a-dollのブログ

忘れたくない日々のあれこれの記録

ココ・シャネルは幼い日に母を亡くし、父にも捨てられて、妹と二人で孤児院で育つ。
映画は、ココ・シャネルの回想という形で始まる。最初の場面は、縫い物をする母の手伝いをしている幼いココ・シャネル。
やがて、孤児院を出たシャネルは、住み込みのお針子として働き始める。若き日のシャネルはチェコスロバキアの女優バルボラ・ボブローヴァ。
意志の強い女性をうまく演じている。
晩年のシャネルは、シャーリー・マックレーン。自分のスタイルを押し通す頑固な女性はぴったり。
不満たらたらの表情の口元に深い皺が目立つ。これも可愛い。
私が、子育て真っ最中の頃、ココ・シャネルは全盛を極めて居た。シャネルバッグ(キルティングされて、真ん中にシャネルのロゴ、ショルダーの紐は金色の鎖)、シャネルスーツ(スカート丈はミニが流行っていても頑固に膝丈(シャネル丈)を守った。シルクのブラウスと上着の裏地は共布を使う。上着は襟無しで、打ち合わせと裾、襟周り、袖口には装飾的なブレードが張り巡らされて、それはポケットも同じだった。ポケットは胸と腰に有って、釦も装飾的でゴールドが多く、その上に真珠の数連のネックレスという豪華なスタイルで、当時の女性の憧れの的だった。
高価なので私には買う事が出来なかった。そこでブレードを買って来て縫い付け、シャネル風スーツを作った日を懐かしく思い出した。
ココ・シャネル [DVD]
オドレイ・トトウのココ・シャネルも観たいと思う。