クリーンエネルギー研究所(シリコンバレー)

2017-09-18 ヒューストン

ヒューストンのホテルの周りは湖のようだったと

ヒューストン滞在時に泊まったホテルの一帯は、ハリケーンによる浸水で見渡す限り湖の様になったそうである。

水が数日前に引いて、ホテルはやっと開業できる様になったが(2階以上)、1階にあるレストランはダメージがひどく、いつ開業できるかわから無いとのこと。

写真は、その旨の張り紙。

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2017-09-17

再エネが、インフラのマジョリティーになるということ

ハリケーン(Harbey)の傷跡が生々しいヒューストンに数日滞在して、改めて自然の巨大なエネルギーと、文明社会の無防備さについて考え込んでしまった。

日本でも台風18号が列島を縦断し甚大な被害を引き起こしているが。

私の主な研究エリアである自然エネルギーによる発電(再エネ発電)は、2045年頃にハワイやカリフォルニアで100%を達成し、ある意味での「エネルギーユートピア」を実現できそうではある。

膨大な初期投資と継続的なメンテナンスは必要ではあるが、化石燃料を必要とせず、自然エネルギー(太陽光・太陽熱・風力・地熱等)だけで、持続的にエネルギー(電力)を供給してくれる。

それはそれで良いのだが、この産業界は、極めて「楽観的」でかつ「今がよければ良い」という風潮であることを今回の学会でも痛切に感じた。

「再エネ」は、今は社会インフラのマイノリティーであるが、マジョリティーになる際の責任や、リスク負担とかに関する気概がほとんど感じられないように思える。

「だからどうすれば良い」等を論じる資格や知見は筆者にはないが...... 

だが、少なくとも、発電コスト比較や、エネルギー需給調整の議論に、大規模災害へのリスクヘッジの必要性を盛り込むべきであると痛感する。

(写真は、8月27日のヒューストンでの浸水で、ロイター報道写真の借用です。)

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2017-09-14

エネルギーに関する講演

10月14日に、神田で下記の講演を行います。

http://www.tic-co.com/seminar/20171014.html

私の講演は、参加者限定のプライベート講演形式が多いですが、この講演はパブリックですので、是非ご参加下さい。

添付は、前回(2016年12月)の写真です。

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2017-08-26

飛行機の中で出てくるスナックも、HALAL認証

いつものANA 171便で日本に到着。

搭乗した時に出てくるスナック、割と好きだが、最近はピーナッツは一切禁止(アレルギーの人が多いから)。

かつ「Halal」の認証品である。

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また、エネルギー表示は、国際基準の「ジュール表記」が使われだしている。

日本は、食品のエネルギー表記に関しては未だに「カロリー表記」が許されているが、徐々に「ジュール表記」に切り替わっていくものと思われる。

筆者は物理屋なので、「ジュール表記」の方が他のエネルギー量との比較が容易なのでうれしい。

以下、WikiPediaより「ジュール」の定義を転記する。

国際単位系(SI)及び日本の計量法におけるジュール J の定義は以下の通り。

  • 1 ニュートンの力がその力の方向に物体を 1メートル動かすときの仕事
    • ジュールはSI組立単位であり、 N · m 又はSI基本単位を用いて kg · m2 · s-2 と表記される。
  • ジュールと形式的には同じ単位を力のモーメント(これはエネルギーではない)にも用いることができるが、仕事やエネルギーの単位として「ニュートンメートル」を使用すると混乱を招くおそれがあるため注意が必要である。
  • 1 ジュールは、1 ボルト (V) の電圧の中で 1 クーロン (C) の電荷を動かすのに必要な仕事とも定義できる。
    • J = C · V
  • 1 秒間に 1 ジュールの仕事が行われるときの仕事率が 1 ワットであり、ワット W はジュール J と秒 s から定義される。
    • W = J / s

