ケンジゲンキニッキ

2006-12-31 (Sun)

さすがに師走は忙しい。

この一週間を振り返るだけでも、

カークン>ギター教室>吉澤先生>カークン>次作打ち合わせ>各種清算>

永六輔>カークン>カークン>ピタゴラ>買い出し>楽器引き取り>

姪がダンス甲子園に!>予防注射大掃除

ってな感じだ。

サロンで生音で笛を吹いていたかと思えば、

火柱があがるステージマーシャルをかき鳴らし、

また次の日は紀伊國屋ホール演芸舞台に立ったりと、

切り替えが大変なんだけども、

ちょっとしたスーパーマン気分というか、

楽しかった。


今年1年をあえて総括するなら、

アレンジをがんばった年ってことになるかなあ。


■「びんちょうタン」のCDで久しぶりに歌もののアレンジをした。

相模大野ワークショップ用にペンタトニックで曲を作り、

適度な難易度のハモを付けた。

■「ウクレレ栗コーダー」用に「ボヘミアン・ラプソディ」を笛とウクレレで完コピした。

■ダンダンブエノの舞台音楽アレンジや役者の皆さんが生演奏するためのアレンジ、演奏指導をした。

■「栗コーダークリスマスII」用にオリジナル曲をリアレンジした。

賛美歌もちょっとアレンジした。

ケミストリーの曲をリミックスした。

■「ウクレレモーツァルト」用にウクレレのみでモーツァルトを7曲カバーした。

竹中直人さんの舞台用にフィッシュマンズの曲を数曲アレンジした。

ギター教室用にクリスマスキャロルギターアレンジした。


これに対し作曲は、

加藤久仁生監督「R」の音楽と、

1月3日放送予定の旅番組銀座OL世界をゆく」の音楽のみ。

来年はもっと作曲仕事も増えるといいなあ。


では、みなさん、よいお年を。

来年もよろしくです。

2006-11-08 (Wed)

前厄なんですけど、厄除けの護摩が効いているのか、

ここんとこすこぶる調子よいです。いろいろと。

風邪はもう半月も治ってないですけど、

仕事はまあまあ充実しているし、

健康診断では全ての検査結果が平均値ど真ん中。

ありがたいことです。

日々、感謝の気持ちを忘れずに過ごしてまーす。


栗コーダーカルテットにはここ数ヶ月とくに追い風が吹いている模様。

7月に出した「ウクレレ栗コーダー」は15000枚突破ですと。

事務所もない中央線インストミュージシャンにとっては

驚くべき数字。

ウチで4人で一発録りした、しかもラフミックスのままのような曲

ダース・ベイダーテーマなんかとくに)が

全国のお茶の間に浸透しているんだから不思議なもんだ。

バラエティドラマ勝手に使われるのもありがたいけど、

ミュージックステーションでは3週連続で取り上げてもらえたし、

ラジオジョン・カビラさんにも「最高ナンデス!」なんて言ってもらえたし、

いろんなホールに呼んでもらってライブをしているけれど、

ロビーではCDが飛ぶように売れ、もうね、ウハウハです。なんつて。

ウクレレ栗コーダー


ケミストリーリミックスもやりましたよ。

ちょっとワイドショーでも話題になってた槇原敬之作詞作曲

「約束の場所」という曲。

ケミストリー二人の歌とマッキーコーラス以外は

栗コーダー4人のいつもの音に差し替えています。

圧の高い歌とのバランスがなかなか新鮮。

今出ている「遠影」というシングルカップリングです。

遠影 feat.John Legend (初回限定盤)(DVD付)


そして今日は「栗コーダークリスマスII」の発売日。

関連アイテムこそ50枚以上あるけれど、

オリジナルアルバムというと4枚そこらしかない栗コーダー

2枚目のクリスマスアルバムですからね、

かなりな確率です。

ウクレレ栗コーダー」とは内容的に正反対気味だけど、

これが出ることで今年の栗コーダーバランスがとれたって感じかなあ。

暖めてきた自信作の自作曲「スノーライト」「しろいおひげのおじいさん」も

入っているので、こればっかりは、どうか、ひとつよろしくー。

栗コーダーのクリスマスII~the Holly & the Ivy~


6月のダンダンブエノに続いて

12月には竹中直人さんの舞台も。

稽古は昨日はじまったばかりだけど、

また役者の皆さんに楽器指導することになるのかなあ。

http://www.granship.or.jp/event/2006/1228.html


そんでもって、ここ2ヶ月は「ウクレレモーツァルト

に取り組んでました。

近藤研二がウクレレのみでアルバム半分の7曲を演奏しています。

もうすっかりウクレレづいているのです。

雑誌だ、PVだ、話題があるので詳細は月末くらいに改めて。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000K2VG4C/sr=8-1/qid=1162981970/ref=sr_1_1/250-8373133-7885064?ie=UTF8&s=music


