2010/04/21(Wed)
「小さなチーム、大きな仕事」を読んだ
REWORK の邦訳。 DHH や basecamp や campfire で有名な 37signals のビジネス本。本屋に在庫があったので買ってみた。ハヤカワ新書というのがあるんだね。
内容はウェブでわりとよく見かける「仕事をポジティブに!」みたいなのが多い。この手の話題が好きでフィードをいろいろ読んでる人ならたいてい一度ならず読んだ覚えがあるような話で、正直あまり目新しくはない。もちろん、フィードジャンキー(というほどじゃないけど俺は)ではない人にとっては勇気づけられる内容だろう。全般とおしてポジティブな内容なので、変な自己啓発にはまるよりはお手軽にモチベーションアップがはかれるかもしれない。安いし薄いし。
個人的に一番読んで良かったのは、顧客に対する態度などの話題で、曰く「すぐに返事をしろ」「個人として誠実に接しろ」「チームの全員が顧客の声に直接触れるべき(開発者をカスタマーサポートから遠ざけるな)」とか。これは俺も実体験から、その通りだと思う。今の仕事はまさに小さいチームで取り組んでいるので、日々送られてくるお問い合わせにみんなで手分けして返信している。俺はその仕事にとてもやりがいを感じてる。感謝されたりしなくても、俺が手を動かしたことが誰かの役に立っているって実感できるのがとても嬉しい。自分でお問い合わせの内容を読んで、何が問題なのか考えたり、問題を解決したりして、やったことがちゃんと伝わるように考えながら返事を書く。それってすごく刺激的だ。少なくとも俺にはね。ちょっと大げさかもしれないけど、それだけでも転職して良かったんじゃないかって気がする。もちろんもっと他にも良かったことはあるんだけど、それは「情熱プログラマー」を読み終わったときにでも書きます。
あと本の装丁がちょっといい感じで、これは手にとって他の新書と比べるとなんとなくわかるけど、本を開きやすいように作ってあるらしい(本のおしりのほうのレーベル説明文に書いてあった)。横幅が少し広いんだとか。これが結構気持ちよくて、物理的に読みやすい本だった。これを経験すると、そういえば新書って開きにくかったよなと思う。モノとして良い感じがしたので、別の本も買ってみたいなと思った。
小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則 (ハヤカワ新書juice)
- 作者: ジェイソン・フリード,デイヴィッド・ハイネマイヤーハンソン
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/02/25
- メディア: 単行本
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絶食日記七日目 (病院へ行った)
エレンタール2包(コレ書いたあとでもう1包飲むかも)、にゅうめん、ポタージュスープ、あと朝バナナのまがい物ゼリー。なんだかガスがよくたまる日だった。お腹の痛みはない。
今日は地元のちょっと大きな総合病院へ診察に行った。主治医がもと勤めていたところで(いまはその病院から数百メートルのところで開業してる)、県下の大学病院の先生が週一で来てるのでその枠に。大学病院の先生(見た目は雨上がり決死隊の蛍原に、声はオードリー若林に似てる、ので以後漫才先生と呼ぶ)には過去にも何度か診察してもらってて、彼のホームグラウンドである大学病院に入院したこともある(レミケード導入時)。
まず最初に聞かれたのが「いまエレンタール飲んでもらってるみたいだけど、(便は)通ってる?」で、通ってますと答えたらだいたい大方針は決まったようだった(というか元々決まっていて変更しないという判断が下ったというべきなのか)。エレンタール飲んで、(あんまり)食べないようにしてれば通過障害は起こらないようなので、それとプラスしてレミケードの間隔を短くしていって炎症をコントロールし、ある程度収まったところでカメラを入れてバルーンでの拡張を試みる、というもの。レミケード導入後数ヶ月の時点で一回大腸カメラは入れていて、そのときは狭窄がきつくて奥まで入らず、もう少しレミケード続けて様子をみましょう、で中断していた。
カメラがどうにか入って拡張ができそうなら、何回かにわけて広げていく。もしそれも無理そうならやっぱり手術に踏み切ることになりそうだが、漫才先生の考えではそれは最後の手段という認識のようで、出来るだけ切らないでどうにかしようという方針のようだ。患者としてはまぁ、ありがたいのかな。バンバン切りましょう、というのよりは助かる。切ったら元には戻せないし。
今週土曜に注腸の検査をする。ふつうはおしりからバリウムを入れてレントゲンをとるのだけど、俺の場合大腸がかなり狭くなってるのでバリウムをいれたら固まって腸閉塞をおこすおそれがある。だから、ガストロなんとかという方式の、バリウムを使わないやつでいくそうだ。たぶん前に川越でやったことがある、造影剤の薬を口から飲むやつだと思う。あと筋肉注射はするかもしれない。腸の動きを止めるためにやるのだけど、あれは毎度毎度痛くてなぁ。でも一過性のものだしもう慣れた。
来週水曜にまた通院して、検査結果も出てるのでそこで今後の治療について話を聞くことになる。S状結腸のところに狭窄があるかどうかで、手術をした場合の対応がかわってくるそうで、狭窄がなければそこだけ残して大腸を全部切り、小腸と残りの部分を繋ぐ。するとストーマ(人工肛門)をつけなくてもよいらしい。S状結腸にも狭窄があると残念ながらそこを残してつなぐことができず、直腸のあたりまで全部切ってしまって(大腸全摘)おしりの穴のすぐ奥を縫って閉鎖してしまう。そして小腸のおわりからストーマにつないで、横っ腹にちっちゃいビニール袋をぶらさげる生活になるようだ。ストーマは夜中の交換で何度も起きるはめになるとか、 QOL (Quality of Life ストレスなく生活できてるかどうか) がけっこう下がってしまいそうなので、できれば避けたいものだが、果たして。一年前にカメラ入れたときは、S状結腸のあたりですでにカメラが進められないくらい狭窄してて断念したような覚えがある。だから結構不安だ。
にゅうめん食べて一時間くらいたつけど、お腹は痛くならないし張った感じもしない。やっぱり細い麺でじゅうぶんにやわらかければとおるのかな。あと、今日採血したら CRP (炎症反応の数値) がなんと 0.65 とかだった。驚異的に少ない。レミケード四週目とかですら 1.3 くらいあったのに。要するに俺の腸はもはやふつうに食い物が入ってくるだけで炎症をおこしてしまうということか。クローン病患者らしく、エレンタール中心できっちり食事制限した真面目な生活を送っていれば、だましだましであと10年くらいいけちゃうのかもしれない。でもたまには外で洋食のひとつも食いたくなっちゃうんだよな。まったく難儀な身体だ。