2017-08-25

サンホセ空港へ

準備をバタバタと片付けて、サンホセ空港へ到着。

ラウンジで早速生ビールを。

さ、10時間のフライトだ。

映画を3本見て、お酒を飲んで。

毎度だが、日本行きの場合、寝る時間がない。

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2017-08-24

「バズワード」という言葉

日頃、何の気なしに使っている「バズワード」という言葉。

どういう「定義(?)」なのか、少し検索してみた。「なるほど〜」と思ったり、「ちょっと違うな」と思ったり。

いかにも,もっともらしい専門用語専門家や通人,仲間内が好んで用いるような言葉。

いかにも専門的に聞こえるが、実は意味が不明確なまま世間通用している言葉。→プラスチックワード

日本語での意味は、もっともらしいけれど実際には定義や意味があいまいな用語のこと。

英語では、特定の期間や分野の中でとても人気となった言葉のことである。

権威付けされたり、専門用語や印象付けるような技術用語

コンピュータの分野でよく使われるが、政治など広い分野で使われる。

1940年代半ばのアメリカのスラングが起源。

バズワードとは、主にIT関連業界に見られる流行語で、何か新しい重要な概念を表しているようだが、その実、明確な定義や範囲が定まっておらず、人によって思い浮かべる内容がバラバラであったり、あるいは宣伝文句的に都合よく引用されるような新語造語、フレーズのこと。

buzz”は(蜂などが)ブンブンうなる、(群衆などが)ガヤガヤいう、ざわめき、騒音、などの意味で、はっきり聞き取れない、耳障りだ、といった含意がある。単なる流行語というだけでなく、使っている当人たちはかっこいい、あるいは、先進的な(またはそれに類する肯定的な)イメージを込めて使っているが、意味が曖昧で、何がそれに含まれるのか、含まれないのかが人によって大きく異なり、結局それが何なのか誰に聞いてもよくわからない、という状態を表している。

AIとIoTに関するセミナー

今晩は、SVJEN主催のAIとIoTに関するセミナーに行ってきた。

AIもIoTも、目下、『バズワード』の極みのような感じであるが、今日の講演者は実際に開発している人なので、明日からの日本出張を前にあれこれやらなければいけないこともあったが、出かけてきた。

結果、非常に勉強になって面白かった。なるほど、AIはこういう風に進化していて、今後だいたいこうなりそうで、こういうことを言っているスタートアップ企業は危ないのか、と言うことが良く分かった。

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今回、特に面白いと思ったのは、「GartnerのHype Cycle」を用いた、AIとIoTの位置付けの説明だった。単に筆者の勉強不足ではあるのだが、この「GartnerのHype Cycle」は知らなかった。

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なるほど〜〜、ブロックチェーンは、今まさに「崖を転がり落ちようとしている」のか(笑)。




(半年ほど前に、似たようなAIのセミナーに出た時は、日本語を流暢にしゃべるインド人のVCが、1時間以上、ひたすら自慢話ばかりを繰り返すので、極めてXXXXXXXXだった。)

2017-08-23

半導体ビジネス

エネルギーを専門にする前、筆者は半導体ビジネスにどっぷり浸かっていた。

下記のサイトは、筆者が2002年に起業した会社に、日本のある会社が資本参加した時の記録である。

http://www.rene-easton.com/pdf/news/h20/071113.pdf

私が起業したアプローズテクノロジーズには、ありがたいことに、色々な会社や個人より、10億円以上を出資していただき、最新のLSIの開発を行い、世の中のためになろうと頑張った。

残念ながら、その目標は2009年に潰えてしまったが、その遺伝子(DNA)は、私の身体の中に色濃く残っている。

シリコンバレーとエネルギー問題

筆者はもともと物理を専門としており、大学を卒業してからは半導体を専門としてきた。

シリコンバレーに20年前に来たのも、ここが半導体の最先端の土地であったからだ。

さて、2017年の今日この頃、なぜこの地がシリコンバレーと呼ばれるかも知らない人がほとんどになってきた。

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(この写真は、先週、Mountain ViewのCastro Streetのバーで一人で飲んだ時のもの。ブログの内容には関係ないです。 )

まあ、それも時代の流れ、棹をさしてもどうしようもないが。

最近では、「ここで地面を掘るとシリコンが取れるからシリコンバレーというんだよ」と若い人に言っても「へ〜〜、そうなんですか」と言われる。

なお、これは、誤りではない。シリコン=ケイ素=砂(石英、珪砂、珪石)だから、地面を掘ると必ず出てくる。

この地で、新しい産業の動向を眺めながら、Castro Streetのバーで美味しいお酒を飲むのは幸せである。

ハワイの再エネの動向と電気代

ハワイ州公共事業委員会(PUC)は、同州の「2045年までにRPS100%を達成する」という目標を実現させるために、ハワイ電力(HECO)が作成した「電力供給改善計画」を承諾した。

