新小児科医のつぶやき

2012-07-20 香山リカ氏の問題発言

ソース

香山リカ「原発維持・推進をしようとする人は心の病気」発言(テキスト書きおこし追加)より、あえて香山氏の発言部分をすべて引用します。

みなさんこんにちは。
精神科医の香山リカです。

去年3月11日、大震災のあと、福島第一原発であの事故が起きたときには
私たちはみんな、そのときは気づいたはずです。
私たちは持ってはいけない発電所を、原子力発電所を持ってしまった。
これは大変な失敗をした。これはただちに、この原子力発電から私たちは卒業して、二度とこのような事故を起こしてはいけないということに気付いたはずなんです。

ところが、それからわずか一年あまりしか経たないのに、それこそ、舌の根も乾かないうちに、もう再稼働。
あるいは、今、政府がエネルギーや環境ということでみなさまたちにいろんなパブリックコメントを求めていますが、それも「3つのシナリオからひとつを選ぶ」、しかもその
選んだものが本当に実現されるかどうかもよくわからないという全くただのパフォーマンスのような意見の募集といったような、とんでもないことをしようとしています。

原発維持や推進をしようとする人たちは、
私、精神科医からみると、心の病気に罹っている人たちに思えます。

(そうだそうだ、と会場からひときわ大きな拍手)

しかも、この人たちの病気は残念ながらもう簡単には治りそうにもありませんが、私たちはそれでもその人たちに対して、なんとか声をあげていかなければいけない。
そんな、心が病気に罹っているような、そういう状態で原発再稼働などと叫んでいる人たちに、私たちの命や生活や未来が奪われるようなことはあってはならないという風に思います。

(拍手)

その人たちの目を覚ます方法はただ一つ、私たちが声をあげ続けていくことだと思います。

(拍手)

私たち人間がやっていくことの中には、あとから考えればあのときはやりすぎたとか間違っていたっていう風に思うこともありますが、私は、この脱原発運動には一点の間違いもない。これは歴史、後から、50年後、100年後になっても、あれは間違いではなかった。それどころか、あれは本当に正しかったのだということを歴史が今後証明してくれる、そんな活動だというふうに信じています。

(拍手)

みなさん、長くこの活動をしていくと、いろいろ迷うことや不安になることもあると思います。
この活動にはいろいろな立場の人が加わっています。
いろいろな考えの人、背景の人、あるいは放射性物質に対しても考えが少しずつ違うような人たちも活動に交じっていると思いますし、正直言って、人間的にはちょっとやだなあと思う人もみなさん一緒に活動しているかもしれません。

(会場・笑い)

しかし、みなさん、ここで仲間割れとかすれ違いとかしているような場合・時間はないんです。
私たちは、原発をやめたいというただその一点のみにおいて、お互い普段だったら喧嘩するような人たちも、あまり一緒にいたくない人たちも、ここは、みんな一つの思いで手をとりあって先に進んでいきましょう。

(拍手)

どうかみなさん、この活動に加わっていること、そして、特に、今日この場にこうやっていること。そういう自分に自信をもって、誇りを持ってですねこれ、ずっと自分の支えにしながら、私はずっと正しいことをやっているんだといつも自分に言い聞かせながらこれからも、一緒に頑張っていきたいと思います。

がんばりましょう!

(拍手)

香山氏の発言はリンク先に動画でも紹介されております。


今日の前提

原発がらみの話題は可燃性が高いので、前置きを慎重に置かせて頂きます。現在の原発に対する姿勢を個人的に大別すると、

  • 反原発派

      とにかく原発はここまま即座に廃止。もちろん電力不足を名目にした一部再稼動も認めない。

  • 脱原発派

      原発は廃止が必要だが、これは原発に置き換わる新たな電源が開発されていくのが前提。現在の電力不足に対する原発の必要分の再稼動は容認。

  • 原発推進

      無資源国の日本で原発はやはり必要。

各派の中の色合いにも濃淡がありますが、こんな理解をしています。でもって香山氏は反原発派である事は発言を読めばわかります。今日は言論の自由の観点に基づいて、どの派の主張も発言されるのはまったく問題ないとさせて頂きます。もちろんそれぞれの主張に対しての反論もまた自由です。当然ですが、香山氏が反原発の主張をされる事には何の問題もありません。つまり今日の論点は原発とは次元の違う話であると言う事です。