あと、ワッツタワーズスパークスのオープニングアクトをやったり、

フェス野音大阪ドームで演奏したりと、

いろいろ面白いことがたくさんあったのだけど、割愛です。

では、またー。

2006-08-03 (Thu)

誕生日


きりのいい歳になってしまったので、なにかコメントしなきゃと思いつつ

1日に発行された「月刊笛仙人」への寄稿が適当な文章なので、

ここに転載させてもらおうっと。

この「月刊笛仙人」というメールマガジン

栗コーダーまわりの情報が正確に、且つ必要以上にどうでもいいことまで

載ってたりするので、面白いですよ。

登録は下記から。

http://www.kuricorder.com/huesennininfo.shtml


以下、「月刊笛仙人2006年08月号 2006.08.01(NO.057) より


メールバンニュートの口使い  近藤研二


先月のポーランド行きは、なんと出発二日前になって

突然キャンセルになってしまった。

旅のしおりを見ながら荷物の準備も始めていたのになー。


そんなわけで一週間近くぽっかり予定が空いてしまったので、

前からやろうと思っていた自分の作品集を作ってみた。


残念ながらソロアルバムってわけではなく、

既に何らかしらの形で世に出た自作曲を

それなりに聴きやすいように並べてみただけのもの

(よって、NOT FOR SALE)だけど、

そこそこ世界観みたいなものは出ているような気がする。


自分はひょっとしたら割と器用にいろんな曲が作れるのかも

なんて思った時期もあったけど、こうやって編集してみると、

やっぱり自分のカラーというのがどうしようもなくあることに気づく。

ま、自分が聴きたいものを好きにセレクトしているから

当たり前といえば当たり前だけど。


そうそう、もうすぐ40なので(えー、オレが40歳!?)

節目にっていう思いもあり、名刺も持ってないので

名刺代わりにっていうのもあって、

限定40枚CDRに焼いたわけです。

飛騨職人さん(飛騨じゃないけど)の手焼きCDです。

あ、分かりづらい。


……


先日の「ウクレレ栗コーダー」発売記念ライブ

おかげさまで大盛況でした。

ご来場の皆さん、本当にありがとー!


すっかり吉祥寺ミュージシャンになっていた栗コーダーだけど

たまに渋谷なんかの都心でやるのはいいですね。

東横線玉川線方面、つまり神奈川のお客さんも多かったみたいだし、

業界関係者も気軽に足を運んでくれるし、

久しぶりの晴れ舞台って感じだったなー。

気合いも入った。


実は旅のドタキャンで出来た時間でもうひとつしたことがあって、

それがこの発売記念ライブの準備、なんです。


ライブ前にライブの準備って当たり前じゃん」と

お思いの読者諸君もいると思いますが、実はそうでもなくて、

キャリア12年ともなるとぶっつけ本番のライブも少なくない。

そんな中、今回は5回もスタジオに入ったし、

演奏以外の周辺の準備にも久しぶりに気を配った。

例えばそのひとつが開演前のBGM作成。

栗コーダーウクレレカバーした曲のオリジナル音源


リスト参照:http://www.kuricorder.com/member/kon/?20060726#id106


暇だっていうのは財産ですね。

考えてみたら20代の頃はこういう演奏周辺の事ばかりに

力を注いでいたなあ。そして我流演出家でもあった。

今回は久しぶりにそういう自分の側面を解禁してみた。


開演前

ステージ暗転

オリジナル盤のやる気のあるダース・ベイダーテーマ

が高々と鳴り響く中、メンバー登場

全員、麦わら帽子をかぶり、片手には懐中電灯を持って、

恐る恐る暗いステージや客席を照らしている

(さながらドリフの「8時だよ!全員集合」の

コントのオープニングのようだ)

