ARToolkitの関数の意味覚書「gl*」編
最後でござる
ARToolkitの関数の意味覚書<1>「ar*」編 - 鉄屑置き場と、
ARToolkitの関数の意味覚書<2>「arg*」編 - 鉄屑置き場も参照してください。
void glutInit(int* argcp, char** argv)
概要
GLUT(OpenGL Utility Toolkit:OpenGLに準拠したC言語ライブラリ)環境の初期化。
OpenGLを用いる場合、一番最初に呼びだすこと。
引数
int* argcp : int main(int argc, char* argv)のargcのポインタ
char** char : int main(int argc, char* argv)のargv。
場所
GL/glut.h
void glClearDepth(GLclampd depth)
概要
デプスバッファのクリア値を設定する。
引数
GLclampd depth : 0.0から1.0の値で、現在のバッファのデプス値を指定する
場所
GL/gl.h
関連
glClear() : 設定されたクリア値を適用する。
void glClear(GLbitfield mask)
概要
引数で指定したバッファをクリアする。
この時のクリア値はglClearDepthなどで指定しておく。
引数
GLbitfield mask : クリアしたいバッファ
場所
GL/gl.h
関連
glClearDepth() : デプスバッファのクリア値を設定する。
void glEnable(GLenum cap)
概要
引数で指定した機能を有効化する。
引数
GLenum cap : 有効化したい機能
場所
GL/gl.h
関連
glDisable() : 指定した機能を無効化する。
glIsEnabled() : 指定した機能が現在有効かどうかを調べる。
void glDisable(GLenum cap)
概要
引数で指定した機能を無効化する。
引数
GLenum cap : 無効化したい機能
場所
GL/gl.h
関連
glEnable() : 指定した機能を有効化する。
glIsEnabled() : 指定した機能が現在有効かどうかを調べる。
void glDepthFunc(GLenum func)
概要
デプステストの比較関数を指定する。
デプステスト:視点(カメラ)からどちらが近いかの判定するテスト
引数
GLenum func : 指定したい比較関数
場所
GL/gl.h
関連
glEnable() : 指定した機能を有効化する。
void glMatrixMode(GLenum mode)
概要
変更したい変換行列を指定する。
これの後にglLoadMatrixdを呼び出すことで、引数で指定した変換行列を変更することができる。
引数
GLenum mode : 変更したい変換行列
場所
GL/gl.h
関連
glLoadMatrixd : glMatrixModeで指定した変換行列に新しい行列を適用する
void glLoadMatrixd(const TYPE* m)
概要
引数の行列をglMatrixModeで指定した変換行列に適用する。
引数
const TYPE* m : 16個の要素を持つ配列
場所
GL/gl.h
関連
glMatrixMode : 変更したい変換行列を指定する
void glLightfv(GLenum light, GLenum pname, TYPE* param)
概要
光源を設定する。
引数
GLenum light : 光源の指定
GLenum pname : 特性の指定
TYPE* param : 特性の設定値
場所
GL/gl.h
void glMaterialfv(GLenum face, GLenum pname, GLenum TYPE* param)
概要
オブジェクトのマテリアル特性を設定する。
引数
GLenum face : オブジェクトのどの面に特性を適用するか
GLenum pname : 特性の指定
GLenum TYPE* param : 特性の設定値
場所
GL/gl.h
void glTranslatef(TYPE x, TYPE y, TYPE z)
概要
現在の行列変換式に加え、引数で指定した文だけオブジェクトの描画位置を移動する。
引数
TYPE x : x方向への変更分
TYPE y : y方向への変更分
TYPE z : z方向への変更分
場所
GL/gl.h
以上です
とりあえず今回はここまで。
今度こそデータをふっ飛ばさないようにしないと……。