発言者としての香山氏の肩書き

ソースとして引用した香山氏の発言の前に司会者の紹介部分があります。

さて、続きましてもまたメッセージをいただきます。
みなさんまたよくご存知の、精神科医の香山リカさんお願いいたします。

この紹介を受けての香山氏の発言の冒頭部です。

    みなさんこんにちは。
    精神科医の香山リカです。

誤解や曲解の余地は少ないと存じます。

    香山氏は精神科医として発言している

ここが今日の論点です。


問題部分

反原発の集会でボルテージも上っており、なおかつ話し言葉なので細かな「てにをは」的な表現は問題としません。問題個所は3点で良いと考えます。

  1. 原発維持や推進をしようとする人たちは、
    私、精神科医からみると、心の病気に罹っている人たちに思えます。

  2. しかも、この人たちの病気は残念ながらもう簡単には治りそうにもありませんが、私たちはそれでもその人たちに対して、なんとか声をあげていかなければいけない。

  3. そんな、心が病気に罹っているような、そういう状態で原発再稼働などと叫んでいる人たちに、私たちの命や生活や未来が奪われるようなことはあってはならないという風に思います。

この3つの発言で

  1. 脱原発派及び原発推進派の人々に「心の病気」の診断を行った。
  2. 「心の病気」の程度は難治性が高いと診断した。
  3. 「心の病気」の症状として、その言動は信用できるものでないとした。

これを精神科医である香山氏が公言されたです。


精神科医が診断すると言う事

医師は病気を診断するために国家資格を与えられております。医師が行なう診断はいかなる診療科でも重大です。これは勤務中はもちろんの事ですが、プライベートであっても同様とするのが医師の倫理です。私だってプライベートでそういう発言をする事はありますが、発言するまでには相手の症状を出来るだけ聞き取り、その上で「可能性としてのもの」と丁寧に断りをつけ、さらには必要ならば医療機関での正式の受診をお勧めします。

これさえも、相手の状況、親密度、信用の置き方で、病名までは出さずに、「どうも良く無さそうだから、ちゃんと診てもらったほうが良い」ぐらいのニュアンスで留めます。病名は重ければ重いほど、これを専門家として口にする時には、いかなる状況でも慎重の上に慎重を重ねるです。当たり前すぎるお話です。もちろん精神科であっても全く変わりありません。

全く変わりない上に「さらに」が付くのが精神科医であると言う意見もあります。いずれもHaruki kazano氏のもので、まず2012年7月16日 - 22:41から、

意見の違う人を精神病者扱いするというのは、かつて全体主義国家とそれに荷担した精神科医がやってきたことで、その反省を踏まえれば精神科医は絶対に口にしてはいけないことなのに。

もう一つ、2012年7月17日 - 8:46から、

精神科医が他科の医者と違うのは、患者を精神疾患と診断し、強制的に入院させる権限を国から保証されているってこと。診断には慎重じゃなきゃいけないし、そうでないと信用されない。だから名の売れた精神科医が軽々しく他人を心の病気扱いするのは、精神科医への信頼性を損なう行為ですごく迷惑。

個人的には名の売れていない精神科医でも、軽々しく他人を心の病気扱いするのは宜しくないと存じます。


比喩の使用者の問題

今回の発言が医師(とくに精神科医)以外であれば問題の程度は質が変わります。問題の次元は比喩の品の良し悪しに帰結するです。医師以外であってもみだりに他人を「心の病気である」とするのは好ましいものとは到底思えませんが、あくまでも品の問題、発言者の良識の問題になります。しかし心の病気の専門家である精神科医が発言するのは質も次元も異なるとするのが妥当です。

至極単純には医師以外が「あいつらはビョーキだ!」とするのと、医師が「あなた方は病気です」とするのは同列に置けないです。医師が他人を病気と発言するからには、専門家としてある程度以上の根拠と責任をもっての発言でなければならないです。


どうすればの選択枝さえ乏しいと思います

医師でなくとも専門家が専門領域の発言に注意深さが求められるのは常識と言うか、専門家としての基本的な矜持です。そういう役割を専門家は期待され、これを果たそうとするのが職業倫理と考えています。ではこれを場に応じて外せるかです。たとえば発言の前に「これは精神科医としてではなく、個人としての発言です」と断りを入れても難しいと思います。

ではでは極論ですが、医師免許を返上しての発言ならどうかです。これさえ「元」であっても準専門家としての発言としての責任を求められるとするのが妥当です。個人的にはそれぐらいの十字架を常に背負っていると考えています。