夏休み昆虫採集を楽しんでいる間に

森にでも迷いこんでしまったのだろうか、

辺りは暗い

そこに4本のウクレレを発見、

懐中電灯の光にウクレレが浮き上がる

ウクレレを手にとり音を鳴らしてみる4人

しばし迷子になっていることも忘れ、楽しい宴がはじまる

闇が明けると、いつの間にかそこは海水浴場になっている


…なんて感じ…


この内、半分は「役者じゃないから」とメンバー却下されたが

ま、こういうことを考えること自体が楽しいわけなので、

それはそれで全くよい。

実際、自分がこれをやるとなるとちょっとしたハードルである。


実はこのBGMから本編へ移る段取りは、

先日のダンダンブエノの公演「トリデ〜砦〜」へのオマージュ

という思いも自分の中にはあったようだ。


BGMが時間制御されていてそのまま本編へ繋がっていく

というのは完全にインスパイアされてます。パクりです。

(「トリデ」のその演出はもっと手が込んでいたけど)。


で、あの一流の役者の皆さんが本職である芝居をしつつ、

あれだけ素敵な演奏もやってのけたのだから、

今度は我々が演奏しつつ芝居をやってのける番ではないか、

そんな勝手テーマが自分の中で広がっていたのかもしれない。


ミュージシャンだから全てを音で表現する、

言葉は少なく、変な飾り立てもしない、

という信念はずっと自分の中にあって、

とくに30代以降はそれに徹して来たような気もするのだけど、

その一方で、自分が究極の部分で求めているのは

単純に、その場にいるより多くの人と共振できること、かもしれないので、

そのためにエンターテイメントとして自分に出来ることは

可能なかぎりやっていきたい、そんな思いもあるんですよね。


結局、こうやって細かいことを考えすぎているから

一流のプレイヤーにもなれないし、

一流の商売人にもなれない、ということは

随分前から気づいてはいるのだけど。


さて、40代、どうなっていくんだろうか、自分。


おー、話、長くなってるなー。


最後に、

この開演前BGMを作っている時にふと思い出したのだけど、

自分が自意識の中で最初に感動した音楽

それが「カントリー・ロード」だったという記憶

30年くらい前の身体のどこかに刻まれていた。

2006-07-06 (Thu)

