけ厚労省含む霞ヶ関予算の執行に詳しい人が知らないはず無いよなw

素人の浅知恵素人の浅知恵 2009/12/02 16:16 > それじゃ聞くけど
ん〜と、既存(当初予算)のインフルエンザ対策費と予備費、つまり一般会計だす。
補正予算の執行停止については、最終的に執行停止された補正予算の内容や、決定の時期にも留意がいるっす。執行停止には、いろいろな留保があった訳で。予算書は公開されてますので、検証は可能かと。

元公務員元公務員 2009/12/02 17:33 ところで、為替や株に対して口先介入ってのが行われてますけど
例えば首相が「新型インフルエンザの接種費用は一応個人負担して頂いてますが、来年度の補正予算とかで御負担頂いた額をお返しするつもりでおります」なんてのはダメかな?

luckdragon2009様
意識的に悪意を持って怪しげな発言をしたつもりはありませんけど
勘違いや早とちりなどで、怪しげに類する発言は何度もしたような気がしています。

法務業の末席法務業の末席 2009/12/02 17:40 素人の浅知恵 さま
>公開されてますので、検証は可能かと。

ホレッ、公開資料はコレ↓です。
http://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/09hosei/dl/teisi01.pdf
(PDFの1ページ目、下の方、(3)地域医療再生臨時特例交付金 のすぐ上に注目)
-------------
・ 新型インフルエンザ対策事業(1,279億円)については、ワクチンの安定供給体制確保のため、一部をインフルエンザワクチンの購入費に充当する。

また、こんな資料もあります。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/10/dl/s1002-6m.pdf (PDFの3/5ページ目に注目)

もう一つ
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/file/dl/infu_2107f_01.pdf
(知らない間に、新型インフルワクチン生産体制構築のための基金が出来ていたんですねぇ・・・)

卵の名無し卵の名無し 2009/12/02 18:37 >既存(当初予算)のインフルエンザ対策費と予備費、つまり一般会計だす。
厚労省の中じゃないけど霞ヶ関の中の人が言うんだからほんとのことでしょw
つまり先年度末の今年3月に成立した本予算と「予備費w」のなかに新型ワクチン購入費は組み込まれていたわけねwそして9月から新型ワクチンを諸外国と全く違う2回で6,150円の任意接種で希望者国民に売り付けているが、当然これも本予算成立時からの予定の行動ということになるねwいやはやまったく底抜けのアホ省庁ですなw>厚労省

今度のインフルクライシスで首相が緊急対策を発表したとして必要な金額は総額でもせいぜい2000億円弱だろうし、本予算と予備費で購入が賄えているなら残り500億円程度は特別会計など使わなくても厚労省かどこかの予備費を持ってくれば済む話だw
補正予算など1円も使わないで首相の政治判断だけで全国無料接種が直ちに可能だろw
まったく厚労省はなんのために任意接種を統制価格指定して分配コントロールしてるんだか。
ほんと、アホバカの考えることはとことんわからんw世界にバカを晒してることに気づいてないことだけは明白だけどねw

luckdragon2009luckdragon2009 2009/12/02 21:35 まあ、話題の用語じゃないけど、怪しげ発言も「重過失」じゃなきゃいいと思うけど。(苦笑) > 元公務員さん

生産体制基金か...バイアルとか、関連器具とか、配送とか、基金も有効活用されれば良いのだけれども。

卵の名無し卵の名無し 2009/12/03 07:18 >生産体制基金か...

