今年最後の園藝作業

 氣温は低かつたものゝ風も無く穩やかに晴れたので、近所(自轉車にて6〜7分ほど)の
ホームセンターに出向き、赤玉土腐葉土を購入。21日に菅原多喜夫さんから届いた珍しい
球根と苗を鉢に植ゑ込む作業に取りかゝりました。
 まづ姫浦島草(ヒメウラシマサウ)、別に植ゑ替へが必要な浦島草があつたので其れと
同じ鉢に。どちらも里芋科天南星(テンナンシヤウ)屬で近似種に蝮草(マムシグサ)や
雪餅草(ユキモチサウ)、武藏鐙(ムサシアブミ)などがあります。
 敦盛草(アツモリサウ)は根を包んでゐた水苔を外さずに其のまゝ植ゑつけました。
此の蘭によく似たものに熊谷草(くまがいさう)があり、此の二つの和名は源平合戰の
平敦盛(平家の公達)と熊谷直實(源氏方の武将)の逸話を踏まへたもので、彼らの母衣
(ほろ)を見立てたものとされてゐます。
 ついでに數種の透かし百合も大鉢にまとめて植ゑ替へて今年最後の園藝作業を終了。

《參考畫像》築地明石町時代に撮影
 浦島草と蝮草

 舞鶴天南星

 武藏鐙