吉葦有梨 よのなかのこといろいろ

よしとあし、ありとなし

五十三日目 集中豪雨

28日昼頃から空がくら〜くなってきて、エライ風が吹いてきた。
職場の前の街路樹はケヤキなので、枝がしなるしなる。
これは一雨来るねぇ。
       *
「洗濯物を干して来ちゃった」
「ぬれたのはまた洗えばいいけど、この風で飛ばされない?」
       *
なんだが、空はどんどん暗くなるが、なかなか降らない。
三時頃、仕事をしてるとへんな物音がして、
最初は上の階のトイレの音かと思った。
また聞こえたので、雷と雨の音が混ざったものとやっと気づいた。
       *
空は真っ暗、
「篠突く雨」というのよりもっとひどい感じ、
「バケツひっくり返したような」ってのは時間がもっと短いだろう。
「天の底が抜けたような」この辺でどうだ。
結構長いこと降った。
       *
帰ってきたら、ネットのニュース速報で
神戸の川が増水して子どもが亡くなったと。
学童保育の夏休み行事中らしい。
学童保育にはお世話になったから、人ごとでない。
ずっと降りそうだったから、
降る前に遊べるだけ遊ぼうと思ったんだろうなぁ。
予想の何倍もの雨が一気に降りだし、
あっという間に濁流が押し寄せる。
       *
梅雨もとっくに明けたのに、集中豪雨。
なんだか天候がヘンだ。
大体夕立じゃないじゃん、まっ昼間。
冠水したという金沢なんか朝の八時だ。
これはもう熱帯のスコールでは?
兵庫や京都では大雨警報が出ていたが、
大阪では出ていない。
あの雨よりずっとひどい雨が降ったんだなぁ。
亡くなった方のご冥福をお祈りします。