2ヶ月ぶりのまとめ書き。


■「ウクレレ栗コーダー」発売

ラジオなど

■男はソレを我慢できない

■ダンダンブエノ Go!Go!公演「トリデ〜砦〜」

■渡欧


■「ウクレレ栗コーダー」発売

昨日、発売日でしたね。

そこそこに売れているようです。

ただ相変わらず雑誌の取材とかほとんどないですね。

ま、取材は嫌いだからいいんだけど、

レコ評くらい出るとうれしいんだけどなあ。

前から言っているけど、

栗コーダーってジャンルが分かりづらいというか、

どこのカテゴリーで紹介すればいいのか難しいんだよな、多分。

クラシックでもないし、ロックでもない。

ヒーリングでは決してないし、かと言って、

脱力系、なごみ系というのともちょっと違う。

けっこう気合い入っちゃってるし。

お洒落モノ、雰囲気モノな要素も乏しい。

トラッドというか伝承音楽な側面は一部あるけど、

どこかの地方に特化しているわけではないので、

フレンチとかブリティッシュみたいなコーナーにも入れづらい。

劇伴仕事が多いだけにサントラコーナーには割と馴染むのだけど、

サントラじゃないからにはそのコーナーに並べるわけにもいけない。

今回のアルバムなんてまさに節操ない。

昨日、清水ミチコさんにサンプル盤渡したら、曲目を見て、

レコード会社に魂売ってませんか?」って言われてしまった。

確かにこれだけベタな選曲で挑んだからには、

「え、ボヘミアン・ラプソディやってんの〜!?」とか、

栗コーダーハイウェイ・スターって全然速くなさそう!」

とかツッコんでもらえないと、

ボケを拾ってもらえない芸人と似たような切なさを味わうことにはなる。


ラジオなど

そういった意味で、昨日出演したJ-WAVEGROOVE LINEみたいに、

ピストン西沢さんにああやって表面的にはおちょくられながらも

拾ってもらえるだけで非常にありがたいわけです。

ある意味、今回のアルバムボケなわけで

ツッコミがあって初めて成立するってところがあるから。

いや、もちろん、まじめに音楽やってるんですよ、みんな。

ボヘミアン・ラプソディ」なんかマジすぎて

ほんとうに音楽になっているか疑問なくらいだし。

そんなわけで今日また、

GROOVE LINEのコーナー「トヨタ・ミックスマシーン」で

ピストンさんが約束通り「ボヘミアン・ラプソディ」の

オリジナル栗Q版をミックスしていじり倒してくれたのも、

これまたとてもうれしかったなあ。

選曲会議の時、口をすべらせて

王道ってとこではクイーンでもやってみますか〜」

なんて言ってしまった甲斐があったってもんです。


あと、今度、同じJ-WAVEジョン・カビラさんの番組で生演奏なんて話もある。

野村辰寿監督による「ハイウェイ・スター」PVも好評のようで

スペースシャワーなんかでもオンエアしてもらえそうだし、

その辺の露出関係の情報インストアライブ含む)はここでは告知しきれないと思うので、

栗コーダーHPなど見て下さい。http://www.kuricorder.com/


■男はソレを我慢できない http://otoko-sore.excite.co.jp/

昨日はラジオのあとそのまま渋谷AX

映画「男はソレを我慢できない」の公開前イベントに行ってきた。

この映画、前にもちらっと書いたが、

男はつらいよ」+「オースティンパワーズ」+「キルビル」みたいな映画

または、下北沢舞台にした寅さん渋谷系グラフィックデザイナー

信藤三雄監督したらこうなりました、というような作品。

純粋映画と呼んでいいのか迷ってしまうくらい斬新な編集がなされた映像作品。

ハイポジ時代、PVで信藤さんにコスプレさせられまくった日々を思い出すなあ。

映画にはミュージシャンがたくさん出演しているので、

昨日はその人達が前夜祭的にライブをやったわけですね。

自分もサントラですご〜く地味な裏方的演奏をしているが、

ライブには客としてしか誘われなかった。

ホフディランが2曲だけ再結成したり、

竹中直人高橋幸宏が二人で流しをやるネタ(昔テレビでやってた)とか、

清水ミチコモノマネ弾き語りメドレーとか、貴重なものが見れて楽しかった。

竹中さんはフィッシュマンズカバーや「さよならCOLOR」をまじめに熱唱してました。


■ダンダンブエノ Go!Go!公演「トリデ〜砦〜」http://www.dandanbueno.com/

以前、坂井真紀さんにギターを教えていると書いたが、

それがこの劇団ダンダンブエノの公演のためのものだったわけでした。

他に酒井敏也さんにピアニカを教えたり、

宮地雅子、ぼくもとさきこ、山西惇永島敏行のお四方に

リコーダーでハモってもらったり、

そこに団長近藤芳正さんが笛やサックスで絡んだりと、

演奏指導、編曲という立場栗コーダーが関わったわけです。

劇中では70〜80年代にMTVラジオで耳にした洋楽曲と

栗コーダーの曲がほどよいバランスで使われていた。

なんか、いいコントラストだったな。

脚本の和久田理人さんが書き下ろした「ミンナでトリデ」という曲を

パンフにおまけでくっつけることになり

いっそう気合いを入れてアレンジさせてもらったのだけど、

栗コーダー風味とショウビズ感(キーワード夜のヒットスタジオ)を

うまくブレンドできたのではないかと自負しとります。

残念ながら東京公演はもう終わってしまって残すは水戸公演のみ。

芝居の中だけにしておくのはもったいないほど、

この役者の方々のバンド、いいグルーブを出してますよ。

お近くの方はお見逃しなく。


■渡欧

来週、大島保克さんのサポートポーランドに行くことに。

http://www.bravefestival.pl/

これ以外に7月上旬にフランスパスカルズ助っ人として)、

7月下旬にやはりフランスマルセイユエキスポでミミフェス出演)

という話があったのだけど、両方、事情でなくなってしまった。残念。

2006-05-08 (Mon)

