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赦されざるもの このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-08-22 大人も見るアニメだから恥かしいんだぜ(声:羽佐間道夫)

[][]ブラック・ジャック OVA 1話「流氷、キマイラの男」

●「海・水」の見せ方が兎に角豊富。人物たちの「主観的セカイ」(ID:mattune)が「海・水」に重なっていく様は観ていてゾクゾクする。キマイラ病は水を飲んでも力石病。出崎作品における「水」はL.C.Lみたいなものなので、飲んだり触れたりすると何かに浸食されて死に至る病、そしてw

○BJ先生が「おまえとわし」のキマイラ病もといセカイ系患者:クロスワードを治すはめになったと思いきや、島の原住民のほうがセカイ系の病理(アンチ・セカイ系的な意味で)が進んでおり、クロスワードのおっさんが身を呈して島のセカイ系病理を顕在化しようとしていたという構成が面白い。島出身の女医がキマイラ病と戦う決意を固めた様を、BJが偶然観ているかもしれない感じのモニター主観で捉えて締めるところも良い。

[][]ブラック・ジャック OVA 2話「葬列遊戯」

●出崎の「花」は夢に強烈に作用するので、あな恐ろしや。冒頭の氷柱や麻薬サボテン、時計の針を強調しといてBJ先生の変態紳士キス(禁煙フレッシュ)を正当化しているのですね、わかります

○BJ先生の「絶望や死を超えたブラック・ボックス」の大半は「ロリコン王に俺はなる」という夢で出来てるに違いない!!

[][]ブラック・ジャック OVA 3話「マリア達の勲章」

●初期三部作フィナーレ、ロリコン王の帰還。国と国との間の衝突には無力だが童貞を守りきるBJ大先生…

○出崎版『BJ』は「伝奇物」、そして「医療(外科)と戦争(冷戦後)」の二つの側面がある。小島秀夫はMGSシリーズの「監督作」に『BJ』のエッセンス(キャスティング・表現・ロケーション等)をかなり盛り込んでいるが、『BJ』の「医療(外科)と戦争(冷戦後)」のエモーショナルな描写が、「宇宙開拓後の被爆医療社会」をアニメパートを駆使して『ポリスノーツ』(1994年)を作った小島にとって指標となったからなのだろうか。

[][]ブラック・ジャック OVA 4話「拒食、ふたりの黒い医者

●OPが4話からリニューアル。BJの母の話はOVAの制作が当初の13話だったらやっていたのかもしれない。オートバイに乗る背中がカッコよすぎるドクター・キリコはBJと違って大人だなぁ。BJは案外若くて、キリコは10以上も年が離れているんだろう。

○ラスト、映画でのミシェルの挙式シーンで寝入っているBJ先生はロリコン王らしい態度であった。細菌兵器の捨て場を爆破したのは別に美少女のためじゃないんだぞ。BJの法外な医療費の一部はピノコの身体を12〜13の美少女にバージョンアップするために使われていると個人的には思っているw