  • このプランでは、ハワイ電力はRPSの目標を要求よりも早いペースで達成することができると予測しており、2020年までに48%、2030までに72%、2040年までに100%に達すると見込んでいる。
  • 計画に示された短期的なアクションは、下記が含まれている。
    • 2021年までに400MWの再生可能エネルギーを調達すること、
    • コミュニティーベースの再生可能エネルギープログラムを開発すること、
    • スマートインバーター、エネルギー貯蔵システム、デマンドレスポンスといった分散電源をサポートすること
  • 公共事業委員会(HPUC)が強く懸念している事項としては、下図に示されているように、2021年にかけて18-25%、2026年にかけて23-44%、と顕著な割合で電気料金が値上がりすると予想されている点である。

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  • ハワイ電力には、座礁資産(stranded assets)のリスクや、電気料金の高まりに消費者が系統から離脱するリスクを十分に検証することが求められた。

しかし、エネルギーの世界は基本的にゼロサムの社会なので、誰かが得をすると、誰かが損をすることになる。

この場合、オフグリッドになる利用者が増えると、他の利用者の負担が相対的に高まる。

また、これまでに投資した火力発電所とか送電線の資産が無駄になり、その資本投下が回収されない(stranded assets)ことのデメリットを誰か(この場合はハワイ州民)が負うことになる。

個人的には、上記のグラフ以上に電気代が上がるのではないかと思うがどうだろうか。

そうなると、各住宅や商工業施設が自衛に走り、太陽光発電+バッテリー+自己発電を入れてオフグリッド化し、さらに電気代が上がる。

用語

ハワイ州公共事業委員会 (HPUC: Hawaii Public Utilities Commission)

ハワイ電力  (HECO : Hawaiian Electric Companies)

再生可能エネルギー利用割合基準(RPS: Renewable Portfolio Standard)

2017-08-22

月刊「BOSS」

トップマネジメント株式会社の山下淳一郎社長にインタビューしていただいた記事が「月刊BOSS(10月号)」に掲載されています。

私は自分でいろんな雑誌に寄稿していますが、こうやって他の人にインタビューされて、それが記事になるというのはあまり経験がなく、とても恥ずかしい。

自分じゃないほど格好良く書かれているし、そもそもドラッカーの教えとは全く逆のことをやっている人生なので(笑)。

セブンイレブンや書店に並んでいるそうです。

山下社長は経験豊かなビジネスマンですが、ドラッカーの教えを日本の色々な会社に伝授されています。

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日本へ

帰ってきたばかりですが、今週末から再来週前半にかけて日本へ行きます。

来週(8/30-9/4)の昼間はまだいくらか空き時間がありますので、もしエネルギー関連の情報交換のご希望等ありましたらコメント欄からお申し出ください。

9月5日にアメリカに戻ってきて、その翌週はSPI(Solar Power International)に参加します。

SPIは、今年も灼熱のラスベガスです。

昼間の気温は41度を超えます。

写真は、今年2月に日本に行った時に、定宿の京王プレッソインで撮影。珍しくネクタイを締めたので。f:id:YukioSakaguchi:20170823042853j:image:w360

2017-08-19

日食のコスト的影響(8,400MWh相当)

昨日書いた日食に関する記事への補足。

太陽の日射量が減ることにより、その分をガス火力発電所が追加で発電しなければいけないが、そのコストを計算してみた。

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減った電力量を、ちょっと乱暴だが3角形の面積で計算すると

(5,600 + 2,300) MW x 3 Hr x 1/2 = 11,850 MWh

に相当する。

カリフォルニア州における電力の卸価格は、通常$50-$70/MWhだが、今回は非常事態であり、ランピングも行うので少し高めに$100/MWhと設定する。

計算すると

11,850 MWh x $100/MWh = $1,185,000

となる。

う〜〜ん、1.2Mドルですか〜〜

これを多いと見るか、少ないと見るか。。。。

2017-08-18

日食の影響

来週の月曜日にいよいよ皆既日食がオレゴン州・アイダホ州を通過する。

カリフォルニア州は部分日食ではあるが、太陽光発電施設への日照が大きく下がる(1つ目の図に示すように、モハベ砂漠地帯で65%の低下)。

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このため、系統運用者(CAISO)は、だいぶ前から準備してきている。

