昨夜、なんとなくそうしたくなって、
真夜中にがまくんとかえるくんシリーズをすべて読む。
声を出して笑ったり、
涙ぐんだりしながら。
もう、がまくんのダメっぷりが、愛らしすぎて、笑っちゃう。
私は、がまくんが大好き。
ネガディブ思考で、面倒くさがりで、すぐに不安になるがまくんが、好き。
ああ、わかる、わかるって思う。
春、夏、秋、冬、そのすべてがふたりの物語には登場するけれど、
中でも、昨日の私をとらえたのは、『そこの かどまで』という、ちょうど春を待つ、今の季節のおはなし。
かえるくんが、いつか、はるをみつけにいったお話。
「はる、いた?」って聞くがまくんが、とってもかわいい。
はるが来るのが、どんなにすばらしいか。
そして、はるを待ち遠しく思うことが、
どんなにこころおどることなのか。
ふたりの日々が教えてくれる。
「はるが また そこまで きているのを
たしかめたくて ふたりは
かえるくんの いえの かどを
はしって まわったのでした。」
昨日も今日も、おだやかで美しい春の1日で、
それだけで、もう、十分、という気持ちにもなった。
稽古が今日はお休みになり、
ぐっすりと眠り、オーロラの夢を見た。
空全体がオレンジ色のカーテンのように揺れていた。
そう、まがりかどを、まがってみよう。
月があんまりきれいだから。