えらく重そうな責任ですが、正直なところ医師としての職業倫理の初歩の初歩であり、そのレベルの問題を指摘しないといけないのは非常に悲しく思います。

サルガッソーサルガッソー 2012/07/20 08:38 この人はつい先日も橋下市長を病気扱いしてましたね。
それで反撃されると急激にへたれた回答をしてました。
医師としては全く信用ならない人物です。

yosyan先生の口調が若干カタコトなのは
香山氏に対する感情のせいでしょうか。。。

SakinoSakino 2012/07/20 08:41 香山リカさんは、昨年7月に、「小出裕章氏が反原発のヒーローとなったもう一つの理由」という記事をオンライン版ダイアモンド(http://diamond.jp/articles/-/12955/)に書かれており、ここでの、「現在の原発に対する姿勢」は、おそらく、今回とはかなりちがったものだと思います。

そして、今回のご発言を、このアーティクルと一緒に読むと、なんだか、いろいろ透けてみえてきます。

基本は、Yosyan先生がまとめておられる通りと、しんそこ思いました。

京都の小児科医京都の小児科医 2012/07/20 08:50 精神科医って何か専門医の資格制度があるのでしょうか
さらに、香山リカ氏が精神科専門医資格をもっておられるかどうかが
問題と思いました。

医師免許をもち、精神科医といわれることは自由とは思いますが
精神科医の学会は学会として、公式に香山リカ氏に抗議することは必要と思います。
でないと精神科医の学会が世間からまったく信用されなくなると考えます。

精神科医として発言する一部の医師に対する学会としての見解

京都の小児科医京都の小児科医 2012/07/20 08:54 >精神科医が他科の医者と違うのは、患者を精神疾患と診断し、強制的に入院させる権限を国から保証されているってこと

これは間違っているのでは。これは精神保健指定医の資格をもっておられる方のみでは
ないでしょうか。

精神保健指定医=精神科医ではないと理解しています。

Med_LawMed_Law 2012/07/20 09:07 むしろ反原発の方が

本人たちに病識なく、了解不能

という定義に当てはまりそうです

昨今の放射脳騒動は、強迫神経症に酷似してます

少なくとも理性が働かず、討論も感情的で、妥協なしでは、

民主的解決は難しいです

当直明け当直明け 2012/07/20 09:40 サルガッソー様も指摘されていますが
橋下市長の件も然り、直接診察の依頼もうけず、対面もせず「あの人は○○の病気だ、精神病だ」と公の電波でコメントすることは倫理上、医師として控えるべき行動ではないかと思っています。それでも発言するのであれば一切の責任を引き受けた上での行動と判断せざるを得ません。

SeisanSeisan 2012/07/20 10:12 この人のこの手の発言って、専門家(少なくとも自称専門家)の発言とするのなら、立派に名誉棄損が成立すると思うんですが、どうなんでしょうね。

個人的には、いまの「反原発」運動を展開している有名人たち、一般の参加者のテレビでの姿に、すごく不気味さを感じます。
ええ、ぶっちゃけていえば、オウム真理教の信者に共通する表情が怖いです。

京都の小児科医京都の小児科医 2012/07/20 10:22 基本的に法律違反でないかぎり何をどう発言しても自由だと思います。

>倫理上、医師として控えるべき行動ではないかと思っています。
さらに、個人でどのように考え、(本当は)何を思うかは完全に自由です。
問題が医師の言説ならば、それが医師法違反かあるいは倫理的な問題があるかは
しかるべき公的な機関が公的に判断するべきことと考えます。

さらに本件は精神科医としての発言ですから、Yosyan先生を初め、非精神科医が
問題発言と指摘があっても、(現在は)精神科の専門家の集団(学会)が問題発言と
指摘されていませんので公的にはまったく問題ないと思います。

ただ、一小児科医としての個人的な感想ですが、香山リカ氏が女性精神科医の
理想とするモデルになっていまいそうでこれで本当にいいのかいなとは思いました。

元ライダー元ライダー 2012/07/20 10:55
前回の橋下市長診断事件の言い訳から類推するに、「個人を診断したのではなく、原発推進派を社会精神医学(?)の立場から集団として分析した」とか言いそう。個人のレッテル張りはまずいが、漠然とした集団(推進派)への名誉棄損というのは成立が難しそうですから、集団へのレッテル張りは安心して使われそうです。