ウクレレ栗コーダー


ウクレレビートルズ」で1曲

ウクレレレノン」で2曲

ウクレレジブリ」で6曲

ウクレレフォース」で4曲

ウクレレ・エルヴィス」で1曲

ウクレレウルトラマン」で3曲


リコーダーバンドウクレレコンピに参加した回数では

たぶん間違いなくギネス記録保持者の栗コーダーカルテット

今度は「ウクレレ栗コーダー」ですと。

出ます。7月5日に。いつもお世話にのジェネオンさんから。


今日マスタリング終わったのだけど、いい感じじゃないでしょうかねー。

つまりは上記コンピからのベスト新録なんですが、

なかなか豪毅な、いやベタな、

いや普段の活動内容からはあり得ない選曲ですよ。


ウクレレ栗コーダー栗コーダーカルテット

01. アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第一楽章モーツァルト ★

02. 冷たくしないで/エルヴィス・プレスリー

03. 夢の人/ザ・ビートルズ

04. ウルトラセブンの歌/「ウルトラセブン」より

05. Power To The People/ジョン・レノン ■

06. The Luck Of The Irish/ジョン・レノン

07. ハイウェイ・スター /ディープ・パープル ★

08. ボヘミアン・ラプソディ/クイーン ★

09. ガンダーラゴダイゴ ★

10. 帝国マーチダース・ベイダーテーマ)/「スター・ウォーズ」より

11. サイモンの夢/ペンギン・カフェ・オーケストラ ★

12. となりのトトロ /「となりのトトロ」より

13. もののけ姫 /「もののけ姫」より


★はこのアルバム用の新録

■は未発表音源


やー今回もうんざりするほどミーティングしたなー。

メールボックスを勘定してみたらこの2ヶ月で170通、

ウクレレ」でヒットしよるんです。


もちろんミーティングだけじゃなくアレンジと演奏もがんばったですよ。

新録の5曲はどれもかなりイケてると思います。

スター・ウォーズもそうだったけど、やっぱアレンジバンドでやるより

個人で分担制にした方が個性も出るし、エネルギーが凝縮していて好きだなー。

とりあえず自分はウクレレと笛で「ボヘミアン・ラプソディ」完コピ!

に精魂使い果たしたこの数週間でした。


7月25日に渋谷DUOで発売記念ライブを盛大にやらかすので

是非みなさん観に来て下さい。

2006-04-08 (Sat)

栗コーダーカルテット関西方面ツアー中。

ツアー中の方がむしろ時間が作れる。

最近ちょっとだけ早起きなのでなおさらだ。


えー、この空き時間とホテル無線LANを利用して

最近仕事で関わったミュージシャンの方々のことでも書いてみます。


ちょっと前だけど、また折笠さん(折笠富美子)の録音によんでもらった。

今回も上野さん(上野洋子)の全面プロデュース

上野さんはスタジオ手配からギャラの交渉まで全部自分でやっている、

男勝りの真のプロデューサーって感じだ。素晴らしい。

負けじとギターソロバリバリ演奏。


ティアラこうとうホールにて大島さん(大島保克ライブ

「島の歌を聴け!」という命令形イベント

他にハワイアンチームとレゲエチームが出ていた。

大島さんの島歌は聴けば聴くほど浸みてくるなあ。

7月に一緒にポーランド公演って話もあって是非、実現してほしいなあ。


マニュエラ山口くん(山口優)経由で連絡が来て、

宮川弾さんの録音。初対面だと思ったのだけど、

ずーっと前に京浜兄弟社関係でニアミスはしていたらしい。

バンジョーとウクレレで参加。もう曲がすばらしくお洒落!

うまいこと言えないけど、A&M以降のあらゆるお洒落エッセンス

インテリエッセンスがここに詰まっている、って感じでどうだろう。

2曲しか参加してないのだけど、これアルバムが楽しみだなー。


WATTS TOWERSではバンド仲間であるところの

宮崎さん(宮崎貴士)のソロパフォーマンスギターサポートすることに。

本番は23日。栗コーダー対バンなのですな。

既に一度リハしたのだけど、こういう上質のロックを一緒にやれて幸せだなー。

宮崎さんは身体から旋律とグルーブが一体となって出てくる感じがあって

一緒にやっていて非常にやりやすい、というか音を出した瞬間に音楽になる感じがする。

それにモストフェイバリット女性シンガーの1人である

亜矢ちゃん(田中亜矢)もコーラスで参加ってことで、もうウハウハです。


マリアリアの録音。

マリアリアというのは、さねよしいさ子伊藤真澄、お二方が

スピリチュアルな歌を歌うユニットらしい。

ギターで参加した曲ももろ賛美歌だった。

5月にライブも手伝うのだけど、バイオリン太田さん(太田惠資)

