a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

お水取りに行く

a-doll2005-03-07

高校のクラスメイトのK谷君に東大寺のお水取りに連れて行ってもらう。
正しくは修二会(しゅにえ)といって二月堂での法要なのだ。
お水取りと言っても本当はは火の祭りで、修行僧が太い竹の先につけた大きな松明を振りかざして回廊を走り抜ける。
K谷君は東大寺でボランティアをした事が有り、詳しいので要領よく良く見える場所を選んでくれた。
毎年皆を案内しているのだが、私はこの時期家での展覧会のため行けなかったのだ。
今年はチャンスとばかり連れてもらった。
回廊の真近で見せてもらって迫力満点で興奮した。
僧が松明を欄干から高く振り上げ回すから火の粉が夜空に舞い散り、振り回しながら走って行くさまは圧巻だ。火の粉は側まで降り掛かって来るので頭からバスタオルを被って観た。
この行事は千二百年も続いていて一度も断絶した事が無いというから驚きだ。
今夜は風も無く晴れて暖かくて楽しかった。
K谷君にお礼をいうと「やっと来てもらえたから喜んでもらえてほっとした」と言っていた。