IllustratorとDoubleTakeで、水平線のバーチャルパノラマVRを試作してみた

上記『ダブルテイク』のパッケージが出てきたので、眺めることしばし。
もしかして、水平線の画像をIllustratorで作成したら、バーチャルに360度パノラマVRを作成できるかも、と思いついて実験してみました。
まず、Illustratorで適当に横長の画像を作成し、グラデーションで水平線っぽく塗りを設定。焦点の演出として、真ん中に夕日を描いておきます。

パノラマ画像作成アルゴリズム上、2枚以上の画像がないとうまくいかないようなので、夕日を消したバージョンも作成。

それぞれをpng形式で書き出し。
そして、DoubleTakeで読み込み。
『オーバーラップ』で『360°』、また『魚眼補正』を一番右の設定にしてみます。
太陽の部分が2枚あるように見えるのは、360°モードにすると見た目にこのような表示になるためのようです。

『ファイル』の『保存』で『Quicktime VR』形式にして保存。
ちなみに、QTVR形式での保存は32bit modeしかサポートしていないため、最初に『DoubleTake』を起動するときに、アプリケーションアイコンをクリックして『情報を見る』で『32ビットモード』にしておく必要がありました。

出来上がったVRがこちら。
とりあえず試作品なので、作りが雑なのは目をつぶって公開。
QuickTimeが必要です。クリックで表示します。表示されたら、画面内で右に(あるいは左に)ドラッグし、そのままマウスボタンを押しっぱなしにしてみてください。
太陽と水平線.mov 直
やっぱり、思った通り。
色合いとグラデーションの度合い、太陽の大きさなどは修正しないと作品として使えるような物にはなりそうもないですが、技術的にはこの方法でもイラストからVRパノラマを作ることは十分可能なようですね。
ちょっと面白いかも?