a_sue’s diary

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2015年02月01日のツイート

『風雲児たち 1巻 (SPコミックス) [Kindle版]』 みなもと太郎 リイド社

昨夜Kindle版のマンガをいろいろチェックしてたら0円だった。
風雲児たち」は、友達のおすすめで2000年11月に1巻だけ買って読んだのだけど、続きを読まないままこないだ処分しちゃったんだよな。みなもと太郎は好きな漫画家なのだけど。
というわけで、せっかくなのでポチッとして読んでたら、これって前買ったのと違うのね。
前買ったのは希望コミックスの新書版だったが、このKindle版がベースにしてるのはリイド社から出たワイド版か。

風雲児たち (1) (SPコミックス)

風雲児たち (1) (SPコミックス)

ページ数からいって、新書版の第1巻は第六章の関ヶ原が終わるところまで。このワイド版はその先の西軍だった各藩のその後まで収録されている。
そうだったのか。
急に面白くなっちゃいましたよ。SPコミックスは全20巻か。
風雲児たち全20巻 完結セット (SPコミックス)

風雲児たち全20巻 完結セット (SPコミックス)

Kindle版が500円/巻なので、気が向いたときにぼちぼちと。

『風雲児たち 幕末編 1巻 (SPコミックス) [Kindle版]』 みなもと太郎 リイド社

これも0円だったのである。
というか、幕末がこの物語本来の舞台だよね?
幕末というと、僕にとって年間通して見た最後の大河ドラマ獅子の時代」なのである。といいながら思い出した場面をよく考えたら「花神」の方が印象深いか。この本でも村田蔵六(のちの大村益次郎である)が出たとたんにわかったし。
いやいやいや、水戸と薩摩と長州が面白い。
この先も読みたいが、せっかくならここに至る話を先に読むべきか。
ともあれ、楽しみがひとつできた。

風雲児たち 幕末編 1巻

風雲児たち 幕末編 1巻

『夜にかかる虹 下』 平井和正 リム出版

上巻のあと着手。ハードカバーなので持ち歩かずに家で2週間。
下巻は、基本的に変質後。いきなり「狼通信」打ち切りのお知らせから始まってるし。
それでも読んでいて意外に変わってないことに驚く部分もある。ケンカ屋の部分は影を潜めているが、自分の規律を守って行動しているところとかは変わってないような。
言霊って、結構前から言ってたような気がするけど、変質後なんだっけ?
同じ言霊使いの小説家、佐々木君紀氏との対談が載ってて、知らない人なので検索すると、90年代に何作か書いたあと本が出てないみたい。ちょっと興味が出たが、まあいいか。
めぞん一刻」と出会ってウルフガイが再開したあたりの話は読んでいたが、その後五代が経験したころに書かれた未公開の文章が載っていて、めぞんは「坂の途中」がピークで、あとは引き延ばしてただけのような話で、こないだ読み返したときにうんざりしたのはやっぱその先のあたりかな。
この本が出たのは1990年なのだけど、すでに若い読者が減って出版界は大変な状況になる話が書かれてる。割と早い時期にそういうのを感じてたのね。中高生のころにウルフガイの洗礼を受けるのは、ある層にとって当然のことだったのだけど、その層の人口が減ったということか。
巻末に、収録されてる文章の解説を佐々木君紀氏が書いてて、著作リストがある。1990年までだけど。
幻魔大戦の小説には着いていけなかったが、平井和正は少なくともその前期の作品群にかなりの影響を受けたのは間違いない。
ありがとうございました。

夜にかかる虹〈下〉

夜にかかる虹〈下〉