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キキ日記**C’est parti, mon kiki! このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-10-10

ルクレジオの受賞

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*J.M.G.Le Clézio

*ジャン・マリ・ギュスタブ クレジオ

今日木曜日、彼がノーベル文学賞を受賞したというニュースが世界中をグルッと回りましたね。私は素直にすご〜くうれしい!!

彼の文体、テーマ、どちらも大好きだから・・・

彼を文学者としてどう評価するか、なんてことには余り興味がなく、彼の文章を読み続ける心地よさを、どう説明したらよいのでしょう。


といっても全ての作品を読んだわけでもなく、数冊読んだだけで大ファンの振りをするのは、おこがましいのですが、やっぱりうれしいし、たくさんの人に読んでもらいたいと思います。

初めてのルクレジオは、[Etoile errante」エトワール・エラン、次が[Diego et Frida] ディエゴとフリーダだった。

[Etoile errante」このEerrant という言葉は、さまよう、放浪、流浪という意味で、邦題は「さまよえる星」。人はひとりひとりが、夜空の星のように光続けていて、自分の落ち着く場所を求めて、自ら、あるいはその時の出来事に流されて、さまよい続ける星なんだ、という気がしてくる題名です。物語の中では、自分の居場所を探して、パレスチナの少女がさまよい、ユダヤ人の少女もさまよう。

宿命、運命、いろいろな言葉があるけれど、自分の力を超えた状況に投げ込まれて、そこで、最善を尽くして生きることには、時代、性別、国籍宗教、などを超えて、ひとりひとりの価値があるはずだと思います。ひとつひとつの星の価値には違いがないはず。

彼のインタビューなどを見て聞いていただきたいのだけれど、見つけ出したのが:

http://www.france24.com/fr/20081009-prix-nobel-litterature-jean-marie-le-clezio-france-suede-2008

FRANCE24 というサイトのアドレスです。今のようす、23歳の時、「たくさん書きすぎてはいけない、説明しようとしてはいけない」というようなことを言っています。

たぶん、文と文のスキマに、読者のイメージが入り込めるような文章といったらいいのかしら。

結果的に、読者によって読まれ方が変わってしまう作品、つまり、読むことで私がテキストの色を変えていくような感覚、私にとってはかなり、散文に近いものという位置づけです。

そう、物語り全体をまとめるための読書ではなくて、テキストを追いかけることが楽しみということ。

さっき読んだ記事は、フィンランドの元大統領の平和賞受賞のニュース。世界で10億人の若者が失業するって・・・すごい大問題ではありませんか?