京都の小児科医様がおっしゃるように、精神神経学会なりの精神医学の専門家集団が、精神医学の名をイデオロギー活動に用いることを激しく批判し、精神医学に値しないと宣言すべきと思うのですが・・・・精神神経学会自体がどうなんでしょうねえ、期待できるんでしょうか。

BugsyBugsy 2012/07/20 11:21 ああ この人は精神科医だったのかと思い至りました。テレビでのコメントを拝見しても精神科領域の薀蓄話はみかけません。そもそも精神科医としての実際のお仕事って何かされてるのでしょうか。キャリアからみても医学部以外の神戸芸術工科大学や帝塚山 はては立教大学現代心理学部映像身体学科教授 であらせられますよ。おまけに「九条の会・医療者の会」のメンバーです。これだけでもうお腹いっぱい。

視聴者としてみれば精神科の資格をとり大学教授の肩書きを持ってる女性が電波芸人になってるだけでしょう。医療評論家ですらありません。芸人として金を稼ぐためには 時として目立った発言でもしなければ生き残れないでしょう。

よくいってプチ左翼政治家志向が見え隠れしています。精神科医と同列に扱うのはちょっとどうかと思いますよ。せいぜいタレント教授、文化人くらいですかね。

YosyanYosyan 2012/07/20 11:38 Bugsy様

香山氏がどれほどの精神科医かは議論のあるところだと思いますが、類似的な存在として閣下がおられます。閣下もまた医師の良心の代表みたいな扱いをされ、しばしば傍迷惑な存在になります。医師から見てではなく、医師以外から見ての存在感は厄介至極な時が多いものです。

それと詳しくはないのですが、反対意見を精神病者として決め付ける行動は、精神科医として非常に好ましくないものであるというのはあるようです。これは精神科の歩みの中で教訓として積み重ねられたものだとされます。ツイートを引用した意見もそれに基づいています。精神科関連学会がどう対応されるかは未知数ですが、先般の橋下氏の時よりある意味問題の桁が大きいとも考えられます。

BugsyBugsy 2012/07/20 12:16 Yosyanさま

>反対意見を精神病者として決め付ける行動は、精神科医として非常に好ましくないものであるというのはあるようです。

敢えて反論しますが、香山リカというのは執筆活動におけるペンネームです。普段の講義や程度はどの程度が詳細不明ですが診療では本名だそうです。だから本人もこの名前がタレントの芸名であることは自覚されているはずです。

年がバレバレですが 香山リカってタカラのリカちゃん人形の本名なんです。それだけで笑っています。本人も最初から知っていてわざとやってるんでしょう。

芸人が時局を悲憤慷慨して受けをとり 客や視聴者は溜飲を下げます。たったそれだけです。笑点の大切りで落語家が政治問題をさもわかったようにばっさり切捨て、客は大喜びです。落語家が本気で言ってるわけでもなく 客も落語家の政治心情なんて内心相手にはしていません。

芸人やタレントは世の中のガス抜きなんです。精神科の肩書きで一刀両断で切り捨てるから講演会に来た客は胸のすくような思いで拍手喝采をするんでしょう。芸人に政治信条があるわけでもなく 目の前にいる観衆に何をいえば受けるのか頭の中はそれだけです。この精神科医とやらも一緒でしょう。テレビでの発言も同じです。
プロの医者がまともに取り合っても大人気ないですよ。

日本精神神経科学会が 大衆うけ狙いの発言を繰り返す精神科医の相手なんか まともに取り合いませんよ。本人だって最初からわかってるはずです。わかってるからこその発言でしょう。精神科医が反論すれば 脱兎のごとく逃げ出すことでしょう。

JSJJSJ 2012/07/20 12:28 >基本的に法律違反でないかぎり何をどう発言しても自由だと思います。
私は、この考えには反対です。法は謙抑的であってほしい。
法律に違反していない以上、強制力をもって黙らせることはできない、というだけであって
香山氏の発言が、医師として、精神科医として問題だと感じるのであれば、誰であろうと批判するべきだと思います。
そして私は、香山氏の「私、精神科医からみると、心の病気に罹っている人たちに思えます。」という発言はやはり問題だと思います。

放置医放置医 2012/07/20 12:49 >原発維持や推進をしようとする人たちは、
>私、精神科医からみると、心の病気に罹っている人たちに思えます。
>(そうだそうだ、と会場からひときわ大きな拍手)

