行けるか? アトピー V.S. うるおい療法

昨日、はがしてしまった(d:id:Yuny:20060520:p1)足の小指の爪は、一晩で薄い皮膚の膜みたいなのが出来て来てて、取りあえず痛みはありません。
靴は幸いにもシューフィッターさんに選んでもらったいい物を履いているので、小指が当たらないし。
ワセリン塗ってラップしているだけですが、痛みは全然ないですね。足をどこかにぶつけないように注意して(さすがに刺激するのは良くないので)生活しています。
うるおい療法についてはこちら。
http://www.wound-treatment.jp/wound023.htm


ところで、リアルYunyをご存知の友人たちは知っていることですが、私は長のアトピーっぽい湿疹持ち。(主に右手の指)
ずいぶんご心配をおかけしています。
最近、ようやく不眠症的症状から解放されつつあるので、皮膚の調子も悪くはないです。(皮膚の異常には眠りが最大の良薬です)
で、自分の指をまじまじと見ていて思ったのですが、これって皮膚の再生システムの異常なんですよね、要は。(皮膚科でも原因は分からないのですが)


何かの原因(皮膚内部の炎症とか)で、再生システムが故障し、ひび割れたりして創傷面が露出。そこで薬を使ってかゆみを抑えて炎症を解消し、うるおいを与えて皮膚の再生を促す、と。
で、アレコレ考えたり、昨日のサイトさんを見たりして調べ、もしかして怪我と同じ方法でアトピーも解消できるのではないか? という仮説を立ててみました。皮膚を修復するという目的は一緒ですし。


最近、炎症は皮膚科のステロイド系軟膏で治まっていて、皮膚の赤みや割れとかはほとんど無いです。
ここで我慢してれば治りそうな物ですが、結局は皮膚自身が正常な保湿力を持てる前に、薬の効き目が切れてしまって症状が再発する、ということを繰り返していました。ここまでは治せてて、あと一歩。これで20年近く……。
しかし、サイクルがそうなっているのであれば、例のうるおい療法で患部が常時うるおっていれば、皮膚の再生システムが完成して治せる? とは今朝のひらめき。
長年の観察の結果、皮膚がぽろぽろ落ちてしまう原因は、皮膚の外側にじゅうぶんなうるおいが無いために、新しいきちんとした外皮が貼り切れないうちに、壊れて取れてしまうことのように思えるのです。ガーゼでそれを無理に保とうとしても、ガーゼを交換する時にくっついてはがれてしまいますし。


実際、うるおい療法提唱者の方のサイトでも、「アトピー性皮膚炎の湿潤療法閉鎖療法)」ってことで以下の掲示板ログがありますし、方法としてはあり得そうです。(確立されたわけではないらしい?)
http://www.wound-treatment.jp/next/bbs14.htm#361


でも、こんな例もあるし。
http://www.wound-treatment.jp/wound155.htm


やっぱり、再生原理は同じですよねえ、怪我としっしんって。やってみるだけやってみてもいいかもしれないですね。


ただ、いくらワセリンを塗ってくっつきやすいとはいえ、手にサランラップを巻き付けるのは難しいのですよ。(こないだの週刊少年マガジンゴッドハンド輝トッキューの合同企画では、やけどした両手に軽々とラップをぐるぐる巻きしていましたが、上手い方法があるのでしょうかねえ?)
ワセリンにガーゼではうるおい療法にならないのです。患部を乾かさない、樹脂系のような素材でなければなりません。かといって、例の「三倍速く治る絆創膏」とかでは、浸出液が無い状態ではかゆくなってしまってだめでした。(そもそも皮膚炎には使うなって取り説に書いてありますし! そもそもアレはまだまだ高価です)
目に止まったのが事務用の指サック。しかしこれでは厚いしきつくって良くないです。血行が止まってしまいます。


で、とりあえずはポリエチレンの炊事用極薄使い捨て手袋(200円くらいで8枚くらい入っているもの)がいいのではないか、ということに落ち着きました。しなやかで手を圧迫しませんし、安いし、着けた感じもサランラップに似ているので多分大丈夫そうです。使い捨てで清潔ですし。
http://www.st-c.co.jp/products/tebukuro/index_15.html


そのままでは長過ぎるので、患部周辺部分以外はハサミで切ってしまいます。
ワセリンをたっぷり付けた手に被せて、更に上から子供用サイズの綿手袋(軍手とかドライバー用手袋みたいなもの)を重ねて被せて、外れないようにします。
サージカルテープで固定しようとしましたが、油分で滑って上手く行かないみたいなんですね。テープを使いたいなら幅広の物を選ぶ必要がありそうです。軍手で十分固定できますよ。


今日なんかはちょっと暑いですが、空気に患部が触れないので、意外にかゆみが少ないです。引っ掻かなくても我慢できる程度。いつもよりはまし。
今もパソコンを叩きつつ手袋しています。清潔を保つため、うっかり汗を手袋で拭かないように注意していますが、注意することはそれくらいでキータッチの邪魔にはならないようです。
ただ、人より手が小さいので、子供用のポリエチレン手袋が欲しいですね。サイズが合わないので。
どこかのメーカーで作っていないのかなあ。


もしかしたら、これも効くかもしれませんね。店頭で見たことが無いですが。
http://www.st-c.co.jp/products/tebukuro/index_17.html


うるおい療法を念頭に置いて治療してくれる皮膚科も探していますが、なかなか見当たらないようです。
とりあえず、都23区内で、うるおい療法をやっているらしい皮膚科医院リストです。

情報元
http://www.wound-treatment.jp/next/title_dr.htm


今通っている皮膚科では、症状がひどい時には、薬をリント布に付けて包帯を巻いてくれましたが、皮膚の再生原理から考えたら布ではダメということになりますし。
皮膚科ってかかってみないと何ともいえないのですよね。どんなお医者さんでもそうですが。
ともあれ、しばらく試してみます。


それにしても、治りかけのキズとかしっしんって、かゆいんですよねえ。
かゆみで引っ掻いてしまうから、表皮損傷して治る物も治らないんですよね。
水で冷やすとかゆみって軽減するなあ、とかなんとなく思っていたら、それって医学的根拠ありらしい。
詳しくはこちら。ヒスタミンが犯人らしいですね。
http://sasapanda.net/archives/200510/27_1421.cgi


ヒスタミンで思い出しましたが、不眠症の改善に一時期ドリエル使っていましたが、(あまり効かなかったし翌日眠かった)効き目がよく分かったのはむしろアトピー治療の方。手が全然かゆくなかったです。
あれって抗ヒスタミン剤の催眠効果を不眠症薬に転用したものらしく、結果的にかゆみ止めしていたわけでした。だから効かなかったのかなあ。
http://fumin.ryohin-house.com/fumin_hypnotic_drewell.html


あ、そうそう。私は医者じゃないので、上記記載事項をテストしてみたい方、くれぐれも自己責任でお願いします。あしからず。