と4人編成ということで、うーん、すごそー。楽しみだー。


湯川潮音さんの録音に参加。

若いのに(あ、こんなこと言う自分は年とったってことですな。

正確には、若いんだろうに)、妙に落ち着いていて、

しっかりした歌を歌う人っていう印象。

また来週、もう2曲くらい録音があるようなのでこれまた楽しみだ。


坂井真紀さん他、有名な役者の方々ににギターや笛の指導。

詳細は追って明らかになると思いますが、

あれですね、皆さん素晴らしい集中力と吸収力で、

なんというか一線で活躍している方は努力も惜しまないんだなあ

って感じです。


のんき大将こと川口義之プレゼンツで「のんきな水曜日」。

2年前に続いて加藤さん(加藤千晶久住さん(久住昌之)等と名古屋で共演。

のんきでゆるい仕切りなのは2年前と変わらないけど、

ちょっと違うのは、川口くんが歌をたくさん歌ったこと。

あと個人的には加藤さんの曲にたくさんギターで参加したこと。

加藤さんの曲は聴いていると、のほほーんとしたシンプルでいい曲なのに、

演奏するとなると、これが恐ろしく難しい。

リハ1回だけでこなすにはコードがかっこよすぎて、

もう譜面を追うのに必死になってしまったですよ。

またじっくり曲を噛みくだいてからやらせてもらいたいなー、是非。


久住さんの新曲もこれまた素晴らしい曲ばかり。

自分のアンテナにひっかかったものをそのまま歌にしている感じで

説得力がね、あるんですよね。

久住さんに久しぶりに会うといつもそのストレートさに

自分がくすんで見えるんだよなあ。

コーラスで参加していたGOCCIの歌もすごくよかった。

なんか、最近の若い人(あ、また…)歌うまくね?


もうね、自分の周りには素晴らしいミュージシャンが山のようにいて

そんな方々と一緒に音楽を出来る喜びをヒシヒシと感じながら

謹んで演奏する日々であります。

2006-03-16 (Thu)

R


『或る旅人日記』でお馴染み、加藤久仁生監督

新作アニメーション音楽をまたやらせてもらいました。

タイトルは『R』。

http://aumall.jp/grandopen_cp/au_tsuchiyaanna_edwin.html


au×土屋アンナ×EDWINという組み合わせで、

えーつまり、これらの企業のキャンペーンの一環として

作られたショートアニメーションなんですが、

また加藤ワールド全開ですよ。

音楽は『或る旅人〜』と違って

ちょっとだけノリのいいものになってます。


au動画が見られる携帯電話無料配信ってことらしいです。

自分もauだけど動画見られない機種なので、

まだ完成したやつは見てません。

で、今日から前編が公開されているみたい。

(後編は23日から29日まで。)


DVD(非売品)にしてプレゼントなんてこともやるようなので、

是非アクセスしてゲットしてみて下さい。


あと、感想とか聞かせて下さい。

携帯だとやっぱりベースとかバスクラとかバリサクとか

聴こえないんだろうなあ。

2006-03-15 (Wed)