ポピュリストとかポピュリズムってこんな感じなのかなと思いました。まあいずれにしろ原発即時全廃派がどんどん自滅してゆくのは良い事だと思います。

京都の小児科医京都の小児科医 2012/07/20 12:51 >大衆うけ狙いの発言を繰り返す精神科医
は繰り返しますがまったく問題ありません。

だた、情報化時代(平成期)において、精神科医が精神科医として発言する場合は精神科のプロとしての資格を問われると思います。
昭和期ならリ○先生はまともに取り合いませんよ。で済んだとも思いますが、平成期(情報化時代)においては

Yosyans様がご指摘のこどく
精神科医が
脱原発派及び原発推進派の人々に「心の病気」の診断を行った。
「心の病気」の程度は難治性が高いと診断した。
「心の病気」の症状として、その言動は信用できるものでないとした。
したを学会は否定しなかった事実が国民の間に周知されます。

これは普通に考えて、仮に専門医なら専門医資格停止か、学会から除名を検討する事項
と思います。

繰り返しますが、現時点において、精神科医が「脱原発派及び原発推進派の人々に
「心の病気」の診断を行った。」事実を精神科の学会は否定していません。
>精神科医が反論すれば 脱兎のごとく逃げ出すことでしょう。
逃げてもらったほうが学会にとっていいことだと思うのですが・・・

luckdragon2009luckdragon2009 2012/07/20 13:09 twitter 上なので、前提は省略されていると思いますが、措置入院、医療保護入院、どちらも精神保健指定医の認定が必要です。(精神科医というだけでは資格を満たさない場合があります。)

> http://psychodoc.eek.jp/abare/sochi.html
> http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001zwut-att/2r9852000001zx2u.pdf

 とはいえ、緊急時には下記もあるので、気になる人は気にするでしょうけど。

> 基準に適合する精神科病院では、緊急やむを得ない場合、精神保健指定医の代わりに、特定医師の診察により、12時間に限り、本人の同意がなくても入院させることができる。
(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001zwut-att/2r9852000001zx2u.pdf 冒頭ページ)


で、ご本人が芸人としての発言として、「**は、精神病だ」という発言をするのは構いませんが、やはり「精神科医として」の冠がついている事が問題だと思います。

医療の専門家としての判断であれば、実際にエビデンスが示されずとも、それを根拠として、実際の事象をそう判断する、普通の人が出てきかねません。

例えば、弁護士が法律家として、**は違法だ(適法だ)とか、科学者が自己分野の知識として、**は理論として正しい、というのに置き換えてみれば分かります。
(特に、実際の影響力が大きい、という意味で、弁護士に近いと思います。)

そういう意味で、精神科医医学会?あたりが問題にした方が良い内容だと思います。

場合によっては医師法違反の可能性も...。(黒っぽいグレーかな、程度は。)

京都の小児科医京都の小児科医 2012/07/20 13:20 バーションを変えてみると
1.原発維持や推進をしようとする人たちは、私、脳神経外科医からみると、腦の病気に罹っている人たちに思えます。
2.しかも、この人たちの病気は残念ながらもう簡単には治りそうにもありませんが、私たちはそれでもその人たちに対して、なんとか声をあげていかなければいけない。
3.そんな、腦が病気に罹っているような、そういう状態で原発再稼働などと叫んでいる人たちに、私たちの命や生活や未来が奪われるようなことはあってはならないという風に思います。
この発言を肯定する脳神経外科医は日本にはおられないと理解しています。
もし、万万が一にそういった発言をされる脳神経外科医が実際におられるのなら仮に本名でなくても脳神経外科専門医なら専門医資格停止か、腦神経外科学会から除名検討に値する発言と考えました。
ただ、他の学会のことは不明ですので、いや学会の会員の先生の中には色々な考えがあります。
こういう風のお考えの先生もおられますがごく一部です。でまともに取り合いませんよですませる学会もあるかとも思いました。

luckdragon2009luckdragon2009 2012/07/20 13:24 ちなみに、こういう資料も。
いわゆる、医師の良心宣言。

> 世界精神医学会(WPA)「ハワイ宣言」(和訳版)
> World Psychiatric Association, Declaration of Hawaii, 1977.8.29
> http://www.max.hi-ho.ne.jp/nvcc/CK8.HTM

BugsyBugsy 2012/07/20 14:53 昔精神科の研修を受けた元精神科医がリカちゃん人形の名前を使って 以前覚えた精神科の薄っぺらな知識を使ってお話ししてしまいました ウフフ 。
だけど リカちゃんのこと精神科の先生って聴衆の皆さんが思ってるって言われたんだもん
じゃないと次から講演会に呼ばれなくなっちゃうよ。ってことでしょう。
リカちゃんは本当は精神科医じゃないのに、本名での仕事と混同しちゃったー。
おじさん達 こわーい。といったところでしょう。