太陽光発電の昼間の電力需要への寄与が近年大幅に上がっているため、下がった分の電力を用意しなければいけないが、問題はその急峻なランピング(上下動)への対応である。

「同時同量(バランシング)」が崩れると、周波数・電圧が変動し、最悪の場合、発電機が解列を始め、それが伝播する。

2つ目の図は、大型ソーラー施設での発電量の変化を示しているが、最初の1時間半の間に5GW程度の下落、次の1時間半の間に5GW程度の上昇が予定されている。

なお、日照量の上下は、上記の大型の施設(電力会社へ供給される)への影響の他に、需要家サイドの置かれている分散電源への影響も大きい。需要家側のソーラー(ルーフトップ等)はグリッドよりの需要を減らす効果が大きいが、それらが発電量を減らすと、グリッドへの需要がその分増える。

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ちなみに、下の図が、部分日食により、カリフォルニアの需要家側の発電が減り「見かけ需要(Load)」がいかに増えるかの推定グラフ。

ピーク時で、2.3GW程度の需要増となる。

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大型ソーラーの供給減と、需要家側の需要増を、うまくコントロールしなければいけない。

かつ、それぞれの地域ごとに。

電力は、地域ごとの需給調整が大事なので。

2017-08-06

経産省でセミナー

先々週の7月28日に、経産省エネ庁の省エネ・新エネ部で、米国のエネルギー動向についてのセミナー実施。

米国における分散電源やエネルギー貯蔵の新しい動きを色々紹介して、今後の動向に関して議論

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シリコンバレーに帰還

ハワイに1週間、日本に2週間アタフタとして。

ふ〜〜、という感じで一昨日帰ってきました。

バックデートで、少しづつ書いていきます。

ハワイは、主にハワイ電力との打ち合わせに過ごして、少しですが前進しつつあるような。。。。

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2017-08-03 ACROSS スマート社会技術融合研究機構

早稲田大学で講演

水曜日(8/2)に、早稲田大学ACROSS(スマート社会技術融合研究機構)で2時間半の講演会を実施。

ACROSSでの米国エネルギー事情に関する講演会もすでに6回目。

今回は100名程度の参加者があり、活発な議論が交わされました。

毎回、参加者が増えていきますが、ありがたいことです。次回は、来年2月実施の予定です。

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2017-07-13

太陽光発電とバッテリー

InterSolar+Energy Storage Conferenceに3日間通ってツラツラ考えること。

(1)政策・技術・ビジネスモデル・価格低下がうまく一体になったことが、太陽光発電の発展を支えた。これは、半導体産業やIT産業の蓄積があったことが大きい。優秀でフレキシブルな人材・多様な資金調達手法・シリコンや電源の技術、等で。

(2)とは言うものの撤退・破産した会社の数は数百社を超えるし、消えていく会社のニュースが毎月飛び交う。大手といえども戦略を間違うとあっという間。X社やY社は危ない。

(3)太陽光発電は、過去10年間、色々な荒波にさらされヨタヨタであったが、2018年は石炭やガス火力に発電原価で並ぶ(まだ4年間程度は補助金頼りであるが)。

(4)バッテリーのビジネス的な伸びは、太陽光発電のちょうど10年後を追いかけている。すなわち、2017年のバッテリーの累計設置容量(200MW)は、太陽光の2007年の累計設置容量(205MW)とほぼ同じである。バッテリーがこの調子で伸び続けると、10年後には今(2017年)の太陽光発電の設置量(1GW)に達する。

(5)同じクリーンテック業界でも、ソーラー陣営とバッテリー陣営では政策に望むところは大きく異なり、表面のにこやかな協調(?)と、裏で繰り広げられているロビー活動での叩き合いには雲泥の差がある。

InterSolar+Energy Storage Conferenceの3日目。

今日のセッションも情報満載である。

分散電源、特にルーフトップソーラーは全米各地で増え続けているが、それぞれの配電線(Feeder Line)に一体どれぐらい入れられるのか、どれだけ入ったらどういう問題が起こるかは、いままでは極めて曖昧な予想しかできていなかった。

これを、Feeder Lineごとに、(1)センサーとスマートメーターを使った測定と(2)コンピューターシミュレーションを行い、具体的に目に見えるようにしようという活動が全米で行われている。

分散電源管理に関しては、「アドバンスドインバーター」が実電力と無効電力の制御を出来るようになる効果が大きいが、その結果を見えるようにする意義は大きい(カリフォルニアとハワイで今年9月から必須となる)。

