ARToolkitの関数の意味覚書「gl*」編

void glutInit(int* argcp, char** argv)

概要
 GLUT(OpenGL Utility Toolkit:OpenGLに準拠したC言語ライブラリ)環境の初期化。
 OpenGLを用いる場合、一番最初に呼びだすこと。
引数
 int* argcp : int main(int argc, char* argv)のargcのポインタ
 char** char : int main(int argc, char* argv
)のargv。
場所
 GL/glut.h

void glClearDepth(GLclampd depth)

概要
 デプスバッファのクリア値を設定する。
引数
 GLclampd depth : 0.0から1.0の値で、現在のバッファのデプス値を指定する
場所
 GL/gl.h
関連
 glClear() : 設定されたクリア値を適用する。

void glClear(GLbitfield mask)

概要
 引数で指定したバッファをクリアする。
 この時のクリア値はglClearDepthなどで指定しておく。
引数
 GLbitfield mask : クリアしたいバッファ
場所
 GL/gl.h
関連
 glClearDepth() : デプスバッファのクリア値を設定する。

void glEnable(GLenum cap)

概要
 引数で指定した機能を有効化する。
引数
 GLenum cap : 有効化したい機能
場所
 GL/gl.h
関連
 glDisable() : 指定した機能を無効化する。
 glIsEnabled() : 指定した機能が現在有効かどうかを調べる。

void glDisable(GLenum cap)

概要
 引数で指定した機能を無効化する。
引数
 GLenum cap : 無効化したい機能
場所
 GL/gl.h
関連
 glEnable() : 指定した機能を有効化する。
 glIsEnabled() : 指定した機能が現在有効かどうかを調べる。

void glDepthFunc(GLenum func)

概要
 デプステストの比較関数を指定する。
 デプステスト:視点(カメラ)からどちらが近いかの判定するテスト
引数
 GLenum func : 指定したい比較関数
場所
 GL/gl.h
関連
 glEnable() : 指定した機能を有効化する。

void glMatrixMode(GLenum mode)

概要
 変更したい変換行列を指定する。
 これの後にglLoadMatrixdを呼び出すことで、引数で指定した変換行列を変更することができる。
引数
 GLenum mode : 変更したい変換行列
場所
 GL/gl.h
関連
 glLoadMatrixd : glMatrixModeで指定した変換行列に新しい行列を適用する

void glLoadMatrixd(const TYPE* m)

概要
 引数の行列をglMatrixModeで指定した変換行列に適用する。
引数
 const TYPE* m : 16個の要素を持つ配列
場所
 GL/gl.h
関連
 glMatrixMode : 変更したい変換行列を指定する

void glLightfv(GLenum light, GLenum pname, TYPE* param)

概要
 光源を設定する。
引数
 GLenum light : 光源の指定
 GLenum pname : 特性の指定
 TYPE* param : 特性の設定値
場所
 GL/gl.h

void glMaterialfv(GLenum face, GLenum pname, GLenum TYPE* param)

概要
 オブジェクトのマテリアル特性を設定する。
引数
 GLenum face : オブジェクトのどの面に特性を適用するか
 GLenum pname : 特性の指定
 GLenum TYPE* param : 特性の設定値
場所
 GL/gl.h

void glTranslatef(TYPE x, TYPE y, TYPE z)

概要
 現在の行列変換式に加え、引数で指定した文だけオブジェクトの描画位置を移動する。
引数
 TYPE x : x方向への変更分
 TYPE y : y方向への変更分
 TYPE z : z方向への変更分
場所
 GL/gl.h

以上です

とりあえず今回はここまで。
今度こそデータをふっ飛ばさないようにしないと……。