押入れの奥のリコーダー講座 第2回と本番


初回の講座から2週間あいての2回目。

大人な皆さんのこと、予習復習もできるだろうと、

その間を利用してネット上にオリジナル課題曲の音源

カラオケマイナスワン含む)をさりげなくアップしておいた。

それが功を奏し、参加者40人のほとんどが自分が演奏するパート

予習復習していて随分と曲にも馴染んでくれている様子ではあったけれど、

一応、1回目であたっていなかった間奏パートなどを

30分以上かけて栗原くんに丁寧に指導してもらった。


で、細かい音程のことや現場での変更などあれやこれやして

1曲目を通して演奏。

おー、いい感じ。

リコーダーを大勢で吹くと学童感は容易に出るんだけど、

こう、大人の憂いみたいなものもほどよく出た気がする。


と、時計を見ると1時間半も経っている。

いかん。


関島さんは教員免許を持っているだけあって教え方が上手い。

雑談、余興など脱線した話を交えつつも、

ちゃんとそこで話した内容が後の「アメイジンググレイス」の

アレンジへ全ていかされていくという完璧台本が出来ていた。


その一端をうろ覚えながらここで紹介すると、

「じゃ皆さんが知っているあのコマーシャルソングのメロディ

ちょっと吹いてみましょうか?」

「○。○○○○〜○」

「あ、いいですね。皆さん吹けますね。」

「ニヤリ」

「じゃ、次に〜」

……中略……

「〜ここで何かオブリガートがほしくなりますよね。」

「誰でも簡単に吹けるようなフレーズ…」

「そうだ、さっきのあのフレーズをここに持ってきてみましょう。」

ってな感じだ。

実際に「ニヤリ」と発音していたので、

雑談していたように見せかけて本当にあれは脚本通りだったのだろう。

上手すぎる。

それを残り少ない時間で駆け足でやってもらったのは非常に悪かった。


アレンジものとして今回とりあげた「アメイジンググレイス」は、

曲が現場でアレンジされ徐々に肉付けされていく様、

言わば生きた音楽自由度、柔軟性みたいなものを見て聴いて感じてもらう、

一種のエンタテインメントだったわけですね。

もちろんシンプルに曲を楽しむという目的はありつつ。

常々「ワークショップ」という言葉意味についてミーティング

重ねている栗コーダー

今回の「アメイジンググレイス」のように

実際の現場、仕事場での様子を疑似体験してもらうようなこの企画は、

ただ演奏を習得するだけの講座に比べ、

随分、言葉的にも真意に近いものではないかと思った。

どちらかというと純粋に曲の和声、完成度を追求したオリジナル曲と合わせ、

例えるなら、市場から調理場まで、

いろんな職人の技をかいま見てもらうことが出来たなら

ワークショップ」はひとまず成功と言えるんじゃないだろうか。


さて、その5日後、本番。

栗コーダーカルテットライブ

休憩を挟んだ第2部の冒頭で

ワークショップ受講生を交えた演奏を行った。

1曲目「押入れの奥の宝物」

2曲目「アメイジンググレイス」

すごく緊張した人もいただろうし、

思ったより緊張しなかった人も多かったようだが、

どちらにせよ2曲なのであっという間に終わってしまった、

という印象ではないだろうか。

惜しむらくは、2曲の曲調がちょっと似てしまったのはもったいなかった。

1曲はもうちょっとテンポ感のある曲にしてもよかったかもしれない。

もちろんワールドスタンダードな「アメイジンググレイス」に比べれば

自作した曲はこぢんまりしたものだけれど、キー、スケール、テンポ感、

いろんなものが似ている。

あやうく拍子まで間違えて3拍子でやりそうになった、はい、自分です。


最後のあいさつで「ドイツ語の“学ぶ”と“教える”はほとんど同じ言葉だ。

実際ドイツ方言では“学ぶ者”とは“教師”のことだ。」

というバーンスタイン言葉を紹介したが、

本当にいざ教える立場になると自分自身が学ぶことも多い。

(実際ギター教室を始めてから随分ギターが上手くなった気がする自分。)


それと、こういう機会、不慣れな旅先のような環境下では、

栗コーダーメンバー間の考え方の違いも浮き彫りになる。

いろんな側面で反面教師のように自分のことを振り返ったりもした。


そこで気付いたことのひとつは、

やはり自分は極端にメロディに固執しているということ。

音楽という枠の中でもかなりそうだし、

日々の生活の中でも、相当に

メロディハーモニーというものを信仰している気がする。

逆に言えばそれ以外のものをほとんど信じていない。

ハイポジのしんりんちゃんの歌詞に

「歌だけが残る」というフレーズがあるけれど、

自分も卒業生だからってわけじゃないけれど、

本当に深くそう思う。

(これについてはまた改めて。)


だから、今回のワークショップでも「歌」以外の部分

にはまったく無頓着で無愛想な自分を発見した、

というわけなのでした。


勉強になりました。

次の機会があればまたよろしくです。

2006-02-21 (Tue)

