昨日はめさめさ楽しかったです。

突然こんな書き出しで申し訳ない。
自分的には幼少期は活発な子だったけど、歪んでから根暗であることを知り、
でも、同じ波長や同じ病気を持っている人も一緒にいて楽しめるは楽しめる。(根暗だから明るく努めようとすればするほどあとにダメージが残るのだけどねw でも場を盛り上げようと自制が出来ないくらい明るく振舞わないといられない涙)
ただ、やっぱ普通の女性(って言い方も変だな・・・)の、普通に明るい性格の持ち主と一緒にいることの幸せというものを、身分相応を考えず、感じながら昨日は過ごせた。
(もう)恋人ではないから形式的にはデートっていうのとは多少違うのだろうけどね。


あー。それで思い出したけど今の30代以上の人と僕の年齢以下世代との別れたあとの付き合いにおける割り切り方の違いって確実にあるんだなーって去年知ったよ。
一回別れた人と友達関係でいられるとか、今付き合っている彼氏、彼女さんについての相談をその、元恋人に話せることとかがどうも理解出来ないという人と去年出会って。
30代以上の全ての人が、って訳じゃないんだろうけど、そういう関係が成立するのはいまどきの(僕は除いても)若い子だったら普通なんだと思う。
人間は、きっと世相や世代が変わった段階で、新たな人種に代謝しているのかもしれない。それがもしくは人間の進化、あるいは退化なのかもとか。文明の利器が、さらにそれを促がしているように思えて仕方ない。


っていうか、自分めさめさ女性と同化してしまうらしい。なんか、女性から見て、僕が男性として異性なのは分かりつつ女性同士が話している輪の中に普通にいて不思議じゃないみたいで。
というのはつまり、あまり恋人対象として見られてないというのも20代になって、友達が増えてから気が付いた。
昔から、多少性同一性障害ってほど大袈裟なことじゃないけど女性として産まれたかったっていう強い感情があって、逆に妹は男の子として産まれたかったらしいんだわ。
それに加え、話は少しずれるけど自分は「姉がいたら・・・」っていうのを小学校時分から思っていて、だから今まで深く付き合ってきた女性はみんな年上で。


で、「この人と2人きりになっても安心」みたいな男性なんだと女性から認識されることが多い。それを自覚しつつアセクシャルだから手に負えない苦笑


そういえば、10代半ばにまだ今より華奢だった頃、妹の友達の母親と、僕と一緒に歩いていた母が道端で出会い、談笑している最中、ふと僕を見て「あら、○○ちゃんのお姉さん?」って言われたことがあってショックだった。


とまぁ、そんなことを昨日の夜考えながらなんと5時間も眠れてしまったよ。
今度は確約じゃないけどその女性と海へ行くかもしれない。僕は運転免許持ってないから、彼女(此処では恋人という意ではない)のミニバンで。
つか、明日からまた仕事があるというのを考えるとイヤン。辞めたいと辞めたくないのジレンマが消えぬ。




どうでもいいですよ。

綺麗な地獄に堕ちたい。

あと何回夏を迎えることが出来るのだろう。
先が見えないから面白いんだろ、なんて考え方は臆病な僕には出来ません。



06年8月7日 (Mon)


V.A. / Panic in Detroit(1992 Belgium)



テクノ(やハウス)っていうのは不思議なもので、12"主体のクラブカルチャーにてサイクルが激しい世界であり、その上需要と供給で言えば、アンダーグラウンドな世界にあり、決して多くの枚数がプレスされることもなく、むしろ供給面でDJ 諸氏を困らせたり、さらにはすぐさま風化してしまったかと思えば、例えば同じミニマルテクノでも天と地(天国か地獄)に、と、両極端なまでに長い間愛される楽曲と、ツール、もしくはツール以下の無駄に資源を消費したかのような凡庸な楽曲とにはっきりと分かれる。何かが違う。何が違う?作り手の感性?技術?音の配置?それとも、やはりマシーナリーでエレクトロニクスなものでも人の情緒に訴えかける何か(「ソウル」は結構テクノを語るときに使われるみたいだけど・・・)があるかないか?テクノは常に最前線でなければならない宿命があるようで、でも昔の楽曲で今現在においても古臭くない、もしくは古臭くてもいつまでも輝き、聴くに耐えうる、踊るに耐えうる作品も確実にある。テクノの祖は、一部の妄信者にて、宗教のように崇拝され、ヒストリーを紐解いてはまた最新の音に食らいつく。単純な構成のようで、作り手、そして作り手から一人歩きし、みなに愛される楽曲とそうでない楽曲の違いが生じるのは、ロックやポップスのそれとはまったく違うのだろうけれど、少なくとも言えるのは、「常に革新を必要とするテクノ〜クラブカルチャーにおいても、懐古主義とは別に、オールタイムベスト、もしくはアンセムと呼ばれ、まわし続けられる盤は確実にある」ということ。それを証明する何枚かのうちの一枚がこれ。ベルギーのレーベル、BUZZから、92年に発表された当時〜それ以前の楽曲で構成された、デトロイトテクノの、長らく名盤として語り続けられたコンピレーション盤である。14年前、楽曲に関してはさらにそれ以前のものがあるのだろうけれど、確かに古い。それでも、どう聴いても聴くに耐えられないなんてことが皆無と言っていいほど、このコンピレーションは優れている。先に書いたテクノ(デトロイトテクノ、と書いたほうが適切か)の祖、Juan Atkinsの楽曲も収録したこの作品で、いかに電子音楽の古典(もしくはクラシック)や、全てのクラブミュージックが、決して消費文化としてだけではないということを物語っている。
*新中古(未開封っていったら早いか)で買ったのに、デッドストックだったのか、盤面にノイズを発するだけだけど凹凸があったり、トレースしてもマスターが悪いせいか、盤面のせいか、音のボリュームがかなり絞られてしまっているのが残念。特に、このDun Cartinがこの作品に提供した楽曲が良すぎて・・・。12"の方はレンジもボリュームも申し分なし。
*右は左のLPからの12"カット。