のはらうたの心地よさこそ。

久々にほんわか。
 
 ここのところ、朝なかなか起きられなかったのだけど、今日は目覚めすっきり。

 夢に教頭先生が出てきて、『2月に埼玉の小学校の研究発表をみにいきたい』というと、笑顔で、『いっておいで』と言ってくれる夢だった。

 出勤して、その話をした。そして、正夢に!いえ〜い!岩瀬先生の学級の子ども達、ブッククラブの活動にも、興味津々!でも、何より興味があるのは、教職員同士の学びあい。

 私は、みんな、スーパーティーチャーなんかじゃなくて、いいと思う。力のない人達が、手をとりあって、何かに向かうことで、一人のスーパーティーチャーより、ずっとずっとすごいことができるから。そして、そっちのほうが、ずっとずっと楽しいから。中学校と、大学のクラブで、それは学んだこと。

 朝は、かなり和やかだったが、朝読書中に遊んでいる子がいて、渇!そうすると、ぐ〜んと本の世界に入っていかはる。こういう状態で、本を読まないと、力にならない。ちょっとした刺激にすぐ浮き足立ってしまうのが、うちのクラスの特徴。よくもわるくも。

 1時間目。新出漢字。やっぱり、子ども達の発見はおもしろい。漢字の筆順を、『1・2・3・・・』と数えるのは、意味がないと思えるようになった。そんなの何回か唱えても、覚えられんし、おもしろくない。

 今日やったのは、『気』という字。

 子どもから、
  
 ・「ノ」がかくれてる
 ・「漢字の三がかくれてる」
 ・「て」「九の2画目がかくれてる」
 ・「メ」がかくれてる

 などの意見が出される。じゃあ、「ノをかいて、三をかくけど、九みたい。さいごはメ。」と言いながら書いたほうが、楽しく、漢字の形がつかめて、意味で、部分を覚えられる。平仮名から、ずっと、この発見形式で、文字学習はしてきた。こうして、発見することが、大好きな子ども達だから。

 3時間目の書初めは、『のはらうた(作・工藤直子)』の中の、『おしらせ BY うさぎふたご』。

 でも、『のはらうた』について、いっぱい紹介したかったし、学級通信の由来もはなしたかったので(うちのクラスの通信の題名が、『のはらうた』)、いろんな生きもの詩を、紹介する。


のはらうた (1)

のはらうた (1)

 ちょっと、コミカルに、演技も入れながら、クラスの子ども達も登場させながら読むと、めっちゃ喜ぶ。『もっかい、よんで。もっかい、よんで。』って。やっぱり大人気は、かまきりりゅうじくんでした。

 こういう時間を、もっと作らないといかんな〜と、深く実感。楽しいことがあれば、いやなことなんて、ふっとんじゃうから。3学期は、みんなで『のはらうた』をつくろう。本当に春が来たら、1年1組は解散だしね。

 そのあとの書初めの練習も、そりゃあ集中してやらはった。最近、書くという作業への集中度が、ぐんとよくなっている。やっと、だ。うれしい。

 

 給食は、6年生とのビュッフェ。

 4年生の頃に担任した子が半分いる。まだまだかわいらしい彼らと、久しぶりにゆっくりぺちゃくちゃしゃべりながら食べる。1月のドリームコンサートが楽しみだな〜。

 夕方、同僚の仲良し先生と、お茶しに、松井山手の『A table!』へ。ここは、1番のお気に入り。色々、話し込む。

 先生の姿勢は、本当に、子どもに寄り添うということに徹底されていて、だからこそ、辛く、苦しい。

 だからこそ、他の先生のように、簡単にはいかない。目に見えにくい。紆余曲折がある。

 学級経営の、縦糸・横糸。その理論では、こぼれおちてしまう大切なもの。

 そこを守ろうと、必死で。

 時に涙を浮かべながら、子どもを信じたいという先生。

 私は、そういう気持ちは、今は、持ってないな、と思う。

 今は、閉まっている。ちょっと遠くに置いてきている。

 有機農業のように。

 負荷がかかるから苦しい。教師にも、子どもにも、負荷がかからないやり方で、子どもを信じたい。

 お互いの、素晴らしい人生のために。