なるほど、予算がつけば即「基金」を作って天下り先をこしらえる霞ヶ関のバカの一つ覚えか。
2回で6150円は迂回路を経てこの腐れ基金運営の原資になるわけだなw
この国家の一大危機である世界疫病に対応するため国民一人一人に疫病対策費として使ってあげようという大切な予算に対しても、厚顔無恥な厚労省官僚は大金でさえあれば見境なくタカってちゃあんと「基金」という糞バエの卵を産みつけてるw
つくづく骨の髄まで「地頭は倒れる処に土を掴む」ニギニギ習性のかたまりなのねwこりゃあ実学技術系学問なんかいくら教えてやっても身につかんだろ>官僚

思えば阪神大震災のとき着の身着のまま真冬の荒地に放り出された被災者のひとたちに当座の現金として配ってもらおうと神戸市宛てに「義捐金」30万円送金したが(仕事があって行けなかったからね)、当の市長は全国からの義捐金が大金になったものだから目が眩んで結局義捐金の趣旨に反して被災者へは一円も配らずに、その金でなんちゃら「基金」を作って役人が「利ザヤ」を運用するという糞バエ根性丸出しの「政策」を発表しやがった。ほんと、日本の伝統三流政治を支えるw糞役人さまたちに大金を見せたり託したりしちゃイカンなあ、とわしらしもじものとるべき「対策」があの時つくづくわかったよw

まあこれでだいたいアホ厚労省の朝令暮改バカ政策続きを支えるwほぼ全部の事情がわかったw
もういい加減飽き飽きしたからまた元の達観モードに戻って生温かく三流いや四流立法行政司法マスゴミ国家を見守ってやるとするかw

素人の浅知恵素人の浅知恵 2009/12/03 11:59 予算関係は、財務省様の公式HPが詳しいですよ。予算書も載ってるし。
予備費の使途の問題は、財政法第35条及び第36条の手続きに則るので、予算書をみても”予備費”としか書いてないけど。

参考情報として、国の歳入歳出と予算と予算執行の原則は、一般会計・特別会計問わず、財政法に基づくのでした。財政法はその規定によって、国の歳入歳出が一般会計と特別会計に分けて経理されてる位で、国の財政の根本原則を定めた法律だったりしまふ。

念のため閲覧者各位にはお知らせしておこうかと思うのですが、私は”霞ヶ関の中の人ぢゃない”ので、よろしくお願いします。もし中の人なら、勤務時間中に書き込みしてる場合じゃない訳で。といくら強調してみてもネット上では自称に過ぎないのも事実ですけど(汗)

卵の名無し卵の名無し 2009/12/03 23:57 >”霞ヶ関の中の人ぢゃない”
おや、そうだったんですかwそれは失礼しましたね。
まー中じゃなくても直下とか隣とかそのへんだとお見受けしましたがw
とりあえずそういう人がいろいろ書いてくれたおかげで6150円がどう厚労省に回収されるかが分かったんで、お詫びついでに御礼述べときましょw

>2回で6150円は迂回路を経てこの腐れ基金運営の原資になる
の自己レスですがw

いったん受託医療機関が6,150円受け取る→接種完了後厚労省は受託医療機関は収入が増えたはずだと言い始める→その後、1:増えた収入から生産体制基金への毎年の出資を受託医療機関へ求める。もしくは2:またまた診療報酬改定を行って全医療機関から広く薄く回収する。

とまあ、要するに医療機関を迂回路にして新設の基金へ回収することで国民の目を欺こうという寸法ですなw所詮猿知恵だけどねw
さあて、バカの一つ覚えがいつまで通用するのか生温かく成り行きを見物させてもらいましょw

元大学医元大学医 2009/12/04 10:54 神戸市から上記発言内容について謝罪の声明文が発表されたようです。

元公務員元公務員 2009/12/06 03:01 ↑の意味が理解出来ないんですけど?

tanktank 2009/12/06 16:53  公衆衛生医師って、頭を使う人であって、手を使う人じゃないでしょ? 普段は何も診療しないし、注射したこともない。そういう人がいきなり注射したら、危ないじゃないですか。
 治療をしない人に注射をさせるべきではありません。ちゃんとした医者に任せるべきです。
 公衆衛生医師ってのは、名前は医者でも、実態は医者じゃないんだから、やりたがらないのは当然です。「リスクがある」というのは、「慣れない注射を打ってミスしちゃうぞ」という意味です。
 経験の少ない人には、やめてもらう方が無難。本当の医者はあちこちで余っているんですから。(小児科の勤務医を除く。)