アメリカは州政府や電力会社がこういう地道な活動を何年も前から進めている。写真は、カリフォルニア州およびサンフランシスコ市内のシュミレーション結果である。

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InterSolarの2日目。

太陽光発電セル・パネルのセッションでは、ここ数年の発電効率・原価低減・長寿命化の進化について議論

発電原価(LCOE)を$0.03/kWhにするというエネルギー省(SunShot)を達成するためには、分母を大きく、分子を小さくする必要があるが、だいたいその線に乗っているように感じた。

ドイツと米国の会社の発表が多かった。

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InterSolar + ESS(Electrical Energy Storage) (1)

サンフランシスコで開催されている太陽光発電とエネルギー貯蔵のカンファレンスに参加中(InterSolar + ESS(Electrical Energy Storage))。

米国の再生可能エネルギー発電や温暖化ガス排出規制は、各州政府やプライベートセクターが推進していることを改めて確認(トランプ政権方針とは関係無く)。

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2017-06-29

経済産業省(エネ庁)

6月5日と少し古い話であり下の記事と順番が逆であるが、今回日本に行った時に、経済産業省(エネ庁)を訪問し、新エネ課の政策担当の皆様に「米国の再エネ最新状況」について講演。

日本と米国では、基本的な制度や考え方が異なるのでそのまま持ってくるわけにはいかないが、今後の日本での政策展開の参考になると思う。

(写真撮影・掲載の許可を取ってあります)

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ハワイ電力(HECO)のDr. Dora Nakafuji

月曜日(6月26日)は、ハワイ電力(HECO)の再エネ担当ディレクターのDr. Dora Nakafujiと濃厚打ち合わせ。

Dr. Nakafujiはこの分野のスーパースターで、エネルギー分野のカンファレンスでのプレゼンやKeynoteやPanelでもっとも活躍している一人。

ハワイにおける分散電源管理のリーダーでエネルギー省(DoE)の研究でも各種の成果を上げている。

今日は、忙しい中を2時間割いてくれて、私の考える新しいビジネススキームに色々なフィードバックを頂けた。感謝。

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2017-06-22

ハワイでのカンファレンスの3日目

オアフ島のシングルホームハウスでのルーフトップソーラー設置率は30%と非常に高い。

この30%の人たちは、NEMに守られて、電気代をほとんど払っていない。基本料金も安い。

しかし、裏を返せば、70%の人たちは高い電気代を払っている。

また、中低所得家庭は、アパートに住んでいることが多く、この数字の外である。

「全員に平等に」という、かなり難しい公共事業のテーマが立ちはだかる。

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2017-06-21

「resilience」

ハワイでのカンファレンス2日目。

ハワイは再エネ100%に向かっているわけだが、同時に、住んでいる人、観光でハワイを訪れる人、各種のビジネス、軍(ハワイのGDPのかなりは軍に依存)が、彼らの活動や生活を守らなければいけない。

「再エネは決してきれいごとだけではない」ということがハワイの電力会社(HECO)や州政府(PUC)にはよくわかっている。なので、表面のにこやかな笑顔の裏で、実行プランとなると歯切れが極めて悪い。

「総論賛成、各論ムニュムニャムニャ」は米国でも同じである。

当たり前だが、嵐が数日続こうが、風が数日止まろうが、太平洋のどこかで起こった地震で発生した津波が海岸線に設置された火力発電所を全部持ち去ろうが、ビジネスや生活を守らなければいけない。

なお、近年、エネルギー関連では、どういう場合でも生活やビジネスを守る概念を「resilience」という言葉で表す。

「resilience」は、「脆弱性 (vulnerability) 」の反対の概念であり、自発的治癒力の意味である。「 回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」などとも訳される。

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ハワイで学会に参加中

ホノルルで開かれているVERGEというクリーンエネルギー関連の学会に参加中。

ハワイは、2045年までに再生可能エネルギー発電を100%にする目標を持っているが、それに向かってのアクティビテイィーが活発化している。

イゲ知事のスピーチはなかなかよかった。

「地球温暖化で大きな被害を受けるのは、ハワイをはじめとする島嶼部である」という危機感がヒシヒシと伝わる。「ハワイが電力の70%を石油火力発電に頼っている」という危機感も大きい。