七実七実 2012/07/20 15:35 はじめて投稿します、「精神病」当事者(双極性障害?型、精神障害者
福祉手帳2級)の七実と申します。

私自身の原発のスタンスは脱原発です。優秀な日本人技術者
のことですから真剣に取り組めば(そして国家を挙げてバックアップ
すれば)将来原発に依存しないエネルギー環境が実現すると思っています。
ただ来年、再来年という話ではなく当面は必要最低限のヴォリューム
に絞って原発を稼働せざる負えません。社会インフラの要求量をいき
なり下げるのは現実的ではないからです。

香山氏は原発推進派・維持派は「心の病」とおっしゃっていますが、
では一体診断名は何なんでしょうね?私の周囲の「精神病」患者でも
原発に対する意見は様々です。小さなお子さんがいるから原発はや
めて欲しいけれど、ご主人が東電の関連会社に勤めているので家では
「原発」の「げ」の字も出せない、とか。そうそう香山氏の診断(?)
に則れば決して反原発の立場を取り得ない電力会社・関連会社の社員
と家族は全員「心の病」ですね。その人たちを指弾して「あなたがた
は心を病んでる!」と声をあげるなら、せめて「精神科医」を自称
していてる氏だけでも診断名と治療の道筋を示して欲しいと思います。
意見や価値観の異なる相手を一方的に病気扱いするのは2chとかわり
ません。

因みに、周囲を含めての香山氏の「精神科医」としての印象は、

「ヤブ通り越してヒモ医者だねぇ」(ひっかかったら死ぬまで
 治らない)です。

臨床はされていないようなので、ご本人も向き不向きは弁えて
おられるのでしょうか。

元法学部生元法学部生 2012/07/20 18:50 よく知らないので初めて調べたんですが「精神病理学」が専門分野とのことです。
http://cp.rikkyo.ac.jp/prof/prof_kayama.html

病理学といわれると標本採って顕微鏡覗くのが商売に聞こえるんですが、精神医学の世界の病理学だとまさか顕微鏡を覗くわけにも行かないでしょうから、身も蓋もない話として言えば、漢方医学とか中医学の証みたいなものですよねぇ。

元法学部生元法学部生 2012/07/20 19:05 ただ、病理学者に向かって「ヤブ医者」と批判しても意味ないでしょう。
最初っから、臨床で治療するのが商売じゃないんだから。

まあ、大学の教員紹介では精神病理学者だったけど、講演会の演者紹介では精神科医になってしまうことまで本人の責任かどうかは微妙かなぁ。

ところで、彼女は何らかの精神医学の専門医資格所持者なり、日本精神神経科学会の会員なりなんでしょうか?
たしかに前者なら資格認定の取り消し、後者なら会の名誉を損なう言動としての除名などが可能でしょうが、最初から無所属で自称だとどうしようも無い気がします。せいぜい○○医師は当学会の会員では無い旨コメントするぐらいでしょうか。

野良の医師免許持ちが、あめ玉しゃぶれば○○という病気は治ると主張しても、○○の関係学会がいちいち反論しているかどうか。

元法学部生元法学部生 2012/07/20 19:16 Haruki kazano氏(風野春樹氏 http://psychodoc.eek.jp/diary/ )は、SF業界では著名な、身分も本名も隠してない現職の精神医なんで、少なくとも一人は臨床精神科医が、当該発言を批判したという記録は残ったわけで、まあ学会挙げて反論しなくてもという判断に学会がなっても情報戦としては、ありかなと思います。

BugsyBugsy 2012/07/20 19:21 >たしかに前者なら資格認定の取り消し、後者なら会の名誉を損なう言動としての除名などが可能でしょうが、最初から無所属で自称だとどうしようも無い気がします。

友人の精神神経科医に聞きましたが 現在でも現役の精神科の医師だそうです。無論本名での登録です。
ただ皆様の反論を自分なりに反芻してみましたが 精神科医 リカちゃん人形の名乗り 原発と揃えばこの結びつきに何がしかの違和感があるのはごく自然でしょう。ですから通常は学会側としては黙殺して相手にしない方向でしょう。動くとしても社会的に明らかな実害があったとした後です。

