走れ小心者 ARMADA はてなブログ版

克森淳のブログ。特にテーマもなくゆるゆると。

メディアの影響とか考えた

 ツイッターの我がタイムラインで、週刊少年ジャンプのあるマンガのエロシーン……への抗議が物議をかもしていた。別に少年誌でのエロシーンくらいいいじゃねえかと言えばそれまでだが、オレなりに思ったよしなしことを書き綴ってみる。

 この件で思い出したのが、かつてジャンプで連載されていた小林よしのりの『東大一直線』のあるエピソード。レギュラー登場人物のひとり「漫画狂太」が自販機でジャンプを買おうとしたら、あるオバハンにエロ本買おうとしていたと思われ誰何される。そのオバハン、子どもは性的な事を知らなくてもいい、知る必要もないと言い、「子供は勉強だけしていればいい! 一流大学に入る事だけ考えていればいい!」とまで喚き出す。それを聞いた主人公の東大通、「確かにこのババアの言うとおり!」と言い出す……。最初に言ったあるマンガにケチをつけた人物と、このオバハンが大して違わないように見えるのは、オレだけだろうか? 40年以上も前にこう言うネタが出ていながら、事態があまり良くなっていないのなら、メディアの影響なんて大した事ないのでは? さらに、ビートたけしフランク・ザッパを引き合いに出してもいいのだが、メディアの影響が大した事ないとしても、彼らのエピソードだけに頼って反論してもねえ……。

 そしてこれは我がタイムラインに出た事のウケウリだが、メディアの影響に劣るくらい、目の前の現実の影響は弱いのだろうか? エロシーンが現実にやればセクハラものだと言うのなら、それを教えるのが大人の役目ってもんだろうに。何故性的な事柄になると、「見ざる言わざる聞かざる」を強いて、現実に問題にぶつかった者を見捨てるような事がまかり通るのか? オレも性的な話題が家庭の中でしづらい空気により性への嫌悪感が芽生え、それでのちに「姦淫するべからず」な宗教に引っかかってしまったようなものだし。正直そんな事を繰り返しても、誰も幸せにならないよ! と、思うのだが、オレが何を言っても、たぶん耳を貸す者はいないだろう。実際、オレのツイッターでの発言は、ほとんど顧みられなかったし。それでも書きたいから書いたけどね……。