それはそうと、会場が非常に寒い。

下の写真は、泊まっているワイキキのホテルで。ビーチから離れているので、1泊160ドルと手頃。会場まで歩いて20分。

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2017-05-25

九州大学で講演

日本に戻ってきて1週間が経ち、前半戦終了。

月曜日は九州大学で講演。

水素を用いたエネルギー貯蔵を専門にされている工学部の教授・研究者数名と、各種のエネルギー貯蔵方式の技術動向と経済性について深く議論

オールマイティーの解は無く、物理的貯蔵も含めて、いろいろな可能性を追求する必要性を深く感じた。

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2017-05-13

太陽光とグリッドの両方の電源で動くエアコン

最近流行っている、太陽光からの直流電源と、グリッドからの交流電源の両方で動くエアコン。

確かに、太陽の出ている時間帯は、エアコンを入れたい時間帯と一致する。

今後、太陽光発電は、「売る時代」から「自分で使う時代」になるが、その方向と一致している。

米国のNEMも今後どんどん条件が悪くなり、売電価格は卸の価格に近づいていく。

ハワイなどは、売電ができなくなっている(セルフサプライ)。

家庭用のバッテリーを入れるとしても、バッテリーは高いので大きなサイズ(kWh)は入れられなく、エアコン用にバッテリーを使うのは辛い。

反面、パネルは安い。

このエアコンは、パネル3枚からの600〜900ワット程度の直流を室外機内で交流に変換して動かす。

この場合、交流変換時の周波数・波形・電圧は余り考えなくて良いので、インバーターも楽で安く済む。

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パネルを西向き設置にして、午後から夕方にかけて、部屋をキンキンに冷やしておくと良い。

発電分でエアコンを用いて空気を冷やして、エネルギー貯蔵するという考え方である。

昼間の太陽光で冷凍庫でガンガン氷を作って、夜間はその氷で冷蔵庫を冷やすのも良い。

そのうち、こういう冷蔵庫が出てくると思う。

2017-05-09

Tesla社の高速充電ステーション(Superchargers)

Tesla社は今年、世界中の高速充電ステーション(Superchargers)を5,000台以上から10,000台以上へ2倍に増やすと発表した。

北米では、カリフォルニアだけでも1,000台以上新規設置される予定で、高速充電ステーションが150%増加する。

さらにTesla社は、ホテル、レストラン、および小売店に設置されている9,000〜15,000以上の「 デスティネーションチャージングコネクター(標準コネクター間のアダプター)」のネットワークを拡大する予定とのこと。

う〜〜ん、モデル3が、今年後半から量産出荷されるはずだが、ますます、外出先での急速充電のニーズが増えてくる。

元ネタは、テスラ社のホームページのこちら

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オリジナルの英語は「続きを読む」に。

続きを読む

2017-04-30

テスラのModel 3

これも、少し古い、2月末のニュースではあるが、テスラ社のModel 3について。

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テスラ社は、Model3の進捗について、計画通りに進んでいるが、量産については予想が難しい状況であると説明している。

テスラ社のCEO Elon Musk氏は2月22日、同社の株主に対して、Model3の生産開始時期は予定通り7月となる予定であり、続いて9月には量産体制に入ると述べた。Model3の生産体制2017年Q4中に5,000台/週間となり、2018年には10,000台/週間までレベルアップすると同社は説明している。

Model3のタイミングは同社にとって非常に重要である。Model3は、$35,000という平均的な価格帯で販売されるはじめての車となる。テスラ社は同車の開発に関して、デザインやより大きいバッテリーの設計に膨大な投資を行ってきた。

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2017-04-27

Enphase社が$10M調達

少し古い話ではあるが、経営難に陥っており、倒産や身売りの噂が絶えないEnphase社が当面の運転資金に$10M調達したという話

Cypress Semiconductor社の創設者であるT.J.Rodgers氏とKleiner Perkins社の会長John Doerr氏は、問題をかかえるEnphase社の救世主(?)となった。同氏たちは、マイクロインバーターを手掛ける同社に対して$10Mを出資し、T.J.Rodgers氏はまた、同社の取締役に就任した。

Kleiner社は、同社がスタートアップであった頃にも出資を行っている。

Doerr氏は、Google社、Amazon社、Sun社、Intuit社といった成功企業や、GO Corporation社、MyCFO社、Segway社等これまでに多くの出資を行なってきた人物である。彼はまた、KPCB社によるSilver Spring Networks社、Fisker Automotive社、Bloom Energy社、Opower社、Proterra社等への出資において陣頭指揮をとった。

T.J.Rodgers氏は、SunPower社の出資者でもある。

まあ、最近、Enphaseに限らず、インバーターメーカーの苦戦が続いている。

ビジネス向けのインバーターは多機能化や通信機能が標準で要求されているが、売値は$0.10/Wを切っている。

家庭向けはまだ$0.20/Wを維持しているが、$0.15/Wを切るのも時間の問題。

そうは言うものの、Enphaseは、最近、第6世代のIQシリーズを出してきた。

筐体がプラスチックというところが筆者的には「ダメ・ダメ」であるが.....

