N響×樫本大進

あんまりこっちのブログには書いたこと無かったけど、実はちょこちょこN響を聴きに行く人である。
12月のデュトワ公演、1月の五嶋龍との協演に続いて、去年からずっと楽しみにしてた樫本大進との協演!
演目はサン=サーンス ヴァイオリン協奏曲 第3番。



いやー、実は私、樫本さんの演奏かなり好きなんですよねー。



樫本さんの演奏って、正直言っていわゆるバイオリン的な派手さはないと思うんだけど、それが逆に凄いっていうか。
なんかこう書くと、凄い表現力が乏しい感じでお粗末感が漂うな…w
なんだろう、大河を思わせるような大らかさ豊かさと、力強くもしなやかな、懐の広さを感じさせる落ち着きのある美しさというか。



今日の演奏だって、ソリストとしての自己主張は驚くほど控えめで、むしろオーケストラの中に溶け込むような優美な演奏だった。



しかし今日の驚きは第二楽章。第一楽章の力強くドラマティックな旋律の後に、あれほど柔らかで自然な第二楽章を聴かされるとは、もう冒頭の音色で目を見開いたほど。
えー、こんなに違う音になるの!?と。さすがベルリンフィルコンマス、表現力も半端ないです。
本拠地ベルリンでも聴いてみたいなぁ…去年結局ベルリン・フィル来日公演行けなくて悔しかったので、今年はリベンジしたいんだけど。どうなることやら。



話は脱線するが、なぜか去年末からコンサートでサン=サーンスばっかり聴いてる気がする…。なんでだろう??
どちらかというと出演者でチケット取っているのでサン=サーンスを敢えて選んでる訳ではないんだけど。。。