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つれづれ書いてみる @ Zellij

2012-02-01

ガチャさせる8つの方法

携帯電話で提供される各種ソーシャルゲームの中で、ガチャによる課金がすごいらしい。

ドリランドに一瞬で18万使った課金厨登場!コンプリートおめでとう(´;ω;`)

かーずSPの中の人、モゲマスに十五万円突っ込んだ(2/9追加)

まさに、サービスを使うユーザとシステムを提供する側の心理戦。
むしろ、心理戦をしかけているのは一方的にシステム提供側で、それに気づかないユーザは、みごとに絡めとられてしまっているように見える。


ガチャにはまって十万円以上使ってしまうような人がいる。でも、その人を批難することはできない。
そのようになってしまうユーザがでるように、システムがたくみに組みたてられているのだから。


ガチャにはまるような仕組みは、それはもうシステムを作る側はそれが売り上げに直結するわけだから、考え抜いて考え抜いて、僕の思いもつかない域まで到達しているのだろうけど、ここでちょっと僕なりに考えてみる。システムを作る側の立場になったつもりで考えてみる。
(僕は一回もガチャをしたことが無いので、正しくないこともあるだろうけど)


1.お金を払っている感覚を奪う
今更だけど、実際のお金を払っている感覚をもたせないことが第一。
ガチャ1回300円とは決して言わない。かならずシステム独自の通貨単位で遊ばせるようにする。1ポイント10円、ガチャ1回30ポイント。これだけで、金銭感覚が現実世界と乖離して、ガチャする心理的負担が軽くなる。



2.お金を払うハードルを低くする
これは、最初から携帯電話に備わっている便利で危険な仕組みだ。ガチャのためのポイントを購入した代金は通話料金に自動で上乗せされて、月に一回、通話料金を払うまではお金を払う感覚を実感しにくい。途中でいくら使ったか自ら確認しなければ、実際にいくら使ったのかすらわからない。財布が軽くなったという意識なしに課金サービスを続けることができてしまう。


お金を払うハードルを低くするのとは違うけど、料金の回収は通信会社が行うのだから、サービス提供側は回収の手間がまったくかからない。そしてガチャにはまってしまうような人にとって、携帯電話が使えなくなることはそれこそ寝食よりも大事なことなのだから、何よりも優先して支払ってくれる。それがたとえ単なるデジタルデータの対価としてはありえないような金額であっても。


3.コンプリート特典を設ける
一般に、人は何かを集め出すと全種類集めたくなる。
たぶん、なにも特典を設けなくても、カード全種類を集めることに熱中するユーザは多いはず。そこに特典を設けることで、さらに多くのユーザを引き寄せることができる。特典と言っても、システム提供側は、何もコストを掛けないですむのだから、やらない手はない。なかなか登場しないレアカードを作れば、コンプリートまでに投じるコストをひたすら上昇させることができる。


4.ユーザに選択肢を与える
完全に運だけ(それもシステムによってどうにでも操れる運なのだけど)だと、価値の低いカードが得られたときに、ある程度の諦めが付く。さらにガチャに取り組ませるには、このあきらめ感を無くさなくてはいけない。そこで、ユーザに選択肢を与えることになる。複数の選択から選んだ結果として、価値の低いカードが得られた場合、悔しさは倍増する。ああ、あそこで選択を間違えなければ、もっといいカードが得られたかもしれない。こう思わせることができれば、ガチャの使用回数はさらに増える。


5.はずれを納得させない
自分が期待しない結果となったとき、おそらく人は、なんとか自分を納得させようと試みる。「自分の努力が足りなかったからしかたない」「十分調査をしていなかったからしかたない」。そんな理由で、納得して、敗北を自分なりに受け入れる。
なので、ガチャのはずれかたは理不尽な方がいい。なぜダメだったかわからない。納得できない。だから、次こそはうまくいくに違いない。そんな理由で、再度ガチャしてしまう。


6.はずれることにも意味を持たせる
はずれ券3枚で、もう一回ガチャができる。こんなふうにすると、はずれも次につながるチャンスだ。と勝手に前向きに考えてくれる。はずれに対する抵抗がなくなって、きっとまたガチャすることになる。はずれ券1枚30Point、ガチャ1回100Pointのように、きちんと割り切れないポイント設定にすると、余りがあるのは気分がよくないので、きっちり使い切るまでガチャしてくれる。


7.途中でやめられなくする
ガチャを継続すると、当たる確率がアップする。こんな風にすると、途中でやめづらくなる。そして続ければ続けるほど、それまでの投資を無駄にしたくない、という思いから、さらにやめられなくなる。これは抜け出すのが難しい、強力な仕組み。

8.ガチャユーザを増やさせる
よくある友達を紹介するともらえる特典。この特典で、さらにガチャユーザを増やす。類は友を呼ぶから、ガチャユーザの友達は、ガチャユーザになる可能性が高い。もちろん、最初は無料おためし。当たる確率を高く設定。こうして、ガチャに依存するユーザを獲得して、育て上げる。


ざっと、こんな感じでまとめてみたけど、あらためて見てみるとちょっと怖い気がする。
きっと、こんなことはシステム開発側はとっくの昔から考えていて、もっともっと、奥深いしかけが組み込まれているのだろう。それがビジネスだから。
ひとの心理を計算しつくして構築されたシステムに、まだ未成年のこどもたちがはまってしまうのもわかる気がする。


これまでも、ユーザをつかんで離さないサービスはいろいろ考えられてきたのだろうけど、それは実際にものを作ったり、人が接待したり、それなりのコストがかかった。
それが、ちょっとシステムの設定を変えるだけで、どんどん洗練化させていくことができる。


今は大きな時代の過渡期なのだと思う。


このようなシステムを作って、飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長する企業を傍目に、さて老舗のゲーム会社、任天堂はどのように考えているのだろうか。と疑問に思った。


ここまで策を弄して業績を伸ばさなければいけないのか。そう問い詰められて「否」と回答したからこその、今期は赤字決算になってしまったのだろう。
これを、投資家はどう評価するだろうか。任天堂もコストのかからない心理戦をユーザにしかけなくてはならないのだろうか。


なんてことを次のWebページを見て考えた。

アイドルマスターにとんでもなく破茶滅茶なアイドルがきたwwwwww

ガチャ考察その1

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