押入れの奥のリコーダー講座


栗コーダーカルテットで笛のワークショップ

グリーンホール相模大野にて。

http://www.hall-net.or.jp/schejule/kouen/2006/green/Gt0310.html


昨年、水戸で行ったワークショップは、

学校で笛を習い始める前の小学1,2年生とその親を対象に、

「はじめのリコーダー」と題し、

言わば子供向けのプログラムだったわけだけど

(1年ほど前の日記に当時のメモがあります)、

今回、再びワークショップをやるにあたり、まず最初に考えたことは、

「じゃ今度は大人を対象にやってみよう。」ということ。


ただそこで問題がひとつ。

古楽などに傾倒した本格的な演奏家の人達が間違って受講しに来たら困る。

とても困る。

栗コーダーメンバーは決して笛の専門家ではないので、

バンドとその音を知っている人であればそういう間違いはしないだろうけど、

リコーダーワークショップという部分だけで申し込まれると、

それこそ、アイフルCMみたいなことが起きかねない。


「押入れの奥のリコーダー講座」というネーミングを考えついた時、

「これならいけそうだ。」と思った。

大人が対象であることと専門家が対象でないことが両方言い表せた。


さて、内容に関して。

前回から引き続き根底にある主旨としは、

「笛をうまく演奏できるようになる」というよりも、

「笛を通じて音楽の楽しさに触れてもらう」みたいな部分。

栗コーダーがやるワークショップとしてはこれも必然的な流れだろう。

プレイヤー指向の人はそれこそプロの演奏家のワークショップを受ければいいわけで。


具体的な内容。

「はじめのリコーダー」では、左手だけを使い、

「ラシ」の2音だけで出来る曲、

「ソラシ」の3音だけで出来る曲、の2曲を作り、

パネルを見ながらコブラ(注1)風なことをやる即興演奏含め

3曲をコンサートで演奏するというものだった。


今回は一度は笛を吹いたことがある大人が対象ということで、

もう少し踏み込んでみたい。


ただここで問題がもう1つ。

受講生が持参するリコーダーにはジャーマン式とバロック式(注2)が混在

しているので、同じ「ドレミファソラシド」を吹くにも指使いが違ってくる。

これは教える側にとっては大変やっかいな問題だ。

どげんしよか?

そこで指使いが最も大きく違うところの「ファ」の音を使わない曲をやる

という方針を先ず立てた。

さらにペンタトニックスケール(注3)という枠を設けるのはどうかという案も。

「ソラシレミ」のGペンタトニックなら「ファ」も出てこないし、

ソプラノリコーダーでちょうど吹きやすいレンジでもある。

ペンタトニックで出来た曲は世の中にたくさんあるし

(人に聞いた話だが、ペンタトニックで作られた曲が

必ずグラミー賞ノミネートされているという説さえ)、

メンバーの関島さん曲にも多いような気がする。

実際ペンタトニックという案を出したのは関島さんだし、

昨年関島さんが「ラシ」だけで作った「はじめてのたこあげ」も

ペンタトニックから3音そぎ落として作った曲じゃないかと推測される。


ただ自分の曲にはペンタトニックの曲は少ない。

昨年作った「ぼくらのソラシ」はある意味ペンタトニック内に

収まってはいるが、それは3音でというのが先ずあってのこと。

ペンタトニックっぽい曲はあっても、

基本的に普段まったく意識して作っていないので、

曲のどこかにハ長調で言うところのファやシ(4,7度)が自然と出て、

ペンタトニックスケールから外れてしまう。


じゃ、この機会にペンタトニックだけで1曲作ってみよう。

そうして作ったのが今回の課題曲にもした「押入れの奥の宝物」という曲。


受講者のリスト(220名応募中の40名だそうだ)を眺めつつ、

音域をどこまで広げるか検討しつつ、

結局2オクターブ目の「ミ」まで踏み込んでみて「レミソラシレミ」で作った。


ペンタトニックだと曲作りのとっかかりがいい分、

スケールが醸し出す東洋的な雰囲気にすぐ飲み込まれそうになるので、

なかなかオリジナリティを出すのが難しいのだけど、

コードの付け方などをそれなりに工夫して

(16小節中半分がノンダイアトニックコード(注4))

そこそこ自分らしい曲になったのではないかと思っている。


おかげでハモりを付けたアルトリコーダーパートには

ペンタトニックスケール外、ダイヤトニックスケール(注5)外の音

もいくつか出てきて、ほどよい難易度になった。

アルトリコーダーを持参してくる人はソプラノの人よりも

多少は腕があるのではないかという読みがあったので、

このことは結果オーライでちょうどよいのではないかと思っている。


あ、曲作りの話になってるな。


それと、もう1曲、

やはりペンタトニックで出来たチョ〜有名なスタンダードナンバー

今回はレッスンできるのが2日間、全部で4時間なので、3回目の本番、

ステージ上で栗コーダーと一緒に演奏してもらうのはこの2曲になりそうだ。

ただ1回目を終え、とてもいい手応えだったので、

ひょっとしたら何かプラスαあるかも。


今回の参加者、下が22歳、上が68歳。平均年齢38歳だそうだ。

自分のおふくろと同じ年齢の人と一緒に音楽をやるなんて、なんだか不思議な気分だ。


祝、よかろうもん。


(注1〜5:検索してみて下さい。)