医師としてならば 自分の専門診療科を背景に原発を語るというのはどうなんでしょう。むしろ自分の感想はここにあります。自分の感覚に合わないのです。こういった経済的な政治的な問題に臨床医が講習の面前で口を挟むというの自分の琴線に引っ掛かるわけで オイラとしては黙殺するしかないと思う次第です。せいぜい親しい仲間内の座談くらいで留めておくべきでしょう。

京都の小児科医様のおっしゃるように
仮に脳神経外科医がペンネームをジャイアンとして 半島有事の問題を 脳神経外科の聞きかじった知識で異常か正常かと公衆の面前で滔々と語ってもですねえ。おかしな話です。所属学会内で次第に相手にされなくなるでしょう。それ以上追及しますかね?
結局そういった発言を喜ぶ聴衆が金を払って呼ぶわけです。ですから芸人とオイラはみなしました。

YosyanYosyan 2012/07/20 19:45  >ですから芸人とオイラはみなしました。

そうですねぇ。仮に香山氏を芸人と考えた時に、香山氏の芸人としてのセールスポイントは「実は精神科医である」に尽きるかと思います。言い切ってしまえば、香山氏に精神科医の看板が無ければ商品価値はそもそも無いです。芸能界とはそういうところです。精神科医でない香山氏を使う理由がなくなります。

学会が「これしき」の事で動かないのも一つの見識ですし、たとえ学会が動いても大した話題(マスコミ的に)にならなければ香山氏の芸人としての商品価値は保たれます。もう少し言えば、芸能界が香山氏の商品価値を評価しているうちはマスコミ的に話題にしないも十分にありえます。

ただ芸人は人気が命です。芸人の商品価値の最終評価は、客が決めます。たとえ精神科医の看板は保たれても、香山氏の人気自体が落ちればオシマイです。あの程度の人材の代わりは自薦・他薦を含め「代わりは幾らでもいる」のも芸能界です。そりゃ、もっと若くて美人で、面白い発言を行う代わりがいれば、明日にでも取って代わられます。

そう考えれば、こうやってネットで話題になるのも、芸人としての香山氏にとって好ましいものではないぐらいに解釈することにさせて頂きます。もっとも香山氏は放送業界に相当深く食い込んでいるらしく、BPOの放送倫理検証委員会
http://www.bpo.gr.jp/kensyo/

ここの委員を勤められています。今回程度の騒ぎでは芸人としての商品価値にさほど傷はつかないかもしれません。

BugsyBugsy 2012/07/20 20:47 >ただ、病理学者に向かって「ヤブ医者」と批判しても意味ないでしょう。

元法学部学生様

思わず膝を叩いたコメントをいただきました。実に有難うございます。
この精神病理医とは精神神経科の臨床をやってる医師は全員最初は精神病理医なのです。決して神経病理や脳生理学といった基礎医学者の云いではありません。精神分析を提唱したフロイトからヤスパース達が患者相手に時間をかけて患者の精神の葛藤を冷静に当時としては科学的に分析した20世紀初頭に淵源をもっています。無論ユングもです。
外科や内科の顕微鏡を覗く形態学専門とはちがうのですが やはり病理と銘打って今に至ります。

現代の精神科医はそれにあきたらず 精神病の脳のセロトニン代謝やアルツハイマーの神経代謝を神経化学 分子生物学に展開しています。従って平成の現代 大学教授クラスで「私に専門領域は精神病理学のみです。」と名乗る人はもういません。したがって精神病理学そのものは精神科診療の基礎として診察のスタートとしての手法は残ってはいるものの 単独では今世紀になって失われた学問と言えましょう。すでに向精神薬を使い 薬剤効果を検証するに精神病理学だけでは科学的に立証しえないからです。

ですから この人が若いにもかかわらず精神病理が専門とおっしゃれば 精神科医として実にかびのはえたような古臭い御専門だなと苦笑せざるをえないわけです。現在は皆「精神病理としての修練は積んだが 専門は〜〜学」これが香山氏以下の年代の精神科医の自己紹介の文章です。

>Yosyanさま
従って やはり精神科医としては初期の精神分析は修練されたでしょうが とっくに終わってます。しかし芸人としての市場価値は残ってるのでしょう。オイラはこの人をかばうというより とっくに見下しています。

luckdragon2009luckdragon2009 2012/07/21 03:54 これはあれですね。
ご本人から「現職の精神科医」ラベルを引っぺがすしかないですね。
臨床医系の人と思われちゃうから害なんであって、TV芸人と考えれば、言はなるほど(日和見なところも含めて)だし、影響も、そういう系になるでしょう。

