新小児科医のつぶやき

2016-06-14 モノクロ画像のカラー化2

reservoir様からオンラインで無料で自動着色してくれるサイト(siggraph2016_colorization)があるとの情報を頂きました。さっそくやってみると、

かなり優秀なソフトだと感心しました。そこで第3作に予定してた画像も試してみたのですが、

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全自動着色にも向き不向きがあるようです。そこで前2回の経験を活かして手作業でトライしてみました。とくに2回目の経験として境界線処理がうまくいかなかったので、その点でもリベンジです。

これぐらい塗れれば個人的には上出来です。摩耶花壇ネタなんですが、乏しい情報の中に「三階建」となっていましたが、これは地上3階ではなく地上2階・地下1階であったようです。それと画面の左側にあるアーチ状の構造物は釜風呂に向かう橋じゃないかと推測されます。宿泊客は1階のレストランを通らずに風呂の向かえる設計の見方です。それにしても電気は通っていたようですが、水はどうしていたんだろうと思います。飲料水ぐらいならケーブルカーでも運べるとは思いますが、釜風呂用の水はどうしていたんだろうです。もちろん炊事・洗濯もあります。同じ問題はマヤカンにもあったはずですから、水道設備は摩耶ケーブルが設置されたときに敷設されていたのでしょうか。


もうひとつですが、マヤカンの客室は13室の情報がありました。摩耶花壇は2階が客室部分で良いと思うのですが、北側の方は階段室があり部屋はあったと思えませんから、摩耶花壇の客室はすべて南向きであった可能性が強そうだと考えられます。具体的には2階は北側に階段室があり、あがったところは釜風呂に向かう廊下があり、その廊下沿いに客室が並んでいた可能性です。次の画像を見て欲しいのですが、

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この角度から見るとオープンデッキの柱間は4つです。柱の間を1間と考えると4間(7.2m)になります。部屋の幅を1間とすれば4部屋取れますが、シングルならともかくダブルでは狭い気もします。では1.5間にすれば端数が出ます。この先は確認しようがないのですが、

  1. 1間幅で4室
  2. 1.5間のダブル2室と1間のシングル1室の計3室
  3. 2間のダブル1室と1間のシングル2室の計3室
  4. 2間ずつの2室

2〜4室と考えて良さそうな気がします。マヤカンも客室数がそんなに多くないのが気になっていましたが、当時であっても摩耶山で宿泊までする客層は多くなかったとも考えられます。と言うよりもマヤカンも摩耶花壇もかなりの富裕層を対象にしていた面がありそうですから、マヤカンや摩耶花壇に宿泊する客層を考えると客室規模はそれぐらいになったと考える方が妥当なのかもしれません。つうのも戦後の話で良いと思っていますが摩耶花壇もバンガロー村を作り、摩耶山株式会社もバンガロー村を作っています。さらに奥摩耶にも神戸市がバンガロー村を作っています。これは摩耶山に宿泊したい客層がかなりあったと見ることも可能です。

ここは想像になりますが、摩耶ケーブルから天上寺に至る道筋に戦前は大衆向けの宿泊施設が存在していた可能性はあると考えだしています。摩耶花壇が摩耶ケーブルの開通に合わせるように開業したのは、そういう宿泊施設の繁盛があったからで、大衆向けとは差をつける意味で高級路線を取ったぐらいの見方です。戦中から戦後の10年間はケーブルも撤去され、記録も非常に乏しい時代になりますが、この時期に大衆向けの宿泊施設は消滅してしまった可能性は十分にあります。

ケーブルカー再開により摩耶山観光は再び栄えることになりますが、消滅した大衆向け施設の代替にバンガロー村が設置され、戦後のマヤカン復活は富裕層向け施設への需要に応えたものだったぐらいに思えてきました。ホントに現地に行っても今でも健在なのはケーブルカーとロープーウェイしかないので想像するのが大変なんですが、戦後に繁栄した奥摩耶遊園さえ私の世代で辛うじて知っているかどうかの時代になっていますから、遥かなる昭和の薄れゆく記憶といったところのようです。

BugsyBugsy 2016/06/16 15:22 古いモノクロ写真をカラー処理すると昔風のくすんだ色になってしまうのでしょうか。

当時のカラー写真は、実はモノクロの画面に色をつけていたようで手彩色と呼ぶそうでエッチングにもあるようですね。

YosyanYosyan 2016/06/16 17:28 Bugsy様

言ってはならぬことを・・・

くすんだ色になったのは昔の写真だからではなく、色を塗った者の技術が劣っているからです。細かいことをいえば、元の写真の壁の部分はかなり傷んでいる写り方をしています。おそらく新築当時の写真ですから、もっと染みのないものだったはずです。壁を綺麗にするには原画の染みを除去する必要があります。ただ、染みと影を区別してクリーニングしなければなりません。これが正直なところおっそろしく面倒です。

私は手を抜いて原画のままで色を被せています。しかしそれだけでは汚い壁にしかなりません。仕方がないのでコントラストで誤魔化したのですが、壁だけ誤魔化すと全体のバランスが悪くなるので、全部が「くすんだ色」になってしまった次第です。

BugsyBugsy 2016/06/29 19:02 良いですね。
人生を楽しんでらっしゃる。人生の目的って幸せに生活の質を上げることに尽きるし、政治も一緒でしょう。世間の流れに身を任すだけで、我々は家族と一緒に人生の日の当たる坂道をゆっくりと登っています。
診療も同じことを繰り返しては日々の充足感を感じています。しかし今日も来ましたが、それを一切拒む患者もいますねえ。決まってヤクザだったり売春婦です。なんとも仕方が見つかりません。
自分は普通の世間話で診療できますが、こういった連中に皆様はどうされているんでしょうか。人生を楽しむだけの自分は対処法が分からず途方に暮れています。

YosyanYosyan 2016/06/30 14:12 Bugsy様

最近思っているのは人生の残り時間です。若いころは無限と思えるほどあった時間も、この歳になってくると目に見えて数えれるようになっています。たとえばリニア新幹線が建設されるそうですが、これが大阪まで延伸される頃には寿命勝負になってしまいます。また医師としての寿命も考えるところで、開業していますから定年は無いとはいえ、内心では70歳ぐらいを一つの目途と考えています。後はその時になって考えるぐらいです。

そんなことを考えていると、そろそろ先憂後楽の後半部分をやってもエエんじゃないかと思っています。もういつ体調を崩してしまうかわからない歳に確実になっているからです。開業医も70歳目途としていますが、これだって70歳まで元気でいるのが前提であって、そうでなくなっているどころか、この世にいない可能性も年と共に確実に大きくなっていきます。人間は元気なうちが華ですから、楽しめることは「今」楽しんでおきたいと思っています。今年楽しめそうなものは今年に楽しんでおかないと、来年はどうなっているのか、もうわかんないですからねぇ。

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