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2017-04-21

ハワイ島でのTOU電気料金

先週訪問して、電力会社や州政府と打ち合わせを持ったハワイ州。

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ハワイ州には大きくいって4島あるが、その中で一番、再生可能エネルギー発電が進んでいるハワイ島(Big Island)。

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2017-04-18

エネルギー貯蔵関連の学会参加

昨日(4/18)、寒いサンフランシスコからさらに寒いデンバーへ移動。

「エネルギー貯蔵協会(Energy Storage Association)」のAnnual Conferenceに参加。最新情報を多数入手!!

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2017-04-17

EPRIとPG&E

今日の午前中はPalo AltoのEPRI、午後はサンフランシスコのPG&Eで、デマンドレスポンスと分散電源管理の打ち合わせ。同行は早稲田大学石井教授と、東京電力の分散電源担当の方。

先週のハワイでの議論を踏まえて、現在の進展状況と問題点を深く理解できた。

  1. EPRIで分散電源管理の専門家と。(Electric Power Research Institute)

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  1. PG&Eでデマンドレスポンスのオークション制度の打ち合わせ。

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2017-04-15

Mission Completed

ハワイでの仕事は昨日の金曜日で終わったが、極めて有意義だった。

ハワイ電力、ハワイ州政府、ハワイ大学個人で住宅を実験場にしているIEEEのチェアマン。

それぞれ異なる立場から、ハワイの現在の状況と今後どうあるべきかを熱く語ってくれた。

今日の土曜日はワイキキで一人でまったり・のんびり過ごすことにします。

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手作り家庭用エネルギーマネージメントシステム

昨日の午後は、IEEEのHawaiiのChairをつとめているJohn Borland氏のご自宅を訪問。

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2017-04-12

ハワイ大学・ハワイ州政府・ハワイ大学

水曜日(4/17)にハワイ大学のHawaii Natural Energy Instituteにてシンポジウム開催。

ハワイ州は2045年までに再生可能エネルギー発電を100%にするという遠大な(無謀な?)計画を持っているが、そのための具体的な技術等に付いて議論

色々新しいアイディアがあって、勉強になった。

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2017-04-05

ガラスは大事な素材

筆者の家は築60年のオンボロ家屋であるが、光熱費的に色々問題がある。

夏は、直射日光が当たるガラスがとても熱くなり、暖房器具のようになる。

逆に冬はガラスがとても冷たく、冷房器具のようになる。

これらは、熱輻射という物理の法則に則っているので、ガラスには何の責任もないが......

ということで、ガラスは家やビルの冷暖房費節約のためにはとても大事な素材である。

最近、ガラス関連のスタートアップが注目されているが、そのうち面白そうなところをGTMの情報をもとに下記する。

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2017-04-04

アリゾナ電力と太陽光発電業界、電気料金の設定でついに合意

アリゾナ州において何年にもわたり議論されてきた電気料金の設定がついに決着した。APS(Arizona Public Service)社は、今回の電気料金設定にあたり多くの関係者が妥協することとなり、また多くの異なる関心事項が認識されることとなったが、消費者にとっては最も良い結果になったと述べている。

APS社は、今回の条件設定書の中では、スマート電力、クリーン電力向けのインフラに対する投資機会が今後もあることが示されていることを明らかにしており、新しい料金体制のもとで消費者はより多くの選択とコントロールを行うことが可能となり、アリゾナ州は今後も太陽光発電分野でリーダーシップを維持していくであろうと述べている。

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2017-03-31

電力会社訪問

3月は、電力会社・発電事業者・系統運用者を歴訪。いままで漠然としていた米国のエネルギー関連の疑問がかなり氷解。

この写真はCAISOで。

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この写真は大手の発電事業者(カリフォルニア)で。

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この写真はPG&E(Pacific Gas & Electric)で。

大手の発電事業者(テキサス)で。

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2017-02-23

スマート社会技術融合研究機構で講演。

昨日は、スマート社会技術融合研究機構(@早稲田大学)で講演。

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