ただ、BPO の件は、委員に不適だと思うのだけど。
芸人なら。

京都の小児科医京都の小児科医 2012/07/21 06:06 >学会が「これしき」の事で動かないのも一つの見識
学会の内部で検討され、動かないと決定されたのなら見識と言えると思いますが
外部からはわからないので何とも言えないと考えます。

で、事実として精神科医・香山リカ氏のご発言を肯定も否定もしていないわけですから
学会として肯定していると考えられる方も一部にはおられると思います。

>ご本人から「現職の精神科医」ラベルを引っぺがすしかないですね。
精神科医の定義が重要と思います。 
たとえば私は日本小児科学会に所属し小児科専門医で小児を診ていますので、
普通に考えて小児科医でいいと考えます。
ただ、小児科専門医の資格はなくても日本小児科学会に所属し、私よりずっと
小児を診ておられる方もおられますし、さらに日本小児科学会に所属しなくても
小児を診ておられる方も多数おられます。逆に日本小児科学会に所属し小児科専門医
でもまったく小児を診ておられない方も何人もおられます。
専門医制度は色々と歴史的経緯(移行期の書類のみとか、専門医ボイコット運動とか)
ありますし、現在の社団法人化にともなって継続にあたって色々と面倒になってきた
ためか、私の恩師(80代の元小児科教授)はいまさら小児科専門医でもなあ〜〜と
言われていました。
で、広義の小児科医の定義は医師免許を持ち本人が小児科医と言えば小児科医でいいと
思います。ただし、小児科医としての発言があまりに変な発言が公的にあれば小児科学会
として抗議する必要はあるのでは考えます。
で、本人が精神科医と言われれば精神科医でいいと思いました。(仮に学会に所属しな
くても)ただし、ラベルを引っぺがす作業をする資格のあるのは専門家の集団である
学会のみではないでしょうか。

田舎の精神科医田舎の精神科医 2012/07/21 13:42 精神神経学会は良くも悪くも懐の広い学会ですからねえ。
以前総会に参加したときは「薬物治療は製薬会社の陰謀」的なアピール活動が行われていたり、ゼッケンをつけた患者さんが医療観察法反対のチラシを配ってたり・・・
患者さんでも500円払えば精神神経学会の総会に参加できるのもすごいと思うのですが・・・他の学会総会はどうなのでしょうか?

元法学部生元法学部生 2012/07/21 15:11 >精神神経学会は良くも悪くも懐の広い学会ですからねえ。
>他の学会総会はどうなのでしょうか?

たしか、日本物理学会も会員2名の推薦で入会できたために、一人二人の先駆者が現れたら、以後続々と相対性理論は間違ってるとかそういう人たちが入会しちゃって、最終日のみんな帰った後とか、初日の誰も来る前とかに隔離してセッションを集めたといった感じのことを聞いたことがあります。

ひんべえひんべえ 2012/07/22 14:18 彼女は、今回の発言とは異なる考察を小出氏にしているわけですよね。。。私は先にそちらを見ていたので、あれ?宗旨替え? と思いました。
現在の香山氏にとってマスコミで目立つこと、大衆ウケすることが彼女の生きる生命線なわけですよね。そうなると、まさにTPO?を心得た発言?とも言えるかもしれません。もちろん長期的にはこの代償は大きいと思いますが、日本人は熱しやすく冷めやすいですから、、、

むぎむぎ 2014/01/24 19:47 精神科医って、まだまだ発達途上なところがあるんではと疑っている。
立派な医者もいるだろうけど少なくて、精神科へいって理解されなかった、却って傷ついたという話をたくさんきく。臨床心理士も。
香山リカという人、今回の件だけじゃなく、何に関しても勝手な分析が激しく、的外れなことしばしば。だけど「私は医者だから分かっている」と思いこんで押し付けて怖い。
若い患者の症状を理解できず、なじられれば「甘やかされた軟弱な若者」と、批判し本にして売ってたことも。なぜ医者として自分が未熟と思わないのかな。
こんな人を、コラムニストとしてならまだしも、精神科医として、番組に呼ぶこと自体がおかしい。真に精神科医と呼べる人はごく一部で、テレビに出てる暇もないはずだ。
原発推進派が病気とか、逆に反・脱原発派が病気とか、どちらも、そんなの意見にも主張にもならない。

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